「倭国最大の宗教都市、出雲へ行ってまいりました」
「おお、こっちは9つの国があった九国へ行っていた。何か収穫はあったか?」
「は。出雲大社なる神のための建物を作っておりました」
「また、他の外交官によりますと、住吉大社が阿波の島の向こうに、
伊勢神宮が東の盆地の更に東にありました」
「それで、宗教の求心力はどうだ」
「みな、一様に祈っておりますな」
「しかたない。我らも神域を囲むように作るぞ」
「わかりました。火災対策のため、離して四方八方に封じましょう」
『文化』、『宗教建築』『宗教の拡大』『宗教心理』
『工業』、『鉛』『カルシウム』『アルミニウム』『風車』『電磁石』『てつはう』『投石者』
『窒素』『二酸化炭素』
『科学』、『てこの原理』『フレミングの法則』『メンデルの法則』
『地層研究』
「あらゆるものが我らの血肉になるか」
「どうしたんだ?」
「いや、解剖でわかったんだが、噛み砕いて消化して消化腸から空腸へ25センチのところで、いろんな液体を混ぜられて回腸から、この見えなかった盲腸を上向き横向き下向きに大腸がって、曲状結腸から、直腸に行く。で、糞はいらないのだから、必要なものは消化してから直腸に行くまでだ。
つまりこの消化から回腸までの道腸・回腸と空腸で身体の素を吸い取り、
盲腸から直腸までに水を吸い取っている」
「はあ。そこまでわかったんだったらいいんじゃないか?」
「そうはいかない。この吸い取った素を知りたい。植物のきのみから吸った素が、
どうやって肉になるんだ。というわけで、このなんでも変換できる物体を原始にからめて、元素にした」
『科学』、『消化器官の働き』『栄養の考え』『原子論』
あ、当代が過労でなくなった。次代へ変わったな。
前代は58才。お疲れ様、長生きでした。
今代はどんな人物なんだろうな。
「そーらをじゆーに飛びたいなー」
「はい! 内燃駆動回転翼機!」
『文化』、『空への渇望』
『工業』、『回転翼機』『ガス圧縮』『工業用文字の開発』『パラシュート』
『科学』、『角運動』『トルク』
ついにここまできてしまった。
1気圧より少し圧縮した程度のメタンを、爆発させる小部屋に送って発破。
その勢いでピストンを押す。この力を使って、回転とともに逆回転機構を作って
トルクを抑えている。
「うおおおお!! これが、これが大空! しかし寒いな。あの薄い雲は更に上にあるのか! 呼吸もしにくい。妙に眩しいな。後は風が強いな。む、これが彼らの言っていた上昇気流というやつか!」
「戻ったぞ! やはり気流に流された。まさか内海のような乱れる流れがあるとはな!」
「おお……念の為絹でつくった縄で繋げておいてよかった。やはり乱気流がありましたか!」
「上昇・下降があるのは、屋島で確認済みです。やはり頂上が平らだとやりやすいですな」
「国土地理院の発表ですと、屋島は200Mだそうです」
「うむ。やはり彼らの作った単位は、どこか馴染みやすい。
ちゃんと原本は残しているだろうな?」
「は! 真空状態で保存してあります」
「よろしい」
『文化』、『標本』『帽子』『絹製製品』『染めもの』『通常装飾品』『腕時計』
『おしゃれとしての眼鏡』
『工業』、『真空保存』『気流』『雲より上の世界』『命綱』『安全帽』
腕時計? 今は日時計だけで、時刻があっても秒や分を解決していない。
どうするつもりなんだ?
あ、今代がなくなった。理由は被爆。は!? そんな上空まで行ったのか。
いやいや、この時代でそんな。いや、研究職だからあり得ない長さの紐を作って、
いけるとこまで飛んでもらってパラシュートで降りてきてもらったのか。
やべえな、讃岐の研究者。
「なにもないのに早く亡くなった。理由は不明だが、解剖して構わない。
空を飛べなくなるのは、父も望んでいないだろう」
「は! 神聖なるお体を清めてから」
「原因不明なる。急げ!」
「「「は! 必ずや!」」」
今代はどういう人物だろうか。
「よし、北・東・西は外交官に任せる。我らは南へいくぞ!」
「お待ち下さい」
「どうした?」
「現在、船の上で長期保存できる物品だけで航行実験しております。
しかし、7日間を越えられないのです」
「なんだと!?」
「原因は植物を取れないこと。酸味があるものです」
「少なくとも発酵による酸味ではだめなのです」
「新鮮なものではだめなのか!?」
『文化』、『味覚の定義』『保存食』
『科学』、『長期航行の課題』
「あ、あと何年か……」
「将来、我らが商圏を広げるためにも、長期航行は必須だ。
根気強く、そして何代にもわたって確実に確立せよ。王命だ」
「か、必ず……必ずや達成してみせましょう!!」
「頼んだ。では、中華の先へいくぞ!」
今代は先へ行きたい人のようだ。外洋船に乗って、そのまま陸地から付かず離れずで
7日間を守って航行している。
食料がどうしても厳しいと、どうしても速くなるだけだもんな。
『文化』、『弦楽器』『ギター』『打弦楽器』『木管楽器』『金管楽器』
『工業』、『原始型大砲』『先込型鉄砲』『弾薬』『回転式連弩』『錨』
ここでいう木管楽器は、穴開きで間接的に音階を調整する楽器。
金管楽器は、穴以外で直接音階を調整する楽器のことをさす。
弦楽器は主に、バイオリンや二胡といったもの。
ちなみに、琴はすでに倭国が開発しているので、そこから輸入している。
「論語か。それもいいが、孫子の兵法の始まりを知れてよかった」
「王は本当に中華が大好きですね」
「ああ。かの邪馬台国などがつどった九国地方は、中華の影響を強く受けている韓から
わたってきた者と現地の民が、一蓮托生を掲げ外敵から身を守るためにこさえものだ。
いろいろとあるだろうが、尊敬の念を抱いても文句はあるまい」
『文化』、『輪形時計』
『工業』、『分の概念』『秒の概念』『秒針、分針、時針』
西暦548年。ついに四国全域が、讃岐の民としての自覚をもつようになった。
つまり古の民族としての心を失ったのだ。
また古の民族が大切にしていたあらゆる神聖なものを、神教に吸収したことも影響したんだろう。
多神教信仰しているのが原因とみる。
さて、そろそろ彼らが再び攻めてくる頃合いだ。
知覚で言えば北海道から先の千島列島まで見えている。
どうやってアイヌと交渉したんだろうな。
まあ外交官は設定上、上位の一握りしかなれないからな。
『工業』、『手榴弾』『クラスター爆弾』『対人地雷』
設定上ではあるが、メタンで起爆して火薬や鋭く細い鉄を周囲に撒き散らすらしい。
なるほど。クソみたいに非人道だけど、この時代に人道は関係ないからな。
そもそも強大な国家が近くにあるんだから、恐れるのは当然だろう。
『工業』、『鉄の車』『一次大戦型戦車』『飛行機』『爆撃機』
無限軌道を開発したわけじゃないのに、周囲を鉄で囲っただけの鈍足な箱をそう言うとか。まあ、ゲームだし、表記揺れは仕方ない。
開発した物質で説明文が変わる、非常に奇特なゲームなんだ。
少しの間違いなんて気にするほどじゃない。
「王よ。倭国から使者がきております」
「今我らは人食いの国にきておるのだぞ!?」
「なんでも喫緊のようで」
「外交官はどうした?」
「なんでも、天皇案件だそうです」
「仕方ない。戻ろう」
スクリュー船がなければ、一年以内に戻るとか不可能だったんだよなあ。
さてさて、倭国はすでに茨城周辺まで来ている。
ここらへんから東夷が出てくるらしいが、流石は商売人。土地と人・資源の把握だけしてる。
「我らに下れ」
「なるほど。返答を書いた書簡を書く。使節を送るため、二月ほど待たれよ」
「理由のわからないことを言うな! 手前らの待遇は献金、朝貢にのみ求められる。
全てを差し出し、奴隷になれ」
「ふむ。倭国というのはそんなに野蛮だったか」
「野蛮なのは手前のものらだろう。あらゆる神を冒涜する品々。
我々倭国を陥れ、我らが天皇を侮辱している」
「ふむ。なるほど。お主、物部の手先だな? 蘇我が中華から引き入れるなら、ということかな?」
「なっ、なんのことかわからぬな!」
「下賤だな。礼節を払って倭国の言語で話しているというのに」
「ふざけないでいただきたい」
「仕方ない」
『文化』、『排外主義』『民族主義』『国粋主義』『漬物』
『経済』、『隣国との付き合い方』『武断政治』『商業と金融』『賠償金』『殲滅戦』
『民族間闘争』
『電撃戦』『浸透戦術』
『科学』、『毒殺』『暗殺』『菌床』
あーあ。高圧的な態度によって、排外主義に偏ってしまった。
蘇我は何でも引き入れるため、権力とか求心力の低下を恐れた物部が大昔に攻め入ろうとした讃岐への事由立案を失敗したのを理由に、以前の権力者を追い落とした。
それを逆手に取って、讃岐をなんとか手中に収めようとしたようだ。
使者団は全て毒殺され、倭国からの返事は知らぬ存ぜぬで通した。
また攻め入る場合、相手の戦力を落とすことがなかなか難しいのは、中華で証明されている。
そこで相手に攻めさせることにした。次に大砲や火薬を、経済圏に入っている島々に配置。児島や小豆島に飛行場が配置され、爆撃機を飛ばす準備が整っている。
本来ならばパラシュートに火を当てて、そのまま気球とすべきところだ。
しかし見つかっているのが気体のメタン、連続燃焼させられない少量の油、
一瞬の爆発力である火薬のせいで、内燃機関が進化してしまった。
ちなみに、この爆撃機は木製である。
「いかん。内燃機関が重すぎて、速度を乗せるのに木製じゃ壊れる」
「鉄にするか?」
「今度は内燃機関が持たない」
「鉄の加工とさらなる地下資源を探さないとだめだな」
「よし。倭国は宗教に弱いときく。奴らの信仰している仏教になりすまして、土地の調査を行うぞ」
「ああ」
『経済』、『資源調査』
『工業』、『トロッコ』『汽車』『機関車』『石炭』
『科学』、『液化石炭』
あ、当代なくなった。いろんな物食べていてあたったな、こりゃ。
次代に変わると、すぐにこんな事言い始めた。
「馬だるい! 揺れが少なくて、速く移動したい!」
「ここに内燃機関がございます。これをトロッコの車輪にしますとあら不思議」
「これをつなげると、列に並ぶので列車としましょう」
「よし! 固定された道を敷いて、移動を楽にするぞ! また、内燃機関の力を強めよ!」
「「「は!」」」
『経済』、『列車』『機関車』『自動車』
『工業』、『ネジ』『バネ』『サスペンション』
どこでネジが出てきた?
「あー木だけで組むってのはわかるけどよ。常に風と潮で朽ちる一般家屋くらい、
あるていど手を抜いて良いんじゃね?」
「ならば、一番力を注ぐ結び目を、どうにかして止めようか」
「2つの物質をとめるには、穴を開けて一つの棒でつなげる。これが一般的なもの」
「うごくわぬけるわ、ろくなもんじゃない」
「うーん。そういや、磨製石器の石垣は隙間がないから引っ掛けられないよな。
だったら、隙間を作れば良いのでは?」
「ん? あー、あ? キリであけるついでに溝を掘れば良いのか」
「そうだよ、そうすれば、穴も溝もあけられる!」
「弾丸がまっすぐに飛ばないんだけど」
「じゃあ玉を回せば良いんじゃね?」
「何いってんの」
「竹とんぼとかコマをみろよ。回転してるやつは、その場でとどまろうとする」
「じゃあ、やってみるか?」
『経済』、『ライフリング』『貫通弾』
『工業』、『ネジ入れ工法』
「ほれみろ!」
「なにこの。文字が一つ一つ入ったやつ」
「いや。もじが難解でわかりにくいだろ? だから少し簡単にして、
子どもたちでも遊べるようにしたんだ」
「はえー、文字の分解ってやっていいんすね」
「いやー、王の御子息もむじいって言ってたから」
「じゃあ。漢字と崩し文字、発声文字つくるか。
実際に、外国語と俺等の言葉に当てはまらない謎言語あるからな」
「んじゃそうすっか」
『文化』、『ひらがなの概念』『カタカナの概念』『知育道具』
『科学』、『塗り薬』
あ、石油見つけた。よし、早速支部の建設をしよう。
何、仏教、神道が崇拝されるなら、我ら讃岐の宗教を広めてもいいだろう。
最近は綺麗なガラス細工がよく売れる。
特に金属が細々と入っているガラス細工は、ものすごい人気を誇っている。
また、いちばん人気なのは、ザラス細工の中に特殊な水をいれて
そこにラメというか細かい金属くずをいれてキラキラとたゆたうようにしている商品が人気。
来週以降面接が毎日ぎゅうぎゅう詰めになっているので、更新を無期限停止します。