商売シミュレーター   作:名無しの権左衛門

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~711年

『工業』、『腸内細菌』『日和見菌』『大腸菌』

 

 あ、百済が滅んだ。そろそろ中大兄皇子が戴冠し、白村江の戦いが始まるだろうな。

そして見えてくる元。二倍以上後のことではあるが、怖いものは怖いものである。

奴らが来たらともに戦うのもいいだろう。

 おや、一部の建設を自動にしていたから、あんまり把握していなかったけどなんか

おかしいぞ?

 

 屋島の山頂は天の神が機嫌を損ねないようにする、天鎮社がある。

それの隣に、飛行場がある。

で、そこから飛行機が飛んで、松山まで飛んでいった。

 えーと、いつの間に民間飛行機が確立されていたんだ?

すでにそういう兆しはあったが、見逃していたんだろうか?

 

『経済』、『航空路線』『空輸』『戦略爆撃機』『コンテナ』『貨物船』『貿易旅客船』

     『旅客列車』『貨物列車』『電車』

 

「メタンを熱すると、炭と水素に分解することがわかったぞ!」

「なるほどなるほど。実用化を急げ!」

 

 当代がきのこの種類を間違えて死んだ!

次代はどんな人物なんだろうか。

 

「飯はちゃんと焼け! 調理しろ! なおかつ、おいしい食材でご飯をつくるんだ!」

 

 当代はご飯で経済を支配するつもりらしい。

中華からテンサイを輸入しているし、琉球へ向かった使節団がサトウキビを入手して

品種改良をおこなうらしい。たしか、四国にもキビがあったよな。

 あれと交配して寒さに強いやつにしておくれ。

 

『文化』、『砂糖』『みりん』『味噌』『香辛料』「魚醤」

 

 基本的な調味料が揃ってしまった。

 

「鶏の卵、牛や豚の肉、小麦粉等で固めて鉄板に椿油をひいてやいた、塊焼き肉!」

「それに小麦粉・乳脂肪・残った牛肉・香味野菜・西洋マンドラゴラを入れて熟成したものを用意しました」

「味見したな?」

「もちろんですとも」

「自信作です。ご賞味ください!」

「うーまーいーぞー!」

 

『文化』、『料理教室』『美味という感覚』『食材開拓』『鶏卵』『牛乳』『ワイン』 

     『アルコール』『海洋哺乳類の肉』

 

「世界の美食を学んで参れ。私は西へうまい牛肉を探しに行く!」

 

 いろんな商材を抱えて、西へ旅立っていった。

最近細工がこしらえられたものが人気だ。

仏像やタマムシのなんとか等、侮れない宗教文化が広がっている。

 それと東へ行った隊商が、東夷がすべて併呑された事を報告している。

これでひとまず……。

いや、ちょっとまて、665年になっても戦争してるんだけど。

 

 あ、北海道の函館周辺が併呑された。

 

 まさか、四国の分の経済力を取りに行ったな?

このままだと元に勝てないから。

しかも百済を見殺しにしてる。倭国はこの世界では、白村江の戦いは起こらなかったようだ。

 そのかわり對馬沖で、防衛戦争してる。

 

『工業』、『核物質』

 

「王よ。禁断の鉱物を発見しました」

「報告は聞いている。倭国に黙って向こうで研究するように」

「は!」

 

 人形峠だな。やはり岡山県と鳥取県の県境となる中国山地で、露頭しているのを発見している。

美しい鉱物だったが、外交官の寿命が-99%になってすぐに交代になってしまう。

運営キャパシティがギリギリであるが、なんとかいけるのでここに神教施設を作った。

 

『経済』、『火炎放射』『ナパーム弾』『HEAT弾』

 

「ほお。可燃物もないのに、こんな広範囲に火炎を……」

「やはり危険物ですな。制御に気をつけます」

 

 

『科学』、『絶縁体』『導電率』『絶縁体』『電気系測定機』

 

「やはり生木は電気を通しにくいですね」

「何やっているんだ?」

「加型電子と減型電子という物がありまして、減から加へ流れると判明。

今、電車にどうやって電気を流そうか、素材を調査しているところです」

「ふむ。鉄と水は電気を通すだろう。ケイ素ばかりの石はどうだ?」

「それが砂鉄やカルシウムがふくまれている石はだめです」

「なら、あの黒粘土をつかってみよ。石油の加工失敗作だ」

 

 相良油田の加工しなくていい奴を持ってきているから、変に加工しようとしても

クズになりやすい。だから、その失敗作を使うんだろう。

 

『工業』、『アスファルト』『ゴム』

『科学』、『慣性の法則』『質量保存の法則』『質量とエネルギーの等価性』『四分儀』

『経済』、『用水路』『トラクター』

 

 さて、資金が溜まったので、満濃方面の住民の退去からダムの建築に入るぞ。

総工事費は、現代換算で10億円は吹っ飛ぶ。

やすいと思うだろう? この国の年収2年分なんだよな。

 今は乾季かつ干ばつで水が比較的に少ないから、工事が楽というのはある。

 

「飛鳥寺?」

「法隆寺とも呼ぶようです」

「一本通っているのか。いいな。ちょっと作ってみよう」

「かしこまりました」

 

 670年になってから倭国の方でも、庚午年籍[こうごねんじゃく]というものが誕生。

戸籍管理が発生し、外交官の産業スパイの成功率が少し低下した。

だがそこは商売やハニトラで抜く。いまはもう酒が流通しているし、

度数が高いものもある。

 

『文化』、『氷室』

『工業』、『膨張冷却』『圧縮熱』『冷蔵庫』『気化熱』『空冷エンジン』

『科学』、『ペルチェ効果』

 

「メタンを分離して、炭素と水素に分けます。炭素は酸素で酸化反応させ、

風力発電します。また、その時の反応熱で、メタンを熱します。

二酸化炭素は、特殊研究施設『青々しい木々』に移し酸素を生成しています。

水素は圧縮機で凝縮し……とやりたかったのですが、

現状の科学力では水素を液体に出来ません」

「そこで我々は、水素と炭素の役割を逆にしました」

「二酸化炭素を加圧し、尿等から抽出したアンモニアを第二冷媒として冷却。

二酸化炭素が液体になることが判明しましたので、循環させるようにしました」

「スゴイな。もうそこまでやっているとは」

「は。石油は漏れますと地をはいますが、水素やメタンは大気に散ります。

爆発や静電気は恐ろしくも、安全性でいえば段違いですので

こちらを採用しました」

「すばらしい! よし、もっと発展させたい。何が必要か、あとで資料をよこしてくれ」

「承知しました」

 

 あ、あれ? 二酸化炭素って気体と固体だけなんじゃ……?

えーと、検索っと。

あったあった。5.2気圧以上-56.6度で、液体になるのか。

しかも19世紀。本当にあの時期は、色々と安定していたんだなー。

 

 

「うーん」

「どしたん?」

「いやー、立方体ガラスで思ったんだけど。光って、色んな色があるんだなって」

「そういや、そうやんな」

「だけん、絵の具とはちょいと違うなってな」

「……光から色を抽出してみぃひんか?」

「お、ええなあ!」

 

『工業』:『プリズム』

『化学』:『光の三原色』

『文化』:『クレヨン』『絵画』

 

「みてやみてや~」

「何これ?」

「うちの絵画展のちびっこ、”あんどん”くんやで!」

「お、おお……」

「カワイイ!」

「おかあちゃん! これ、かわええよ!」

「ほんまやなぁ~。どれ、何をやってますの?」

「あんどんを使った芸術やんな。みてってや~」

 

『文化』、『マスコット』『漫画』『光の芸術』『提灯』『行灯』

 

 

「なぜ、あの”あんどん”くんや”かざ(ぐる)ま”くんが人気なのか」

「やはり、想像だけでなく、要素を省くかにあるようだ」

「まあ、人の顔は感情が多いからなあ。絵で表される笑顔は笑顔のまま。

人間なら、その奥の感情も推し量らないと言えない。

なるほど。簡単にしている。略す……簡略化と言ったところか」

「それと、人もそうだね。”あんどん”展は、吹き出しと簡略化した人に紹介させてる」

「人の身体等分をよく見抜いておるよな」

 

『科学』:『頭身』

『文化』:『漫画』『アイキャッチ』

『経済』:『キャラクター商売』

 

 

「いや、凄いな……ふむ」

「どうなさいましたか、王よ」

「この行灯は、それぞれ色を持たせてあんどんくんや情景を表現している。

ならば、使節団が描いた景色を、行灯と色の三原色を使い皆に知らせたい」

「お、王よ……大規模事業になりますぞ」

「まずは光を分離させるガラスを使うか、色を付着させた紙に光を透かすかで

やりようがあるだろう?」

「すぐに着手致します!」

 

『文化』:『大衆芸術』『団体行動』『見世物』『紙芝居』『初期型動画』

 

 

「昨今は店に広く情報を広げる、広告掲示が流行っているよな」

「なー。どこになにがあるかわかるけど、過剰広告や妙に色がきついのがあるのが辛い」

 

『経済』:『広告』

『文化』:『旗』『揚げ浜式塩田』

『科学』:『蒸留水』

 

 

 だめだ。やはり讃岐の方ばかり見ていると、外国の事を放ってしまう。

ただでさえ『企画立案』によって、自動達成されているからいつの間にか、歴史的な出来事をのがしている場合がある。特に今回はTVにつながる技術だった。

しかも讃岐の文化が作られたから、今後地元の祭事に進化するかも知れない。

 そして外国といいつつ日本なんだけど、やはり北海道を併呑していってる。

まだ函館周辺で遅々として進んでいないけれども、スパイによってどれだけ兵士が送り込まれているかわかる。人も東北に定住させているし、本当に取り込む速度が早い。

 

 讃岐も全てを併呑し、正当性が完全無欠となった。

そして内部の拡張性がもうないことがわかっているのか、

すでに神教が南の諸島や諸国に浸透していってる。

 

 お、多神教である利点と科学技術を用いて、相手宗教の矛盾をついてくつがえしやがった。特にマラリアへの対処が、藪蚊への対処と同じで蚊取り線香や蚊帳を使って、

日々を過ごしている。

 

「南へ向かった冒険者たちはどうなっている?」

「は。神教を広げに向かった王の一族は、現地でも多大な影響力を発揮しております」

「では、取り込めそうか」

「徐々に宗教と文化に取り込み、過去を忘れるよう子どもを中心に教育を継続しております」

「よろしい。入植を進めよ」

 

『科学』:『東洋医学』『電子ビーム』『消毒アルコール』

『経済』:『病院』『精神病』『流行り病』『伝染病』『植民』『移民』

『文化』:『文化侵略』『宗教侵略』『改宗』

 

 今回彼らがいつの間にか取得していた『戦略的国家形成』により、近辺よりも遠い場所へ関心を向けていた。

特に海洋進出していくばくか経過している。

それにより、海洋輸送が盛んになり、速さと武装への信頼から海運輸送が活発化している。

 特に中国とインドで活動している。沿岸都市でコミュニティを築き上げた外交集団が、

補給と補修を行いスペインや南米にも影響力を行使し始めた。

 

『科学』:『海流』『スコール』『台風』『竜巻』

 

 さて、侵略度を見てみよう。植民関係の技術を取得すると、土地への人口欄から見れる。

フィリピン・台湾・インドシナ・インドネシア・パプア・ニューギニア・

オーストラリア沿岸部、ニュージーランド・南極大陸の一部。

もう南極大陸に到着してんの!? 外交集団の開拓力は、やはり凄まじいな。

 しかし耐寒性が悪く、毛皮や綿花がなければそれ以上の開拓は不可能だろう。

 

 さて、藤原京の遷都や大宝律令の制定が発生した。

あ、西ゴートも終了した。

 

『科学』:『海図』

 

「軍事機密を知るため、倭国と中国、世界の情報を記してまいります」

「うむ。我らも地元や国へ工作や外交で、君たちの調査を邪魔立てしないようにする。

そちらは頼んだぞ」

「仰せのままに」

 

 あ、唐へ行ったら黄河の氾濫にやられてお亡くなりになった。

ご飯の改良や文化、核や兵器の開発などいろいろあったなあ。

年齢は60才。長生きでございました。

次代はどんな子だろうか。

 

「さて、国の地理も知りたいが、教育によれば讃岐は小さい島と聞く。

ならば、内側の成熟だけでなく、外側にも活路を見出すように」

「は!」

「今からインドへ行くぞ! ガラス製の象を売りに行く!」

 

 特殊な液体が流れていて、振動を与えると色が発生しいろんな色が混じり合う。

そして再び透明になっていく。

きっと化学反応しているんだろうなぁ、と勝手に思ってる。

 

 

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