──『
日本のどこかにある、人ならざるモノ達にとっての最後の楽園。
そんな場所にある時代劇なんかに出てきそうな数世紀程前の集落に近い人里が何やら騒がしい。少し、様子を見るとしよう。
「…だーかーらー!アンタ達がまた何かやらかしたんでしょう!!」
テンプレのような巫女服を着た少女が何者かに対して怒っているようだ。彼女の名は『
「違うよー。霊夢ってば少しでも一緒にいた同居人のことも信じられないのー?」
「まあしょうがないっスよ姫様ー。だってコイツ、泣く妖怪も
「やっぱ暮らしが貧しいと心も貧しくなるのねー。女苑もそう思うでしょ?」
「姉さんが言うのソレ…?まあ確かにその通りだけどねぇー!」
「別に疑うのは構わないが、そんなに言うなら相手になってもいいわよ!!」
「アンタらには聞いてない!そこの半河童や霖之助さんからも何か言ってやってよ!!」
「…ノーコメントで。」「右に同じく。」
「……じゃあ話を変えるわね。あの『バカ2人』はどこに行ったのかしら…?(ゴゴゴ…)」
「あの2人ならあっちの方n…「またゴミ漁りしてるのかテメェら!!」
『あ………』
「いやいや食い逃げだなんてそんなこと人聞きの悪い事言わねえでくだせぇよダンナァ!!オレは腹を空かせた哀れな男で…て言うか、コイツと一緒にすんじゃねえよ!!」
「まあ確かにお腹が空いたからゴミを漁ってたって言うのは事実ですけど…コイツと一緒にされるのはゴメン被りますよ。」
「見ーつーけーたーわーよーーー!!!」
「…ん?一体誰…ってゲェーーー!?チャン巫女ぉーーー!?もしかして『アレ』がバレたのか…ってこうしちゃいられねえ!!逃げるが勝ちだぜ!着いて来いお前らーーー!!(ピューン)あっ、後は任せたぜ『鬼太郎』ーーー!!」
「…オマエ本当に調子いいヨナァ。まあ僕も逃げるけど。んじゃあ俺が殿を務めるからみんなアイツの後を追ってくれ!…『ネズミ男』の言ってた『アレ』って何なんだ……?(カラーンコローン)」
『(はーい・へーい)。(ドタバタ)』
「…あっ!?ちょっと待ちなさいよアンタらーーー!!!」
霊夢に追い回されたのは今、幻想郷でもっとも調子に乗り敵を作りまくっていると言っても過言ではない『ノネット(9人組)』。
『小人族の末裔
『嫌われ者のアマノジャク
『最凶最悪の双子姉妹
『傍若無人な天人くずれ
『香霖堂の店主
『地底暮らしのカッパ 河城 みとり』
そして…外からやって来た2人組のよう、『ビビビのねずみ男』と『ゲゲゲの鬼太郎』。
このデコボコな9人がどのように関わり始め、どのような物語を繰り広げたのか。それを、今から語ろう。
次回はキタネズとしんせいの遭遇、もとい全ての始まりになる回の予定です。