幻想の郷も騒がせるビビビでゲゲゲなノネット共   作:ヨル。

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─前回までのあらすじ─

一触即発、だけど仲良く。


弱者の救世主?下剋上狙いのレジスタンス!! ②

輝針城、その最上階にて……

 

「なるほど…。外の人間共からの依頼を受けて妖怪退治ねぇ…。控えめに言ってクソみてぇな趣味だな!!」

「そ〜だろそ〜だろ!お前もそう思うだろ!!ほんっとコイツはバカの一つ覚えみてぇに『正義の味方』だとかほざいてヨォ……。し・か・も!!報酬を受ける事すら滅多にねぇんだから呆れちまうヨナァ!!」

「別にいいだろそれくらい……。…と言うか、趣味が悪いなんてオマエだけは言われたくないネ。…そして、そっちはそっちでレジスタンスを組んで下剋上を考えてるんだろう?」

「そうだよ!このご先祖様から託された打ち出の小槌で願って出た魔力で…弱いからって虐げられたり大人しかったりする妖怪や妖精達に勇気をあげてるんだ!!」

「んで…。ケケケ…!ねずみ男…だったか?多分だが、お前が私達に襲いかかって来たのも小槌の力ってワケだ。」

ポンッ!「なるほど。」

「納得してんじゃねえよこのバカ!!つーか!お前ですら苦戦するような強敵もオレ様のお陰で何とかなった事だってまあまああったじゃねえかよ!!」

「でもお前のせいで封印が解けたりする事も多いしナァ……。」

「そ…それは茶目っ気ってヤツよ。こんな完璧超人でもミスをするのなんて珍しくねぇさ!」

 

アハハハハ!!

 

あれから30分程経ったが…。4人は激突する事もなく、割と楽しげに会話は弾んでいた。

…その際中にねずみ男がこう言った。

 

「オレ思ったんだけどよぉ…末裔サマは末裔サマ同士だけで話した方が良いんじゃねえの?正邪ちゃ〜ん!オレ達はオレ達で今後を見据えた有意義な会話をしようぜ!!」

「あ?お前何言ってやが…コソコソ(良いから話を合わせな!)

(…わーったよ。)「……それもそうだな。では姫。私共は下に行きますのでごゆっくりして下さい。」

「…?いいけど…。」 「……(ねずみ男のヤツ…。)」

 

そう言い残し、2人は下へ降りていった。

 

─────────

 

「……で。何が目的だ?」

「単刀直入に言うぜ?…オマエ、あの小人ちゃんを上手いこと騙くらかして利用してるだろ?」

「…そうだと言ったら?」

「簡単な話よ〜。…オレにも甘い汁吸わせてくれってだけサネ。」

「その場合の私のメリットは何だ?」

「…オレ様が鬼太公を上手いこと言いくるめてお前に協力させてやるんだよ。バカなガキだが…人間はもちろん、そんじょそこらの妖怪なんて目じゃねえ!んで…何が目的?まあ下剋上なんてバカみてえなマネなんて口だけなんだろぉ?やっぱ金銀財宝とかだったr」

 

「…バカかお前?下剋上はやるに決まってんだろ?」

「……は?オイオイ…。お前まさかアイツらと同じ「なワケねぇだろバーカ!!」

「いいか?私の目的はなあ!この地の…幻想郷のパワーバランスの崩壊だ!!そのために一族郎党纏めて鬼の国に幽閉されてたあのチビを騙して打ち出の小槌を使わせてんだよ!!金銀財宝?んな小綺麗なだけのモン、クソ喰らえだ!!」

 

(…マジかよコイツ……。)

 

ねずみ男は驚いた。この妖怪の言ってることは馬鹿げているどころか狂気すら感じる内容だったが、ウソを吐いてるようには見えなかったからだ。

…妖怪と言うものは本来、本能や欲望のままに行動するもの。彼はそういった妖怪を今までたくさん見て来たし、ねずみ男自身もその1人だ。

確かに天邪鬼は人間に危害を加えて挙げ句の果てに食べようとするし、他の妖怪相手にも困ったり嫌がることをして苦しんだ相手の姿が好きな、言わば愉快犯のような妖怪だ。

だが…それはそこまで大規模なものではない。力関係が崩れる等という大それたことをすれば幻想郷は間違いなく大混乱になるだろう。

 

「な…なんでそんなことすんだよ?」

「なんでって言われてもねぇ…。それが私の生き様みてぇなモンだから、としか。」

(…ヤ、ヤベェなんてモンじゃねぇ!?こんなヤツと一緒にいたらぜってぇ痛い目に遭うに決まってる!!)

「んで…結局の所、私と組むのか?」

「い…いや〜…それはぁその〜……」

 

チュドーン!!

 

ねずみ男が返答に困っていてすぐに、弾のようなモノが飛んで来た。

 

「な…なななな、なんだあ!?」

「まさか…!? チィッ! もうここまで辿り着きやがったってのか!?」

 

「いかにも怪しい輩を発見しましたが…この妖刀のサビにするにしても弱そうですわね。」

「確かに…本当にこんなヤツらが黒幕なのか?なんだか物足りないぜ。」

「アンタらってホント呑気ねぇ…まあいいわ。色々言いたいことはあるけど取り敢えず…そこの容疑者2名!覚悟しておきなさい!!」

 

2人が上を見上げてみると、『()()()」がそこにいた。




次回、この異変に『おいては』主人公のミナサマが登場です。
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