「お誘いありがとうございます」
「おう......。なぁんでオメェもいるんだよ......」
「悪いか?」
ドラコは氷狼竜ルナガロンの狩猟クエストを受けていた。そこに偶然居合わせたクリスティアーネと共に行くことになったのだが、何故かディノも一緒にいた。
クリスティアーネはウルクS装備にクリムゾンゴート
ディノはベリオS装備に飛竜刀【楓】
ドラコはゴシャS装備に蛮炎双剣ロギンクルテ
という装備編成でクエストに挑むことにした。
「お二人とも、参りましょう」
「ああ」
「......クリスのことは素直に聞くのな」
「何か言ったか」
「いーや?なにも」
しばらく歩いていると、瑠璃色の甲殻が特徴的なオオカミのような外見が特徴的の牙竜が現れる。
「あれがルナガロンか」
「ウォォォォン!」
ルナガロンが先制攻撃を仕掛けてきた。
「はっ!」
初撃はクリスティアーネが大剣でガードし防いだ。
「いくぞっ!」
「踊ろうぜ!ロギンクルテ!」
ディノとドラコがいつも喧嘩ばかりとは思えないコンビネーションで攻撃を仕掛ける。
「ドラコ様とディノ様、狩猟の時はチームワークバッチリなのですよね......本当は似た者同士なのかも......」
と、クリスは少し笑っていた。
その時、ルナガロンが立ち上がり、怒りの遠吠えを上げた。
「た、立ち上がりました!?」
「......気をつけろ。攻撃パターンが変化する可能性がある」
ディノの警告通り、ルナガロンは立った姿勢で鋭い爪をこちらに向け、振るってきた。3人はなんとか回避に成功する。
「っ!?」
「あの爪......食らったらタダじゃ済まねえな。おれが注意を引くから、二人は攻撃頼めるか」
「任せろ」
「了解しました!」
「始めるぜ......エンエンク!キミに決めた!」
ドラコはエンエンクを使いルナガロンの注意を引いた。
ドラコが撹乱しているうちに、ディノとクリスティアーネは怒涛の攻めを繰り出す。
その時、何処からか青い気光ブレスが放たれ、クリスティアーネを直撃した。
「きゃあああああっ!?」
「クリス!」
「クリスティアーネ!」
ディノが一歩早くクリスティアーネを救助した。ドラコは苦々しい顔をしつつもディノに言う。
「ディノ!クリス連れて逃げろ!」
「なに!?1人でこの2体を相手するというのか」
「いいこと閃いたんだよ。それに、クリスの命が最優先だ。悔しいがディノに任せたほうがいいと思ってさ」
「......くたばるなよ」
ディノはクリスティアーネを連れて退避した。
「......ガラにもねぇコトしちまった。まいいや」
「グオオオオオオッ!」
「ウォォォォォォン!」
ラージャンとルナガロンがお互い吠えて牽制し合う。ドラコはふと思いつき、ラージャンにそっと忍び寄りグクツチグモを設置して糸を食らわせた。
「うし、操竜!」
気光ブレスを何発か浴びせ昏倒させる。そしてルナガロンに衝突させたあと、今度はルナガロンを操竜し、何度か攻撃してぶつけ、ラージャンにはこやし玉をぶつけた。
ラージャンはその場を立ち去った......。
「お待たせしました!申し訳ありません......!」
「回復完了だ。戦線に復帰する」
クリスティアーネとディノが合流し、ルナガロンを一気に攻め立てた。
無事にルナガロン狩猟を達成したのだった......。
カウンターでクエスト達成の報告をしたあと、ドラコは二人に賞金を渡し、足早に去る。
「......どこに行く」
「2人の時間を邪魔したくなくてねぇ」
「ふえぇ!?ど、ドラコ様!?」
赤面するクリスティアーネに、首をかしげるディノ。そこにドラコが挑発気味に言う。
「クリスの隣、俺も狙ってるからな。ボヤボヤしてると貰ってくぜ」
「......フン、貴様如きにクリスティアーネは任せられん」
「だったら早めに告っとけよ朴念仁。じゃーな」
ドラコは軽く手を振ると、去っていった......。