ミナガルデを訪れていたドラコとビュティ。
偶然出会った同期たちと合流し、ビュティを皆に紹介することを兼ねて色々話していたのだが、卒業試験の話題になっていた。
「......懐かしいですね、卒業試験。」
「私たちの時は少々困った先輩がいまして......」
「余計なことしかせぇへんのや......背中に生肉括り付けてオトリにしてやろうかと思ったで」
「最後はババコンガに跳ね飛ばされて何処か行っちゃったっス!」
「あら......。それで、ドラコさんと合流してババコンガを仕留めたんですね」
「3人がいてくれてよかったよほんとに......」
その後、他の者の話も聞いて、ビュティは興味深そうに相槌を打つ。
「イャンクック亜種にアルセルタス......まだ装備も整っていないのに......皆さん凄いですね」
「ギリギリでしたよ......」
と、アダイトが答える。その後すぐにカグヤが
「ビュティさんのときはどうだったんですかー?」
と訪ねる。ビュティは懐かしむような語り口で話し出す......。
「私のときは......」
..................
私の班は、私と同期が1人、先輩が2人でした。同期は紅葉のような髪色が特徴の男の子でした。
ドスランポスを探していた私たちは、そこで恐暴竜イビルジョーと出くわしてしまったのです
「い、イビルジョー!?」
「聞いてないんだけど!」
「皆、逃げよう」
「気づかれる前に、行きますよ」
イビルジョーが現れ、逃げていたのですが、一人と別れてしまいました。
彼を探そうとしたのですが、2人には「死にに行くようなものだ」と拒否され、仕方なく海岸沿いを進むことにしたのです。
「ギョオオオオオッ!」
そして海岸沿いを進んでいた時にガノトトスと出くわしました。
「うわぁぁぁぁぁぁ!」
「ハンターなるなんて言うんじゃなかったぁぁぁ!」
「ああっ、皆さん!待ってください......どうしましょう」
2人はすっかり心折れたようで逃げ出してしまい、1人でガノトトスの相手をする羽目になってしまいました。
「まあ、討伐したんですけどね」
「......すごい......」
「まず目を矢で射抜いて、その後は突進や水ブレスに注意しながら足を狙って攻撃しました。そして座学でカエルが好物と習っていたので、それを思い出し、事前に拾ってあったボムガスガエルを投げつけて食べさせ爆破してトドメです」
「え、えっぐぅ......!?」
シンが代表して叫ぶ。他のものも概ね同じ感想を抱いていた。
「あの時は必死で......なりふり構っていられませんでした」
「ガノトトスはイビルジョーやイャンガルルガほどではないが獰猛な部類のモンスターだ......」
「それを1人で倒して生還なんて......」
「それで、そのはぐれた彼は助かったんですか?」
ディノ、ヤクモが感心するようにつぶやき、クリスティアーネがはぐれたチームメイトについて尋ねる。ビュティは少し遠い目をして答えた。
「それが......逃げた先でイャンガルルガを討伐して帰ってきたんですよ......彼が帰ってきてからすぐ撤収になったので、本当にギリギリでした。」
「たしかヤクライさんがそんなこと言ってたな......ってことは」
「そうです、私とヤクライ君は同期なのです。」
全員驚きの叫びを上げる。
「ビュティさん、兄さんの同期なんですか......!?」
特に驚いていたのはヤツマだ。兄の同期、しかも現役ハンターに会えるとは思っていなかったのだ。
「ヤクライ君は当時の訓練生の中では頭一つ抜けていました。......まさか引退するとは思いませんでした......」
その後もいろんな話で盛り上がる一行であった......。