この素晴らしい世界とは   作:脱兎の如く

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足の速かが際立ってきたタケ。
もはや、飛脚みたいな感じで生きていいと思います。

でも、調子に乗ると痛い目に合いますよねー、、、

————-
【会心の一撃】もよろしくお願いします!


韋駄天

韋駄天

 季節が一周しようとしている。

 この1年で俺の「脚力」はかなり良くなった。ステータスの俊敏の数値はなんも変わらないが。あきらかに走るスピードは上がっている。そして、それに連れて目も良くなった。変わる景色に目が慣れたと言うところか……

 おかげでパーティの特攻役になっている。だが、攻撃力はまだまだだから、手数で勝負することになる。相変わらずのヒットアンドアウェイだ。

 ちなみに、スピードは体感は電車の速度ってところかもしれない。まだまだ上がりそうだし、もはやこれが特典なのでは?でも、目にも止まらぬ速さなんてやはり無理なのだろうな……

 

 ……めぐみんはそんな速度を体全身で体感したことになる。そりゃ怖いだろうな……

 

 さて、どうやらこの速度がおれの持ち味らしい。みなさん。ちょっと足が異常に早い一般人がここに居ますよー。

 こんなんで魔王討伐なんていつになるやら……

「タケ、一応いうけど……その速さは異常よ?」

 ルビに言われるが……早くて強敵倒せたらどれだけ良いか。役立つと言えばポーターか逃げる時くらいだろう。

 

 ………………

 

 この日は久しぶりにルビと2人でクエストに出ている。

 クエストはコボルトの討伐。

 異常に増えたコボルトの五匹討伐というちょっと美味しいらしいクエストである。なぜ美味しいかと言うと一匹3万エリス、さらに追加で2万ずつ上がると言うクエストなのだ……初心者殺しというモンスターと遭遇する可能性があるからそれだけは注意とのことだが……

 ちなみに、カエル以外のクエストは初体験だ。

「人型は初めてだよね?……躊躇しないことと、よく見ることがコツらしいよ。頑張ろうね」

 なるほど?知能があるから気をつけろとのことか

「わかった。情報ありがと。」

 作戦は遠方から見つけ次第俺が走って斬りながら撹乱。傷を負い次第戻ると言うヒットアンドアウェイのような形だ。いざとなれば走って逃げれば良い。

「居たね……うわぁたくさんいるね」

 ルビに言われてその方向を見ると、確かに多い……通常10匹までの群れらしいが、これは30匹はいるだろう。

「ほんとだな……ルビはここで待機、危険なら逃げろよ?」

「仲間置いて逃げるわけないでしょ?タケも無理しないでね」

「わかってる。それじゃ……行くぞ!」

 

 コボルトの群れに真っ直線で走る。気がついたらコボルトが弓を構えている……めんどくさいな。弓矢くらいの速さなら避けれるが、スピードを落としたくない。

「ギギ……!」

 放たれた矢は俺にとってちょっと早い幼稚園児のドッチボールの球と同じだ。最低限の身のかわしですり抜ける。

 そのまま群れに特攻。

「ギギャー……!!」

 そのまま一列切り刻む。6匹戦闘不能を確認。

 そのまま旋回して今度は違う角度で特攻をする。狙いは弓兵。

「ガ……!」

 弓兵を殲滅完了。

 そうやって群れの周りを走り回って残り2匹となった。

 ………………

「凄い」

 タケは強くなったと言うより早くなった。それは単純に足の速さだけではない。それに伴い身体が適応している。あの速さで弓矢を避ける時点で常識外になっている。

 呆気に取られていると、いつのまにかコボルトの数を減らし続けていくタケに見惚れていた。

 ……思えば、不遇と分かっていながら努力を続けて、不運でも誰も見捨てなかった彼を転生させる前から惹かれていたのかもしれない。役目はあるけど、惚れてはいけないとは言われてない……けど、彼を転生後になんで見ていなければならないって言われたんだろう……?なにをやらかしたのだろう……実際はわかっていない。どうやら、間違えてタケを連れてきたことが決定打ではないみたい。

 そう考えていると……

「があああ!」

 タケが黒い何かに吹き飛ばされていた……




圧倒的に速さが足りない、、、、!!

というセリフをどっかで出したい(アイディアなし)
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