この素晴らしい世界とは   作:脱兎の如く

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お気に入りが増えてたのが嬉しすぎて、
思わず全裸、、、いや投稿しました。
戦闘描写って難しいなと感じます。
もっとこう、、、なんとかならないかなー。

さて、初心者殺しにあっさり殺されかけているタケさん。
せっかくの特徴だったものも没収しましょうねー。


不遇な人生とそれを救った女神

不遇な人生とそれを救った女神

「いってぇぇぇ!」

 なにがあった!?視界には地面しかうつっていないぞ!?確か、目の前のゴブリンを倒そうとして……くそ!立てない、激痛で立てない。なんだよこれ、めちゃくちゃいてぇ。何があった!?ルビは?大丈夫なのか!?

「うそ、初心者殺し!?」

 ルビの声が聞こえた。……あのギルドの人があったら逃げろってやつ?こりゃヤバいな。逃げなきゃ……ダメだ、足が痛い……動かない……

「!!!!」

 足が違う方向に……曲がっちゃいけない方向に曲がっていた。……一瞬で襲う絶望感。くそ!せっかく手に入れた俺の利点が潰されてるのか!ちくしょう!

「ぐぅ……うぅぅぅぅ!」

 呻きながら、木に手をかけて立つ。右足はダメだが、左足がある!立たなきゃ!ルビを逃すくらいの時間は稼がなきゃ!ルビは……呆けてるのか!?くそ、攻撃できないアークプリーストが弱い俺と一緒に逃げられるわけないだろ……だーもう!!!!

「……こぉぉぉい!」

「がぁぁぁぁぁぁ!」

 逆境でも、逃げてはいけない。美女を逃すためなら尚更だ。よし、死ぬ前にカッコつけてやろう!!最後の花道を飾ってやろうじゃねぇか!

「逃げろ———!!!!、るびぃぃぃ!!!」

 ルビの背が視界の隅に見えた。よし、行ってくれたか。

 あとは時間稼ぎだけ、、

 俺の声に反応した初心者殺しが迫ってくる。最後くらいかっこよく死ねるのかな。電車で死ぬよりはマシ……だな。

「行くぞぉぉぉぉぉぉ「投擲!」」

 至近距離まで待ってショートソードを槍投げの要領で倒れながら投げた。投げられた剣は目を貫通し……

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 初心者殺しはのたうち回った。

 見ればルビは居ない……逃げ切れそうだな……

 よし、もう少し時間を稼ごうと木の枝を折り、投擲しようとした瞬間

「ベチっ、」

 のたうち回る初心者殺しのしっぽに叩きつけられた……

 ……………………

 

 ルビ視点

「誰か助けてください!」

 私は街に入るなり大声で叫びながら助けを求めた。あんだけ見捨てないと言って……逃げてしまった。

 ボロボロの……1人の人間を置いてきてしまった。

 お願い、タケを誰か助けて……

「おい!どうした!?」

「なになに?どうしたの?」

 そこに……カズマさんとアクア様が……

「タケを……助けて……」

 息も絶え絶えに事情を話した。ゴブリン狩りをした事と、初心者殺しが出た事。そして、タケが1人で引きつけて……逃がしてくれたという事……

 見捨てたという懺悔が押し寄せてきて、

 泣いてたんだと思う。

「カズマさん、アクア様……お願いします……」

 頭をガシガシかいたカズマさんは……

「しょうがねぇな!アクア行くぞ!」

 大体の位置を話すと即座に走り出した。私も続きたいのに……走れない……怖い……怖すぎる……

「カズマがああ言う時は何とかしてくれます」

 紅い爆裂娘が背中をポンって優しく置いた。

「ああ、だから信用してくれ。休んでからくるといい」

 いつのまにか遅れて来ためぐみんとダグネスが騒ぎを聞きつけてそのままカズマを追う。アクア様が振り返って語りかける。

「女神候補さん?後悔しないようについてきた方がいいんじゃない?」

「……」

 震える足を叩いて、間違いで……いや、わたしのわがままでこちらに来たタケを死なせないために走り出した。

 

 …………

 

「ん……ここは?」

 見覚えのある真っ暗な部屋に「スーツ」でいた。この格好……あ、転生前か、1年ぶりだなー。

「ああ……おれ、死んだのか」

「そうです。あなたはその生を終えたのです」

 いつのまにか目の前の簡易的な椅子に美少女が座っていた。……ん?

「あれ?クリスさん?」

「ち、ちがいます!」

 ……はい。確定。もう少し上手く隠せよ。

 ダグネスと絡んでいる銀髪の少女と面影がにすぎてる。元営業マン舐めんなよ。人の顔は名刺なのだ。

 と、それよりも聞きたいこと聞かなきゃな。

「俺はあのまま死んだのですか?」

「はい、今頃初心者殺しの腹の中かと」

 うっは、喰われたのか……その前に意識無くなってて良かったよ。

「そりゃ……なんとも……」

「タケさん、あなたの最後は「カッコよかった」ですよ」

 あ、俺の考え筒抜けかよ。めちゃ、恥ずかしいんだけど

「タケさん、あなたには申し訳ないのですが、本来このまま日本に戻れるはずなのですが……」

 え!?それほんと!?ルビから聞いてないんだけど、でもまあ、戻れるならそれはそれで……ん?ですが?

「無理なんです。」

 エリスといった女神に突きつけられた不遇。それに対して俺は表情がなくなり……

「は?どう言うことだよ。」

 悪態をついていた。

「もう、すでにタケさんの代わりは存在しています。あなたの戻る場所はありません。」

 え、そんなの……

「聞いてないんだけど」

 エリスは目を伏せながら、おそらくルビのことを考えながら……「やはり、あの子は……」と呟いていた。

「説明してもらえますか?」

「ルビは……あなたの今後の不遇から救うためにあなたを転生させました。おそらく天界規約違反をして」

「……は?よくわかんねぇんだけど」

 イライラが止まらない……ルビは俺を救うため?聞いてないぞ?

「あなたはその日、帰って家族と話合う予定でした。しかし、話は平行線、子どもも妻もタケさんが何も知らないと思い込んでいた……」

 ……そう、あの日は意を決して話し合おうとした。分かってしまったことは仕方ない。軌道修正しなければ俺の人生を棒に振ることになる。

「事実を知っているとわかったあなたの妻は子どもと共同であなたを殺そうとして……」

 ……まじ?本来それで俺は死んでたのか……ルビの……そりゃ、言えないな。今なら全力でお礼を言いたくなる。しかし、鮮烈な人生だな。おれ、

「あなたが、それらをすべて殺してしまった」

 …………ハ?おれが?みんなを手にかけたと?え?おれが殺されたとかではない……

「その未来を変えるために……あの子はあなただけを転送させたんです」

 ………………え?

「ちなみに、エリス様。殺した俺はどうなるんだ?」

「不倫相手に殺されます」

 …………なんだよ。なんだよそれ………………

「そんな未来しかなかったのかよ」

 世の中不条理だ

「いつか分かり合えると、仕事に専念して」

 ATMと影でばかにされながら

「いつか戻ってくると信じて」

 無理に笑って、出世のために勉強して……資格をとって……

「なんで俺はこんなに不運なのですか?」

「タケさん……」

「もう、疲れました……」

「はい、永遠ではありますが、どうか、天界でゆっくりと……」

 その時だ

「タケーーー!リザレクションしたよー!!!」

 ルビの声を聞いた。エリス様が狼狽える。

「え?ルビさん!?それはだめですよ!一度死んでいる転生者は蘇生できませんよ!?」

「エリス様!タケは死んでない!これが「1回目」です!」

「!?」

 あ、そういえば。電車事故の前に転生されたんだったな……確かに()()()()

「……なあ、ルビ」

「なに!?早く帰って来て!その場から逃げてごめん、ごめんなさい!!!謝らせて!お願い!!謝らせて!!」

 おいおい、そこにいる俺の死体に謝るなよ……シュールだぞ。

「エリス様、戻っていいですか?」

「規定通りなので……何も言うことはありません。あなたのパーティに特例のカズマさんがいますが。あれは参考にしないでくださいね?」

 カズマは何をしているのだ……

「……エリス様も苦労してそうですね」

「……主に先輩のせいです」

 アクアか、あんなんが先輩なら後輩はストレスやばきだろうな。そんなことより……

「ルビー!今行くぞ!」

 帰ってきて欲しいなんて言われたことが嬉しくて笑ってたんだとおもう。家族からも思われなかったからかな?そう考えていると、俺の体がふわりと浮かび……そのまま光に包まれていった。




一年経過という事で、
ダグネスとクリスにも会ってるだろうというガバガバ設定。
こりゃサイドストーリー書かなきゃいけないという
勝手な使命感が湧き上がってきてます。
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