この素晴らしい世界とは   作:脱兎の如く

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日常的な話になります。
ルビさんはストーカー気質な模様です。前回の最後でもおっしゃってたしね。
タケさんはそれでも良いと言う事ですが、
この共依存の関係。大丈夫かな?


カズマ「うらやまけしからん」

 ルビが彼女になったことで……いろいろ変わった事がある。まずは普段の生活……

「タケ……いつ会えるの?」

「ルビ……トイレに行くだけだ」

 ルビが……あれからめちゃくちゃ過保護になった。

 どうやら初心者殺しの時、見てない間に死んだことで俺が視界に入ってないと落ち着かないらしい。

 最初こそは可愛かったが……今ではストーカー気味になってる。だって顔がマジだもん。さすが天界で俺を見守り続けた神様である。あ、女神候補様か……

 宿屋でらトイレと風呂以外は常に一緒と言ってもいい……いや、もはや絡みついている。街中では、前はたまに買い物で別行動もあったが一切なくなった。いいか?一切だ。そして、美人が常に絡み付いてくる。俺は理性と他の冒険者の視線と常に戦っている。

 こうなった理由は「一度死んだから」。天界規定とやらで俺は2度目と死ねない。もし死んだらルビと永遠にさよならを意味する。俺の転生すべき魂の場所がないからだ。次死んだ時は転生しても記憶もなくなりゼロスタート。輪廻もスタートラインとなる。だから、過保護になっているのだ。過保護と言うより過加護というべきか……

 

 ……

 …………

 ………………

 

 そんなこんなでギルド内でカズマたちに俺たちの関係を、そして事のあらましを伝えた。仲間だから情報共有は大事だ。決してマウントを取ってるわけではない。

「それで、ルビちゃんはタケさんにくっついてると」

 カズマはジト目で見てくる。ざまーみろ。ハーレムパーティのリーダーめ!

「そうなんだ。だから、もう慣れてくれ」

「そうなんです。慣れてください。」

 これ見よがしに顔の頰通しをくっつけるタケとルビがカズマの前で勝ち誇った顔をしている。カズマは顔を引き攣らせて話す。

「タケさん、思春期の男の子にはどうしようもない羨望の気持ちが抑えられません。いっそ爆裂娘の練習台として爆破されてくれませんか??」

 なにやらポーションを出して怒りの表情で語りかけてくる主人公様笑、そんな少年に言ってやる。

「ならいっそ、カズマもその3人の誰かと付き合えば?笑。変態か、頭おかしいロリか、駄女神……悪いな、お前でいう俺は勝ち組だ笑」

「そう、私たちは勝ち組ね笑」

 こんどは顔をカズマに向けたまま2人で見下した目線を送ってやった。今は信号機がいないからこの発言はセーフだろう。カズマは輝きのなくなった瞳で、低い声で語りかけてきた。

「よし、表出ろ、リア充は爆裂させなければな」

流石にやりすぎたと思い、この少年を宥める事にした。

 

 その後信号機こと、三人娘が合流して、カズマ達にルビとの関係が変わったことを伝えた後なのだが、カズマ以外は「え……?今更?」という雰囲気になっている。同じように、ここギルド内では何にも変化がない。今では酒を飲むあう中の友人もできたが、俺たちの変化は変化ではないらしい……え?そんなに付き合ってる雰囲気だったの?俺たち……

「……ねえタケ?」

「なんだ?」

「そういえば私もタケになるのだから、カズにしない?」

 おっとプロポーズか、夫婦別姓とかあるけど、もはやルビと違うものはいらないな。なるほど、ルビが竹代ルビになると……やばい、それは薔薇色人生だな!そんなことより、呼び名かー。

「……パーティに入る時カズマと被るから変えたんだろ?クエストで間違えたら連携とれないぞ?どうする?」

「カズマさんが……クズマって名前に変えれば。そして呼び名はクズで」

 最近おれの彼女は遠慮という足枷が外れたらしい。

「おいルビ、自分の彼氏優先でこのカズマさんの名前を変えるんじゃない」

 その意見を否定してきたのは三人娘(信号機)

「……変えたのか?そのままだと思うがが?」

「クズ……クズマ……クズマン……ププ……」

 アクアにははちょっとウケたらしい、いやそれにしても

「付き合うとはいえ、竹代になる気か?いきなり結婚することになってる?」

「何を言ってるの?責任とってよ?」

 みなさん、聞いてください。妻ができたようです。

 不倫妻よりは全然良いが……あれ?俺が不倫になる?

 あと、相手は女神なこともあり、付き合ってはいるけど手は出してない。だから勘違いしないで欲しい。さあ、みなさん。毎晩美女でプロポーション抜群で彼女となったルビが毎晩抱きついて寝るわけだ。君ならどうなる?

 ……わかるだろ?我慢してる俺に祝福をください。エリス様。それか神でも手を出して良いということであれば早く教えてください。

「まあ、神だからってエッチしても大丈夫何だよね」

 おお!ここにいましたか!神様!!もう駄女神なんて呼びません!!!

「アクア様?別にわたしはやりたいわけでは」

 ルビ……そんな……俺の……ロマンが……なら、この腕への拘束を解いてくれませんか?私限界です!

「……そんなこと言ってー、このむっつりスケベ!」

 女神2人が戯れ始めたので、しばらくルビの拘束から解放されそうだ。いや、あれはあれで胸の感触がわかって良いのだが……できないといろんなストレスがくるんだよな。それよりもルビはむっつりか、覚えておこう。

 カズマと顔を見合わせる。お!不機嫌ですね笑

 この際だ、転生者同士で会話することにした。

「なあ、カズマ。正直20歳いかないような女性と付き合うのは……なんか複雑な気持ちになるよ」

「タケは20くらいだろ?別に良いんじゃないか?」

「そうか……見た目はな?」

「?」

「クズマはその歳で亡くなって、そのまま転生させられたんだろ?」

「俺はカズマだ。クズマではない。……普通はそうなんじゃないのか?あんま詳しく知らんけど」

「俺は中身は40歳だぞ?」

「……まじ?」

「……マジ」

「……ロリコン」

「……ちゃう、そうではない!ちゃんと妻はいた……」

 その時、その発言に信号機「青」が反応した。

「タケ!あなた!女の敵ね!このハーレムやろう!」

 その言葉にルビが反応する……あれ?昼間なのに顔に影が入ってて見えなくなってる?なにそれめちゃ怖い!ルビは事情知ってるだろ!?張本人だろ!?まて!来ないで!神聖なオーラを出しながらこないでぇぇぇぇ!!

 

 ……その後、長い長い説明を3時間くらいかけてすることになる……しばらくタケと言う呼び名はなくなり、

「不倫男」というレッテルが貼られていた。

 ……非常に不遇で不条理である。

 ウワサを流したクズマとアクアは、後ほど報復してやる。




不倫されていた男は
大義名分を得て不倫男になりました。

ルビさんとの小話を書きたくてうずうずしてしまいます。
書いてる方はこんなに楽しいのですね!
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