この素晴らしい世界とは   作:脱兎の如く

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マブダチは種族も性別もこえる!!!
そんなお話
それではどうぞ


マブダチ

タケとジジイ

 「みんな大丈夫か?」

 今はデュラハンが住み着いた城の中で、重々しい門の前で座り込んでいる。……だいぶ休憩できた。けど、その分デュラハンが帰る時間に近づくことになる。進むことにした。これ以上は危ないかもしれない。

 

 ……

 …………

 ………………

 

 一方その頃アクセル

「おーい!みんなー!サッカーしよーぜー!」

「へいぱーす!」

「俺の首を蹴るなーーーー!!」

 デュラハンはサッカーで遊んでいた

 

 ………………

 …………

 ……

 

  

 この門の先にはデュラハンのいない玉座があるだろう。

 今はいないはずだし、そんなに敵はいないだろうと思うが、一応警戒して門を開けると……

「……お主は……誰じゃ?」

 王冠を被ったアンデッドがいた……おいおいおい……いるのかよ……ボス。

「最近アホ「ぁぁぁぁぁ!!!(アクアにより昇天)」が来て堅苦しかったんじゃ、しかも部下でない者もいるし……お主は何用できた?」

 アンデッドなのに、めちゃくちゃ怖い威圧感がある……

「……いやー、、ふらっと遊びに……」

 思わず出たそんな言葉に

「……かかか!そんなわけあるまい……」

 余裕で返される。

「ですよねー、バレてるよねー……」

「とりあえず、ワシと一戦交えることになるが?良いか?」

 うわー……絶対戦いたくない……

「それって拒否権は?」

「わかるじゃろ?」

 アンデッドの王様は周囲に魔力を帯びてきている。戦闘態勢ってことか、まずいな……ルビは疲労してて、ゆんゆんも魔力があんまりない。こりゃピンチかな、どうにか逃げれないかなー……

 えっと……窓は……あれ?どこだ?

「さて……おしゃべりはこの辺で良いか?」

 まずい!どうにか話を引き延ばさないと!

「いやー……もう少しおしゃべりしません?ここにずっといて暇だったんだろ?」

「……まあ、そうじゃが……」

 お!もしかして、寂しかったの!?

 

 

 その後、リッチーの王様と俺の雑談に花が咲く。

 その間にどうかルビもゆんゆんも回復してくれることを祈って……

「わしの妻は7人いたんじゃがな?そのうちの1人がワシを裏切ったんじゃ……そして殺された」

 うわぁ、なんか既視感あるな……正確にはその前に女神様に助けられたのだけど、

「……そうなのか……あんたもか……」

「なぬ?おまえもか!?なんだ……お主もアンデッド……」

「いやいや、違う!ただ同じ状況である事を知ってて見て見ぬふりをしていただけで……」

「お主……なかなかの胆力じゃの」

 その後は愚痴大会に入りました。いつのまにか椅子に座り……肩を組み……どこからか出てきた酒を飲み……涙を流し……

「俺だって、家族のために偉くなろうとしたんだ!そうしたら……ただの金稼ぎの道具って……」

 いつのまにかアンデッドに愚痴ってた

「おお、おぬしもか!いや、ワシも世界を()()()()()()が、その一方ででそんな事あったのぅ……若者よ。たいへんだったな」

 そんな言葉に俺は……

「師匠……!!」

 抱きついて泣いていた。

 

 そんな様子を

「あの……タケ?」

 ルビが引いた目で見て……

「タケさん……」

 ゆんゆんが羨望の眼差しをして……(友達になっていると勘違いしている)

 

 …………

 

「おまえさん!人間にしておくのは惜しい!死んでワシのとこにいてくれ!」

 すっかり種族を超えた漢の友情が芽生えたおれとアンデッドの王様は硬い握手をしている。マブダチだ!

「あかんあかん!俺は今は彼女持ちだ!まだ、死ねねーのよ!」

「な、なんだと!そんな経験から女性とまた付き合えるのか!?何という豪傑……」

「いや?好きになっちまったもんは仕方ないってゆーか?」

「なら、その輪にワシも……」

「あ、200歳以上はちょっと……」

「なんでじゃーーー!」

 

 ………………

 

「ふぅ……こんな時間は久しぶりじゃ、お主、名は?」

「竹代和だ」

「なるほど、だからタケか……」

「あの、王様?こんなに色々いただいて申し訳ないのですが、そろそろお暇したいのですが……」

「……まて、ルビ」

「……どうしたんです、タケさん」

「まだおっさんの名前聞いてない」

 その言葉に俺のマブダチは悲しそうな顔をする。

「……ワシの名か?もう忘れたな……誰も来なかったのでな」

 ……なんか、悲しいな。もしかしたらルビに呼ばれなければ俺もこんな感じで終わったのかもしれない。そう思うと、このマブダチをほっとけるわけない。

「なあ、おっさん。俺に(付与)してみないか?」

「タケ!?何言ってるの!?」

 ルビが驚愕の顔で叫ぶ、そりゃそうか、女神のパートナー(アンデッド付き)になるもんな。

「タケよ……そんなことできるのか?」

 すまん、ルビ、マブダチを置いてはいけない!

「やって見てできたら俺たちと来いよ!「輪に入りたい」んだろ?」

「ワシは530歳だぞ?」

「特例だ笑」

 フッと笑うとリッチーは徐に呪文を唱える……

 うしろのルビとゆんゆんは身構えるが……おれは何となくわかる。こいつは「敵じゃない」。それどころかマブダチだ!だから警戒しなくていい。

「……全く、世の中長く存在してみるもんじゃな」

「……だな」

 お互いフッと笑う。漢の友情!!

「こいつをやろう」

 そこには光っている球?があった。

「ワシはが最期まで隠していた宝具じゃ……どんな武器にもなる。何を望む?」

 おっさん、まじでリッチーかよ。ただ楽しく過ごした男に宝具をあげるなよ……いや、マブダチだからか……嬉しいな、こういうの。

「おっさん……いいのか?」

「いいんじゃよ。わしの憑代になるからな?」

 ……あ、なるほど?なら、かっこよくなきゃな!

「なら、刀で!」

 光は刀の形に変わる。イメージ通りの刀になった……あ!拳銃とかにしていれば……いや、弾がないか……

「ほう……なかなか美しい武器じゃの?この美しいワシにぴったりじゃ」

「浄化するぞ?」

 ルビがめちゃくちゃ怖い顔で身構える。

「嘘じゃよ笑……して、名前をつけよ。タケ」

 んー……名前か……

 そういえば、おれはタケかカズとしか、呼ばれてない……よし……

「代(しろ)にするよ。おっさん!」

 握った代は軽くて……馴染む……

 おっと、約束だったな

「さあ来いジジイ!」

「誰がジジイだぁぁぁ!」

 自分を光らせ、笑顔のジジイは代の中に入る……

 (ワシの名前は代ってことじゃな)

「ああ、そういう事だな。よろしく。ジジイ(代じゃ!)」

 ……あ、喋れんのかよ……




代さんはいったい何者なのか、、、、
筆者曰く【勢いで出した、後悔しかない】
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