この素晴らしい世界とは   作:脱兎の如く

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さて、はちゃめちゃに暴れていたタケとゆんゆん
はちゃめちゃに叫んでたタケとゆんゆんとルビ

流石に、エリス様の幸運でもカバーできません!


かけ離れた存在

かけ離れた存在

……とりあえず俺たちは土下座しあっている。

「何もルビの言うこと聞かずに飛び出してすみませんでしたぁぁぁあ!」

 見よ!この天界に降臨し、日本の心!土下座を!!、

「監視者っていうこと黙っていてごめんなさいいいい!」

 なんと!さすがは我がパートナー!俺に劣らないほどの……それはそれは綺麗な土下座ではないか……!く……!このままでは日本男児の名が廃る!これは秘技の土下寝を敢行しなければ!

「2人とも!それは帰ってから!」

 どんどん腰が低くなる2人に対して、非常に建設的な事をおっしゃる……一番年下のゆんゆんに正論を言われるダメなカップルである。そんなゆんゆんの言葉に目を覚ましたルビは……

「……わかったわゆんゆん、でも、これだけは伝えさせて……」

 ルビから監視者となった経緯を聞いた。俺に情報を流した時に送ってしまった神聖と共に特典「ビリーバー」が送られていた。これは俺の中に入った後言われたのだが、天界でなぜか持ち回りで管理するものらしい。決して人には与えてはいけないものだ。ルビは管理する特典の名前も効果も知らなかったらしい。ある程度の地位の神の限られたものと、その上の何者かが知ると言う。

 なぜ管理をしているか知っている人はごく数名らしい。

「なんで、ルビがしってんの?」

「監視者となる時に教えてもらったの……そして、知ってしまったからと言う意味でこの部屋に世界の崩壊まで謹慎にさせられてたの……」

 世界の崩壊まで!?スケールでか!!……それは俺と合わせないための期間……かもな……

「……わかった。よし、帰ろうか、アクアが宴会してくれるらしいぞ?」

 もう、ここには用はない!さっさと帰るぞー!……あれ?帰り道……んー……ルビが知ってるかな?

「タケ、ゆんゆん……私を逃したと言うことは、天界の権力を持っている誰かを敵にまわすことになるよ?」

 ……そうか……天界が敵か……

「……だから?」

 おれは自然と、さも当然のように言う。

「天界だよ?無慈悲に特典とか作れるとこだよ?スキルも魔法も作れるんだよ?大丈夫なの?」

 おお……そうだったな!亡きジジイの仮説ではそうだった……まあ……

「アホだなー……」

 俺はルビの手を握る。ルビは目を見開いている……

「もう離さねーぞ」

「……」

 ルビは俯く……まだ後ろめたいのかー、仕方ねぇな。

「死んで消滅するなら、大事なものを守って消えたい。それを諦めて消滅なんてごめんだ」

 正直に気持ちを伝える。

「……!!!」

「だから、さ、ずっと一緒にいてくれよ」

「……うん!」

 まだわからないことが沢山ある……けど……

 もうこの手を離さない。

「さあ、帰るぞ!」

 

 ……

 …………

 ………………

 ……………………

 

「帰り道はどこだ……」

 おれはタケ、そう、詰めが甘い事を今知られた、ノリと勢いの男だ。

「タケ……スクロールが一度きりなの知らなかったの!?」

 ルビがあの感動の再会直後とは思えないゲンナリした顔をしている。

「知るわけないだろ?!ゆんゆん、どうにかならないか?」

 俺はゆんゆんに助けを求めるが……

「……あまりにもタケさんが自信満々だったからノリで来ました……何もわかりません」

 そりゃそうか……おれ、あんなに自信満々だったんだもんな……

 現在、場所はエリスの部屋まで戻ったところだ……とりあえず……

「……引き出しに何かないかな?」

 ガサゴソと物色する。その時……というか……あんなに壁を壊して騒いで叫んでおいて今更……なのだが……そりゃあ……

「お前たちはなぜいる?ルビがなぜ出ている?」

 見つかりますよね?ここまで見つからなかったのはエリスのブレッシングのおかげかな……ほんとに幸運の女神様はすごい。

「ルビ?あの部屋から出るなと仰せつかったのではないのですか?」

 冷たく、それはそれは冷たくルビを一瞥するその存在……

「……私は、戻りたいだけです」

「ふふふふふ……何を言うのですか?ここがあなたの居場所ですよ?」

 確かに天界はルビの故郷だ。そう思うとなんだかルビが心配になる。故郷で監禁されるって……

「私の戻る場所は……この人です!」

 ルビが絡みつく……やっぱり可愛いな……みなさん!やはり結婚します!!

「……あなたは、死んで消滅する男になんの魅力があるのです?」

 待て待て、ルビと結婚できるなら一生の悔いなし!

「……少なくともあなたよりあるわ……」

 誘惑の女神……ハーレクインは表情を変える。

「そんな出来損ないのビリーバーになんの価値があるの?それにそこの下界の人間。あなたはこの世界では無意味よ。さっさと消滅しなさい」

 勝ち誇った顔をするとほんと悪役って感じだなー……

「……どういうこと?」

「ゆんゆん、あなたの魔法はあなたの世界だけのものなの……ここでは特典と、存在がかけ離れている人しか能力が出ないわ……」

 ……ん?そうなの?

「……そんな……」

 ゆんゆんの魔法は使えないのか……これはゆんゆんが危ない……!ってあれ?さっき壁壊す時に使ったような……

「邪魔だけど……あなたを捕まえて人質に……」

 ハーレクインは人ではない速さでゆんゆんのそばに立っていた……その瞬間……

「きゃ!ライトオブセイバー!」

 ゆんゆんが……

 ……

 ……

「魔法を……放った?」




次回、ハーレクイン戦
さらには、なぜゆんゆんが魔法を使えたかがわかります。

設定としては、
【その世界からかけ離れていれば】
良いわけです、
紅魔族って強くね?
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