彼はタケ達をどうみてるんでしょうね。
世界をまたぐ
創造神視点
なんで愉快なんだろう……
創造神となって長い時を生きた。各世界の監視は生まれ落ちた女神に任せて、管理は各神に任せてる。世界はシステムのようにまわっている。それが平和だという。しかし……つまらないのだ。ちょっとくらい刺激が欲しい……ああ、懐かしい……またあの頃のような冒険がしたい。また地獄でドンちゃんパーティしたいものだ……
「創造神様……滅多な事を考えないでくださいね?」
「……やだね」
ったく、いつの間にいた天使よ……私の思考の中に入らないで欲しいものだ。
さて、こんな平和な檻をこじ開けようとしているアホがいる。どうやら、こちらのシステムエラーに巻き込まれたみたいだ。名を竹代和と言う。ワシの過去にもらった特典「ビリーバー」を持ってしまった者だ。ワシがあの特典を無くしたものと思っていたが、誰かが盗んだようだ。これは天使達にまた怒られなくて済むな。
あの時は不遇と思った特典も、いつの間にかワシを創造神とするくらいに大きなものとなってしまっていた。世の中わからないものだ。
……創造神が元人間と聞いたらあの人間は驚くだろうな……
もちろん、元人間が創造神になることにいまだに反発している神がいる。なんたって、神は自然発生するものだ。願いが形となるように生まれるのだから……ワシは願いからというわけではなく、人々の信用からなったものだ。あの時魔王を倒したからだから……そりゃそうなるか。
ワシみたいな存在が神になるのはなかなか珍しい。しかも「転生者」なのだから余計だ。転生させたあいつはかなりビビってたな……その時もビリーバーについて何かと言っていたなー。
まあ、そんなワシだから「ビリーバー」を何神かが盗んだ。そして、それを身につけたら信仰されているからすぐに力がつく、故にバレる。だから、時が来るまで隠していたのだろう。信仰のない神候補に秘密裏に……事実を隠しながら……全く……姑息な事をする。
だからこそ、このような竹代というエラーが起こった。おそらく、ルビの責任もあるが、あやつは考えもせず転生させただけだから、直接は関係ないだろう。
それにしても、こう平和ボケしてるとワクワクするな。
「タケよ……早く神になれ。そして一緒に酒でも飲みたいぞ……」
そんな呟きを聞き逃さない我が僕は……
「だから滅多なこと言わないでください……」
そんな事を言う、まったく、うるさいなー……
「なんだ?お前が共に飲んでくれ……」
「嫌です」
ほら、嫌われてる……どうせみんな元人間なんて嫌ってるんだ。
「創造神様は酒豪すぎるんです……飲み始めたら何世紀いくとおもってるんですか」
あ……アルハラで拒否られたのか。
誰かの特典で生まれた改造人間の人種「紅魔族」
まだ神になりきれてない未熟者の「神候補」
その神候補のせいで世界から弾かれた「ビリーバー」
どうも、こんなに揃うと面白くなるな。
全員世界を跨げる。天界でも暴れることができ、どこでも脅威になる存在。だからこそ……
「システムエラーをどうにかしてくれそうだな」
なんだか観戦しているみたいでワクワクする。
「創造神様、あの子達に任せるのですか?」
「そっちの方が面白いだろ?俺も下界に降りなくなってしばらく経つが……あいつがいるなら降りてみたいな」
いやー、たまには下界に降りて、酒でも飲みたい……いや、たまには肉でも食ってたいな……
「ダメです。下りなくなったのは……」
ドン!
「この仕事を何万年もやらないからでしょ!」
うわぁ……タクサンショルイガアルナー……
「……仕事はしたくないです」
本当、命に限りがなくなると人はダメになるな……終わりがないんだもん。
それに、ワシは人間の頃からニート気質で……
早くこっちに来いタケ……引き継ぎするから……
少し短めでした。
現在、ストック不足になってきてます。
こちらの投稿優先して、
会心の一撃は遅くしようと思ってます!