この素晴らしい世界とは   作:脱兎の如く

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ルビ
金髪ショート、155センチくらい
プロポーション【爆裂娘により消去されました】
体重【この情報は公開できないというよりさせてくれない】
年齢【この情報は公開しようとした時点で筆者が不遇になります】
性格 思い込みがち、固執型「ストーカー気質」、

実は20代の頃のタケと会っているというサイドストーリーがありますが、それはここの小説がひと段落してからですね。
言わばその頃から20年くらい無意識に見ていたというストーカー野郎、、おっと、誰か来たようだ。


不遇と救いと信頼

不遇

「話したい事があるの、黙ってるのは私が嫌かだから……あのときカズに言わせてもらえなかったけど聞いてくれる?」

 そう言い出したルビは、やはり俺の過去も何も全てわかっていたようだ。つらつらと確認をされていく家族の秘密。突きつけられる現実に胸焼けがする。

「……やはり知ってたのか」

 表情に感情を乗せれない。心が死にそうだ。

「うん、だからもう、自分のことを既婚者だとか言わなくていいと思うの」

 ああ、既婚者なめんなって言った時か。それはそれはそっちの意味ではなくて、異性と寝るのを拒絶って意味なんだがな……

「おいおい、そう言うわけにはいかない。それに、だからと言って女性と添い寝とかして良い理由にはならんぞ?」

「……」

「とりあえず、寝よう。改めて言われると……やはり気分が悪い」

「ごめんなさい」

 謝るルビに何も咎める事ができない。なぜ、今この独白をしたのか、理解には苦しむが……神で見守っていてくれたのだなと理解することにした。なら、感謝しかないな。

「いいよ。見ていてくれてありがとうな。」

 

 そう言って備え付けの椅子に腰掛け目を瞑る。

 こんな体制で寝れるわけがないが……体を休めないと、明日から思う限りの努力をしなければならない。何もない俺には努力しかないんだ。特典とかステータスとかレベルとか関係ないなら、鍛えるしかない。

 そう決意を固めているとルビが話しかけてきた。

「あの、やっぱり一緒に寝てもいい?」

「……」

 なんなんですか?話を聞かないのですか?空気を読まないのですか?美女が簡単に添い寝に誘うのではありません。俺のマグナム……いや、ライフル……んー、あ!ビームサーベルが戦闘体制になるぞ!?

「寝てないんでしょ?」

 そう頭をバカにして考えてるとルビが囁くように語りかけてくる。うん、理性が……崩れそう

「お願い……」

 あかん、負けた。グッバイ理性。

「……わかったよ」

 根負けした俺はいそいそと布団に入る。もちろん端っこに。それくらいの理性のかけらをまだ残していた俺は漢の中の漢である。

 そんな俺の背中にルビは額を押し付けてくる。やめてほしい。俺の見た目は若い(20代)が、中身はおっさん(40)だ。罪悪感が半端ない。しかし。なんだろう、()()()()()()()()()……ポジションが悪かったのかな?背にルビの額を感じる。

「私は女神になのに、1人の不遇に固執してしまった」

 いや、見守ってくれてたんだろ?それで……

「それで俺は救われたんじゃないのか?」

「救えてないよ……」

 何を持って救ったと断言できるのか、納得するのか。この女神様は。

「ねえ、どうしたらあなたは救われるの?」

 そんなこと……俺にだって、

「……わからないな」

「不遇な人生の人が死んで、消える事が救われる事?それとも不遇の原因がなくなれば救われる?」

「救われ方なんて人それぞれだよ。少なくとも俺は、今は受け止めきれてないけど、ルビから突きつけられた現実に向き合えた今、救われているんじゃないかな?」

「……急に話してごめん」

「大丈夫だよ。さ、もう寝ろ」

「なんだか大人みたいだね」

「中身は40代のおじさまだからな」

「そうだね」

「……肯定されたら悲しいな。そこはまだ若いとか言って救ってくれよ……」

 あ、やっとルビが笑ったらしい。クスッと聞こえた。全く、救う側の女神がなぜ俺に救いとはと聞くんだよ。とりあえず、かけらの理性がなくなる前に寝よう……

 

 ……

 …………

 ………………

 翌朝、というか早朝から、トレーニングは始まった。ランニング10キロ、腕立て100回、腹筋100回、背筋100回、縄跳び2重跳び100回……

「あの、これほんとにトレーニングじゃない?」

 ルビが俺の様子を見て呆れている。時間は昼前だ。

 前に見たマンガの主人公と同じトレーニングをしている。俺はこれで強くなるんだ。

 俺には回復も補助魔法も通用しない。傷を負ったら薬で治療をする。なんとまあ不遇なんだろう。しかも、レベルもあがらない。

 でも、どうにかして強くならなきゃならない。

「ビリーバー」

 この職でもないギルドカードに書かれた文字の意味が今後の行く末を決めるような気がする。

 トレーニングがひと段落する時にはルビは寝ていた。相変わらず、、容姿は綺麗だな……おっと、邪念が……

 理性を復活させて改めて状況を考える……

 ……モンスター討伐でレベルとステータスは上がらない

 ……魔法付与できない。

 ……回復は薬のみ

 ……スキルは使えない

 なるほど……俺だけハードモードだな。この世界。

 

「……ん、ふぁ、、」

 あらかわいい。おれは見た目もだが、中身もチョロいらしい。そして、そのチョロさからこの美女ルビを信じる事にした。

「起きたか?ギルド行くぞ」

「うん。」

 眠そうなルビを連れてギルドに向かった。

 2人の色違いのマントが同じように揺れていた。

 俺はこの世界にしかいる事ができない存在。そして、助けてくれたこの女神を信じて、そして魔王を倒す事で救おう。どうせ消滅するなら、美女を救う勇者でいたい。




カズ(竹代和)
身長170 体重55 チョロそうな体型。
趣味 剣道 ランニング 読書
仕事 役員候補として出向中

大学生のとき、河原で落ち込んでいるルビを見つけて相談に乗ったらしいが、本人は覚えていない。
サイドストーリーでやるかも。
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