東方双志別   作:東方一気見

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華人小娘の読みはカジンコムスメではなくホアレンシャオニャンですよ。


第三話 最強の氷精と華人小娘

暫く進むと、大きな湖に直面する。思ってたよりも広いな。

 

(天音、次はどこにいけばいい?)

『(湖の回りを半時計回りに歩いて。ちょっとしたら目に悪い西洋風の洋館が見えると思う。)』

 

目に悪いってどう言うこっちゃ

しかしかなり冷え込んできたな...寒いの一言じゃ収まらないぞこれ。

 

「あー寒い寒い。アリスに防寒魔法でも教えてもらえばよかったぜ。」

 

前言撤回。こいつだけは寒いで一蹴しやがった。

 

「おいそこの人間!あたいと勝負するのだ!」

「ん?えっと...どちら様?」

「あたいは最強のチルノ!いまあなたたちにはあたいの部下になるケンリを与えるわ!」

「なんだって!?誰が部下だ!チルノ、私からの下剋上だぜ!恋符『マスタースパーク』!!!」

「きゃ!?ちょ、急になにするのy...」((((((ピチューン

「ああ、可哀想に...安らかに眠れ、チルノ。」

『(一応妖精は倒されても一回休みで復活できるけど...やりすぎじゃないかな?)』

「今に始まった話じゃないだろう...ん?ここか?」

「げ、紅魔館...地淡、他をあたらないか?」

 

紅魔館...なるほど確かに目に悪い。外装に門、ここから見える時計塔までもが真っ赤だ。その外装は紅色に染まった空とミスマッチしている。これじゃあ異変の犯人ですって言ってるようなものではないか。

 

「まあ待て、手掛かりがあるかもしれないから、魔理沙が嫌なら俺一人でもいかせてもらう。おーい、そこの中華服の門番さーん。...ん?」

 

門の前に人は立っていたが、何故だか目を会わせてくれずに下を向いてうつ向いている。俺なんか失礼なこと言っただろうか?......って寝てるだけかい。仮にも門番が寝ていていいのだろうか?まあいいや、上からお邪魔します。...む、庭は赤くないのか。まあ庭まで真っ赤に染まっていたら、それこそ地の行け地獄と大差ない。ゆっくりと大きな戸のノブに手をかける。ノブを捻

ろうとした直後、俺の脇腹を強い衝撃が襲い、庭の一部が毒毒しい赤色に染まった。

 

 

 

 

 

 

うーん...これは本当に不味いわね。最初は空が赤いぐらいどうと言うこともないと思っていたのだけれど...

 

「すまない霊夢、恩に着る。」

 

私は現在、人里にいる。どうしてかと言うと...さすがにただの異常気象とは思えず、異変として調査することにしたため、情報を集めようと聞き込みを行っている最中だった。そこまではいいのだけれど...

「...っ!うぅ...」

「ちょっと!?あなた大丈夫!?」

 

聞き込み開始から十分程だろうか、話を聞いていた人が突然腹を抱えて倒れ出したのだ。どうしようかと呆気からんとしていたときに、寺子屋の教師...半獣こと上白沢慧音が現れたのだ。彼女は人里の守護神のような役回りもしており、人里で何かあったときはいち早く駆け付けて被害を押さえようと行動を起こす。今回の例も、例外ではなかったらしい。

 

「霊夢、すまないが力を貸してくれないか?」

「悪いけど慧音、私は今起きている異変を解決しようとしてるの。だから手伝うことは...」

「その異変と関係しているんだ。この霧のせいで今人里では集団ヒステリーが起こっている。」

「集団ヒステリー?なによそれ。」

「ああ...この人里では先程の人間と同じような症例が横行しているのだ。」

「それってみんな倒れちゃってるってこと?」

「その通り。なんでもこの霧を見ると気分を害す者が多いらしくてな。対処に手間を焼いている。もう一度聞こう。力を貸してくれないか?」

「...ったく、もう。しょうがないわね。今日だけよ?」

「すまない霊夢、恩に着る。」

 

はぁ...全く、天音たちが解決してくれればいいのだけれど...長くなりそうね。




チルノ回を期待していた皆さん、噛ませ犬役に回してしまって申し訳ありませんでした!(本作3度目のジャンピング以下略)
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