「あっぶねえ...天音ー、生きてるかー」
『「う、うん...うえ......一応...」』
「...大丈夫か?」
『「ごめん大丈夫じゃない。気持ち悪い。この森の空気が...ごめん早く森から出て」』
「そうか。悪い悪い」
俺からしたら普通の森なんだけどな~...悪い瘴気でも出ているのだろうか?あれか?○の○のナウシカ見たいに樹海が腐食していたりするのだろうか?
「グルルゥ...ガウガウ!」
ん?何だ...妖獣?俺より少しでかいぐらいだが...猫のような狐のような...
「すまん天音、こいつを倒してからでいいか」
『「うん...ごめんね」』
「気にするな」
恐らくここは幻想郷の中ではない。ということは、スペルカードルールも適応されないだろう
下手に加減をして殺されてなるものか。悪いが弱肉強食、弱者必滅の世界なんだ
「滅びのバーストエクストリイイィィィム!!」
『「何それ凄い聴いたことがある!」』
チュドーン!
(vs魔理沙回で察したでしょうが、効果音は適当です。by作者)
既視感が凄い弾幕をぶち当てると妖獣は霧状になり、中くらいの球のような形を形成した
「...天音、様子がおかしくないか?倒したはずなのに嫌な予感というか妖力が消えないんだが」
『「どうしたんだろう...風力を操って散らせたら?」』
「もうやってる...が、どうしてだかうまく機能しない」
____よし、逃げよう
二人でその台詞がハモったと同時に俺は走り出した。しかし、それに反応して霧も俺を追ってくる
その様はまるで旋風の如く鎌鼬のように素早く、息を引き取った遺体のように静かだった
あっという間に差をゼロにされ、俺達の周囲を霧が取り囲む。咄嗟に後頭部を手で覆い、しゃがみこんで腹部を守る様な姿勢(一部ファンはカリスマガードと呼ぶらしい)を取ったが、霧は俺の服の中に侵入して心臓がある場所に透けるようにして入り込む。その瞬間、強い目眩と吐き気を催した
(何だこれは...?妖獣の...魂?心臓が...痛い...)
手で心臓を抑え、地に伏せる。再び意識が薄れるのはすでに時間の問題だった
『「...ん...ちた......地淡!」』
その声で、意識が覚醒する。いつの間にか目眩は消え、脈も正常、五体満足の状態だった
「...ありがとう、天音。具合は大丈夫なのか?」
『「うん...地淡の胸に霧が入った辺りから大丈夫になった」』
「...天音、今とてもじゃないが吉報とは呼べない事実がわかった」
『「...?何のこと?」』
「俺達は...本日を持って人間卒業括弧物理」
『「...はっ?ちょっと何言ってるか分かんないっすね」』
「何で分かんないんだよ...って鉄板ネタは置いておいて...俺が今いったのは紛うこと無き事実だ。根拠は三つ」
『「み、三つ...」』
「一つ、物凄い妖力が溢れてる」
『「そ、それは...たまたま調子がいいだけで」』
「二つ、この森の瘴気の影響がお前に無い」
『「それも慣れただけ...」』
「三つ...が一番大きい。確固たる証拠。」
『「一回意識返すから後頭部とケツ触ってみろ」』
「ま、まさか...!」
地淡に言われ、表に出てきた僕は改めて後頭部とお尻を触る。するとそこには...
「何これ!?何かすっごく柔らかくてモフモフしてるものが!あ、感覚ある!くすぐったい!」
『「......無理は無いが落ち着け。これで判ったか?」』
「う...そう言われると...」
『「成ってしまった物は仕方がない取り合えず周囲を散策だ。」』
「.........了解」
確かに、地淡の言うとおり成ってしまった物は仕方がない。周囲の散策を優先すべきだろう。
「でもどこに...」
『「さっき複数の霊力が密集する場所を見つけた。恐らく人里だろう。右50°」』
「こっち?」
『「ちょい左...ストップ。そこから直進な」』
「はいはい...僕達これからどうなるんだろう」
『「そんな悲観しても仕様が無いだろ」』
「いやそれもそうなんだけどさぁ...」
僕達は未来を思案しながら、人里めがけて歩みを進めることにした
ケモナー全員解散の衆