東方双志別   作:東方一気見

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『「また俺出て以下略」
「...............」』
『「あらすじとか書いてみたい」』
「あ、それくらいなら...」

~あらすじ~

『「何でもできる万能男地淡と弱虫内気な天音の...」』
「ストップストップ!八割嘘!」
『「残りの二割に何でもできる万能男地淡は入ってるか?」』
「入ってない!引っ込んでろ!」
『「えぇ~...降神『ハデスの雷』」』
「武力行s((((((ピチューン」


第六話 囲む食卓と能力と

「「「いただきます」」」

 

 一つの食卓を囲み、日本の作法となっている六字の呪文を唱える、時は卯三つ、今で言う八時辺りだ。

 暫くは、諏訪子との同居生活が続くだろう

 

「そういえば、天音って半妖なんだっけ?」

「あ、そうですね、半妖と呼ぶかは解りませんが、中には妖獣もいます」

「じゃあ妖術みたいなの使えないの?火を出したりとかさ」

「あ、それは私も少し思いましたね。見れるのなら見てみたいです」

「妖術、ですか...」

 

 妖術.,.それは、主に妖の類いが使う超能力のようなものだ。実際里でも練習はしていた。でも...

 

「火を出すくらいなら能力で大丈夫です」

 

 そう言いながら、僕は右手を虚空にかざすと、そこから一つの熱を帯びた螺旋の束が現れる

 

「風力と重力を操ってスリップストリームでも起こせば摩擦で発生します」

 

 能力の都合上、力と付く物しか操れないのだが、火力というのも何か違う気がするし、出力とかもうまく噛み合わない。まあそれ以上は高望みと言うものだろうけど

 

「わかってないですねぇ...こういうのは妖力で出すからこそ禍々しさとかが出るんですよ」

「そうは言われても.,.妖力なんてあまり使ったことがないし、霊力の方が.,.」

「同じようなもんだよ、霊力も妖力も、神力もね。要はイメージ、こうしたいっていう理想がなくちゃ」

「イメージ?」

 

 イメージ...つまりはこうしたいと言う偶像を直接、妖力で編み出せば良いのだろうか?

 

「うん。早恵美も、奇跡なんて願わなくちゃこないし、来ても有効化できない、そう言うものでしょ」

「確かに...私も、最初に理想を持ってから、こうなればと願っています」

「それに倣って天音も熱い気体の塊とでも思えばうまくいくよ、きっと」

「そうでしょうかね?ごちそうさま」

「はいはい、お粗末様。悩むも何も、先ずは試してみないと。思い立ったが吉日、よく言うでしょ?」

 

 思い立ったが吉日、一見すると聞こえはいいけど...僕はちょっと...なぁ...出任せ言ってるみたい出し、逃避行のようにも思えてしまう

 

「それを聞いたら私もなんかやる気が出てきました!諏訪子様、練習して来ます!あ、ごちそうさま!」

「ああ、行っちゃった...ほら天音も、練習しておきな。お粗末様」

 

 だが、諏訪子の言う通り、できて損するものでもないだろう。気が向いたら、練習してみよう

 

「今度練習したいと言ったら、付き合ってくれますか?」

「......分かった、良いよ。神に直接教えられるなんて、二度も無い機会だからね。付き合うぐらいなら良いかな」

 

 諏訪子のヘンテコ帽と慌ただしく走り去る早恵美の背を交互に見比べて、思わず笑ってしまう僕なのだった




  第閑話 S.S 名は体を表す

「小林ー」
「......」
「こーばーやーしー!」
「あ、はい、すいません諏訪子さん。その名前は呼ばれ慣れて無くて...」
「なんかあったの?」
「うわ、鋭い...実は...」
「あ、嫌なら話さなくても良いよ」
「......それなら、話を要約します。両親の影響で嫌いな名前です」
「ふーん...じゃあ、変えちゃえば?」
「え?」
「いやだから、名字変えたらいいじゃん」
「でも...いいんでしょうか?」
「いいんじゃない、別に。名乗りたいように名乗ればいいじゃん」
「............獣合」
「お?」
「今日からは、獣合天音、及び獣合地淡を名乗らせてもらいます」
「いいじゃんいいじゃん。ちょうど半妖を名前で表したみたいな...地淡?」
「あ...(ヤバい説明忘れてた。待ってそんな怪訝な目で見ないで!説明するから!)」



S.S 完
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