評価と色もつかないかねぇ~
「イメージ...イメージ...イメージ...?」
獣合天音、絶賛妖術の練習中に悶え苦しんでいます!
霧になって入ってきた妖怪、変異型の妖狐だったらしい。というのをさっき早恵美さんから聞きました。と言うのも、周辺で妖怪の相手をしまくってるらしいですから、見慣れてると...
助けてちたーん、コツとかなーい?
『「そうは言われてもなぁ...俺だっていつも能力頼りなんだよ。まあ、強いて言えば強い信念だな」』
「信念?」
『「ああ。俺は能力上、妖力だって操れるが、その時は何となく、直感的にああしたいこうしたいって決めてるな」』
「ほへー...なるほどわからん」
『「殺すぞ」』
「いや、なんとなーく解りそうではあるんだけど、どこか引っ掛かると言うか...」
『「何で引っ掛かってるんだ?言ってみろ」』
「うーん、確かに妖力自体は感じるんだけど...うまく操れないと言うか...」
『「それはまだ自分が妖獣だと、妖の類いだと認識できてないんだ。自分の尻尾を触りながらやってみろ」』
ふむ、なるほど。つまりは自分の存在を再定義しなおして妖力を正しく認識しろと...しっぽしっぽ...あった。...あれ、多くない?
「...しっぽ三本ぐらい無い?」
『「んなばか...いや、妖力感じるな。え、マジ?」』
「マジマジ。ちょっと待って...あ、火が出た!」
立てている指先には青白く火が灯っており、能力で出した炎と違い熱さを感じない
「天音さーん、全然奇跡をあやつれ...凄!」
「あ、早恵美さん」
「凄い!うっわあー、すっごい!あ、私と戦いません?」
「え、どうしてまた急ん「最近暇なんですよー、付き合ってくれればなぁって」...そっすか」
「じゃあ、私が合図しますよ?よーい...ドン!」
うわ、急に!?って巫女って肉弾戦してくるんだ。もっと神聖な...とか加護の...とかだと思ってたのに直進して正拳突きって
「巫女って、こんなのばっか何ですか!?」
「いや、多分私が...あっぶな!?異常ですよ!」
「よかった~...って言ってる場合じゃない!ふん!」
「効きませんよ~?私に妖術はね」
「え、何で!?」
「いやだって髪色でなに使うか察せるんですもん」
「...は?ちょっと待って一回休戦...え、ホントに?」
「はい、髪色が対応してます」
「え...っとぉ、狐火」
唱えると同時に、髪が赤色に染まり、逆立つ
「...え?水」
今度は髪が薄い青に染まり、緩くウェーブがかかる
「......なんと言うか、染まりやすいというか...(笑)」
『「多分脳が無意識のうちにイメージを具現化して、能力の影響か否かは分からんが、勝手に色素が変わるんだろ。妄想豊かなお前だからこそだな」』
(絶対貶してるでしょ!?)
『「さあな」』
「......まとまりました。再戦していいです」
「それじゃあ早速...行きます!」
早恵美さんはというと...結構強い。まず単純に力で負けていると言うのもあるし、時折虚を突くような動きや重心移動や視線を利用したフェイント、裏拳などを織り混ぜてくる。このままだと敗戦濃厚。でも妖術は聞かない。どうすれば...
早恵美さんが拳を突き出し、僕へのダメージを狙うが、横に反って冷静に回避。追撃にローキックを加えてくるが、咄嗟にジャンプ回避。しかしこの判断が凶と出る。
空中でうまく動けない僕に対空で渾身の一撃を合わせてくる。拳が当たる寸前...しっぽを三脚の要領で地面に付き、更に上に飛んで回避。大きく攻撃を空振った早恵美さんの背にライダーキック。
...あれ、結構戦えてる?
『「多分俺の影響合ってか戦闘方が身に付いてるんだろう。その証拠にお前の動きは全て俺が導き出した最善択...いや、機転を利かせれば俺をも凌ぐな。まあ体の使い方とかじゃまだ届かねえけど」』
なーるほどね。ありがと地淡、感謝してる
『「んな暇あったらとっとと勝って終われ」』
はいはい。じゃあ、ちょっと交渉
「早恵美さん、このままでは埒が開きません。お互いの全力を、一撃に込めて決めると言うのはどうでしょう?」
「ふむ、ノーガードで一騎討ちですか。良いですね。ではそれで行きましょう」
『「...天音、そんなの言って勝算あんのか?」』
無い!でもやるしかない。
しっぽに妖力を込め、更に結界を上乗せする
「「行きます!!」」
二人の声が揃い、拳を構えて走り出す。お互いの拳が接触する寸前...早恵美さんの体が浮かび上がった
...いや、正確には見えない何か...結界に乗った
早恵美さんの拳は勿論の如く、僕を空振る。僕は走っていた勢いを利用して逆立ちし、そのまま目の前で浮いている...結界に乗っている早恵美さんにしっぽを向ける。早恵美さんは咄嗟に腕を組み、ガードしていたようだがこれはさっきもいったように渾身の一撃。妖力が早恵美さんの腕を弾き、早恵美さんの胴に叩き込んだ
そのときの砂埃でうまく見えなかったが、そのときの僕の髪の毛は金色に輝いていたと言う
第閑話 地淡最強説?
~本編と別日~
「俺思うんよ。この能力ありゃ何でもできるって」
『「どう言うこと?」』
「えっとな、石って分子レベルで切断すると別の物質に変化するんだ。石だけでなく、他も然り」
『「へー、で?」』
「そして世界のどんな物質も分子間力っつうもんで分子同士が融合した分子の塊みたいなものなんだ。そしてこの分子間力っつうことばの最後の一字に注目」
『「えっと...分子間¨力¨...あ!」』
「That right. 力とついていると言うことは?」
『「分子間力も操れる!」』
「イグザクトリー!(その通り)」
この後試したけど意外と暴論っぽいのに石が金になったりとかちょっとそれっぽくなった