「お父さんの正体、ぼくは知ってる!」   作:marre

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第1話 お父さん、変だな…

タケルは小学1年生。家ではおとなしく、本を読んだり、ゲームをしたりして過ごす普通の男の子だ。学校から帰ると、宿題をやったり、少しだけゲームをしたりして、お母さんと一緒にご飯を食べるのが日課だ。

ある日の夕方、いつものようにタケルは宿題をリビングでやっていた。お母さんは台所で夕飯の準備をしていて、家の中はとても静かだった。タケルは鉛筆を手に取り、ドリルの問題を解きながら、何気なく家の中を見回した。すると、ふと目に留まったのは、お父さんの様子だった。

お父さんはその日も仕事が忙しかったようで、帰宅するとすぐにソファに座って携帯電話をいじり始めた。お母さんが台所で忙しくしている間、タケルはお父さんの様子をぼんやりと見ていた。そのとき、タケルはお父さんの行動に少し違和感を覚えた。

「お父さん、スマホをトイレに持って行った…?」

普段、そんなことをすることはなかった。お父さんがトイレに行くときは、いつも手ぶらで行くことが多かったからだ。しかしその日は、何やら慌ただしくスマホを手に取り、急いでトイレに向かっていった。タケルは少し驚き、目を細めてその姿を見送った。

「どうしてトイレにスマホを持って行くんだろう…?」

タケルは心の中で思った。トイレにまでスマホを持って行くなんて、普段はあり得ないことだ。お父さんがトイレで何をしているのかはわからないが、タケルの頭の中で疑問が膨らんでいった。

その後、お父さんはしばらくトイレにこもっていた。タケルはその間に宿題を終わらせて、しばらくテレビを見ていたが、気になって仕方がなかった。お父さんが何をしているのか、それが普通のことなのか、それとも何か秘密があるのか…。

「もしかして、お父さん、何か隠してるのかな…?」

タケルはお父さんがトイレにこもっている間、こっそりとトイレの前を通り過ぎながら、お父さんが何かしているところを見ようと試みた。しかし、ドアは閉まっていて、お父さんがトイレで何をしているのかは分からなかった。タケルは心の中で「お父さん、何してるんだろう?」と疑問を抱きながらも、その時はそれ以上気にせずに、リビングで遊んでいた。

しばらくしてお父さんがトイレから出てくると、手も洗わずに急いでソファに座り、スマホを見始めた。タケルはその様子をじっと見て、ふと思った。「お父さん、何か変だ…」普段、トイレから出るときはリラックスしているのに、この日は急いでいるように見えた。それに、スマホを手に持っているのも、やっぱりおかしい。

タケルはそのとき、心の中で「もしかして、お父さんは宇宙人なんじゃないか?」という考えがふっと浮かんだ。

ある夜テレビで見た宇宙人特集に釘付けになった。そこで紹介されていた「人間に紛れ込む宇宙人」の特徴——不自然な動き、妙に静かな時間、意味ありげな視線——それらが、最近の父親の様子とぴたりと重なっている気がしてならなかった。

宇宙人なら、スマホを使いこなせるはずだし、トイレにまで持って行くのも、秘密の連絡を取るために違いない…そう思った。

タケルは小さな胸をドキドキさせながら、もっとお父さんのことを知りたくなった。お父さんが何をしているのかを探るために、少しだけ慎重に行動することを決めた。しかし、タケルにはまだお父さんが本当に宇宙人かどうかを確信する証拠がなかった。

その日、夕飯を食べているときも、タケルはお父さんの様子が気になって仕方がなかった。お父さんはいつもと変わらない笑顔を見せていたけれど、タケルはその笑顔の裏に隠された何かがあるように感じた。

「お父さん、何か隠してるんだろうな…」

食事が終わると、お父さんはリビングでテレビを見始めた。タケルはその横で、お父さんのスマホの使い方をじっと見守っていた。お父さんがスマホを操作するたびに、タケルの胸の中で疑念が膨らんでいった。スマホを使っているお父さんの指先が、何か秘密を隠しているように思えて仕方がなかった。

その日の夜、タケルは寝室で布団に入ったが、目を閉じてもお父さんの行動が頭から離れなかった。「お父さん、どうしてスマホをトイレに持って行ったんだろう…?」タケルはその疑問を解決するために、眠れぬ夜を過ごした。

「宇宙人…だとしたら、お父さんは何のために地球にいるんだろう?」タケルはその疑問を胸に抱きながら、少しだけワクワクしながら眠りについた。

そして、タケルは心の中で決めた。「お父さんが宇宙人なら、証拠を見つけるまで諦めない!」

 

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