深い絶望の海から垂らされる希望の竿、僕は意識が朦朧としながらそれを掴んだ。
一章 キボウモゼツボウモナイ…
…
………
……………さん
…………………帝さん!!
帝「うっ…うーん…はっ!!」
目を覚ますと、身なりのない部屋にが視界に移り僕はそのベッドの上にいた。
帝「……」
僕が放心状態でいると…
夜桜「帝さん、目を覚ましましたか!?」
ふと横を見ると夜桜さんが目に映っていた。
帝「夜桜さん…」
夜桜「あぁ良かったです…私みんなに看病を任されていたので…」
帝「そういえば…ここは…?」
夜桜「ここは、個室です私達一人一人に設けられています」
相変わらずの監視カメラや鉄板が威圧感を感じさせるが、それ以外はシャワールームや雰囲気のいい椅子や机とホテルのような感じ案外悪くない。
夜桜「それとこちらを…」
そういい夜桜さんは、電子機器のような物を僕に渡した。
夜桜「これは電子生徒手帳で少し前にモノクマさんから配られたもので、私が帝さんの分を預かっていました大事な校則がそこにあるので見てください…」
言われた通りに、僕は電子生徒手帳を開き校則の部分を確認する。
.この共同生活に期限はありません
.学園長への暴力や監視カメラ等の破壊を禁じます
.22時から7時までを夜時間とし一部の場所が閉鎖されます
.個室以外の場所での睡眠を禁止とし違反者は罰則の対象となります
.殺人を犯したクロは自分がクロだと他人に知られてはいけません
.なおこの校則は増える場合があります
帝「…やっぱり夢じゃないんだ……」
試しに自分のほっぺたを抓ってみるが、痛かったつまりこれは現実ということだ…
夜桜「帝さん、調子がよさそうでればいっしょに食堂にきて欲しいです、そこでみんな集まる予定ですので…」
帝「解ったよ夜桜さんありがとう…」
僕は夜桜さんと一緒に食堂まで行く、食堂は広く机や椅子も整備されており集まるには最適な場所で、入ると花里さんが目に映った。
花里「あっ帝くん!!体は大丈夫!?」
帝「夜桜さんのお陰で何とか…」
夜桜「私、旅館の仕事の手伝いでこうゆうのは慣れていますから」
花里「夜桜ちゃん帝くんの看病ありがとね、あとみんなもそろそろ集まると思うから少し待ってて」
数分後、花里の言うとうり皆食堂に集まってきた一人を除いて…
花里「あれ羅刹くんは?」
白鳥「あいつか?さっきも一人で見た気がするんだが…」
紅蓮院「まぁ大丈夫だろ、アイツは私より遥かに強ぇそう簡単に死ぬ奴じゃないだろ」
花里「それもそうね…じゃっ第1回の会議をやるわよー!!」
竹姫「おっーーーー!!!」
帝「会議って…?」
夜桜「実は私が看病している間、皆さんが学園の探索をして脱出の手がかりを探していたんです」
花里「そうそう、いくつかのグループに別れて探索しててこの会議でみんなと情報を共有するの!」
竹姫「はいはーい!!じゃぁワタシから白鳥くんと桜井くんといっしょに宿泊室を確認してきたよ~ワタシのマイルームの10分の1程度の広さだけど、まぁ庶民にはちょうど良いレベルじゃないかしら?」
白鳥「はぁコイツの基準じゃ解らないと思うが、要約するとロシアの監獄よりはずっといい環境だ」
花里「うーんどっちの例えも解りづらいかなぁ~」
玉樹「何というか例えが極端というか…」
焔「この2人の感性じゃ話にならないから、一番まともそうな桜井クンが説明してよ!!」
桜井「しかたないな…個室は完全防音でシャワールームも完備されていて一般と比べてベッドも上質なものが使われいる、生きていくには申し分ないただし監視カメラは健在だ…」
鈴音「げっ個室にもカメラがあるとかプライバシーも欠片も無いのねあのクマは…」
白鳥「あと一応言っておくが俺でも鉄板はどうにもできねぇ…コンクリートの壁を粉砕できる力で全力で殴ったがびくともしねぇ…」
白鳥くんが不服そうにそう言う、超高校級の脱獄囚の彼の力を持ってしてでも、ここからは出られそうに無いと考えると状況は絶望的と考えた方がいい…
帝「白鳥くんでもあの鉄板をどうにかできないのか…」
花里「そっかその事は後で考えましょ、さてと次は…」
熱斗「はいはいはーーーい俺がやるぜ!!!!」
いきなりスイッチが入った熱斗くんが全力で挙手してきた。
熱斗「俺と紅蓮院で焼却炉を見てきたぜ!!」
紅蓮院「まぁそんな対した所じゃねぇが…」
熱斗「なんかココがズドーンでこの辺りがメラメラしてて__」
桜井「お前の場合は語彙力がなさ過ぎだ…」
星井「表現はキラキラしてるけどね☆」
紅蓮院「なら私が代わりに説明する、簡単に言えばスイッチを押してゴミを燃やす場所だ、それ以上でもそれ以下でもない…」
熱斗「そうだね特に怪しい所は無いし…」
白鳥「急に落ち着いたな!」
熱斗「熱って熱くなるのも冷めるのも速いんものだよ」
焼却炉はただゴミを処分する場所なのか、これと言った手がかりはないか…
星井「よしそろそろ僕の出番かな☆」
鈴音「あんた、ナルシスト過ぎてコッチが恥ずかしくなるんだから!」
KZ「ワタシハ見テイテ彼ハオモシロクテ楽シメタノデスガ」
星井「おっと鈴音ちゃんそれはゴメンね☆僕と鈴音ちゃんとKZで教室と妙な扉を調べたんだ☆」
帝「妙な扉…?」
星井「そうそう巨大な金庫みたいで、重火器がそれを守るように配置されて下手に手を出したら蜂の巣にされそうだから何もできなかったけどね☆」
鈴音「あれはマジで厳つくてビビったわ…」
KZ「デスガアノ扉ガジュウヨウナ手ガカリナノハ間違イ無サソウデス」
夜桜「望みはあるのですね…」
巨大な金庫みたいな扉…後で見ておくか…
聖「そろそろ私からも…」
花里「あっ聖ちゃんワタシ達の分もお願い!!」
聖「分った、私と花里と玉樹でここの食堂と厨房を見てきた」
玉樹「あと衛生面も完備してて、使う分には全然問題ないよ」
聖「そうだ、それに私達は厨房でモノクマと遭遇したぞ」
夜桜「えっ!?」
聖さんがそう言うと、みんなの視線が集中する。
聖「安心してくれ、食料に関する事だけを説明してくれただけだ」
鈴音「へぇーなんていってたの?」
聖「奴からは食料は毎日補充されるから、食料に心配せずにコロシアイができると言われたな…」
白鳥「チッ無駄に獄中よりもいい生活させやがって…」
食料は完備してるのか、モノクマがそこまでして僕らにコロシアイをさせたい理由は……………………………だめだ、分からない…
聖「私から言えるのは以上だ…」
花里「聖ちゃんありがとね~」
焔「じゃぁそろそろ僕の出番かな~」
聖さんが終えると焔くんが挙手する。
花里「いいよ~」
焔「僕はね霊道サンと一緒に保健室と職員室をみてきたよ、でも二手に分かれてみてたから霊道サンいや、彼女に取り憑いて幽霊サン♪」
霊道「…分かった……まず目についたのは二つのベッドそれなりの大きさでリラックスするのには最適だな、あとは救急箱もある小さい怪我なら治すことができるただ大ケガは無理そうだ、それと輸血パックも何枚か見つけたこんな物いつ使うかはよく解らんが…とにかく今の所は異常な物はない…」
焔「だって!!」
玉樹「よかった、毒とか無さそうで」
桜井「何かあった時のために一応視メモしておくか…」
保健室も完備してるのか、にしても食料も完備してるってなんか気味が悪い……あっ!!
帝「やっぱりモノクマは悪魔でもコロシアイに拘ってるかもしれない…」
夜桜「帝さん!?どういうことですか?」
帝「あの…食料も医療もある程度備わってるのって…僕らをコロシアイ以外で死んで欲しくないからだと思ったんだ、ほらコロシアイを目的にしたらそれ以外で死んじゃうことがあったらモノクマがわm_」
焔「なるほど~思いもつかなかったな~」
僕がそう言い切る前に焔くんにセリフをかき消された。
花里「ちょっと今帝くんが喋ってる途中でしょ!!」
焔「まーまー帝くんが面白かったから~」
帝「えっ!?」
焔「確かにそうだねコロシアイ以外の死因だってあのクマには望んでないはずだよね!!」
鈴音「全く気味の悪い学園ね…」
熱斗「ああ、熱が冷めちまうな」
焔くんは僕にそう言った焔くんにとって僕は面白い…?
焔「話しを戻して僕の報告にいこう!!単刀直入に言うと職員室はスッカラカンでなーんにもなかった…」
聖「手掛かり無しか…」
焔「いや無いわけじゃ無いけど」
紅蓮院「あるのかよ!!なら…」
焔「続きは自分の目で確かめて!!以上!!」
えっ!?
花里「ちょっ何で途中で辞めるの!?」
鈴音「そっそうよそんな焦らしプレイ誰も得しないわ!!」
桜井「情報共有しないとはどういうことだ…」
焔「いやー僕はネタバレをしない主義なんだよね、だってここ言っちゃうとつまんなくなっちゃうんだよね!!」
どうやら言う気は無いみたいだ、こんな事して焔くんは何が目的なんだ?とりあえず後で職員室に行ってみよう……
白鳥「まぁいい…聞いておくが嘘じゃねぇよな?」
焔「もちろん!!あとね、この辺はところどころシャッターが道を塞いでいる所があるから、まだまだ知らない所がありそうだったよ」
星井「さらっと重要な事を言うね☆」
焔くんの事は信じておこう、焔くんがさり気なくシャッターの事を言ってたけどそこに何か脱出の手掛かりがあるのかな……………とにかくこれでみんなの情報を聞き出せる事が出来た。
帝「みんなありがとう、状況は整理できたかな…」
花里「全然大丈夫だよ!!困ったときは頼って良いからね!!」
玉樹「ところで情報共有は終わったけど、これからどうするの?」
花里「んー」
夜桜「それならしばらく休憩を取るのはどうでしょうか?皆さん突かれていると思いますし…」
カグヤ「歩き疲れたから賛成!!」
桜井「仕方ないな…」
花里「それじゃ決まりね!!またしばらくしたら集まりましょ!!」
夜桜さんの提案にみんなが賛成し、みんなだんだんと食堂を離れる僕も食堂を出て一休みしよう!
自由行動開始
帝「とは言っても行く当てが無い…」
今気がついた、話しを聞いたがまだ右も左も解らない僕は行く当てもなく、とりあえず状況共有されたところをチェックするべく廊下を歩いていると…
カチッ
帝「えっ?」
何も無い所の廊下に隠しスイッチみたいな物を踏んでしまった。
ゴゴゴゴゴ…
帝「なっ何…!?」
何も無い壁が変形して入口が出てきた、中は暗くて行ってみないと解らない…
帝「入ってみよう…」
僕は意を決して恐る恐る入ってみる中が暗くよく見えない、そんな状態でも僕は進むすると………
パッ
モノクマ「おめでとうございま~す」
帝「うわぁぁ!!!!」
いきなり部屋が明るくなり、またいきなりモノクマが目の前に現れ僕は驚き思わず叫んでしまった。
この辺はまだなにもないから誰にも聞かれて無さそうなのが不幸中の幸いだ。
モノクマ「いやぁ~帝くんが最初に購買部の入口を見つけるとは思わなかったよ~」
帝「こっ購買部!?」
モノクマ「そうだよっこの購買部は僕がこの学園の至る所に隠してるこのメダルを使う事でモノモノマシーンを回す事ができるのダッ」
確かに購買部には怪しげなガチャガチャが置いてあった。
モノクマ「今回は初のお客様と言うことで特別に2枚渡すから、これでイイモノを引いてねーそれじゃよいコロシアイライフを~~」
そういいモノクマは去った、モノモノマシーン……試しにやってみよう!!
そう思いモノクマから渡された二枚のメダルでモノモノマシーンを回す。
帝「……何これ?」
最初に出てきたのはトンボのキーホルダーだった…とりあえずポケットにしまうことにし二枚目を入れ回してみる。
帝「これは…」
二枚目のメダルを投入すると今度は紫色の髪留めが出てきた。これは僕には使えなさそうだと思いながらまたポケットにしまい、もうここではやることが無いと思い購買部をでると…
帝「あっ…」
鈴音「アンタこーんな所で何してんの?」
鈴音さんと鉢合わせてしまった、一応購買部の事を言って置こうかな。
鈴音「まぁいいか暇だから少し付き合いなさいよ!」
帝「えっわっ!?」
いきなり引っ張られ鈴音さんに部屋まで強制連行されてしまった。
鈴音「それにしてもこの部屋私の部屋の100倍豪華でむかつく…普段なんてクーラー無しで通気性最悪の木造なのに……」
帝「これが鈴音さんの部屋…」
鈴音さんの部屋は僕らと違いベットが布団に差し替えられている、雰囲気も全然違い何処か古き良き感じだ。
鈴音「とりあえず床でも何でも良いから座りなさい」
そういいながら鈴音は堂々とあぐらを掻く女子にしてはだいぶ厳つい座り方…僕もそのまま座りこんだ。
鈴音「はぁこんな目に会うなんて、マジ終わってる」
帝「鈴音さん」
鈴音「何?別に暇潰しで連れてきただけだけど、どうせならせめて面白い物とか持ってないの?」
帝「これ良かったら」
鈴音「え?何何!!何かくれるの!!」
せっかくだから鈴音さんにプレゼントを渡してみよう、さっき当てたトンボのキーホルダーを鈴音さんに渡す。
鈴音「………ふぅんセンスは50点アンタにしては悪くないじゃない」
褒めてるのかけなされてるのか分からないけど、まぁまぁ気に入ってくれたみたい。
鈴音「何だかこれを見てると昔を思い出しちゃうな~」
帝「昔?」
鈴音「暇だし特別に話してあげる、私の地元は昔からド田舎でそれでも色々遊びはあるけど一番熱中してたのは虫取り、田舎じゃ虫が豊富にいるから飽きずにたくさん捕まえたんだから」
帝「それで捕まえた虫は?」
鈴音「もっちろん針でぶっ刺して標本にしてたよ♡」
帝「えっ!?」
鈴音「地元の昆虫は大体コンプリートしたかな、苦労して作り上げたから今も大切に保存してるんだよね~」
何だろうもうこの人なら容易に想像出来る…
鈴音「まっ昔は昔今は今!!私は脱田舎を目指して都会に出る!!そのために入学したんだから!その為ならバチ当たり上等よ!!」
色々滅茶苦茶な人だけど夢には一生懸命に考えてる、そこだけは尊敬できるかも…
鈴音「そういえばコレ何処で手に入れたの?」
帝「そっそれは…」
購買部の事は後で皆にも教える予定で話しても問題ないと思い、僕は購買部の事を全て鈴音さんに内明かした。
鈴音「何それめっちゃ面白そう!!そうと決まれば案内しなさい!」
帝「ちょっ!?」
また強引に連れて行かれた、僕は言われるがままに案内し購買部へ着いた。
鈴音「アレがモノモノマシーン?引くほどセンス無いデザインね」
帝「モノモノメダルを入れないと回らないようになってるから探さないと」
鈴音「それじゃアンタも手伝ってよ、学園中にあるなら二人掛かりで余裕で見つかるじゃない」
帝「案内したからそろそろ…」
鈴音「アンタに拒否権は無い、いいから私の為には・た・ら・け」
こうしてしばらく無理矢理モノモノメダル集めを付き合わされた、今更だけど僕鈴音さんにすっごい下に見られてるような気が…
鈴音「いやぁ~大量大量私のお賽銭箱も一人これくらいは入れて欲しいけど」
帝「鈴音さん落としてるよ!?」
鈴音「大丈夫これくらい、その内貧乏人がコレを拾うから」
その後鈴音さんは現在所持しきれない程にたんまり集まったメダルを落としながら抱え歩いている、身につけている鈴の音と持っているメダルの音が合わさりものすごくうるさい。
帝「こんだけあるのに結局一枚も使わなかったけど…」
鈴音「こんなに貯まってる方が気分がいいもの、それに楽しい暇潰しが出来てとってもいい気分♡アンタと楽しむのも案外悪くないかも♡」
帝「沢山見つかって良かったね…僕は疲れたけど…」
鈴音「じゃっありがとね~バイバーイ」
そういい鈴音さんは上機嫌のままは去った、心なしか少しだけ仲良くなれたような気がする。とはいえたくさん動かされて疲れた…ヘトヘトの状態で休憩する場所を探そうとすると…
花里「アレ帝くん!?なんか疲れてそうだけど大丈夫?」
今度は花里さんとばったり会った、目が合うとヘトヘトの状態の僕を心配している。
帝「ちょっと鈴音さんに色々…」
花里「それなら私とゆっくりしましょ」
先ほどの疲れもあって花里さんと一緒に過ごす事にする。近くに教室があるのでそこで椅子に座り雑談をしていた。
花里「それでね!今よりもっともーと有名になって世界中の人が私のカットで幸せにするのが私の夢だからこの学園に選ばれた時、夢を叶えられる一世一代の大チャンスだと感じてすっごい嬉しかった」
帝「世界中の人を幸せにする…花里さんは仲間思いですっごく優しい人だから叶えられるよ!」
花里「ありがとう!!それでね帝くん少しお願いがあるんだけど」
帝「お願い?」
花里「単刀直入に言うとね、私帝くんの髪をカットしてあげたいの」
帝「……っ」
少しだけ思考が止まった、超高校級の美容師とも言われている彼女が僕の髪を切りたいと突然言い出したからだ。
花里「帝くんは記憶喪失だしやっぱり何か迷ってると思う、そうゆう時は髪をバッサリ切って新しい自分を誕生させると憑きものが取れたかのように表情が明るくなってくれるの」
帝「せっかくだからお願いするよ」
花里「やったぁ!帝くんには絶対に気に入って貰えるカットにしてあげるから楽しみにしててね」
絶対に気に入って貰えるカットか、一体どんな感じだろう。
帝「花里さんはどうやって超高校級の美容師になれたの?」
花里「うーんと最初はお客さんを見たときに瞬時に似合う髪型が思いつくようになる特技に目覚めた時かな、でもその時はまだ見習いでカットはできないけどたくさん練習して、あちこち切って怪我をしてもめげずに努力を重ねてきた、そのお陰でここまでこれたんだから!!」
見ただけで似合う髪型が一瞬で思いつく特技、その上本格的に美容師としてデビューするまでたくさん努力してきた花里さんは間違いなく凄まじい才能を持っていた。
花里「でもね最初はただの小遣い稼ぎのアルバイトで始めたの、もちろんその時はただのアシスタントで美容師になる気は無かった、だけど先輩達の背中を見ると格好良くていつの間にか本気でのめり込むようになちゃったて訳」
帝「最初は美容師になるつもりは無かったて事?」
花里「うん、本当にいいバイト先を見つけたとしか考えてなくて…」
最初はほんの些細なきっかけ…今の花里さんを見ると何だか意外だ。
花里「でも、今は帝くんの髪を切りたい!私にできる事は少ないけど、困っている人は放っておけないだから少しでも帝くんの力になりたいから!!」
帝「その時は楽しみにしてるよ」
花里「まだ道具揃えが良くなくて、明後日くらいなら全部準備できると思うからその時にまた誘ってあげるね」
帝「あっそうだ花里さん、良かったらコレ…」
先ほどモノモノマシーンで手に入った紫色の髪留めを花里さんに渡す、気に入ってくれたら良いけど…
花里「わぁキレイな髪留め!丁度髪留めのストック欲しかったから助かったよ!!」
良かった、かなり喜んでくれたみたいだ
花里「さてと、時間だから食堂にいきましょ」
もうこんな時間か、解散から時計の針はだいぶ進んでおり集合時間まであと少しになっていた。その後僕と花里さんは少し速めに食堂へ着いた。
帝「なんかいい匂い…」
花里「もう先に誰かいるのね」
食堂へつくと美味しそうな匂いが漂ってくる、厨房へ向かう。
聖「もう来たのか?」
玉樹「あっ先に厨房借りてるよ」
厨房には聖さんと玉樹くんがおり、料理がたくさん置いてある。
花里「わぁ~凄い量の料理!これ二人で全部作ってたの!?」
聖「ただの晩飯の準備だ、これだけの人数分になると作るにも時間が掛かるからなあらかじめ用意したほうが効率がいい」
玉樹「僕はそのお手伝い、この体だとどうしても料理は厳しいけど雑用くらいはできるからね」
確かに車椅子生活の玉樹くんだと、調理場に届かないから聖さんを支えていたのか。
聖「今後の調理役は任せろ」
花里「じゃあ遠慮なくお願いするね」
聖さん料理までできるのか、彼女はホントに何でもできて底がしれない…
玉樹「そろそろ皆も来るころだけど…」
何人か食堂へ向かう音が聞こえてくるそして……
竹姫「やったー私が一番てっ…なーんだもういるじゃない…」
桜井「……」
疾風「くうぅぅぅぅ俺は周回遅れかよ!!!!」
最初に着たのは竹姫さんと桜井くんと疾風くん、その後後からだんだん集まってゆき大体は集まっただけど羅刹くんは来ていない。
白鳥「なんだ、またアイツ不在か」
玉樹「それどころか一度も部屋から出て来て無いね…」
焔「そんなヤツの話しなんて別によくない!?」
紅蓮院「よくねぇだろ!このままじゃ安否確認の使用がねぇ…」
花里「わっ!?ちょっとみんな落ち着いて!」
確かに羅刹くんは不在で今どうなっているのか分からない、最悪の場合…
羅刹「そんなに俺が恋しいか?」
「「「「!?」」」」
今羅刹くんの声がした!?そう思い声の方へ振り向くと確かに彼がいた。
鈴音「おっそ~い何そんなに怖いの?」
羅刹「恐れているのはお前達の方だろ?だから俺は大人しくしたんだ…」
紅蓮院「恐れているだと?そんな訳…」
羅刹「俺は数え切れないほどの人間を消してきた…そんな俺と共存出来ると思うか?」
聖「なら、お前は自分は人殺しと言いたいのか?」
羅刹「何とでも思え…」
きたと思えばこの態度せいで険悪な空気に…
桜井「大体お前は何故今頃きた?嫌味を言いたいだけなら引っ込め…」
羅刹「少し気になった所を独自で調べただけだ…ついでに情報共有をやろうと思っただけだ…」
焔「何何!?面白いやつ!!」
羅刹「…」
羅刹くんが出したものそれは「新入生ファイル」と言うもの、あれ?新入生と言うことはもしかしてボクの情報も!?
羅刹「これを置いていく…俺は部屋に戻っておく」
花里「ちょっと夕飯は?せめて食べよ!?」
羅刹「あいにくここ数年ピーナッツしか食べない今後もそのつもりだ…」
夜桜「それ栄養バランス大丈夫ですか!?」
疾風「明らかに燃料が足りねぇだろ!!」
羅刹「………」
そのまま無言で去ってしまった…
白鳥「何なんだアイツは?妙な物残しやがって…」
鈴音「このまま私達アイツにぶち殺されそうじゃない?」
KZ「イエカレハ…スナオニナレナイカト…ナンダカココロニスキマガカンジマス…」
玉樹「とりあえずファイルは見ておこうか重要な手掛かりに成りかねないし…」
玉樹くんがファイルを開くとみんなの視線が集まる、ファイルの中身は一枚の紙のみで読んでみると…
「湊小町 超高校級の幸運」
そこにはここには居ない生徒の名前が、写真も無くどんな人物か素性不明しかもこの中にはいなかった「超高校級の幸運」の才能を持っている…
帝「小町……幸運…?」
推せるキャラはいますか?
-
帝
-
花里
-
竹姫
-
白鳥
-
夜桜
-
疾風
-
鈴音
-
桜井
-
忍
-
玉樹
-
羅刹
-
紅蓮院
-
霊道
-
星井
-
焔
-
KZ