一等星の機関車達   作:天龍改

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第3話 アルバルドはソドー島を知る

 

ソドー鉄道

本来の名前は、ノース・ウェスタン鉄道(以降NWRと表記)と言うが、ソドー島にある鉄道だからソドー鉄道と言った方が本土の奴らには伝わりやすいだろう。

 

この鉄道の成り立ちは、元々島にあった三大私鉄を合併する形で出来ている。

 

現在の本線のクロバンズ・ゲート駅辺り、ノランビー線、そしてカーク・ローナン線を所有していたソドー・アンド・メインランド鉄道(以降S&M)はソドー島で最初に開業した鉄道だったが、『バラフートンネル』、今は1台の機関車が封印される形で一部が封鎖されているあのトンネルは1度1865年ぐらいに崩落し、カーク・ローナン港では汽船サービスの勧誘に失敗、本土とヴィカーズタウンを繋ぐ橋の建設は完全間近に強風によって破壊され、1901年に倒産。会社は無期限の休止状態。

 

ティドマス・ナップフォード・アンド・エルズブリッジ軽便鉄道(以降TK&E)はナップフォード港に維持費が高かったため、ブレンダム港の建設に失敗していたウェルズワース・アンド・サドリー鉄道(以降W&S)にティドマス港とそこまでの運行権を得させることによって接続、1912年に二社による共同運営されることに。

 

ただこれは、実質的な合併となっていたが、合併法ができる前に行われたため、法律上は存在しない鉄道会社となり当時は非難をされることに。

 

そして1914年、世界大戦が勃発。

アイルランドの防衛を名目に政府主導の支援が行われ、公共機関として破綻していた『S&M』が、擬似的に合併していた『TK&E』と『W&S』と合流する形で正式に合併を行い、新たな私鉄『NWR』が開業される形となった。

 

 

だいたい、これがこの鉄道の成り立ちだな。

何となく分かったか?"アイ”」

 

「スゥ……スゥ……」Zzzzzz

 

地図や羊毛紙に書き込んでいた手を止め、横を見る。そこにはコクリコクリとうたた寝をしているアイがいた。

何処から寝ていたのだろう?

途中で返事が無かったことに疑問を抱かなかった俺が悪いのか?これは?

 

「……………ハァ」

 

自分の目を覆い隠し、ため息を吐く。

授業の場所はソドー整備工場の休憩室。

俺が知識を言ったり書いている間にアイが寝る。それがここ最近の日常と化してるからだ。

決して彼女の細長いまつ毛やぷるんとした唇に、視線が吸い込まれかけたからじゃないからな!!

 

「・・・・・・・・」

 

ゴンッ……ガチャガチャ…ガチャッ

「入るぞ〜、ってありゃ?また寝ちゃった?」

 

「足で開けるな行儀が悪いぞ、ライザ」

 

足だけで器用に扉を開けて入ってきたライザに苦言をこぼす。両手で資料等が入った箱を持ってるとはいえ、ノックなりすれば開けてやるって言ってるのに。

 

「まぁまぁ、いいじゃんか。それで?今日はどこまで保ったの?」

 

「多分ソドー鉄道の歴史の途中だと思う。

……まぁ、火室に火を入れてないから仕方がない」

 

「ご飯はちゃんと食べてるの?」

 

「さぁ?人間らしく腹が減ったなら忘れないかもしれないが、生憎俺らは蒸気機関車だぞ?」

 

最近の日常と化してるいつもと同じ質問に、いつもと同じように返答する。

 

俺たち乗り物は"人類”に限りなく近く"人間”とは限りなく遠いモノである。

人類と同じように血は流れているが生物と違い、ほとんど関係ない。どれだけ血を流そうが、どれだけ怪我をしようが俺たち乗り物は動くことができる。ただ、人間体の脳をやられたらどうなるかは知らないし、知ろうとも思わない。

 

俺たち乗り物は、人間と同じように飯を食べることが出来るが排泄を行わない。ただ、食べた物を全て燃焼するだけだ。

つまり食べなくても普通に生きていける。

まぁ、食べた時と食べなかった時の人間体の行動力は雲泥の差だが……

 

人の形をしていながら人にはなれない俺達のことを世界は乗り物人間(ビーグルヒューズ)と呼んだ。

人間(ヒューマン)でありながら機械の部品(ヒューズ)である。これを最初に言ったやつは余程口が達者か、俺達を憎んでいたらしい。

 

ソドー鉄道が基本的に"人機混合派*1”で良かったよ。ビバ、ノー差別。

 

「寮の飯が不味かったから食べたくないだけでしょ……」

 

「………………」

 

目を背ける。図星だからだ。

イギリスの料理は基本的にある分野を覗いで未発達だ。悪くいうならクソ不味い進歩の無い料理だと歴史の無い国(アメリカ)に煽られるレベルで。

 

まぁ、だからか、日本機のアイは舌が合わなかったのか食べるのを拒否、俺は不味すぎて食べることが億劫になり、焼いただけのパン1切れを牛乳で流し込むようになった。

 

「……………」

 

「ハァ……、アイが起きたら何か食べに行くか」

 

ライザは持ってた荷物を机の上に置き、無言で俺の向かいの席に座る。俺も連動するかのように机の上に広げていた地図や書類を片付ける。

 

いつも通りの行動。ライザがこの部屋でこうやって目の前に座る時はお昼の休憩時間が近いからだ。

アイも10分ほどで起きるだろう。

それまでの時間つぶしとして世間話をする。

あぁ、いつも通りの日常だ。

 

冷たくなった紅茶を飲み干し、喋り出す。

 

「そういえば今日、ここに来る時にトーマスから聞いた話でよ___」

 

──────

 

────────────

 

────────────────────

 

 

ヴィカーズタウン(大きな)駅にて。

 

俺は毎日、ヴィカーズタウンにある寮で寝泊まりしている。そこにある書庫で毎晩、アイに教えるための知識を勉強しているからだ。

 

今日は(そういえばここ2〜3日、騒がしかったな?)なんて思いながら朝イチに出る列車に乗るために駅のホームで待っていたんだ。

すると、操車場の方がうるさく、少し気になった俺は見に行くことにした。時間にも余裕があったからね。

 

駅のホームを渡り、操車場の見える位置にまで移動すると、ろくでもないものが目に映った。

 

『早く俺様の客車を用意しろ!!』

 

『オラオラッ!!貨車共、早く並べッ!!』

 

『『ギャハハハハハハハハハハハ!!』』

 

『『『うわぁあああ!!』』』

 

『痛いじゃないかッ!!』

 

来島時に出会った乱暴な2台の大型機関車が幅を利かせているではないか。

 

ただ出会った時とは違い、アップルグリーンだったボディはトーマスやエドワードのように青色へ塗り替えられており、LNERと書かれていた炭水車には黄色でデカデカと『98462』と『87546』と書かれていた。

 

『アイツら、なんでここにいるんだ?』

 

『・・・・』イライラ

 

『トーマス!!』

 

怒った顔をしたトーマスが空っぽの客車を押して駅のホームへ入って来た。

ちょうどいいと思い声をかけると、パチクリとこちらを見た。

 

『アル!!なかなか姿を見ないから、解体されたかと思ったよ!!』

 

『馬鹿言え、そう簡単に解体されるかよ。

それより聞きたいことがあるんだが……』

 

『聞きたいこと?』

 

『あぁ、なんでアイツらが外に出てんだ?(・・・・・・・・・・・・・・・)

 

俺が修理工場に入る時に聞いた話では、反省するまでよほどのことがない限り機関庫の奥に閉じ込めておくって聞いていたんだが。

あの様子じゃあ、反省してないな。

 

『あぁ、アレね……』

 

嫌なことを思い出すかのように、さっきまでパチクリとしていたお目目が一気にジト目になる。

操車場で起こってる惨事に呆れた顔をしながら、トーマスは衝撃的なことを言った。

 

『本線用の大型機関車が2台、どっかに消えちゃった(・・・・・・・・・・)んだ。

おかげでアイツらが穴埋めとして出てきたんだよ。雨を怖がってる機関車の方がまだ役に立つってのに……』

 

まぁ、反省していないのが丸わかりだったから、自慢していたアップルグリーンのコートと名前を没収したらしいんだけどね。

っと、付け加えてトーマスは嘲笑うが俺にはひとつ引っかかるものがあった。

 

『どっかに消えた??』

 

『あぁ、ちょっと馬鹿げた話なんだけどね。

2台とも三日前の夜間列車を引いて駅を出たのを最後に、行方が分からなくなったんだ。』

 

消えた2台の機関車の名前はそれぞれ、"アフトン”と"666号”。

アフトンは赤い旅客用テンダー機関車で、エドワードが本線の旅客輸送を担っていた時に別の鉄道からやってきた機関車だった。

古い客車の扱いが悪かったのを覚えている。とりわけ、2軸客車を家畜車なんて言うほど嫌っていて乱暴に扱っていたから、よく2軸客車達から文句を言われていた。

 

666号はアフトンと同じ時期に来た黒色の貨物用テンダー機関車だった。

名前ではなく番号で呼ばれているのはアルフレッド(98462)と同じ理由で、向こうの鉄道にいた時にやらかして没収されたらしい。

とにかく挙動不審で、いつも何かに怯えていたのを憶えている。たまに、何もいないところを見て悲鳴を上げていた。

 

『本線上に引いていたはずの列車だけを残してどこに行ったんやら。引かれていた客車や貨車に聞いても『幽霊に連れていかれた』としか言わないし。』

 

トーマスは"バカバカしい!!幽霊なんているはずが無いだろ!!”と呆れた顔をしているが、俺は背筋が凍りつくようなヒヤリとした感覚を感じた。

 

未だに火室に火が着いていないせいか、ここ最近落ち葉がチラホラと見え始めた季節特有の風のせいか。

それとも、幽霊がいるという与太話を信じてしまったからなのか、俺には分からなかった。

 

────────────────────

 

────────────

 

──────

 

 

「んで、色々調べていたんだが………この島、一体全体どうなってんだ??」

 

「あー………」

 

心当たりが有るのか視線を泳がすライザ。

それだけでいくつかの疑問が確信へ変わる。

 

アイに教える傍ら、様々な書類を見ていた。

この島の歴史書から路線図、鉄道事故や事件をまとめた新聞のスクラップブック等を。

するとどうだ、全体の資料の3分の1も行けてないが、気になる記述が出てくる出てくる。

 

アメリカの存在しない輝ける時(シャイニング・タイム)の駅(ステーション)に繋がる魔法の線路の存在。

 

霧の島(ミスティアイランド)へ繋がっていた、崩落事故によって塞がれたという様々な疑問が残る海底トンネル。*2

 

かつてソドー島の中心部だったとしか記述が残されていない偉大なる水の都(グレート・ウォータートン)

 

その他にも色々気になる記述があるが、矛盾している所を考え込んでアイへの勉強が疎かになりかけたから辞めた。

せめて私鉄時代の機関車がまだ残っていれば良かったんだが、なんでかほとんどの車両が行方不明になっている。

 

1914年〜15年頃はまだ残っていたらしいが、エドワードはその時はまだ不調機で改造中、人間体はトーマスの教育にかかりっきりだったらしいし、詳しい話は聴けそうに無いと考えている。

 

「・・・・」ムスー

 

「STOPよアル、考え込み過ぎて苛立っている。

頭冷やしてよ。また修理中のどっかのバルブを吹っ飛ばす気?」

 

「…ッ!ハァー……スマン……」

 

深呼吸して頭を冷やす。

 

駄目だなぁ、こりゃ。

 

俺は、ほかの機関車よりも短気だ。それが災いしてか苛立ってしまうと、何故か火を入れてなくてもバルブを吹っ飛ばしてしまうのだ。

 

おかげで三日前に修理が終わったばかりのバルブを破損させてしまい、修理箇所が増えたと怒ったライザにレンチで殴られてしまったのだ。

 

レンチ等のフルスイングを食らっても、少々の血を流す程度で治ってしまうが痛いのは痛いし嫌だから、できる限り落ち着こうとするが、やはり何処かイラつく。

 

怒りのコントロールを早く覚えないと行けないなぁ。じゃないとこの先やっていける気がしない。

 

「愛だねぇ」

 

「はぁ?」

 

あい、アイ、愛、LOVE?!

 

頭の中に疑問符が立ち並ぶ。

コイツはいきなり何を言っているんだ!?

 

「だってそうでしょ、アンタ必要ない知識まで全て教え込むつもりでしょ。」

「確かに前照灯の配置や汽笛の意味などの法律関係は大事だと思う、日本とイギリスじゃあ違う所もあると思うし。英語だってここで働くためには読めた方が便利だしね。」

「でも、歴史に海外を含めた私達、乗り物人間(ビーグルヒューズ)達に関する情勢までを教えなくてもいいじゃあないか?

それに、わざわざ私達(蒸気機関車)に機関車の動かす方法を教える必要があるの?」

 

呆れたようにライザは言う。

 

確かにその通りだ。

彼女の言う通り、教える必要は無い。

人間の形があろうとも、俺達の本質は機械であり道具だ。人の手によって生み出され、人の勝手な事情でスクラップにされる。

 

俺達は社会を動かす歯車にはなれる。

だが、国を制御するための存在には決してなれない。

 

昔、産業革命が起こった時、『蒸気機関』は人から仕事を奪うと言った人がいたらしい。

事実、それは現実となった。

何人もの人が動き回って動かしていた大きな帆船は、一機の人間体に動かされる蒸気船に取って代わられたという。

 

理由は、2つ。

1つは、人件費を抑えることが出来る。

 

もう1つは、動かすための専門的な教育がいらないから。

人間が手足を動かすように、乗り物人間(ビーグルヒューズ)は機体を動かすことが出来る。

たとえ、人間体の何倍もの大きさの機関を持つ機体であっても、それは例外じゃない。

 

結果起こったことは、街は大量の失業者で溢れかえってしまった。

 

人のために創られたはずが、結果的に失業者を大量に生み出してしまい、焦った政府によって乗り物人間(ビーグルヒューズ)に関する法律が制定されるまで時間はかからなかった。

 

強者が弱者に、被害者が加害者に変わるように人の増悪は差別という形で燃え上がった。1部の国々や地域では乗り物人間(ビーグルヒューズ)の扱いは黒人やアジア人以下の物として扱われているそうだ。

有名な国だと、『人間・白人至上主義』を掲げているアメリカやフランスがそうだった。

逆に積極的に取り入れているのは『人機一体主義』を掲げる日本。

この中間にイギリスはいる。

 

このことを知っている機関車は少ない。かくいう俺も、今回教えるために調べて初めて知った。

 

だから俺は「教える必要があるのか?」についてこう答えよう。

 

「俺は、無知を悪とは言わん。

だが、知っていて損は無いと知っている。」

「だから教える。

ありとあらゆる知識を知って、教え込む」

 

「彼女が迷わないように、夜明けを照らす星となってやる」

 

これは愛では無い。

愛よりも独善的な何かだ。

 

「そろそろコイツ起こすぞ」

 

「えっ、あ……うん!!」

 

「Zzzzzz……」

 

 

 

「もう愛じゃん!?それはァ……」

 

 

「何か言った?」

 

「何にも?…………」

 

「Zzzzzz…ふふっ……Zzzzzz…」

 


おまけ

 

■アルバルドの不思議メモ

 

輝ける時(シャイニング・タイム)の駅(ステーション)に繋がる魔法の線路

 

●イギリスのソドー島からアメリカの輝ける時(シャイニング・タイム)の駅(ステーション)に繋がっているとしか分からない路線。

コンダクター家が代々管理していることは分かったが、それ以上のことは機密情報なのか自分が見れる範囲の書物に書かれてなかった。

アメリカの路線図で探しても、シャイニング・タイムという駅は見当たらなかった。

 

 

霧の島(ミスティアイランド)と、その周辺海域

 

●天気がいいとブレンダム港からギリ見える位置にある、霧に覆われた島。

海流や風などの自然環境が噛み合ったのか、年がら年中濃霧に覆われており、漁師や大型船すらも避けて航海する。

海流は入り組んでおり、『大型船じゃないと下手すりゃ沈む』とは貨物船の談。

 

ただ1度、霧が完全に晴れた日があり、その時は波も風も穏やかだったらしい。

 

 

偉大なる水の都(グレート・ウォータートン)

 

●蒸気機関車が初めてソドー島に来た頃、島の中心であったとされる街。ここから島中へ水を供給していたらしい。

ほとんどの記録が破棄されており、どこかの山奥にあったことと路面鉄道の廃止によって衰退して行ったことしか分からない。

 

街の名前の由来は水路設備が当時のメインランドより優れていた事による自慢と俺は考えている。

 

・・・・・

 

「ふぅ〜……」

 

「何書いているの?」

 

ライザが上からメモを覗き込む。

 

「この島で不思議に思ったことをまとめてる」

 

いつか、この謎が分かることを願って書き記す。

カリカリ、と万年筆が紙に文字を刻み込む音、カチカチと机に置いていた懐中時計が時間を刻む音が空間を占める。

ふと、少し困った顔をしたライザが気になり質問する。

 

「何かあったのか?」

 

「ん〜、まぁ……修理で行き詰まってね……

それより、何で日本語で書いてるの?」

 

「何かあった時のため。

便利だよね日本語って、書き方ひとつで暗号にもなる。」

 

「ふーん.....」

 

 

 


 

おまけ2

車輪数の変更

 

「そういやぁ、俺の車輪が全て外されてたんだけど、何があったんだ?」

 

「あぁ、あの車軸配置だとバランスが悪いのと、動輪が大きすぎてアンタに合ってないのよ。

シリンダー数はそのままで、車軸配置をモーガル形式にするために設計図を変更する羽目になってね……」

 

車軸配置及びそれに掛かる軸重は蒸気機関車の性能を決める上で大事なものである。

種類によっては動輪が空転しやすかったり、加速性能に難が出たり、入線出来ない路線があったりで慎重に考えないといけない。

 

今の俺の車軸配置は4-6-0のテンホイラーと呼ばれる形式だが、軸重の重量配分が悪い上、内側シリンダーが前輪台車に干渉しやすくなっていたため変更することに。

 

ちなみにモーガルは車軸配置が2-6-0の蒸気機関車を指す。

 

「そんな無茶な設計にされてたんか、俺……」

 

「そりゃ、もう無茶も無茶。

素材すら粗悪だったんだから。」

 

俺を造った工場に恨みを持って言っているのか、ミシミシと音が聞こえそうな程、拳を握りしめてライザは言う。俺はもう唖然としすぎて反応できてない。

 

 

今はもう、早く修理されることだけを願っておこう。

 

そう思った一幕であった。

 

 

 


 

世界観設定

 

乗り物人間(ビーグルヒューズ)

 

アルバルド達、人間体を持つ乗り物たちの愛称でもあり蔑称でもある。

人間(ヒューマン)でありながら機械の部品(ヒューズ)であることから、こう呼ばれている。

 

世界は人間体の無い乗り物を開発しようと躍起になっている。

 

乗り物人間(ビーグルヒューズ)と差別

 

世界はいくつものスタンスに分かれている。

アメリカやフランスの『人間至高主義』。

人間こそ至高の存在と考える主義。

ビーグルヒューズには人権がほとんど無く、黒人からも侮られる。

軍に所属すればある程度は緩和されるが、それでも奴隷扱いには変わらない。

 

ドイツ、イギリスの人機平等主義。

人間もビーグルヒューズもほとんど変わらない扱いをしようと考える主義。

ただ、地域によっては扱いにピンからキリまであるので要注意。

人とほとんど同じは人機混合派。

人と分けて考えようは人機別離派。

 

日本の万物ニ宿ルハ八百万ノ神主義。

この世界において1番の特異点。

付喪神の考えがある日本の特異性が大いに出た。

"物は物だ”と道具のように扱う地域は極一部、大半が大切に扱っている。

 

非人道的兵器が非人道的では無くなりました。

神の風が太平洋に吹き荒れるだろう。

 

 


 

キャラクター設定

 

アルバルド・カルキノス

 

車軸配置4-6-0から2-6-0へ変更。

 

 

星野アイ

 

今回、ずっと寝てた。

修理状況

ボイラーと火室の修理が完了。

 

 

ライザリン・アマルテイア

 

実は紅茶よりコーヒーが好き。

この後、アルバルドと起きたアイと共にご飯を食べに出かけた。

 

 

人間体名「トーマス・ブライトン」

機関車名「トーマス」

 

モデル機関車「LB&SC ClassE2」

車軸配置0-6-0のタンク機関車

 

みんなご存知、役に立つ1番の機関車。

少し生意気でイタズラ好き。

仕事に誇りを持っているし、時間に厳しい。

最近はゴードン等の反応が面白い機関車へ、イタズラを仕掛けるのが楽しい。

 

今回は回想にしか出なかった。

実はNWRでも結構な最古参の1台。大きな駅で働いているので、色々な噂話を聞くことが出来る。

 

 

98462号(アルフレッド)&87546号(クロバン)

アルフレッド車軸配置4-6-0のテンダー機関車

クロバン車軸配置4-6-2のテンダー機関車

 

トーマス二次創作によく出てくる輩2台。

その多くの最後は他鉄道へ売り飛ばされるか、スクラップになるか。この世界ではどんな最後になるのやら。

 

明確なモデルはその鉄道の名誉のため、詳しくは記述しない方針で。

 

LNER所属だったテンダー機関車

アルフレッドは内側にシリンダーがあるタイプの大型機で前の鉄道では期待されていたが、性格性能共に難があり売り飛ばされた。

クロバンは、とても長い平行なボイラーが特徴的な大型の旅客用テンダー機関車だ。

ゴードンを(一方的に)ライバル視している。

性格が曲がっており、NERと合併したLNERが厄介払いの名目で売り払った。

 

名前を没収され、アップルグリーンのコートからブルーのコートに変えられたことを恨んでいる。

「しっかり反省し、真摯に仕事に取り組んでくれれば元に戻す」と言っていたのをすっかり忘れ、八つ当たり気味に貨車や客車に当たっている。

機関車不足が解消されればどうなるかはハット卿しか知らない。

 

ただ、ロクな最後にはならなそう。

 

 

 

アフトン

 

文字通り闇に消えた、傲慢な赤いテンダー機関車。

 

夜行列車『ナイトスペシャル』を牽引中、何らかのトラブルにより本線上で客車を残して行方不明に。

 

詳しい話はいつか書きたいと思っている。

 

 

666号

 

文字通り闇に消えた、常に何かに怯えていた黒いテンダー機関車。

 

臨時特別列車『フライング・キッパー』を牽引中、何らかのトラブルにより本線上で貨車を残して行方不明に。

 

詳しい話はいつか書きたいと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
乗り物を大事に扱おう。人と"ほとんど”同じように扱おう。

人は俺達、乗り物が居ないとダメ。俺達、乗り物は人が居ないとダメ。

つまり乗り物と人で手を合わせ働こう。

ただし、少しだけ人より権利が弱いぞ。

*2
世界で最初の海底鉄道トンネルは、関門鉄道トンネル(山口県~福岡県)で、1942年に下り線が開通。ソドー島の鉄道が私鉄含めて初めて出来たのは1856年頃だ。ウェルスワースからブレンダム港までを持っていたW&Sは1870年に開業。そしてミスティアイランドに続くトンネルの柱は古い木製、壁は土などがむき出し状態。そう遠くはない島とソルティーは言っていたが耐久性に疑問を抱かざるを得ない。

エドワードがソドー島に来る1913年より前に作られているなら逆にスゲー技術だなとは思うが……

それでもどうやって作ったか等の疑問は残る。

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