とある町の何でも屋の無能力者   作:おサトさん

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新興宗教の末路

「なっ…」

 

 

「…ぇ…」

 

神谷と安藤美紀はは絶句した。殺されていたとは夢にも思わなかった。

 

「…嘘…」

 

 

「嘘じゃありません。悪魔は殺しましたので、大丈夫ですよ」

 

教祖はそう笑顔で言った。周りの信者たちは教祖を尊敬の眼差しで見ていてる。こんなイかれた言動を本気で信じているらしい。

だが、この事実は安藤美紀にとって到底受け入れられるものではない。

 

「なんで…なんで殺したの!!!」

 

依頼主の悲痛な叫びが、部屋全体に響き渡る。

 

「殺す理由が無いでしょ!!なんで…なんで!!」

 

 

「教えを信じなかった罰ですよ。教えを信じなくなった…これでは、悪魔と同じです。神は悪魔は決して許しません」

 

 

「そんなの、あなた達の都合でしょ!自分達の都合で人を殺すなんて…最っ低!」

 

 

「そうですか。しかし、下位の能力者を殺したところで、罪に問われることはありません」

 

安藤美紀は言葉に詰まる。信者は安藤美紀を一斉に非難し始めた。「こいつこそ悪魔だ!」や、「神の冒涜だ!」と、散々罵倒してきた。すると、教祖は神谷に向けてこういってきた。

 

「貴方は、世界の光教に入りませんか?」

 

 

「あ"?…俺?」

 

なんと教祖は、神谷に入信を進めてきた。が、神谷は当然乗るわけがない。

 

「そんな誘いに乗るとでも?俺はこんな所に入りに来たわけじゃない。どうせ依頼主はこの後殺す気だろ」

 

 

「…そうですか…」

 

神谷はそういうと、教祖は突然こんな事を言い始めた。

 

「皆の者!あの二人は悪魔です!殺してしまわないと、殺されてしまいますよ!」

 

教祖が言い終えた瞬間、信者たちはいっせいに襲い掛かってきた。隠し持っていたのか、拳銃やナイフを持つものもおり、中には能力者が炎を飛ばしてきた。神谷は依安藤美紀を掴んで、驚異的な身体能力でジャンプし、信者がいない壁際まで飛んだ。

 

「あっ…ありがとうございます」

 

 

「例はいい。後は任せろ」

 

神谷は言い終えた瞬間、強力な踏み込みで瞬く間に信者にたどり着いた。瞬時で三人の手刀を首にあて、気絶させた。

 

「悪魔め!」

 

二人の信者が拳銃を撃ったが、神谷は放たれた弾丸を両手でキャッチし、二人を殴り気絶させた。神谷には信者を殺すつもりはなく、あくまで気絶させている。

能力者も混じっている信者を無傷で全員気絶させた後、教祖に顔を向けた。

すると、教祖の目はピンクに染まった。

 

「kaudioanddnhajwhdisdnjehfoniudfsni」

 

お経を読んでいるのである。教祖の等級は1級であり、等級が下の者や無能力者は彼の能力にはまる。だが…

 

「きっ効かない!?催眠が!?」

 

 

「…なるほど…」

 

神谷には効かない。そして神谷は信者の能力は”催眠 ”と分かった。

 

(能力で催眠し、入信料を取っていたわけか)

 

 

「こっこんなことをして、列強が黙ってないぞ!!」

 

聞いてもないのに教祖は突然こう言い、命乞いをしてきた。この発言に呆れ、手刀で気絶させた。

そして、安藤美紀に顔を向け、歩み寄った。

 

「大丈夫ですか?」

 

 

「…大丈夫なわけないでしょ!!大切な友人を失ったんだよ!?」

 

そうして頭に巡るのは、近藤恵子との楽しい思い出。

 

『いいぞおーいいぞおー』

 

 

『あっやばい!』

 

 

『もう少しだったのにいー!クレーンゲーム難しすぎるよー!』

 

安藤美紀は泣いた。子供のように泣きじゃくった。神谷は何も言わず、背中をポンポン押して、励ました。

 

そして、神谷たちは教祖を刑務所に送った後、帰った。




この世界の殺人の法律について、ちょっと解説。

上位能力者は下位能力者を殺しても罪に問われません。階級が同じでもなりません。ただ、下位能力者が上位能力者を殺したら罪になります。(ただ決闘形式だったら罪になりません)
列強を下位能力者が殺した場合、罪になりません。個人で殺った場合、列強になります。複数だったら列強になりません。
状況については、国連が能力者などを使って調べます。
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