山を降り、街に到着した神谷はレストランで食事を摂ることにした。だがレストランに入った途端、好奇の目で見られる。
「見て見て〜神谷悠だよ〜」
「やばくなーい?多分もうすぐ死ぬんじゃない?」
「怖〜い」
「...早く食べて出るか」
神谷の名前はドミナターによって警察に圧力が掛かっている。その為名前を公表されている。
♦︎♦︎♢♢♦︎♦︎
レストランをさっさと会計を済ませ、外に出る。
「......」
「......」
だがあらゆるマスメディアに神谷の名前が出されている。人々には珍しい目で見られて不快になる。
「ちーす何でも屋!」
「おい無視すんなよw」
チンピラ2人が無謀にも神谷に絡んできた。心底面倒くさそうにするが、かといって殴ってしまったら罪になってしまうため、イライラしつつもほっとく。
「おい、済ましてんじゃねーよ」
「舐めとんか、コラ?」
肩を捕まえられた時、横断歩道に小さい男の子が、信号が赤にも関わらずど真ん中で座っていた。
「ちっ!」
「あ、おい!」
「どっか行くんじゃねえよ!!」
喚くチンピラの静止を振り解き、子供を助ける為に神谷は走る。大勢の視界から神谷は消え、反対側の歩道に移動する。
「大丈夫か?」
「うん!」
トス...
その子供は包丁で神谷の腹を刺していた。子供は戸惑う神谷を蹴り飛ばす。
「ただのガキと思ったァ?残っ念!」
「....お前」
「矜持が傷ついたァ?ごめんねー」
子供の体は変化していく。身長が少し伸び、髪は長くボサボサの汚い容姿に変化していた。
「え....」
「何だあれは!?何だよぉ!?」
周囲の人々は今のことに戸惑う。無理もない、人体が変形するなんて想像もできない。
「俺の名前はトンピー。上からあんたを殺すよう命令されてんのs」
「隙だらけだよ。ゲホッ」
言い終わる前に神谷に首を切られて即死する。だが今の攻撃は神谷にそれなりのダメージを与えた。
「?!何だあれ?!」
「トラックを片手で持ってやがるぞ!!」
振り返ると15tはある大型トラックを片手で持っている筋骨隆々の男がいた。そしてそれを投げてきた。一般人を巻き込みながら神谷に迫ってくる。
「くそっ」
ゴン!!
片手でそのトラックを拳で撃ち返すが、男は片手で払い除けた。
「トンピー、いつまで眠っている」
「まーまーそんなに怒んなよフォシー。もう40いってるんだからオコルとシワ増えるよ?♡」
「御託はいい、神谷悠を始末するのが俺たちの役目だ」
「もー硬いんだからぁ」
首を切られたはずのトンピーは再生しながらフォシーと読んでいる男に軽口で話しかける。
「あっ、あんたイピンとかいう雑魚と俺たちを同じにしないでね?なんせ、俺たち準列強だから!」
「....準列強とは、俺も運が無いな」
準列強とは、列強に迫る戦闘能力を有している者たちを指す。一人一人が一個軍団に匹敵する。
「じゃあ、足掻かせてもらうか」
トンピーに対し、瞬時に向かう。
「まーいいんじゃない?」
トンピーと神谷はナイフで斬り合う。だが神谷の方が速く、瞬時に切り刻まれてしまう。
「邪魔だ!」
トンピーを蹴り飛ばし、フォシーに向かう。だがトンピーに刺された傷が痛む。
「ぐっ...!」
この隙に、フォシーは神谷の腕を掴み、レストランにぶん投げる。
「うぉぉ!?」
神谷はレストランに激突、壁や机にぶつかりまくる。瓦礫でレストランが散漫している。
「終わりだ」
フォシーはレストランに向けて衝撃波を出す。レストランは勿論辺り一体の建造物は粉砕し瓦礫の山になる。
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「やるじゃんフォシー♡」
「気色悪い声で俺に話しかけるな。トンピー、貴様はもう少し真面目にやったらどうだ?」
「やだなー、俺はいつも真面目だよ?」
瓦礫から出てきた神谷がトンピーとフォシーを睨みつける。
「ゲホッ......連携が上手いからって調子に乗りやがって」
神谷は◼️◼️を発動しようとする。その気配の変化に2人は警戒する。
その時、
「「「!?」」」
3人が3人、突然現れた圧倒的異質な気配に驚きある一方向に首を振る。
「あれ?神谷君?いたの?」
列強2番手、冬月那由多がそこにいた。
(...不味いな、列強とは何もかもが劣っている。ここで会うとはな。撤退しなければ)
(めんどくさいなー、列強か.....)
2人に冷や汗が出てくる。その圧は重い。その2人を尻目に那由多は神谷に近づく。
「ここにいたんだ。大丈夫、ではないね....」
「まーな、腹が刺されているし、吹き飛ばされたからな」
「そっか、後は任せて」
那由多は神谷に向けて言い終わった後、2人に対峙する。
「まずは俺からだよ化け物!」
そうトンピーは意気込み突進する。ゴウッとデカい音が鳴る。
「悪いけど、容赦はしないよ?」
パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパン!!!!!!!
トンピーの全身という全身に拳を叩き込む。あまりの強さにトンピーの全身0.1秒も待たず肉片と化した。
「まじか....」
「...化け物め」
肉片は地面に落ち、ビチャビチャと人間だったものの音が鳴る。その光景を見て、フォシーは力を貯める。
「コォォォォォォォ......!」
貯めていくと空間が歪んで見える。例えるなら、熱により空気が歪んで見えるような光景だ。
「動かないで、神谷君」
「?あぁ」
「はっ!!!」
瞬間、ミサイルが着弾したような音が鳴った。地面のアスファルトは抉れていき、木や瓦礫が消し飛んでいく。だが那由多は拳を構えた。
「よいしょ!」
衝撃波が来た瞬間、余波で周りが更地になるが、拳で殴って衝撃波を相殺した。
「馬鹿な....ありえん....」
「.....これが列強か」
神谷とフォシーはその異次元の強さに絶句した。これが列強、冬月那由多。
刹那、那由多は2人の視界から消える。
「どこへいっt」
パァン
那由多の一撃により、フォシーは肉片になった。
チンピラは2人にビビって逃げました。