とある町の何でも屋の無能力者   作:おサトさん

8 / 8
これが列強

山を降り、街に到着した神谷はレストランで食事を摂ることにした。だがレストランに入った途端、好奇の目で見られる。

 

「見て見て〜神谷悠だよ〜」

 

 

「やばくなーい?多分もうすぐ死ぬんじゃない?」

 

 

「怖〜い」

 

 

「...早く食べて出るか」

 

神谷の名前はドミナターによって警察に圧力が掛かっている。その為名前を公表されている。

 

 

 

♦︎♦︎♢♢♦︎♦︎

 

 

レストランをさっさと会計を済ませ、外に出る。

 

「......」

 

 

「......」

 

だがあらゆるマスメディアに神谷の名前が出されている。人々には珍しい目で見られて不快になる。

 

「ちーす何でも屋!」

 

 

「おい無視すんなよw」

 

チンピラ2人が無謀にも神谷に絡んできた。心底面倒くさそうにするが、かといって殴ってしまったら罪になってしまうため、イライラしつつもほっとく。

 

「おい、済ましてんじゃねーよ」

 

 

「舐めとんか、コラ?」

 

肩を捕まえられた時、横断歩道に小さい男の子が、信号が赤にも関わらずど真ん中で座っていた。

 

「ちっ!」

 

 

「あ、おい!」

 

 

「どっか行くんじゃねえよ!!」

 

喚くチンピラの静止を振り解き、子供を助ける為に神谷は走る。大勢の視界から神谷は消え、反対側の歩道に移動する。

 

「大丈夫か?」

 

 

「うん!」

 

 

トス...

 

 

その子供は包丁で神谷の腹を刺していた。子供は戸惑う神谷を蹴り飛ばす。

 

「ただのガキと思ったァ?残っ念!」

 

 

「....お前」

 

 

「矜持が傷ついたァ?ごめんねー」

 

子供の体は変化していく。身長が少し伸び、髪は長くボサボサの汚い容姿に変化していた。

 

「え....」

 

 

「何だあれは!?何だよぉ!?」

 

周囲の人々は今のことに戸惑う。無理もない、人体が変形するなんて想像もできない。

 

「俺の名前はトンピー。上からあんたを殺すよう命令されてんのs」

 

 

「隙だらけだよ。ゲホッ」

 

言い終わる前に神谷に首を切られて即死する。だが今の攻撃は神谷にそれなりのダメージを与えた。

 

「?!何だあれ?!」

 

 

「トラックを片手で持ってやがるぞ!!」

 

振り返ると15tはある大型トラックを片手で持っている筋骨隆々の男がいた。そしてそれを投げてきた。一般人を巻き込みながら神谷に迫ってくる。

 

「くそっ」

 

ゴン!!

 

片手でそのトラックを拳で撃ち返すが、男は片手で払い除けた。

 

「トンピー、いつまで眠っている」

 

 

「まーまーそんなに怒んなよフォシー。もう40いってるんだからオコルとシワ増えるよ?♡」

 

 

「御託はいい、神谷悠を始末するのが俺たちの役目だ」

 

 

「もー硬いんだからぁ」

 

首を切られたはずのトンピーは再生しながらフォシーと読んでいる男に軽口で話しかける。

 

「あっ、あんたイピンとかいう雑魚と俺たちを同じにしないでね?なんせ、俺たち準列強だから!」

 

 

「....準列強とは、俺も運が無いな」

 

準列強とは、列強に迫る戦闘能力を有している者たちを指す。一人一人が一個軍団に匹敵する。

 

「じゃあ、足掻かせてもらうか」

 

トンピーに対し、瞬時に向かう。

 

「まーいいんじゃない?」

 

トンピーと神谷はナイフで斬り合う。だが神谷の方が速く、瞬時に切り刻まれてしまう。

 

「邪魔だ!」

 

トンピーを蹴り飛ばし、フォシーに向かう。だがトンピーに刺された傷が痛む。

 

「ぐっ...!」

 

この隙に、フォシーは神谷の腕を掴み、レストランにぶん投げる。

 

「うぉぉ!?」

 

神谷はレストランに激突、壁や机にぶつかりまくる。瓦礫でレストランが散漫している。

 

「終わりだ」

 

フォシーはレストランに向けて衝撃波を出す。レストランは勿論辺り一体の建造物は粉砕し瓦礫の山になる。

 

 

♦︎♦︎♢♢♦︎♦︎

 

 

「やるじゃんフォシー♡」

 

 

「気色悪い声で俺に話しかけるな。トンピー、貴様はもう少し真面目にやったらどうだ?」

 

 

「やだなー、俺はいつも真面目だよ?」

 

瓦礫から出てきた神谷がトンピーとフォシーを睨みつける。

 

「ゲホッ......連携が上手いからって調子に乗りやがって」

 

神谷は◼️◼️を発動しようとする。その気配の変化に2人は警戒する。

 

その時、

 

「「「!?」」」

 

3人が3人、突然現れた圧倒的異質な気配に驚きある一方向に首を振る。

 

「あれ?神谷君?いたの?」

 

列強2番手、冬月那由多がそこにいた。

 

(...不味いな、列強とは何もかもが劣っている。ここで会うとはな。撤退しなければ)

 

 

(めんどくさいなー、列強か.....)

 

2人に冷や汗が出てくる。その圧は重い。その2人を尻目に那由多は神谷に近づく。

 

「ここにいたんだ。大丈夫、ではないね....」

 

 

「まーな、腹が刺されているし、吹き飛ばされたからな」

 

 

「そっか、後は任せて」

 

那由多は神谷に向けて言い終わった後、2人に対峙する。

 

「まずは俺からだよ化け物!」

 

そうトンピーは意気込み突進する。ゴウッとデカい音が鳴る。

 

「悪いけど、容赦はしないよ?」

 

パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパン!!!!!!!

 

トンピーの全身という全身に拳を叩き込む。あまりの強さにトンピーの全身0.1秒も待たず肉片と化した。

 

「まじか....」

 

 

「...化け物め」

 

肉片は地面に落ち、ビチャビチャと人間だったものの音が鳴る。その光景を見て、フォシーは力を貯める。

 

「コォォォォォォォ......!」

 

貯めていくと空間が歪んで見える。例えるなら、熱により空気が歪んで見えるような光景だ。

 

「動かないで、神谷君」

 

 

「?あぁ」

 

 

「はっ!!!」

 

瞬間、ミサイルが着弾したような音が鳴った。地面のアスファルトは抉れていき、木や瓦礫が消し飛んでいく。だが那由多は拳を構えた。

 

「よいしょ!」

 

衝撃波が来た瞬間、余波で周りが更地になるが、拳で殴って衝撃波を相殺した。

 

「馬鹿な....ありえん....」

 

 

「.....これが列強か」

 

神谷とフォシーはその異次元の強さに絶句した。これが列強、冬月那由多。

刹那、那由多は2人の視界から消える。

 

「どこへいっt」

 

パァン

 

那由多の一撃により、フォシーは肉片になった。




チンピラは2人にビビって逃げました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。