14日から再び更新速度を戻そうと思います
「私達の完全勝利だな!」
「少し遅れちゃいましたけど・・・改めてご挨拶します、先生」
「そういや俺名前を聞いて無かったな・・・」
とはいえ来るなり跳ね飛ばされたり埋葬されかけたり襲撃に巻き込まれる等様々な事があったので無理のない話ではあるが。
「私は委員会で書記とオペレーターを担当している一年のアヤネ・・・」
(通常はその二つが並ぶ事ねぇんだけどなぁ・・・)
「こちらは同じく一年のセリカ」
「どうも」
「二年のノノミ先輩とシロコ先輩」
「よろしくお願いします、先生〜」
「さっき道端で最初にあった内の一人が私」
ポニーテールの少女と桃髪の少年以外の紹介がされる中・・・ただ一人、小鳥遊ホシノだけはいつの間にか教室の隅で眠りについていた。
「ZZZZZZ・・・」
「コイツさっきからなんで寝てるんだ?寝不足か?」
「ああ・・・三年生のホシノ先輩はちょっと事情が特別でして・・・」
「それじゃあ最後は私達だな!」
ポニーテールの少女が目を輝かせた。
「アビドスに来てから私達に協力してくれているクリーチャーのグレングラッサさんとグレンタレットさんです」
「よろしくな!」
「よろしく・・・」
ポニーテールの少女改めグレングラッサは笑顔でピースをし、桃髪の少年改めグレンタレットは手を軽く振った。
「クリーチャーだから正式に所属している訳じゃないけどちゃんと協力するよ」
「なるほどな・・・他にはどんな奴が」
「これで全員です」
「ん?」
聞き間違いかと目をパチパチさせる。
「なんて?」
「これでここの生徒は全員です」
「ハァァァァァァァァァァァ!?!?!?」
勝太はそのままの勢いのままひっくり返った。
「全員って・・・ここって生徒これだけしかおらんのか?」
「砂漠化の影響で他の生徒は皆アビドスを去ってしまって・・・」
「住人もほとんど居なくなってしまったんです」
「てことは・・・カレーパンも買えねぇって事か!?」
「ん、パン屋は全部無くなった」
「なん・・・だと・・・!?」
勝太はガタリと膝から崩れ落ちた。
「真っ先に聞くのそれかいな・・・」
「それにそれだけじゃねぇ・・・アレ見てみろ」
グラッサが窓から指を刺した場所にはクリーチャーが空を飛んでいた。
「私達の世界のマナは土地にも影響を与えたみたいでな・・・特にここは影響が一番ヤベェ」
「火のマナの影響でただでさえ暑かった気温は更に上昇・・・そしてここの気候を好んだ火文明のクリーチャーが居着く様になっちゃったんだ」
「だから空は移動すると大体適当なドラゴンに激突するし地面を暑さ対策も無しに移動すると熱中症で倒れる」
「その事はワイが身に染みて分かっとるで・・・」
カツドンは涙目で木っ端微塵になった自分の宇宙船を見た。
「それじゃあ目的としてはここを復興する事なのか?」
「ふわぁ・・・いやそれがそう簡単にはいかない問題があってねぇ」
ピンクの癖毛を揺らしながら小鳥遊ホシノは身を起こした。
「あ、ホシノ先輩おはようございます」
「おっはよー・・・で、その問題なんだけど・・・借金があるんだよねー」
「借金?何円ぐらいあるんだ?ある程度なら・・・」
「9億6235万」
「なんて?」
「9億6235万」
「ハァァァァァァァァァァァ!?!?!?」
再びその勢いのままひっくり返った。
「嘘だろ・・・!?九億もあればカレーパンがどれくらい食えたか分からねえぞ・・・!?」
「先生の頭にはカレーパンが詰まってるの?」
「否定できんわ・・・てか何をどうしたらそんな金額になるんや!?」
「お金を借りているところは悪徳金融業者でさー・・・利子が馬鹿みたいについてね」
「・・・・・・!」
瞬間、勝太に電流走る。
「皆聞いてくれ・・・借金をなんとかする方法を思いついたぞ!!!」
「えっ!?嘘でしょ!?」
「ど・・・どうするんですか!?」
「そんなの・・・
その悪徳金融会社を潰して借金を踏み倒すんだよ!」
「ハァ?」
「そうか・・・!!その手があったか!!!」
「お姉ちゃん?」
「先生・・・その言葉を待ってたよ」
「待て待て待て待て待て待てぇ!!!!!」
武器を装備しようとする勝太とシロコとタレットをカツドン達は押さえ込んだ。
「馬鹿じゃないの!?馬鹿じゃないの!?そんな事して相手から訴えられたら本当に終わるわよ!!!!」
「離してくれ!!俺は絶対にここのカレーパンを潰したその会社をあの世に送らねぇと気がすまねぇんだァァァァァ!!!!」
「ワイより
「それにシャーレの先生がそんな事をしたら大問題になりますよ!?!?」
「ん・・・でもそっちの方が手っ取り早・・・」
「ああもう!!絶対に認めないからねこんな人!!!!」
周りが騒ぐ中ホシノは倒れる様に再び眠り始めるのであった。