「セリカちゃんが無事だったところで、早速会議を始めましょう!」
セリカが攫われたり色々あったが今日もいつも通り会議は始まった。
だが今日はいつもとは違い・・・
「にしてもジョー、お前も協力してくれるのか?」
「うん!そんな事情聞いたらほっとけないし!」
ここに切札ジョーも加わっていた。
「はい、早速議題に入ります。本日は私たちにとって非常に重大な議題。学校の負債をどう返済するかについて、具体的な方法を議論します。ご意見のある方は挙手をお願いします!」
「はい!はい!」
とても勢いよくセリカは手を上げた。
「はい、一年の黒見ちゃん、お願いします」
「・・・あのさ、アヤネちゃん、まず苗字読み辞めない?」
「いいじゃねぇか!なんか雰囲気でるし!」
「そうですね・・・その、苗字呼びの方が会議っぽくていいかなって」
「でも先生とジョーは確か苗字同じだろ?だったらどっちがどっちか分からねえんじゃねえか?」
「ん、それならそもそも先生は先生呼びすれば問題ない」
「ともかく!!」
セリカが仕切り直す為に机を叩く。
「現在の我が校の財政状況は破産寸前としか言えないわ!」
「まあねー」
「毎月の返済額は利息だけで788万円!がんばって稼いでるけど、正直・・・この利息の返済すら間に合うか怪しい、このままじゃ埒が明かない・・・こう、ドカンと一発デカいことをかまさないと!」
「一発かますっていってもどうするんや?」
「まさか・・・ギャンブルでもやる気か!?」
「やらないわよ!!これ!街で配ってたチラシ!」
セリカはチラシを取り出すとそれを勢いよく机に乗せる。
ゲルマニウム麦飯石ブレスレットであなたも一攫千金!
「この前説明会にも連れて行ってもらってね!なんでも運気を上げるゲルマニウムブレスレットっていうのを売ってるんだって!」
ビリィ!!!
「マルチじゃねぇか!!!!!」
勝太はチラシを思いっきり破り捨てた。
「騙されちゃったんですねぇセリカちゃん、可愛いです☆」
「当然だけど儲かる訳ない」
「わっ・・・私、2個も買っちゃったんだけど!?」
「何やっとんねんマジで・・・」
この後マルチをやっていた所はしっかりと鳥の餌になったのだった。
「えっと・・・それでは黒見さんの意見はこの辺りで・・・他にご意見のある方は?」
「zzz・・・はい!」
「えっと・・・はい、3年の小鳥遊委員長・・・ちょっと嫌な予感がしますが」
ホシノは起き上がり咳払いをした。
「一番の問題は、全校生徒がここにいる5人だけってことなんだよ、生徒の数イコール学校の力・・・トリニティやゲヘナみたいな超マンモス校ぐらい、桁違いな生徒数なら、毎月のお金だけでも結構な金額になるはずー」
「つまり生徒を増やせばいいって事か!」
「でも・・・増やすなんてどうやってするの?」
「簡単だよー、他校のスクールバスを拉致ればオッケー!」
「はい?」
「何もOKやないが?」
「登校中のスクールバスをジャックして、うちの学校への転入書類にハンコを押さないとバスから降りられないようにするのー、うへぇ・・・これで生徒数爆増間違いなーし!」
「アホォ!!」
冗談だよーと笑いながらホシノは再び座るも眠気が来たのかコロンと寝てしまった。
「それじゃあ私にいい考えがある」
「・・・・・・・・・・・・はい、二年の砂狼さん」
明らかにアヤネが名前を呼ぶのに間があったが特に気にされる事は無かった。
「ん、銀・・・」
「却下や」
「銀 行 を 襲 う」
「だから却下って言ったやろがぁ!!!」
カツドンの悲痛な叫びが部屋に響き渡った。
「でも確実かつ簡単で短時間で行える、もうターゲットも金庫の位置も警備員の導線も現金輸送車の走行ルートも事前に把握済み」
「倫理観おかしいでござる」
「せ、先生からも何か言ってくださ・・・!」
勝太達は目を$にしながら銃を構えていた
「よっしゃあ!!銀行を襲ってキヴォトスのカレーパンを全部食ってやるぜぇ!!!」
「俺も!!銀行のお金でラーメンを毎日食べるんだ!!」
「ひまわりの種が・・・食い放題や・・・!」
「うへへへへへへ・・・」
「・・・・・・・・・」
カツドンはヌンチャクを取り出し・・・
「フン!!!」
「「「「グエッ!!!!」」」」
一瞬で勝太とジョーとハムスター二匹の意識を刈り取った。
「無しや無し!!というかそれできるんならもう直接借りた所潰せばよかなってまうやろ!」
「残念・・・覆面も用意したのに」
「もうワイ突っ込まへんからな」
カツドンは疲れ果てたのか息切れしていた。
「あのー!はい!次は私が・・・!」
「はい・・・二年の十六夜さん、詐欺と犯罪は無しでお願いします・・・」
「今度の案はクリーンで確実ですよ!ずばり!アイドルです!スクールアイドル!」
「なるほどな・・・そんでライブで人を集めて襲うんやろ?却下や却下」
「しませんよ?クリーンって言いましたよね?」
カツドンはもう完全に疲れていた。
「うへぇ・・・どの道却下かな」
「なんでー?ホシノ先輩…じゃないや。小鳥遊委員長なら特定のマニアに大受けしそうなのにー」
「こんな貧相な体が好きとか言っちゃう輩なんて人間としてダメっしょー・・・ないわぁ・・・ないない」
「あ、じゃあ次は僕が・・・」
「はいタレ・・・グレン?さん、・・・犯罪ではないですよね?」
「法には触れてないよ」
(・・・ん?)
タレットはスマホで出品サイトの画面を表示する。
「ここだとデュエマの強いレアカードはとても高い値段で売れる・・・だから事前に僕達でパックを買い占めてレアカードを片っ端から売れば・・・」
「やめろぉぉぉぉぉぉ!!!お前はこの小説を終わらせる気かぁぁぁぁぁあ!?!?」
勝太は起き上がり慌ててタレットのスマホを取り上げる。
「辞めましょう、キヴォトスどころかそれ以外の何かも敵に回しそうな気がします・・・」
「というか法に触れてないだけで普通に倫理的にアウトよ!!!」
「そっか・・・残念だな」
「あのー・・・全然議論が進まないんですけど・・・結論を・・・」
「じゃあ先生、この中だったら何がいい?」
「えっ・・・この中から選ぶのかよ・・・消去法でアイドル・・・か・・・?」
「わーい!採用されましたー!!」
「ん、それじゃあライブ会場を探しておく」
「え・・・?本当にやるの?ねぇ?」
「・・・も」
アヤネはプルプル震えていた。
「もう少し真面目にやってくださぁぁぁぁぁい!!!!!!!!!!!」
「いやぁ・・・アヤネちゃん、ラーメン奢ってあげるから機嫌を直してくれないかな〜・・・?」
「別に、怒ってません・・・」
あの後勝太達はアヤネの機嫌を直しつつ食事をしに柴関ラーメンに来ていた。
「・・・なんでまたウチの店に来たの・・・?」
「まぁまぁいいじゃねぇか、実際ここのラーメン美味いし・・・」
「大将!柴関ラーメン一丁!」
「あ、あのぅ・・・」
店の中に入ってきたのは紫色の髪の黒い帽子を被った少女であった。
「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
「・・・ぁ、えと・・・こ、ここで一番安いメニューって・・・おいくらですか・・・?」
(飲食店でほとんど聞かない様な事聞いてるな・・・)
「え〜・・・一番安いのは…」
「580円の柴関ラーメンです!この店の看板メニューなので、美味しいですよ!」
「ぁ、ありがとうございます!!」
そう答えた時、外にいた他の少女達も店内へぞろぞろと入る
「えへへっ、何店も回ってや〜っと見つかったね〜・・・600円以下のメニュー!」
「ふふふ・・・ほら、何事にも解決策はあるのよ」
「さ、流石社長・・・何でもご存知ですね・・・」
そして・・・三人の少女についていく様に一人の黒い人影が店内へと入る。
「ズズズ・・・ん?あれって・・・」
ジョーはふとその人影が気になりラーメンを啜るのを辞めて振り返る。
その人物の体型は細く、異様に白い肌を持っており、頭部には角の様な2本の突起があった。
「・・・・・・・・・」
そしてジョーはその人物に見覚えがある。
「なんだ・・・ゼーロか・・・」
姿を確認したジョーはラーメンを啜り・・・
思いっきり吹き出した
「えええええええええええええ!?!?ゼーロぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!?!?!?!?」
彼の名はゼーロ
闇文明のデュエルマスター候補であり。
かつてクリーチャーワールドの文明を全て破壊しようとした人物である。