デュエル・マスターズBA   作:アオドラ

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ようやくもう一つの方に追いつきました・・・


闇の王とアウトロー?

何故彼が便利屋68と共に居るのか

それを説明する為に・・・少し時は遡る。

 

「・・・・・・・・・」

 

アル達の目の前で喋らずにソファーいるのはどう見ても人間ではない男・・・ゼーロであった。

 

(な・・・何この人ー!?!?)

 

「え、えーと・・・御依頼・・・よね?」

 

「・・・・・・」

 

(せめて何か喋ってよ!!!!)

 

流れる重くて気まずい空気にアルは思わず白目を剥きかけた。

 

「・・・・・・・・・猫」

 

「・・・猫?」

 

「猫、見つけて、欲しい」

 

どう見ても明らかに闇の方面一直線の男の見た目とは反する普通の依頼に少し呆気に取られる。

 

「そうね・・・報酬はどれぐらい払えるのかしら?」

 

「・・・ゼーロの、全財産

 

「そう・・・全財産を・・・って全財産を!?!?

 

「・・・大きく出たね」

 

そういうとゼーロは虚空からある物を取り出して机に置いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

500円玉(いきつよ一つ分)

 

 

(なんでよー!?!?!?)

 

 

アルは思いっきり叫びたくなったが気合いで堪える。

 

 

(え?さっき全財産って言ったわよね・・・?え?500・・・え?)

 

「・・・えーと、この500円は・・・」

 

「さっき、拾った」

 

「なるほどね?・・・なるほどね・・・えーと・・・」

 

これほどまでに対応に困る相手は居なかった。

 

「・・・その、探してる猫の写真とかってあるのかしら?」

 

「・・・写真?」

 

「ほら、姿が分からないと探しようがないでしょう?」

 

「・・・姿、分かればいいのか?」

 

するとゼーロは虚空から写真?を取り出して机に置いた。

 

「・・・え?」

 

カヨコはその写真を拾うとじっと眺め・・・

 

「・・・この子、見た事あるよ」

 

 


 

 

「・・・まさかカヨコが様子を見てる野良猫の中に紛れていたなんて・・・」

 

「探す手間が省けてラッキーだったね!」

 

見つけた黒い猫と戯れているゼーロだったがふと思い立った様にカヨコに近づく。

 

「ギリ、お前の事気に入ってる、お前に預ける」

 

「「「「え?」」」」

 

「・・・ゼーロ、他にもある、探し物、探してくる」

 

ゼーロはそう言うとアル達に背を向けて歩き出そうとし・・・

 

「・・・ちょっと待ちなさーい!!!」

 

それをアルが思いっきり止めた。

 

「・・・貴方、そもそもどこかいく所あるの?」

 

「・・・」

 

ゼーロは少し黙った様子を見せると。

 

「・・・分からない」

 

「え?」

 

「ゼーロ、気づいたらここ居た、分かってるの名前と、なんか頭に湧いてくる言葉だけ、ギリはそうやって探した」

 

「記憶喪失って事なのかな?」

 

「だろうね・・・だから500円ぐらいしか持ってなかったのか」

 

「なるほど・・・要はつまり無職って事ね!!

 

「アルちゃん言い方言い方」

 

アルは何かを思いついたのかその辺の遊具に足をかけ、羽織っているコートをたなびかせる。

 

「その他の探し物・・・私達便利屋68が手手伝ってもいいわよ!!」

 

「・・・ほんとか?」

 

「ただし!いきなり正社員っていうのもアレだし・・・インターン生として私達と一緒に仕事をしてくれるなら」

 

「分かった」

 

「そう分か・・・えっいいの?

 

 

 

 


 

 

 

 

そして時は現代へと戻る

 

 

 

「ゼーロ、知り合いなの?」

 

「・・・知ら、ない」

 

ジョーの事を見てもゼーロは特に記憶が戻る様なそぶりは見せなかった。

 

「・・・どうしたんだジョー?そんなに焦って」

 

「そいつはゼーロ!!前に世界をぶっ壊そうとした奴だよ!!!」

 

「ハァ!?世界を!?」

 

「へぇ・・・どう言う事なのか聞かせてもらえるかな?」

 

いつの間にか寝ていたホシノは起き上がっていた。

 

「・・・・・・・・・」

 

「世界を滅ぼそうとした事がある?・・・人違いじゃないの?」

 

「・・・いや、間違いじゃないよ・・・見間違える訳無い!!どう見たってゼーロだよ!!」

 

「・・・ゼーロは、ゼーロ」

 

「た、確かにゼーロは記憶が無いって言ってたけど・・・!」

 

「へぇ・・・それを聞いたら流石におじさんも寝てはいられないなぁ・・・

 

ホシノはカードを取り出してゼーロへと向ける、ゼーロは意味を分かっているのかは不明だが両腕を上へと上げる。

 

「ちょ・・・ちょっと待ちなさい!!」

 

だがそれを黙って見ている彼女では無い、アルはゼーロとホシノの間に割って入った。

 

「ゼーロが世界を滅ぼそうとしたなんて・・・確かに昔はそうだったかもしれないけど私には今そんな事する様には見えないわよ!!」

 

「うーん・・・確かに・・・そんな悪い奴には見えねぇぞ」

 

「でもまた世界を滅ぼそうとするかもしれないよ?お姉ちゃん」

 

「・・・こう見えて意外とゼーロ君は素直だよ?」

 

「あわわわわアル様にカードを・・・!許しません許しません今からここを

 

まさに混沌が混乱を招き一触触発、一歩間違えると大惨事になりかねない状況だった。

 

 

 

 

 

「ストーップ!!!!!」

 

だが、この騒ぎを勝太は鶴の一声で止める。

 

「まぁまぁ落ち着けって・・・ラスボスが会心するなんざよくある事だ、実際バサラだって会心したろ?」

 

「信じてくれるの!?誰だか分からない赤い髪の人!!」「けど確かに、本当に改心したって証拠はねぇ・・・だから・・・」「えっ」

 

勝太はデッキを取り出してゼーロへと向ける。

 

「だから俺がデュエマしてゼーロがいい奴になったかどうか確かめる!!」

 

「・・・本気で言ってるの?」

 

「デュエマってのは魂と魂のぶつかり合いだからな!やればそいつがどんな奴か分かるんだよ!」

 

「・・・それなら任せよっかなー」

 

ホシノはカードを仕舞うと後ろへと下がった。

 

「・・・ゼーロ、デュエマ、する」

 

ゼーロは不気味な笑みを浮かべると虚空からデッキを取り出した。

 

「さぁ・・・やるとしようぜ!!」

 

 

切札勝太(熱血の物語)

 

 

VS

 

 

ゼーロ(卍月の魔凰)

 

 

 

「デュエマ!!!スタート!!!」




※因みにゼーロのインパクトのせいで便利屋68と勝太達はまだ互いの名前も知りません
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