ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~ 作:ブラッキオ
苦行を無理して愚痴ってお気に入り登録者を減らす。良くないですね。少しは抑えないと。もっと楽しくいきましょう。
今年の夏のBESTがヒロイン関係なのはいいんですが、その中にラフルルがあるのが嫌な予感しかしないです(全盛期5Cバスター被害者の会会員)
あれから日が過ぎた。
兵藤達の修行も本格的に始まった。俺が奴の話から聞いたサテライトキャノンもどきのトリナイアって奴について『譲渡の力をぶっ放せないのか?』って言うと何やら糸口を見つけたようだ。
それとだが、兵藤が珍しく侵略者時代のレッドゾーンのことと革命軍側のことを聞いてきた。まぁ、俺もあれらに関しては少々勝手な解釈とか入るからあれなんだが、それでも答えられる範囲で答えた。どうやら、ドギラゴンってのが気になるようだ。
ああ、そうだ。ゲームの形式が発表された。どうやら短期決戦だと。元々新規層に人気のグレモリー眷属達。ゲームがサクサク進むことで、新規層を離さないようにするそうだ。会場はアガレス領の空中都市。
あと、司会・解説席に俺も呼ばれた。どうやら最近の『轟熱伝』のヒットを受けて、話題性を増すためとのこと。楽しみだ。なお、このことは皆には伝えてない様子。どうやらサプライズのようだ。
そこまではいい。そこまではいいんだ。俺が一番心配しているのはリアスと兵藤の不安。
そう、今まで兵藤だけが悩んでいたのに今度はリアスまで悩み出したのだ。俺も相談に乗ろうと思ったが、様子を見るに、あれは兵藤と同じ類っぽそうだった。
……原因はサイラオーグさんのあの言葉か?確かにサイラオーグさんは自分を『不格好』と言っているが、そこには圧倒的な誇りを感じた。
勝手な推測だが、おそらくリアスには己の誇りに対応できるだけの力がないと思っている。彼女は程ほどに傲慢で程ほどに謙虚な、人の上に立つに相応しい人物。生来の真面目さもあって、『自分はプライドだけ高い女』なんて思っているかもしれない。
こりゃぁ、面倒だ。全く、『王』も『王』なら『兵士』も『兵士』ってか?
そうして始まったのが皆の記者会見。俺は不安に思っていたが、どうやらうまく乗り切れたようだった。ただ、兵藤の奴がやんわりとサイラオーグさんの過去を知ったようで、余計に迷いが出てしまった。リアスもそれに釣られるように良くない方向へといっている。
困った。非常に困った。このままではサイラオーグさんの望む『フルパワーグレモリー眷属』ではなくなるし、何よりこんな状況で勝っても負けても後悔とか色々残る。
それに、今冥界においてかなり厄介なことが起きている。
それは『
どういうことかと言うと、英雄派の馬鹿共が無理矢理眷属にさせられた転生悪魔筆頭に悪魔や堕天使等の存在に恨みを持つ連中に禁手の情報を流しているんだとか。それだけなら『?』となるが、これがかなり問題。禁手とはそもそも希少にして超強力な力を得るもの。そんなのがポコポコ出てきたらマジで世界が転覆しかねない。
つまり、あいつらは直接ではなく、間接的に戦力の増強に出てきたのだ。それも自分の手を汚さない方法で。
これにはアザゼル先生も苦虫を嚙み潰したような顔をした。最悪な一本を取られた。
何たる愚行か。次は無いと知れよ。
さて、そう言うことも最近あったのだが、今俺はかなりピンチに陥っている。今の恰好が下半身にタオルを一枚巻いただけなのも少しは関係ある。
「申し訳ございませんでした……」
「私からも謝罪させてくれ。すまない、岸波君。弁償は必ずする」
「いや、いいんですよ」
それはと言うと、今目の前にいる女性が原因。
銀髪で長身の方。『ルナーラ・ベリアル』。顔も知らぬディハウザーさんに紹介された人。ウェディング様。
俺は今、ルシファードのとある場所にいる。
そもそものきっかけはこうして目の前にで若干困った様子のディハウザーさんだ。彼がサーゼクスさん経由で俺を呼び出した。
理由は単純明快、『眷属の増員』だ。
ルナーラさんは実力がある。今すぐ嫁だろうがゲームの要員だろうがどこに出しても恥ずかしくないレベルだとか。
そんな彼女だが、俺の眷属候補としてディハウザーさんに猛プッシュを受けた。
いやね、文句はないよ?実際に手合わせしてみてさ、俺の着ていた衣服が下着諸共全部吹き飛んで、タオル一枚の俺の恰好から理解してほしい。
ウェディング様……じゃなくてルナーラさんはどっかのゴルベーザとかクジャみたいな感じで様々な魔法を交えながら戦う。
実力も問題なし。俺の中の駒も彼女を認めて実際眷属にした。『僧侶』だ。
もう文句はないんだ。最後の警告もしたし、何なら好きな料理の話もした。ルナーラさんはトマトソースパスタが好きだって。悪意とかそんなのは感じない。
そんな俺が何でこうも苦しんでいるかと言うと、彼女から黒歌たちのものと似た好意を感じるということ。そう、この子たち、もしかしたら俺にほの字の可能性が大なのだ。
いや、勘だよ?いくらルナーラさんが俺に対してそんな態度を示したからと言っても、結局は俺の勘だ。いくらディハウザーさんが生暖かい目で見ているからと言っても、俺の勘だ。
不意に俺の胃が痛む。すぅー……はぁ……。落ち着け。
それでは皆様ご一緒に。
何だよぉおもぉおおおお!またかよぉおおおお!!
胃が痛い。もっと狭き門にすべきかなぁ……?
正直な所、別に女の子に好意を寄せられるのは嫌じゃない。寧ろうれしい。それだけ『良い男』に見られているってことだし。俺を利用するだけだったりする子は駒が徹底的に無視するし、何ならユノハ様も警告を入れてくれる。実に俺は恵まれている。
ただね、俺にも耐えきれる器の大きさってのがあるんよ。ほら、俺ってただの人間でしょ?アザゼル先生みたいな男じゃないんだよ。何人も女性侍らせてうまくいくような男じゃないと思うんよ。だというのに、俺の周りにドンドン女の子が増えていく始末。
俺、うまくやっていけるのかなぁ?それとも、もう『気のせい』の一点張りで行くべきかなぁ?助けてドキンダム。
――『やだ』
うわーん!
――
衣服を着替えてトイレに行った帰りのことだ。外の空気を吸っていたディハウザーさんと会った。
「どうも」
「ああ。……少し話をしても大丈夫かな?」
物腰柔らかくそう言うディハウザーさん。
「大丈夫ですよ。隣失礼しますね」
俺はディハウザーさんと一緒に外の風景を眺める。先ほどまでは違ったが、今は雨が降っている。
ディハウザーさんすっげーいい人なんだよな。初対面でも『私のことはディハウザーでいい』なんて言ってくれてさ。とっても気さくで優しさを感じる人。本当にこの人悪魔かと疑いたくもなる。まぁ、リアスとサーゼクスさん達っていう前例があるとはいえどもって感じだが。
「「……」」
しばしの無言。少し気まずく思っていると、ディハウザーさんは口を開いた。
「岸波君、君は……クレーリアという女性悪魔を知っているかい?」
クレーリア。知っている。知らないはずがない。俺がこの世界に来て初めてその手を悪人の血で染めたきっかけの人だ。
それが一体どうしたのだ。そう言いたいが、クレーリアさんのことはユノハ様に『黙っていた方がいい』とも言われている。むやみに言わないのが華だろう。
――『この人なら大丈夫。それとルナーラってのも。二人はクレーリア関係なら誰よりも信頼出来るわ。何なら、詮索してあげない方がいいけどセリスだって知っている』
突然のユノハ様からの解禁宣言。てか、セリスさん知ってるの?
――『ええ。セリスもクレーリアのお世話になった口だから。いい?クレーリアって言うのはベリアル家でも相当な訳アリ。ポジションで言うなら『バアル家にとって余りに邪魔すぎる故に今すぐ消したいし、消させろと思っているミセラ・ウァプラ』ってところかしら?そんな人物よ。『まだ』表には出ない。けれど、いつか表に出たら、確実にあなたの味方になる。いいえ、ベリアル家そのものがあなたの味方になると言っても過言ではないわ。それまで待ちなさい』
お、おっす……。
一応、それっぽく誤魔化しつつも肯定しますか。
「さぁ、どうでしょうね。ただ、ディハウザーさんが仰るその方が、俺の考えている方とすれば……俺はその人の味方ですよ。あなたや冥界がどう思おうとも、ね」
あれだけきれいな瞳と心を持ったご夫婦は俺の両親くらいだろう。それくらい良い人たちだった。それはまごうことなき事実だ。
それを言うと、ディハウザーさんは安心したようだった。
「そうか。ありがとう。君は優しいのだね」
「優しくなんてない。慈悲もへったくれもない、文字通りの『虚飾ばかりの悪魔』ですよ」
「ベリアルである我らに『虚飾』など言わない方がいいぞ?本物を見せることになる」
そういや、ベリアルって虚飾万々歳な悪魔だったっけ?そりゃいけない。
「それは困りますね。……あなたからは善意を感じる。そんな人の虚飾は、余り心地よいとは言えませんから」
「……そうか」
しばしの無言がまた続く。雨音が心地よい。雨は嫌いな所もある。けれど、無いと困るのは確かだし、別に本気で嫌悪しているわけじゃない。風流さとかを感じるし、ASMR的効果もあると思っている。
「……岸波君。君にもう一つ聞きたい」
「何でしょう。私が答えられる範囲であれば」
そう言うとディハウザーさんの目は覚悟の決まったものになる。
「もしもだ、今冥界を揺るがす
ディハウザーさん……それ、もしかしなくても牙を剥く予定があるってことですよね?
俺にはディハウザーさんが悪い人に思えない。寧ろいい人にしか思えない。そんな彼が切羽詰まったような雰囲気で俺にそう言ってくる。
……少し分かったよ、どうしてあなたがセリスさんやルナーラさんを俺に送り出すのかが。でも、申し訳ない。それには答えられないだろうよ。
「旧魔王派や英雄派の馬鹿共同様に俺の近しい人たちに牙を剥き、傷つけるなら、容赦なく止めます。何ならぶっ潰します」
「そうか。それならありがた……」
「ですが、あなたのことです。きっとその行動は旧魔王派のような短絡的なものではないはず。それならば、私はあなたの味方になりましょう」
そう言うと、眉間にしわを寄せるディハウザーさん。怒った様子ではない。
「私と会ったばかりの君に、何がそんなことを言わせるのだい?」
そう訊ねるディハウザーさん。そうだね、理由はちゃんとあるよ。
「あなたは『勝てば全てが手に入る』ことでお馴染みのレーティングゲームにて最強だ。文字通りの頂天に君臨している。影響力だって魔王と互角かそれ以上。そんなあなたが今手に入らないものなんて無いに等しいはずだ。そんなあなたが自分の地位を捨ててでも冥界を転覆させるなんてことなら、余程のことでしょう」
「……」
黙りこくってしまうディハウザーさん。俺は続ける。
「私はね、常に強者の味方なんですよ。『力が無くても理不尽に抗うことをやめない』。そんな心を持つ強者のね。ディハウザーさんはそっち側の人だ。決して弱者じゃない。私が味方しない理由はないです」
『常に弱者の敵であれ』。俺が前世から持っている矜持と言ったところか。人は弱い。誰だって弱い。それでも戦う人を、俺は愛したい。そう言う『強者』が、まさしくリアスや兵藤たちだからな。
「それに、クレーリアさんと言う善人の関係者なのでしょう?ならあなただってきっと善人だ。何よりあなたはセリスさんのお父さん……みたいなものです。彼女をあれだけ立派に育てた人に、彼女に剣を向けさせたくないですし、私だって向けたくない」
そう言うと、口元を震わせるディハウザーさん。え、そんなに滑稽だった?
俺が不思議そうにしているとディハウザーさんは言う。
「岸波君。我々ベリアル家は、何があろうと君と君の両親と弟君の味方であることを、今ここに誓う」
「ディハウザーさん?」
「悪魔の自分が言っても説得力がないと思われるだろう。だが、この誓いは虚飾でもなんでもない。偽りない真実だ」
ディハウザーさんの目には嘘は感じない。紛れもなく本音であることを証明している。ディハウザーさん、あんた一体何をしようって言うんですか……
雨が少し強くなる。
俺は彼の強い信念、いや意地に心配を覚えつつも彼の味方であろうと思った。
リスペクトとディスペクトの狭間に立つせいでシャングリラとか銀河眼の光子竜皇が生まれそうですよボッシャァン
諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。
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無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
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逃げるな卑怯者(炭治郎並感)