ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~ 作:ブラッキオ
お気に入り登録者数とかUAとか見てちいかわになってます。皆!一応、これ原作アンチ二次創作やぞ?!
「いいものだった」
――『ああ、間違いなく心躍ったな』
思わずそう呟く。
最終試合。それは漢と漢の意地の張り合いだった。
サイラオーグさんの夢、そして兵藤一誠の夢。譲れぬもの同士のぶつかり合い。
結果は、兵藤一誠の勝ちだった。
俺は思うんだ。これは単純な勝ち負けだけを得たものじゃないって。サイラオーグさんと兵藤。どちらも才能の無いもの。そいつらが『俺達でもここまで出来るんだ!』って示したことが、一番大切だと思っている。
奴らの示したものが、皆に伝わることを願うばかりだ。
さて、俺はと言うとぶっ倒れたサイラオーグさんと兵藤を労うために医務室に向かっている所だ。
実況席はと言うと、俺がいた所で話が分からないような状況だったので、アザゼル先生とディハウザーさんに丸投げして、ルナーラさんと幽さんと共に出た。
実はなんだが、アザゼル先生とディハウザーさんと色々話し合っており、そのことを伝えに行くというのもある。因みにこのことの発端はサーゼクスさんである。
さて、そんなわけで医務室前に着いた。
「大地様、いつまでここにいるつもりですか?」
「早くしないと時間がなくなりますよ」
「うっす……」
俺はと言うと緊張して扉を開けるのを渋っていた。その姿がイラっとしたのか眷属二人に怒られたので、大人しく開けます。
扉を開けるとそこにいたのは兵藤のド阿呆とサイラオーグさん、サーゼクスさん。
「よっ」
「先輩!?」
「岸波殿?どうしてここに……?」
驚く二人にサーゼクスさんがニコニコと受け答えする。
「僕が呼んだのさ。彼の口から君達に伝えたいことがあるようだったんでね」
「ま、そんな所さ。サーゼクスさん、隣失礼します」
「ああ、構わないよ」
俺はサーゼクスさんの隣に立つ。
「さーって、どっから話すか……」
んー、とりあえず、兵藤からか。
「まず兵藤から」
「う、うっす!」
「最初に……昇進するんだってな、お前。サーゼクスさんから聞いたよ。おめでとうな」
「あ、あざっす!」
この目の前で包帯グルグル巻きの馬鹿兵藤だが、今までの功績もあって、昇進の話が上がった。サーゼクスさん曰く『本来なら全てをすっ飛ばして上級悪魔になってもおかしくないが、そういうことにうるさい人がいるから今回は一段階だけ』とのこと。
「ったく、世話の焼ける後輩がこうも立派になりがってよ……」
「せ、先輩……!」
「あ、言っておくが、今後の俺との修行はもっときつくなるからな。覚悟しておけよ」
「えー!?」
兵藤からのブーイングを受けながら、俺は奴と同じように包帯グルグル巻きになっているサイラオーグさんを見る。
「さて、サイラオーグさん。あなたにも言いたいことがある」
「かの英雄からの言葉か。うれしい限りだが、敗者の俺が受けていいのだろうか?」
「ほら、その辺りはソーナ・シトリーの『兵士』が前例でそこの魔王様から色々もらってるから、ね?」
そう言うとサーゼクスさんは『その通りだ』なんて乗ってくれた。
「それじゃあ、サイラオーグさん。いい知らせと悪い知らせがある。どっちから聞きたい?」
そう訊くと少し悩んでからサイラオーグさんは答える。
「いい知らせからで頼みたい」
「了解……ミセラさんが目を覚ました」
そう言うとサイラオーグさんは目を大きく開いた。だろうよ。今まで不治の病とも言えるそれに冒されていた母親の意識が戻ったんだからな。
「そ、それは……」
「さっき聞いたことだ。疑うなら、ウァプラ家からの連絡を疑ってくれ。な、ルナーラさん?」
「勿論です」
そう言うと、サイラオーグさんは涙を流し出した。
「こんな……こんなことが……!」
「言っておくが、夢じゃない」
「ああ……ああ……!」
涙の量を次第に増やしていくサイラオーグさん。さて、ここからは悪い知らせ。
「それじゃあ、悪い知らせだ。……俺はあんたの戦いぶりを見て、ますますあんたのことが気に入った。今後とも期待させてもらうから覚悟しておけよ?」
あれだけ潔く戦ったのだ。気にいらないわけがなかろうよ。それに、個人的にもサイラオーグさんは気にかけておきたい人物になっているからな。何より、お母様のことを勝手にごちゃごちゃやっちゃったこともあるからな。
そう言うと、サイラオーグさんはまた泣き出してしまった。
「俺は……負けたんだぞ……負けたのに……こんなにも……」
あー、この子、本当に恵まれなかったタイプだ。この程度で『恵んでもらった』って思ってしまう奴だ。うーん、余計に気にかけちゃう!
「そういうわけだ。公式ストーカー的なものになるから、そこんところよろしくな。あ、兵藤。お前もだからな」
「え、俺?」
そうだよ。お前もだよ。
「お前、俺がすっげー嫌いなドラゴンの姿になりやがってよぉ……!」
GSで止まった時は非常に面白いドギラゴンなんてもんになりやがってよ。しかもよく見たらありゃドギラstar.の方じゃねぇか。ったく、俺の胃に穴が空くぞ。
「あんだけムカついた顔していたら、今度はもっとムカつく野郎になりやがって。特訓も今まで以上にしっかり叩き込むから覚悟しておけ」
「ッ!……はいッ!」
俺の伝言は終わった。そこからは俺達のちょっとした雑談が始まった。ポッと出のボルドギのことから俺の個人的趣味のことまで。色々話し合ったさ。
俺は、この平和を守りたい。未来を守りたい。そのためなら、いくらでもこの身を戦場に置こう。どれだけ、心が悲鳴を上げても。
Side out
アザゼルside
試合は終わった。俺は今、とてつもなく『きな臭い』奴と対峙している。
それは帝釈天。五分刈りの頭に丸レンズのサングラス、アロハシャツに首には数珠をかけている男。
そんな男に俺は聞きたいことがある。
「訊きたいことがある、帝釈天」
「なんだなんだ、正義の堕天使さん!俺様でよければ答えるぜ?」
それじゃあ、遠慮なくいかせてもらう。
「
帝釈天の部下である初代孫悟空が曹操と顔見知りだってのは京都の一件で知っている。それに、余程入れ込んでいることもイッセーから報告されている。
俺達の勢力の聖槍を持つ奴が、俺達が知らない所で、だ。
そう訊くと、帝釈天は愉快そうに口を歪める。
「だとしたらどうすんよ?俺様があいつをガキンチョの頃から世話してたのが不満か?報告しなかったことか?……それともあいつらとグルだったことか?」
「インドラァ……ッ!」
余りの能天気ぶりに俺は怒りを込めてその名を呼ぶ。
「HAHAHA!そっちの名前で呼ぶなんて随分粋だな!そんな怖い顔すんなや、アザ坊。この程度でキレるなら、ハーデスの奴なんて勢力図を塗り替えるかそれ以上のレベルだぜぇ?」
ハーデスのことも知ってやがるか……
帝釈天が俺に指を突き付ける。
「いいか、若造。そこの勢力だって『俺様がナンバーワン!他は皆死ね!』が普通なんだ。オーディンのクソジジイやゼウスのクソオヤジが甘々なだけだ。何せ、信じる神が少ない方が、人間の統治はうまくいくからな!異教がクソくらえなのは、てめぇらがよく知っているはずだぜ?テスカトリポカとか最たる例じゃねぇか?各種神話でもしっかり見直せ。神は人間以上に恨みつらみが深いもんだ。……表向きには協力してやんよ。うちらもオーフィスは邪魔だしな」
分かってる、そんなことは分かってんだよ……けどよ、それ以上に俺にはある不安があるんだ……
「頼む……」
「あん?」
「頼むから、岸波の……レッドゾーンの敵にだけはなるな……!」
世界のため、いや、仏教勢力のために俺がそう懇願すると、帝釈天は大笑いし出す。
「こりゃ傑作だ!たかだかあんな鉄人形にビビっちまうなんてな!……俺様があのちんけなバイク程度に負ける?馬鹿にすんなよ。たかが初代孫悟空に傷を負わせた程度で調子に乗る馬鹿に負けるわけねぇだろうがよ」
そう言って去っていく帝釈天。
ああ、俺の心配は届かないっていうのか……
アザゼルside out
(ダーク・)インドラがレッドゾーンにパワーで勝てるわけがないだろ、いい加減にしろ!
お察しの良い方が多いと思いますが、うp主は原作イッセー君ほどではないけれどそれに比肩するくらいにはD×Dの曹操が嫌いです。
そんな曹操とつながっている帝釈天には次かその次の章でそれなりの不幸な目に遭ってもらおうと思っています。
ハーデスは最近始めたバトスピで大変お世話になってますし、気に入っているキャラなのですが、エボルやらなんやらで金を飛ばす羽目になった恨みもありますし、そもそも曹操に繋がっているならそれ相応に痛い目に遭ってもらおうってことで一つ。
実は、うp主はギリシャ神話で一番好きなキャラがハーデスなので、D×Dのハーデスにはかなり解釈違いを起こしています。そういうイッセー君以外の随所でもちょっとしたアンチポイントがあるので、『何だよこのラノベ』と思ってしまいます。
諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。
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無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
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逃げるな卑怯者(炭治郎並感)