ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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連投するかどうか迷いましたが、連投することにしました。相変わらず調子の上がらない体はちゃんと労わっています。

今回は『バグ野郎をどうにかする』の核心に近付く回です。




第124話 我が従者たち、かくありき

 

さて、本日はと言うと、俺の可愛い……マジで可愛いし美人だしおっぱいは大きいしでとんでもねぇ眷属と御使いとのお食事会をすることになった。

 

会場だが、冥界どころか世界屈指の戦力が一同に揃うということでルナーラさんと幽さんが色々懸念とかしてくれた結果、冥界のルシファードで食事会をすることになった。ルシファードなら何かあってもすぐにサーゼクスさん達が手回しできるから、だそうだ。

 

さて、ルナーラさんと幽さんが用意してくれたこの部屋だが、随分豪華である。ルナーラさんもベリアル家っていう貴族だったなぁって思い出させる。

 

こうして見たことがない長い机に並べられている料理を俺は眺める。皆、既に箸をつけていたりする。

 

席順だが、俺がお誕生日席で、両サイドを今回の新規加入者である和泉さんとメアリさんが固めている。

 

和泉さんだが、『自分のことは和泉でいい』と言われたのでありがたく下の名前で呼ばせてもらうことにした。

 

にぎやかだ。皆隣の席の人達と話している。ええやん。皆仲良しでよさそうだ。

 

これ程の大人数での食事は夏合宿以来だ。あれから随分時間も経った。オカ研の皆は立派になった。皆強くなったよ。

 

「大地、どうしたの?」

 

メアリさんが声をかける。

 

「いや、何でもない。ちょっと昔……と言うほどでもないけど過去を懐かしんでいただけ」

 

「そう」

 

『虹を落ち着いて見る』。彼女の幸せな瞬間だそう。俺もそれに共感するところがあった。そう言えばここ最近は落ち着いて何かを見るようなことはしてない。ずっと慌ただしい状況だった。虹を見るみたいなことなんてなかったなぁ。

 

自分に対して絶対的な自信を持つ彼女が見惚れるもの。余程その虹は美しかったんだろうなぁ。

 

「ご主人様ー」

 

久々に会った黒歌に声をかけられる。

 

「どうした、黒歌?」

 

「ご主人様、皆に渡すものがあったんじゃないの?」

 

ああ、そうだ。すっかり忘れていた。俺は席を立って、後ろに置いてあった鞄から書類を出す。

 

「それじゃあ今からこれを回すから1部ずつ手に取って」

 

そう言って和泉さんとメアリさんの方に書類を渡して、回してもらう。

 

全体に行き渡った頃合いを見て、俺は話す。

 

「さて、それなんだが……端的に言うと、『俺に何かあった時の対処について』だ」

 

皆の雰囲気が変わる。さっきまで朗らかで楽しそうな雰囲気だったのに今や真剣なものに。

 

「ねぇ、大地。この題目、何かしら?」

 

「そのままだよ、美空さん」

 

俺はそう答える。そこに書いてあるのは『俺が理由なく皆の前からいなくなった時の対応について』。

 

『俺に何かあった時の対処について』。それは最近参謀係の幽さんとルナーラさんと相談して作ったもの。

 

きっかけは英雄派の行動についてだ。兵藤によるとあいつらはグレートレッドを呼び出そうとしていた。そのためのエネルギー確保として京都の皆様に多大な迷惑をかけることになった。

 

グレートレッドは次元の狭間にいる。つまる所、あいつらは空間への干渉が可能ということ。俺とて、空間ごと異界送りにされたらどうしたものか分かったもんじゃない……という訳でもない。一応ユノハ様が『異世界飛ばしについてはこちらも対処する』とのことだ。

 

けどよぉ、時間の流れだって『ここ』と同じかも分からない所に飛ばされて、三日で帰ったら実は三年も経っていましたーなんてオチはいくらなんでも許されない。

 

という訳で書きました。俺もいつかはいなくなる。死別とか諸々。でも、俺は皆を放り出して勝手にいなくなるなんてことは絶対にしない。もしも黙って行方不明になっていたら、それは誰かの悪意による罠にかかった可能性がある、と。そのことを伝えるためにも今回の場を設けたのもある。こればかりは眷属だけではどうしようもない。御使いにも伝えなきゃいけないからな。

 

「にゃはーん?さっきから妙にソワソワしてたのはこれが原因と」

 

黒歌がそう言う。そんなにソワソワしてたか。

 

「ねぇ、大地。これ、いつから考えてたの?」

 

天音さんがそう言う。

 

「つい最近。厳密に言うと英雄派の京都襲撃から。あいつらは空間・次元への干渉が可能な術を持っている。もし、俺を殺せないとなると奇襲で異世界に送る可能性だって出てきた。だからこいつを作った。俺とて皆の前から黙っていなくなるなんてしないさ」

 

「そう……よね……」

 

「不安か?そうだろうな。俺の言葉に信用があるとは思えない。だけど言わせてほしい。俺は、俺を愛してくれる人の前からは勝手にいなくならない。俺を愛する人のために、俺は戦い続ける。それが、俺の『道』って奴だ」

 

「はーい出た。口説き文句。ご主人様、そんなことよりも早く話続けちゃって。こっちも訊きたいことがいっぱいあるの」

 

黒歌にそう急かされたので続けていく。

 

「そうだな。まずだが、何故俺がこんなものを書いたのかは今言った通り、俺達の目下の敵は次元への干渉術を持っている。ただ、京都の一件で分かる通り、次元への干渉は大掛かりなものだ。故に、ポンポン打てるもんじゃない。だからこそ、打ちどころを見極める必要がある。その打ちどころが、俺ってわけだ。俺がいる以上、あいつらの思い通りにはならない。だから、チートじみた除去手段で誰かを消してくる」

 

超次元送り、ってわけじゃない。それでも帰ってくるのは困難だろうよ。

 

「念のための確認。あなたの言ったことは幽とルナーラの入れ知恵?」

 

光璃さんがそう訊くので俺は首を横に振る。

 

「いや、違う。彼女たちを大々的に巻き込んだのは間違いないけど。言っておくが、俺だって馬鹿じゃない。拳や武器以外で攻撃してくる敵がいることくらい察しが付く」

 

様子を見る限り、俺の言葉に納得してくれたようだ。

 

「異世界の存在については、俺が証明している。間違いなく、飛ばす先はある。なくても次元の狭間のその向こうに飛ばせばいい。……けどよ、俺がその程度で屈する奴に思うか?残念だがNOだ。絶対に帰ってくる。次元の一つがなんだ、愛する人たちの元に帰ることくらいさせろっての」

 

ユノハ様の言葉と京都での霧払いで分かった。俺には次元をぶち破るだけの力がある。パルキアなんてなんのそのだ。それだけ、ドキンダムXの力が大きくなっている。

 

「ただし、と言っちゃなんだが、俺も最近ようやく俺の及ぼす影響ってのを理解し出した。遅いにも程があるが……まぁ、この辺りは幽さんやリアス、サーゼクスさんたちに感謝だな。俺がいなくなれば、間違いなく俺を消した馬鹿共はそれを旗印にして調子に乗り出す。俺のことを良く思わない連中だって台頭し出すだろう。そんな時、皆には冷静になってほしい。俺に対してどれだけの侮辱の言葉をかけられても、黙っていてくれ。そいつらは俺が帰って来て皆殺しにする」

 

「冥界にその手の連中は多いですぞ、大地様」

 

「ああ。だから、これは一種の『世界への宣戦布告』ともとっていい。それだけのものだ、内容は外には漏らすな。絶対に」

 

幽さんのツッコミを受けながらも続ける。

 

するとレナさんが恐る恐る手を挙げる。

 

「質問よろしいですか?」

 

「いいよ、レナさん」

 

「これの存在は魔王様方やセラフの皆様は知っているのですか?」

 

「サーゼクスさんに言ってある。おそらくだけど、四大魔王全員は知っていると思うよ。サーゼクスさんが言うにはミカエルさんとアザゼル先生にも伝えるそうだ。ここから四大魔王なり四大天使なりに知らせるとしても、三大勢力のトップしか知らないようにするよう口止めはしてある」

 

「ありがとうございました」

 

レナさんの質問に皆も納得してくれた様子。

 

「それじゃあ、私も質問していい?」

 

黒歌が手を挙げる。俺はうなづく。

 

「それじゃあ……これ、リアス・グレモリーとその眷属に言わない理由とかある?あの子たちは腐っても『禍の団』(カオス・ブリゲード)対策の第一線を張っているわ。それでもこのことは言わないのはどういうこと?」

 

「理由がある」

 

「それは?」

 

「彼女達はまだ弱い。それにサーゼクスさん達魔王方ほどの地位を持っていない。責任処理能力もな。それを鍛えるために今も彼女達は努力している。だからこそ、彼女らに俺のことで不安にさせるなどの余計なことをしたくない。そういうわけだ」

 

「なるほどね。大体分かったわ。私としても白音に無理なことはさせたくないし。確かにこうして事前に提示してもらえれば私達も混乱しなくて済むってわけにゃ」

 

「そう言うこと。他にあるかな?」

 

そう言うと、アーシアが手を挙げた。

 

「あのー、すいません。ちょっとだけ中身を見させていただきましたが、この名簿は一体……?」

 

アーシアがぺらっとめくった所にあるのは、名前が並んだ名簿だ。ああ、それか。

 

「『俺の敵』の名簿」

 

「え?」

 

「ここにある名前の連中は俺が消えた時、確実に俺の敵として台頭する冥界の人物たち。そして何かしらの方法で君達に接触した後、裏切りだのなんだのをそそのかしてくる可能性がある奴らだ」

 

アーシアが驚く。無理もなかろう。いきなりそんなことを言われたって現実味が無さすぎる。

 

「幽さんとルナーラさんがまとめてくれた、『冥界において明確に俺のことを嫌っている、ないし排除を考えている者』の一覧だ。ここに関係者がいないから言うが……バアル家の筆頭と言うゼクラム・バアルという男も入っている」

 

「ゼクラム!?ご主人様、それって……!」

 

「ああ、冥界に絶大な影響力を持つバアルのトップ。当主引退後もバアルを裏から糸引く存在。ルナーラさん……というより元七十二柱の暗黙の了解の権化みたいなものだ。現体制を望むそいつが革命ごっこをしている俺のことを嫌うのは火を見るよりも明らかだな」

 

ゼクロムだかレシラムだか分からんけど、そんな奴も俺の敵だ。

 

てか、侵略者の俺が革命ごっこか。何たる皮肉よ。

 

「……だから、『宣戦布告』、ね」

 

「怖いか?」

 

「いいえ、相手が大きくてやりがいがあるって思って。あ、アーシア、遮ってごめんにゃ」

 

「だ、大丈夫です黒歌さん!」

 

「そう言うことだ。他に質問あるか?後でも受け付けるけど……」

 

俺がそう言うと皆は『特にない』と反応をしてくれた。

 

「ありがとう。和泉さんもメアリさんも入ったばかりで申し訳ないが、迷惑をかける。俺の行く道は善意で舗装された地獄への一方通行だ。最後まで付き合ってもらう」

 

そう締めて、また楽しい食事会を始める。美味しいお肉だ。ソースも玉ねぎのうま味が効いていていい。

 

20を超えている人達がほとんどだが、彼女達はお酒を飲んでいる。やばい、うらやましい。

 

 

 





Q:うp主、すごいベリアル家贔屓すぎん?
A:はい(開き直り)

最近、シャングリラ・フロンティアをちょっとだけ見たんですが、『随分聞き覚えのある名前が多いな』という感想が出ました。あそこまでいわゆる『どっかで聞いたことがある』ネタを多用するのはシャンフロくらいだろと思いました。

いや、よくよく考えたらハイスクールD×Dも大概だな(二代目魔王たちの名前とか)

諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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