ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~ 作:ブラッキオ
もしリメイクを書く気力があるならもっとうまく書いてみたいけれどそんな実力はないと言えてしまう今回です。割とこれしかないと思った結果なので、怒らないでくださいね。
Side in
俺は今、テロリストの馬鹿共こと英雄派の連中と対峙している。
よし。とりあえず、殺すか。
俺は拳に力を込める。殺意もまき散らす。
「っ!!」
周囲を取り囲む連中は非常に怯えた様子になる。だが、曹操はと言うと飄々とした様子のままでいる。
……おかしい。これでもこの世界のトップの二天龍をぶっ潰した俺の殺意だぞ?何故驚かない?何故怯えない?
「てめぇ、何のつもりだ?」
「何のつもり、とは何かな?」
一々苛立たせる。
「腐っても二天龍って奴をぶっ飛ばした俺の殺意に怯えないってのは、一体どういう了見だってことだ」
「そうだな……『今の俺達ならお前に絶対に勝てるから』かな?」
あん?
「随分な慢心なことだ。その顔を歪ませてやる」
何を考えているかさっぱりだが、とりあえずぶん殴る。ぶん殴ってぶん殴って、最後はアザゼル先生に渡す。それで解決だ。速攻で終わらせてやる。
俺は足を踏み込む。拳を構えて一気に……
「おっと、動くなよ」
曹操がそう言う。何だ?何のつもりだ?
「言っただろう?『今の俺達ならお前に絶対に勝てるから』ってね」
「戯言を……」
俺はそう断じるが、曹操の笑顔は絶えない。
俺が不思議に思う、と言うより若干不気味に思っていると、奴はそれを口にした。
「『岸波遥輝』」
「……あ?」
「今の時間は家でのんびりしているだろうね」
……今なんつった?
「『岸波結希』と『岸波優衣』も同様かな?」
「お前如きが俺の家族の名前を口に出すとか、死にたいか?」
その汚い口で俺の家族の名を出すな、苛立ちを越えて憤怒になる。俺は殺意をまき散らしながら、拳を構える。
「おっと、動くなよ。君の家の場所は分かっているんだ。そうだな……例えばここで俺が君に敗れたりすれば、自動的に『あちら』にも情報が伝わる。そうなった場合、英雄派の構成員が君の家族に何をするかは分からないね。言っておくが、スコルとハティの対処はいくらでも出来る」
こいつ……!!!!
「それに、リアス・グレモリー達が兵藤一誠無しで勝てる見込みが俺達にあると思うかい?分かったかな、俺が『俺達が絶対に勝てる』と思っている理由は?」
「考えやがったな……!」
俺は構えを解く。そうかそうか、こいつらが……いや、こいつが俺の殺意に臆さないのはそれだけの自信があったからか……!スコルとハティも突破できるだけの『何か』があるから、こんなにも自信たっぷりなのか!
悲しいことに、今実家には黒歌がいない。寿水さんもいない。俺の家はがら空き同然だ。リアス達も兵藤抜きでこいつらの相手が出来る可能性は低い。何より、朱乃とかなんかは試験までもうすぐだ。迷惑をかけるわけにはいかない。
「……何が要求だ?」
俺はそう訊く。笑顔で曹操は答える。
「こっちの上の方からの依頼でね。君の血を少し分けてもらおうと思うんだ。その後、君には帰ってもらうよ」
「血だぁ?帰ってもらうだぁ?」
こいつ何を言ってるんだ?
「まず血だが、そうだな……レッドゾーン。君には恨みがある。屈辱を味わってもらわないと、溜飲が下がらない者もいてね。申し訳ないが、自分で腹を切ってくれ」
つまり、ここで死ねということか。
正直乗り気にならない。一度死んだ身、今更命など惜しくもない。それでも、こんな奴らに捧げる命などもっての他だ。
だが、俺の家族の生殺与奪の権がこいつらに握られている以上、聞かねばならない。野郎、覚えてろよ。
「俺らの刃では君には届かないのでね、君の手刀で腹を貫いてくれ」
そう要求する曹操。
俺はそれに従う。
俺は右手で俺の腹を貫いた。
どしゅっと音を立てるように血が噴き出す。痛いな、流石に痛い……。
俺の苦悶する顔を見て満足げな周囲の連中。この外道共が……!
「さて、回収するんだ」
「はっ」
曹操が近くにいた男に指示する。そいつの片手には試験管があった。
「悪く思うなよ、レッドゾーン。これも世界のためなんだ」
「曹操……!」
曹操の言葉に怒りを覚えつつ、俺はされるがままに血を回収される。
試験管にある程度血が満たされるとそそくさに男は離れていった。
「さて、ここまでは順調だ」
「なんだ?まだあるのか」
今すぐにでもぶっ飛ばしてやりたい。だが、家族を人質に取られている以上、どうしようもない。クソ、こうなるんだったら皆に俺の力を分割して守護精霊みたいにしておけばよかった……!
――『案ずるな。こいつらには俺達はどうしようも出来ない。ただ、俺達からもどうしようも出来ないがな』
どういうことだ、ドキンダム?
――『俺達の存在を大々的にマイファミリーに知られていいならいくらでもやりようはある。だが、お前はお前自身のことにあの人たちを巻き込みたくないんだろ?自分がこの世界の住人じゃないってことを、知られたくないんだろ?』
……ああ、そうだよ。正直、いつか知られることだとは思っている。だけど、それは今じゃない。遥輝だってもっと大きくなってからじゃないと、俺の存在を理解できるはずがない。
――『悔しいな。俺やユノハのことを知った上での行動じゃないのは確かだが、全部あいつらの都合のいいように動いてやがる』
本当だよ、全く。
「さて、作戦は第2フェーズだ。皆、いくぞ」
曹操がそう言うと、俺の周囲に英雄派の連中が近づいて、囲む。何をする気だ?お前らじゃ、俺には傷をつけられないんだろ?
取り囲む連中が俺に向かって手をかざす。曹操はと言うと、何やら手に赤い宝石を持っている。
「さて、旅の前の土産だ。色々教えてやろう」
「随分なことだな」
「ここまで来たら余裕を持てるからね。まずだけど、君は異世界の人間だ」
今更何を。そんなこと言って何になる。
「この世界にとって異物極まりない存在だ。だから君には消えてもらいたい。だけど、俺達では簡単には殺せない。故に、君にはこの世界から出ていってもらおう」
「んだと?」
「もう一度、異世界の旅を楽しんでくるといい、レッドゾーン」
こいつ、俺を別次元に飛ばそうってわけか。悲しいが、早速眷属・御使いに渡した書類が役立つ時が来るなんてな。
「それとだが、君は俺達を随分舐めている。それも気に入らなくてね。こちらは帝釈天とハーデス神の援助を受けている。これ以上彼らのメンツをつぶすと大変なことになりそうだ。だからこそ、君にはしっかり消えてもらおう」
「帝釈天にハーデス神?仏教系とギリシャ神話は三大勢力と約定を結んでいるはずじゃ?」
「中には和平や約定を嫌う者もいるということだよ」
なるほどな。つまり仏教系は頭が敵で、ギリシャ神話も……いや、思い出せ。サイラオーグさんとリアス達の試合の時を。ゼウス神とポセイドン神はハーデス神のことをめんどくさそうに思っていた。つまり、彼らはハーデス神とは違う意見。となると、こいつへの援助はハーデス神の独断?
面倒になってきた。今すぐアザゼル先生に報告したい。したいが、世の中はうまくいかねぇな!
俺の周りを光が覆いだす。曹操は俺に向かって赤い石を投げてきた。するとそれは宙に浮かび、俺の前にやってくる。
次の瞬間、それは強い光を放ちだす。
――『おい、こいつ……『禁断』の結晶だぞ!?』
何だって!!?おい、ユノハ様!これは一体!!?
俺がユノハ様に訴えるが返事がない。どういうことだ?
――『ユノハだが、さっきから返事がない!今、かなり面倒だぞ!』
くそ、頼みの綱までなくなるなんて!
ドンドン光が強くなっていく。それを見て曹操は勝利を確信しているようだった。
「それではごきげんよう、レッドゾーン」
「クソがっ!!」
悪態をつくも、俺の足の感覚がなくなり始める。目を下に向けると、足が光の粒子となって消えて出している。
そうか、これが異世界への旅か。悔しいな。結局、俺は何も守れなかった。どこまでも無力で、浅ましくて、何も変われてない……
――『……おい、待て。よく考えたらなんでこいつらはオーフィスの所在を知ってないんだ?』
ドキンダムがそう言う。確かにそうだ。今の俺ん家のことを知っていて仮にも自分達の頭のオーフィスちゃんがこっちにいることを知らないってのはおかしいだろうよ。
……待て。あいつの言葉を飲み込んでたけど、そもそもこいつらは俺ん家のことを知らないのは?
…………それじゃあさっきまでのことは!
――『『ハッタリ』か!!!』
「曹操ぉおおおおお!!!!!」
俺の叫びは虚しく夜空に響き、この身は世界から消えた。
Side out
うp主は散々警告しましたからね!これで何か言うようならこっちだって色々やりますからね!
諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。
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無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
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逃げるな卑怯者(炭治郎並感)