ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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思えば、『ナンニデモ○○』ってインフレしたカードゲームの宿命なんだなぁって。




第12話 近寄るべからず

 

「うーーーーーーーーーーーーーーん…………」

 

俺は風呂を上がると、自室に籠って課題を速攻で片付け、自習を済ませた。とりあえず第1志望は駒王学園大学部。そのためにも勉強はそれなりにして内申点をそれなりに上げねば。

 

で、今は何をしているかというと、趣味のカードゲームをしている。因みにウィクロスである。無趣味にも程があった俺を見かねた父さんによって始めることになった遊戯王。そこから派生してのウィクロスである。前世にもあってそこからずっとやってきたのと、その前世で持っていたデッキをユノハ様がこっそり持ってきてくれたおかげで何とかエンジョイしている。正直、マナシステムのないカードゲームのゲームスピードが怖くて仕方ない。遊戯王とかボチボチとやってたし、剣闘獣とかレッドデーモンとか握っていた。けど、ユベルやR―ACE、ナンニデモデモンスミスに轢き殺されてからもうやらなくなった。ギャザは知らん。やろうと思ったことがない。

握っているのはオールの赤5カーニバルとかの赤中心だ。確かに組もうとした時の値段が初期に比べて安いというのはあるが、一番はおっぱいに釣られました。他にも花代とか遊月とかも持っているし、なんならエルドラだって持っている。別におっぱいだけじゃない、はずだ。だからお兄さん許して。

 

「よし、寝よう」

 

今日は疲れたし、もう寝よう。

 

俺はそう思い、電気を消して布団に潜り込んだ。明日もきっといい日になるに違いない。そう願う。そうしたら床が光り出すさ。

 

はぁああ……(クソでかため息)

 

ユノハ様?いたずらにしてはしょぼくないですか?

 

――『私じゃないわよ』

 

え、じゃあ誰がこんなことを?

 

そう思って警戒しているとその光、何か魔法陣みたいな奴から人が出てきた。

 

あれは……

 

「はい?」

 

見知った紅髪。見知ったおっぱい。見知ったタッパ。どうみてもグレモリーさんである。

 

「突然ごめんなさい、岸波君」

 

何やら深刻そうな顔をしている。相談なら乗るぞ?ただ、少しだけ時間を考えて欲しかったってのはある。俺、眠いし。

 

「お願いがあるの……」

 

「ん?」

 

俺の方にずんずん近づいてきて、突拍子のないことを言った。

 

「私を抱いて、岸波君」

 

……ん?

 

「私の処女をもらって、今すぐ」

 

……んん?

 

やっべ、オラさっぱり意味がわかんねーゾ(カカロット並感)

 

布団で寝ている俺に馬乗りになると、制服を脱ぎだした。制服を脱ぎ、遂には下着姿に。うーん、エロい(笑)

 

何わろてんねん。一体どういうことだ。まるで意味が分からんぞ!

 

「ま、待ってくれグレモリーさん。これは一体……」

 

「ねぇ、岸波君」

 

「はい」

 

「私では、ダメ?」

 

ダメじゃないです。寧ろうっひょひょーいって感じです。でも、違うやん。いきなり来て、開口一番『捩じって交わる螺旋道(意味深)しよう』はおかしいって。もっと、こう、ムードとかそれまでの過程とか関係とかあるだろ?

 

しかも、下着まで脱ぎだしちゃったし!

 

「色々考えたけど、もうこれしかないの……」

 

……ん?『これしかない』?

 

俺はその言葉に違和感を覚えた。つまり、彼女はこの螺旋道(意味深)には快楽とか愛とかは求めていなくて、もっと大きな事への対抗策としてこんなことをしようとしている、というわけか?

 

見れば、少し手も震えている。彼女、相当無理しているな。

 

俺は起き上がって彼女を見つめる。

 

「グレモリーさん」

 

「な、何かしら?」

 

「何か隠しているなら、無理に話せとは言わない。ただ、こっちにも言いたいことはある。まず、怖がっている女を抱くような趣味は俺にはない」

 

「岸波君……」

 

「それと、俺は友人が、守ると決めた人が目の前で苦しそうにしているのに手を伸ばさないほど馬鹿になった覚えはない」

 

「……」

 

軽く抱きしめたつもりが、思い切り強く抱きしめ返された。わふー!(クド)

 

俺が混乱していると床がまた光り出した。寝る前に来客が多いなぁ……。

 

敵か味方かとときめきもしないこの行き場のない感情をなだめつつ、光を見守る。それが収まるとそこには銀髪のメイドさんがいた。

 

「このようなことをして破談に持ち込もう、という算段でしたか?」

 

メイドさんはかなり呆れたようにそう言う。

 

「その『このようなこと』をしないと、お父様もお母様も私を見てくれないでしょう?」

 

「かような下賤の輩に身を捧げた、なんてことを旦那様とサーゼクス様が知れば悲しまれますよ?」

 

「げ、下賤……」

 

今時聞かない言葉を聞いたぞ。確かに俺自身は下賤な人間ではあるが……。

 

「私の貞操は私の物。自由にしたっていいじゃない。それに、岸波君のことを下賤とは言わないでちょうだい。例えあなたであろうとも、怒るわよ、グレイフィア」

 

へぇー、グレイフィアっていうんだ。この人。そのー、なんだ?草なのか氷なのか分かんないし、もし両方なら炎が2倍どころか4倍になりそうな名前ですね。

 

「何はともあれ、あなたはグレモリー家の次期当主たる存在。むやみやたらに殿方に肌を晒すような真似はお控えください。ただでさえ、このような時期なのですから」

 

そういうとグレモリーさんに上着をかけた。で、こちらを見てくる。

 

「初めまして。私はグレモリー家に仕える者、グレイフィアと申します。以前からあなたのお話はお嬢様から少々耳にしております。以後、お見知りおきを」

 

「あ、どうも。私は岸波大地と申します。ご丁寧なあいさつ、ありがとうございます」

 

(本当に下賤なのでしょうか?いくらお初に見えると言っても、どこにも隙が見られない。この方に比べたら、ベオウルフやスルトたちの方が余程下賤に思えますね……)

 

「それで、グレイフィア。あなたがここに来たのはあなたの意志?それとも家の総意?……それともお兄様のご意志かしら?」

 

「全てです」

 

きっぱりとそういう炎4倍メイドさんことグレイフィアさん。

 

「そうね、我が兄の『女王』であるあなたがわざわざ足を運んだもの。そういうことよね。分かったわ」

 

そう言うと俺から離れて服を着だすグレモリーさん。少し、惜しかった。

 

グレイフィアさんの傍によると再び床が光り出す。

 

「ごめんなさいね、岸波君。それと、ありがとう。あなたが私を『守ると決めた人』って言葉、とてもうれしかったわ。どうしてか、勇気も出てくる。……こんなことをした説明は後日だけどちゃんとするわ。人間であるあなたには関係ないでしょうけれど」

 

「は、はぁ……」

 

そう言うと光と共に消えてしまった。

 

暗い部屋に残される俺。

 

……。

 

「よし、寝よう」

 

 

 

 

―――

 

 

 

「ひー……ひー……!!」

 

後日、俺はオカ研メンバー全員で山登りをしていた。後ろで悲鳴を上げているのは兵藤だ。

 

遠くからは木霊が聞こえてくる。空気もきれいだ。

 

うん、どうしてこうなった?

 

 

 

 

 





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諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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