ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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うp主「ただいま一生懸命カタルシス展開を考えています、もうしばらくお時間を......」

皆さんも不安になり始めた可能性があるので今一度確認です。
原作11,12巻を書くには主人公が邪魔です。なので、大地君は予定では次の章の途中まで消えてもらいます。大地君には帰ってくるついでで新しい力の確保も兼ねさせるつもりです。

正直、うp主ですら不安になっているので、自己暗示も兼ねて書きました。
新規の感想も見ています。今、返信もまともに出来ない上に逃避で12章を飛ばして13章の執筆をする程追い込まれていると言えば、この章がいかにチート主人公系二次創作で足を引っ張るかが分かると思います。
特に原作を割としっかり読んでいる方でD×D二次創作をしている方なら分かってくれると思います。

それでは本編どうぞ。




第132話 世界最強格たちによる脱出作戦

 

イッセーside

 

空間が揺れ、ミシミシと音を立てた。ワンチャン壊れそうだったのにそれでもこうして現状を維持出来ているのは結界像が壊されていないからか、それともゲオルクがそれだけすごいからなのか。

 

いや、この際どっちでもいいや。今の俺にはやるべきことが残っているからな。

 

俺にビームを撃ち込まれた駐車場に降り立つ。駐車場とは何だったのかと言わんばかりの崩壊をしている。地面も裂けている。自分の……と言うよりもドライグさんのパワーが規格外な事をつくづく実感する。

 

死神と戦う皆の姿が目に入る。

 

無駄のない動きをする木場。死神の群れを一網打尽にする雷光を放つ朱乃さん。『アストラナガンか何かかよ』と思うほどの蹂躙をする部長。

 

皆、死神の鎌をひょいひょいと避けながら攻撃している。俺も負けてらんないな。

 

「イッセーの譲渡があればなおいいけど、皆に迷惑がかかるといけないしこれで我慢しなさい!」

 

部長がそう言うととんでもない量の消滅の力を宙に生み出す。そして、それを放った。

 

朱乃さんと木場は既に避難している。

 

魔力の奔流に飲み込まれていく死神。

 

うっひゃー!さしずめインフィニティ・シリンダーってか!?怖い怖い……!

 

――「俺達の譲渡無しでここまでなら、死神は敵ですらないな」

 

ドライグさんが褒めてくれる。そんな時、味方じゃない声をかけられた。こんな所でかけてくる馬鹿なんて考えるまでもない。

 

「やぁ、久しいね。赤龍帝」

 

魔剣を多く所有しているクソ野郎。その名もジークフリート。バトスピで嫌われた赤いドラゴンと同じ名前のあいつ。

 

「よぉ、ジーク何某。お前が俺の相手か?」

 

俺がそう言うと肩をすくめて言葉を返すジークフリート。

 

「それもいい。今の君なら楽しめそうだし。ただ、先客がいるんでね」

 

そう言うと音もなくジークフリートの周囲に出てくる死神の群れ。

 

ったく、こいつらもいたな。しかも、よく見れば木場たちが相手しているのよりも装飾が凝っている。いうなれば中級とか上級とか言われる死神か?うっわ、めんどくさ!

 

「いいぜ、相手になってやるよ」

 

俺は構えを取る。

 

死神達が襲い掛かってくる。鎌があるので馬鹿正直に突っ込んでいくのは危険。ということで、俺はカウンターを取るように拳を死神達に叩き込んでいく。たまーにドラゴンショットも混ぜている。

 

俺の攻撃を受けると霧散する死神達。そのまま再生する、ということもない。

 

……ドライグさん?

 

――「お前がそれだけ強いということだ。気にするな」

 

う、うっす。何か、前は随分塩な評価だったからこうして褒められるのが変な感じがする。

 

俺の心配を振り払ってくれたドライグさんに感謝しつつ、俺は死神を撃破していく。この光景が余程想像できなかったらしく、ジークフリートは『中級の死神達だぞ!?』なんて驚いていた。

 

悪いな、こっちは等級で実力がしばられるタマじゃないんだ。

 

「驚いた、通常の禁手(バランス・ブレイカー)でここまでやるとは」

 

「あの惨めな曹操君には敵わなかったけどね」

 

俺は自虐込みの嫌味で返す。こいつがこの程度で驚くってことは、ヴァーリの言う通り英雄派ってのは嘘の信頼と曹操のワンマンで出来ているんだなって想像しやすい。

 

『死神のことを舐めてもらっては困ります』

 

そんな声が響いた。気配を感じてそちらに視線を向けると、そこには歪んだ空間だあった。そこから出てきたのは装飾が施されたローブにピエロみたいな仮面をつけた人。いや、人じゃない、死神だ。

 

片手には先ほどまで戦っていた死神連中とは違う雰囲気を纏う鎌を持っていた。

 

それを見て先生が驚く。

 

「貴様……!」

 

先生にお辞儀する死神。……なぁ、ドライグさん。

 

『初めまして堕天使総督殿』

 

――「なんだ、相棒?」

 

『私はハーデス様に仕える死神の一人、プルートと申します』

 

こんなことするのはあれだけどさ、そうも言ってられない状況じゃん?

 

「ッ!最上級死神のお出ましか……ッ!伝説にも名を遺す死神を寄こすとは、骸骨オヤジもやるもんだな!」

 

『あなた方はテロリストの首領オーフィスと結託し、同盟勢力の連携を内側から崩そうとした。それは万死に値します』

 

――「うん、まぁ、やればいいさ。ここは戦場。しかも外道に落ちた相手。好きにすればいい」

 

オッケー。

 

「なるほどな。今回はそういうシナリオでいくのか。そう言う理由で俺達を消す気か!どこまで話が進んでいやがる道化師共!」

 

『いずれそんな理由もいらなくなります。が、一応念のため「先手必勝!!」ゲフッ!?』

 

俺はプルートとかいう死神を殴り飛ばした。

 

『な、なんて下品な!私がまだ話しているゴハァ!!』

 

更にもう一発。

 

『ま、待ちなさい!お前は腐っても……!』

 

「いや、礼儀を知らない子供ならいいよ?けどさ、礼儀を知った上での外道なら、別に礼儀なんていらなくない?」

 

『総督殿、あなたの教育はひどいものなのですね!』

 

「いや、知らん……」

 

先生が逃げに徹した。

 

「なんつーか、可哀そうだし俺がプルートの相手をする、イッセー」

 

「あ、そうっすか?じゃあ、俺は……」

 

俺はそう言うとジークフリートの方を見る。

 

「敵には容赦なし、か。それもレッドゾーン仕込みかい?」

 

「お前如きがレッドゾーンを口に出来ると思うなよ」

 

ジークフリートの禁手化(バランス・ブレイク)は既に完了している。確か、あれの能力は腕一本増えるごとに倍加だっけ?じゃあ、単純計算で倍加×4か。かぁー、つれぇ!

 

そんな所に降り立つ男が一人。

 

「悪いね、イッセー君。彼には借りがある」

 

「木場」

 

我らのイケメン王子だ。

 

明確な敵意と殺意をジークフリートへと向ける木場。こいつを見て、ジークフリートは口を吊り上げる。

 

「木場祐斗か。新しい力を手に入れたそうじゃないか。楽しみだよ」

 

「それがどうかしたのかな?」

 

じゃあ、俺は木場にジークフリートを任せて結界像へ……って言いたいけど、タイミングを見計らわないと俺が斬られるよな?じゃあ、少し待機か。

 

俺がのんびり居座ることを決めると木場の姿が消えた。

 

金属音が響く。ジークフリートの持つ剣から火花が散っている。どうやら木場が高速移動しながら攻撃しているようだ。

 

ジークフリートは最小限の動きで捌いてはいるが、その服には既に切り傷がある。京都では負けたが、今回はそうでもないらしい。

 

「なるほど、以前から強くなったようだね。だけど、君じゃ僕の体には届かない」

 

そう言うジークフリートの頬には切り傷が。こいつがどれくらい舐めプをしているかは分からんが、この段階ではまだこの程度の傷しか負わせられないってことか。

 

「ノートゥング!ディルヴィング!バルムンク!ダインスレイブ!」

 

魔剣コレクション、ここにあり。そんな風に言わんばかりに魔剣を振るうジークフリート。木場も避けられるものは避けつつ、無理そうなら聖剣に持ち替えて龍騎士団を作り、それを盾にする。

 

「君の新しい禁手の弱点は少しだが理解できた。君の能力を反映できるんだね?けれど……」

 

何かを言いかけたジークフリートの腕が一本宙に飛んだ。

 

「馬鹿な!ではあちらは……!」

 

どうやら高度な戦いが繰り広げられている様子。俺にはさっぱりなのでのんびり見させてもらおう。

 

「盾にした時に騎士団に紛れこんだ。そして、あなたがこちらの弱点を理解し、探るタイミングを待った。あなた達はそうして勝って来た。だから、そこで油断すると考えた。案の定、僕の思惑通りになったってわけですが」

 

おお、オラよく分かんねぇけどすごいことは分かる。

 

――「お前ももう少し勉強しろ……」

 

分かってるよ。ふざけただけ。あいつもあいつで高度な騙し合いをしていたってのは分かってたさ。

 

「だとしても僕の神器はドラゴン……まさか……!」

 

「君達のリーダー風に言うなら、『ご明察だ、英雄の者』。『龍殺しの聖剣』、作ったんだ」

 

え、マジで?それ、すごくない?そうなると、いよいよ本気のあいつに俺が勝てる目がなくなってきたぞ?

 

「龍殺しの魔剣と聖剣は神器で作り出すのが一番困難とされている。だからこそ、天然の龍殺しのそれらは貴重だ……。まさかここまでの才能だったとはね……」

 

「元々、イッセー君が『覇龍』(ジャガーノート・ドライブ)で暴走しかけた時に彼を止める為に作ろうとアザゼル先生に提案されてね。言っておくけど、聖魔剣も同じように出来るよ?」

 

変な屑に殺されるくらいなら、お前に殺された方が満足なのは確かだな。だが、みすみす死ぬ気はねぇよ。何より、お前に介錯はさせねぇよ。

 

「彼が新たな道を開拓した時、この計画自体はいらなくなったんだけどね。お前のような連中がいるとなると話は別だ。ちょっと努力したよ」

 

余程木場のことを見下していたのか、歯嚙みするジークフリート。ざまぁないな。

 

そんな中でこちらに降りてきた部長さん。

 

「さすがね。でも、あなたとトレーニングしているなら当然と言えば当然ね」

 

「当然?」

 

俺が疑問符を浮かべると部長は答えてくれた。

 

「イッセー、今のあなたが全力を出し切ればレグルスと同化したサイラオーグにだって勝てる。そんなあなたとのトレーニングについていけているあの子が弱いと思うかしら?」

 

あー、なるほどな。確かにそう言われればそうかも。何なら、生身で俺に立ち向かっている時点で俺より上だ。

 

「色々あるけれど、私に言わせればあの子も若手悪魔を代表出来る実力者よ」

 

そう自慢げにほほ笑む部長さん。こんな美人にこんな表情をさせるとか、嫉妬しちゃうぞ木場。

 

「赤龍帝との戦いが僕を高めてくれる。君も一度彼と手合わせするといい。尤も、死ぬ気で臨まないといけないけどね。彼、手加減って言葉を知らないからさ。何なら先輩でもいい。でも、そっちはそもそも生きて帰ってこられる保証もないけど」

 

木場が煽ると、ジークフリートは大きく息を吐く。

 

「……それもいいかもしれない。けれど、まず彼らを退けてからだよ」

 

奴の周囲に霧が発生し、そこから死神の群れが現れる。霧がゲオルク由来なら、そこから召喚したか。にしても、この駐車場を覆うくらいだなんて、笑ってられないな!

 

「あの数なら避けられた鎌も、この数ならどうかな?」

 

随分愉快そうに笑うジークフリート。

 

「随分にぎやかになってきましたわね」

 

さっきまで雷光をぶっ放しまくっていた朱乃さんもこちらに合流してきた。さて、これは如何なもの。

 

結論から言おう。この状況は打破できる術を持ってはいるが、それを実行できない。

 

と言うのもだ、このくらいの数なら俺のドラゴンブラスターでもぶっ飛ばせる。が、そのためのオーラが足りない。さっき思いっきりぶっ放しちゃったせいだ。

 

うーん、どうしたものか……

 

――「なら譲渡をしよう」

 

すると、歴代の先輩の声が聞こえた。しかも、この期に及んで『覇龍』とか言い出していない。どういう風の吹き回しだ?

 

――「我らは分かった。『『覇龍』なんて負け犬のすることだ』、とね」

 

――「おい、お前ら。それ、暗に俺のことを負け犬と言ってないか?仮にも俺、天龍だぞ?」

 

――「実際そうだろう?レッドゾーンに負け、白龍皇には引き分けばかりで勝ち越すことも出来ず。何も得ず。しまいにゃ復活したレッドゾーンに怯える日々。実に空虚じゃありゃせんか?」

 

――「や め ろ」

 

歴代の先輩、多分その言葉はドライグさんに言わせた方が様になるんすよ。で、何で急に『譲渡』で?

 

――「君の『王』。実にすごい力じゃないか」

 

別の歴代の先輩がそう言う。

 

――「先ほどもかなりの腕前を見せた。なら、彼女に任せるのもまた、下っ端の仕事ではないかな?」

 

あー、何か社会の片りんを見た。そう言われると、部長に頼るのもありなのかな?

 

とりあえず、聞いてみるだけ聞いてみよう。返事次第ではそのまま流れこもう。

 

「部長、まだいけそうですか?」

 

「そうね、この数だとちょっと厳しいくらいかしら?もう一押し欲しいわ」

 

お、何だか行けそうな気がする。

 

「それじゃあ、俺が『譲渡』するんで、そっから先はお願いできますか?」

 

「……考えたわね、イッセー。いいわ。あなたの『王』として、一回くらい『譲渡』を経験してみたかったの」

 

おーし、行けたぞ!そんじゃ、俺の気合が火を噴くぜ!!

 

『Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost!!』

 

『Transfer!!』

 

音声が響くと、部長のオーラが変わった。何というか、明らかにさっきより色々な強さの密度と量が違う。

 

部長が右手を伸ばす。すると死神の群れの中に大量の黒い球体が発生する。あれは、部長の消滅の力だ!数も百なんてもんじゃない!

 

「ありがとう、イッセー。あなたの力、確かに受け取ったわ」

 

部長は手を胸元に寄せる。そして邪悪な微笑みを浮かべながら呟いた。

 

「オール、デリート」

 

瞬間、黒色の柱が死神の群れに生まれた。大小様々だったが、それらは死神を飲み込み、そして消していく。

 

結界も俺が放ったドラゴンブラスターの時とは違う、明らかにヤバい音を立てている。

 

柱が消えると、敵陣営が壊滅した姿が現れた。残るはプルートとゲオルク&ジークフリート。

 

プルートと先生は互いに距離を取る。先生は俺達の所に、プルートはあの下衆二人の所に。

 

「チェックメイト、っつー所か?」

 

先生はそう言う。

 

「……こんな力がまだあったとはな、リアス・グレモリー。それに赤龍帝」

 

肩で息をしながらそう言うゲオルク。どうだ、うちの姫様はすげーんだぞ。

 

ゲオルクも部長の生みだした柱に耐えるために結界を張っていたようだが、それでも相当力を要したようだ。

 

ジークフリートも苦汁をなめるような表情。

 

いける、いけるぞ!

 

俺が勝利までもう少しなことを確信しているとバチバチと音が。これは、空間に穴が空く時の音。

 

こんな時に援軍かよ……と思ったが、違うらしい。ジークフリートとゲオルクも怪訝そうな表情だ。どうやらこいつらの計画にはこんなことはなかったようだ。想定外?一体誰が……

 

次元に穴が空く。そこから侵入してきたのは軽鎧にマント。

 

そいつを俺達は知っている。直接会話とかしたことはない。だが、その顔をよく知っている。

 

そいつは俺達とジークフリート達の間に降り立った。

 

「ごきげんよう、赤龍帝。そしてヴァーリ」

 

先生も目を細めて言う。

 

「シャルバ、ベルゼブブ……」

 

シャルバの野郎、旧魔王派のトップだ。

 

 

イッセーside out

 

 

 





も、もう少しで折り返しなんや......

諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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