ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~ 作:ブラッキオ
デュエプレのアポロについての情報を聞いた時「お、新規アポロか。それに擬人化も!しかも男女両方!やるやん!」
アポロスキンの声を聴いた時「え、えぇ......(困惑)」
木場side
城内にその方が来たということで、僕と部長はその方の元へと向かった。理由は一つ、あの者が受けた呪いの解除のため。
その一室はグレモリー城の地下の表立つことない場所にある。そこに、ヴァーリチームがいた。
あの後、ヴァーリチームはリーダーが不調とあり、サーゼクス様とアザゼル先生の進言でここに匿うことになった。
勿論、部長のお父様も最初は渋った。何せ、相手はテロリストだ。でも、彼らが部長や僕達を守ったことには変わりない。だから一時的な保護を了承してくれた。
英雄派によって身内からも狙われることになったヴァーリチーム。彼らがいる部屋に入ると、そこにはヴァーリチームと小柄な老人……初代孫悟空がいた。
彼には聞きたいこともある。
初代はベッドで体を起こしているヴァーリに仙術を施している。腹部から胸、首、そして口へと移す。すると、ヴァーリが口から黒いものを吐き出した。初代はそれを透明な容器に入れ、封印を施す。おそらく、いや、確実にあれがサマエルの毒だろう。
「全く、大馬鹿が珍しく連絡をよこしたと思えば、こんな面倒ごとを……」
「うるせぃ、クソジジイ。で、どうだい?」
「ま、こやつは魔力が潤沢じゃ。きっかけさえ与えてやりゃぁ問題はない」
初代の口ぶりからして、ヴァーリは快方に向かいそうだ。
「これで戦えそうだ。礼を言う、初代殿」
いつもの傲岸不遜さからは想像できない姿をさらすヴァーリ。
初代が言う。
「ったく、治ったらすぐに戦いとは、随分な戦闘狂だぜぃ。……わしもやることがあるしそろそろ行くぜぃ」
「ジジイも何かあんのか?」
美猴がそう訊く。
「そりゃ、これでも天帝様の先兵じゃよ。ちょっと冥界までテロリスト駆除って奴じゃよ」
これほどにまで無いうれしい言葉。だけど、それには引っかかるものがある。
それを部長が代弁してくれた。
「天帝・帝釈天は曹操とつながっているそうじゃない。京都での会談の邪魔をした一件、そちら側だと帝釈天はどういう立ち位置なのかしら?ダイチのことだって色々聞きたいのよ?」
曹操と帝釈天のことはアザゼル先生から聞いたことだ。だが、それだと帝釈天の邪魔をした京都のことについての説明が難しい。
その質問に初代は答える。
「さぁな。あの坊主頭の考えることなんざ、分かりたくもない。レッドゾーンのことも知らん。曹操の奴がどうやってあれを放逐したのか、逆にこっちが知りたいくらいじゃわい」
……裏は感じられない。どうやら本音のようだ。
初代は続ける。
「ただのぉ、天帝殿は暴れることはないじゃろう。この先は分からんがのぉ。どちらかと言えば、酒を片手に混乱を見物じゃろうな。今回はハーデスの野郎がやらかしすぎたんだろうぜぃ」
ハーデス。まさかここでもその名を聞くことになるとはね。
正直、帝釈天という世界トップクラスの戦神が出てこないだけでも安心感は違う。
ヴァーリのことも落ち着いたので、僕は聞きたいことを聞こう。
「初代殿、一ついいでしょうか?」
「なんだい、聖魔剣の?」
「サマエルの呪いに触れられるあなたに聞きたいのです。この呪いを受けたドラゴンが生き残るなら、どういう状況か、ということを」
僕の最後の縋りだ。惨めだと自覚している。けど、それだけ信じたくもないんだ。イッセー君の死を。
「ま、どうであれ肉体は助からん。この呪いの濃度ならまず肉体から、そして次に魂が標的になる。肉体のない魂なんぞ、中身のないウエハースや肉団子のような脆さだ。こいつとて、ちょっとの時間があれば呪いで満たされていただろうぜぃ。さて、その上で赤龍帝のガキだが……年寄りの地獄耳に寄れば、あ奴の魂と連結していた『悪魔の駒』は呪いに冒されていない。そうだったよなぁ?」
「はい、その通りです」
この方はそこまで知っているのか。
「その駒からサマエルの呪いは検出されたのかい?」
「いいえ、サマエルの呪いは龍門から漏れ出したものだけで……」
アザゼル先生が検査したが、呪いは駒から検出されなかった。
「ってことはだ、魂は少なくとも無事だろうな。今、あの可愛げのある熱血坊主の魂がどこにあるかは分からん。案外次元の狭間で元気にしている可能性もある。つまり、『そういうこと』だ」
まだだ、まだ早い。彼はまだ帰ってきてない。だから喜ぶのはまだなんだ!
けど、希望はあるんだ!
打ち震える僕と部長を見てほほ笑む初代は踵を返した。
「さて、表に
それに対して美猴達は答える。
「俺っちは今まで通り、この死狂いに着いて行くだけだぜぃ。どうせ、こんな半端もんはどこに行ったって居場所はねぇしな」
ルフェイも続く。
「私も、皆様と一緒に行きますよ」
アーサーもそれに続いた。
「私も。英雄派に興味なんてありませんよ。今まで通りここにいれば強者と出会える。もしかしたらレッドゾーンとも戦えそうかもしれませんしね。少なくとも曹操よりヴァーリの方が、カリスマがありますし」
チーム全員の意見を聞いて、ヴァーリも満足げだ。
「すまないな」
「ったく、らしくねぇな!レッドゾーンがいなくなったことがそんなに響いたか?」
「アルビオンは随分生き生きとしているがな」
――「やかましいわ、ヴァーリ。俺とて奴の追放は思うものがあるわい」
そんな光景を見て、キセルを吹かす初代。
「赤龍帝は民衆を、白龍皇ははぐれ者を。二天龍。表裏の関係。おぬしら、本当に面白いの」
それだけ言い残し、初代は退室した。
「……帰って来たレッドゾーンとの戦争の準備……本当の死の覚悟をせんとな」
何か初代は呟いたように思えた。そのよく知る好々爺な様子が暗いものとなっていることから、余程大変なことがあることは想像できる。
僕はヴァーリに問う。
「ヴァーリ・ルシファー。君は今後どうする?」
「赤き二人の敵討ち、と言えばいいか?」
「そんなガラじゃないのは知っている。それに、仇は僕らや先輩の眷属と御使いが取る」
そう言うと彼は苦笑した。
「その通りだな。俺は、動けなかった分の運動をしたいだけだ。なに、俺を狙う奴と俺が狙う相手は豊富だ。飽きは来ない」
どうやら、こいつは筋金入りのバトルジャンキーのようだ。
――
地下から戻って来た僕と部長。早速、初代の助言をもとに何かアクションを起こそうと思った。
「祐斗さん、こちらにいたのですね」
そんな時、声をかけられた。グレイフィア様だ。
いつものメイド姿ではなく、髪を一本の三つ編みにまとめ、戦闘服に着替えている。
その姿から全てを察した。
「グレイフィア、あなたも出るのね?」
部長がそう訊くと頷くグレイフィア様。
「ええ。聖槍の手前、サーゼクスが出ることは叶わない。ならば、私とルシファー眷属で魔王領を狙う
他の迎撃部隊も、氷漬けや強制転移など試している。だが、それら全てが効いていない。おそらく、それらを無効化する何かが組み込まれているそうだ。
やはり
上の方々も封印するかどうか議論している。
それでも、ルシファー眷属なら何とかしてくれるかもしれない。そんな安心感がある。
グレイフィア様がメモを部長に渡す。
「グレイフィア、これは?」
「サーゼクスとアザゼル総督からの情報です」
そこには『アジュカ・ベルゼブブの拠点』と書いてあった。
「総督からの伝言です。『アジュカにイッセーの駒を見てもらえ。何か分かるかもしれん』。アジュカ様ならわずかな可能性も拾い上げるでしょう」
確かに、あの方は『悪魔の駒』の開発者。分からないことはないだろう。
「リアスの義弟にもなるかもしれない男、この程度で消滅を許されるわけがないでしょう?早く生存の情報を知って、不安を取り払いなさい。あなた達は冥界を背負えるだけの逸材だと思っているのですから」
……イッセー君、君はまだグレモリー家に取り込まれようとしているようだよ。
だから早く帰って来てくれ。またその笑顔を見せてくれ。
木場side out
諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。
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無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
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逃げるな卑怯者(炭治郎並感)