ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~ 作:ブラッキオ
Side in
声が聞こえる。
「……ッ!……」
妙に感慨深いような。
「……ッ!」
どこか懐かし気な。
目を開く。知らない天井だ。
「かっとばせー!大地!!」
「うるさいわよルナーラ!!ここ病院よ!!」
「それがしが煽ったとは言え、随分ハジケますな、ルナーラ殿」
いや、本当に知らない天井だなんてあるのか?
寝ている体を起こす。俺はどうやらベッドで寝ていたらしい。周りにはセリスさんとルナーラさん、幽さんがいた。
「おや、長い眠りからお目覚めになられましたね、主殿」
「どうやら今のかけ声には効果があったようですね」
「そんなわけないでしょ……」
……おや?夢か?
――『違う。現実だ』
あ、ドキンダム。
――『随分手を焼かせやがって……。ほら、お前のお望みの『第2の故郷』って世界だ。喜べ、あの
お、おっす……
っつってもなんて言えばいいんだ?
『小人の魔の手にかかって馬鹿見たぜ!』とか言えばいいのか?
いやいや、そう言う悪ふざけは良くないぞ、俺。3人の様子を見るに、俺がいなかった時とんでもないことになったらしい。
それじゃ、真面目に……
「よっ」
――『『エボルトォオオオオ!!!』』
――
その後俺がいなかった間の話だったり色々を聞いた。俺からドキンダムがニョロっと出てきて詳しい解説も入れてくれた。
まずここだが、ここはシトリー領の病院。サイラオーグさんのお母様がいた病院だそう。
次。俺の行動とかについて。
どうやら俺は曹操のやらかしの後に兵藤の野郎が死んだのを知って発狂、そのまま禁断の力そのもの……すなわちドキンダムXを覚醒し、主導権を俺の中のドキンダムから奪取し、そしてその力を振るって次元の壁を壊して元の世界に戻って来たそうだ。
ここまでなら『曹操ざまぁww』で済むのだがそうじゃないのが今回。
と言うのも、どうやらハーデス神と帝釈天、サマエルをこれでもかってくらいドロドロの濃厚なスープ()にしてしまったらしい。それも俺の記憶にない範疇で。……いや、うっすらあるな、骸骨と禿げと蛇人間をしばいた記憶が。
それが原因で、現在ギリシャ神話と仏教勢力こと須弥山がミカエルさんにすごい勢いでコンタクトを取っているらしい。内容も『今回は俺達が全部悪い。何でもするから許してくれ』だそう。よく分からんのでどういうことか幽さんに聞いた所、『今回の一件で世界最強格の勢力が二つも一個人に屈してしまった、という構図が出来上がった。しかもその個人が入れ込んでいる勢力に一番被害を出した。だから、その償いをしないと筋が通らない』ということだそう。
それと、全ての根源とも言うべき聖槍ってものの処遇だが……なんと須弥山が預かることになった。
『最近まで散々なことしてきたってのにどうして?』と思ったが、そこから始まったのがルナーラさんの説明。
噛み砕くと、どうやらミカエルさんが決定したそうだ。当然反対の意見もあったそうだが、何とか説得したそう。曰く、『聖槍』と言う危険物を預けさせることで、『それを管理できる力がある』と言うことを須弥山に示させるためだとか。
今の須弥山に力はない。だって、俺が滅ぼしかけたから……とドキンダムが言っていた。何なら『テロリストを育て、匿っていた』と言う大義名分のせいで、シヴァ神がノリノリで須弥山を滅ぼそうとしているとか。だから、それを止めさせるためにも少しでも『俺に』協力姿勢を示させるために聖槍を預けたそうだ。帝釈天もボロ雑巾になりすぎて、立ち直れなさそうとか。人間を舐め腐ったカルナの件で一切懲りなかったお前が悪い。
サマエルの封印を解いたハーデス神が所属するギリシャ神話だが、こちらは切る身もないらしく、ゼウス神が主神の座をアポロンに渡すというとんでもないことをすることで丸く収めたって。そもそもサマエル関連で聖書の神との規約への違反をしていた上に、神話が滅びかけたほどの被害が結果的にもたらされた。それを収めるための主神の辞任だとか。これ、どうやら今の時代だととんでもないことらしく、『世界の転覆』と同じだってセリスさんが言った。あと、冥府の神殿が俺のせいでとんでもないことになったらしく、オリンポスも荒れに荒れているせいで、しばらくは運営が無理だって。『これでまだレッドゾーンを怒らせるって言うなら、マジモンの馬鹿だろ』と言うのがオリンポスの神々一同の意見だとさ。
これで『地獄の盟主連合(笑)』なんて言って他の死の国の長達と徒党を組んだらマジで救い難い神だぞ、ハーデス神。俺、某世界的アニメーション映画シリーズだと1,2を争うほどの好きなキャラがハーデスなのに、失望しちゃうよ?ツイステでもおじたんと契約厨唐揚げ眼鏡と並んで好きなキャラなのに。
以上を以て『溜飲を下げてくれ』がミカエルさんからの俺へのメッセージだと。
ちな、曹操たちは生きたまま素寒貧で冥府の底送りだって。曰く、『死刑の方がぬるい』とか。
要は『頼む、静かにしていてくれ』ってことでしょ?まま、許したる(寛容な心)
たださぁ……なんだろう、すっげー面倒ごとが舞い込んできそう。
ま、その辺りは兵藤なりアザゼル先生なりに丸投げすればいいや。
それと、だがな。どうやら怒りに満ちた俺を鎮めたのはラヴィニアだとか。もう彼女とは会えないと思っていたが、まさか俺の記憶にないうちに会っていたとはな。何と言うか、彼女には迷惑をかけっぱなしだ。近々謝罪をせねばなるまい。
......また会えるかな?
そんなこんなで俺は帰って来た。ソロモンじゃないし、何年も経ってないけど、帰って来た。ぶっちゃけそれだけで満足している。
その後、オカ研の皆とサーゼクスさん、アザゼル先生がやって来た。色々言いたいことはあったけど、とりあえず言わせてほしい。
兵藤、お前、泣きながら抱き着くな。鼻水が付いて汚いんだよ。
リアス、いきなりキスはやりすぎや。サーゼクスお兄ちゃんが目の前にいるんだぞ。
そして朱乃も対抗してキスしない。バラキエルさんが知ったら俺の首が飛ぶ。
それと、心配してくれてありがとう。
こうして始まった俺の入院生活。あくまでも検査のための入院だったのですぐに退院出来た。なので、語ることもない。ナースとイチャイチャするなんて、昨今はセクハラとしてガチで訴えられることもしてない。口説いてもいないからな!
そして戻った我が家。家族3人に泣かれながら抱きしめられました。
その時分かったよ。俺、とんでもないことをしたんだって。何て最低な奴なんだって。
あれだけ『守る』と決めたものさえ守れず、終いにゃ家族も泣かせる。実に空虚だ。愚かだ。
それでも、俺は歩もう。この道を。十字架を背負った、クソッタレな道を。
Side out
どうもこんにちは。ブラッキオです。
最終回となりました。ここまで何とか『せめて筋を通してエタるわけにはいかない』と思って走り切れました。
今まで多くのエールがあって書いてきましたが、自分の心構えが未熟だったばかりに動揺してしまい、このような強引とも言える締め方をすることになってしまいました。
自分の至らぬ作品を楽しんで読んでくださった皆様もいることは理解しつつも、(オブラートに包むと)『とんでもねぇ奴』に絡まれて夢から覚めてしまった自分の弱さを今も責めています。
申し訳ない気持ちでいっぱいです。一度ならず二度までも筆を止めるなんて軟弱だと思っていますし、『エタった先輩達に比べりゃマシか』と自分を正当化している自分もいます。
それでも、リブートに向けてファーブニル関係のゴミクソ加減やイッセー君達の筋を通さないヤバさとかに慣れることに現在必死になっています。
ですが、その甲斐あってか無印D×Dのラスボスの例の『獣』の所までの構築がある程度出来ました。何事も無駄じゃないってことですね。
出来れば来年の2月までには帰ってくる所存です。
嘘です、帰ってこれる保証はないです(屋敷しもべ並感)。ウィクロスで新規遊月が出るせいでそっちにホイホイ釣られている可能性があります。デュエマも青緑ジャイアントとクローシスバイクの関係で、新規ジャイアントや新規コマンド次第で分からなくなります。
なので、期待しない程度に待っていて、いざ投稿されたら『お、こいつ復活したか』と軽く思っていただければ嬉しい限りです。
逆に書き溜めの度が過ぎた場合、速攻で帰ってくる可能性も否定できないです。
今まで、読んでくださった皆様には感謝しかありません。本当にありがとうございました。
それでは皆様にこの作品における最後の一言をば。
私はエタらずに区切りをつけて終わらせました。だからみんなもハイスクールD×D二次創作アタックを走って。私も走ったんだからさ(ニッコリ)
諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。
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無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
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逃げるな卑怯者(炭治郎並感)