ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~ 作:ブラッキオ
レッドゾーンをフルパワーで活かすと高速で戦闘が終わってしまうせいで、文章的に粘ると主人公が『弱者をいたぶるのが大好きな屑』になってしまうという。
さて、飛ばされた所はホテルの内部と思しき場所。どうやら会場に一直線のものだったらしい。
「だ、誰だ貴様!?」
何か警備員みたいな人が俺の素性を聞いてくる。知らんよ。そっちに伝わってないの?
「悪魔の女なんてろくなもんじゃないだろうね。それでも、助けを求められたら手を差し伸べてしまうっていうのが、男の辛い所だ」
遠くを見ると、ウェディングドレスを着たグレモリーさんの姿が。
「全く、どいつもこいつも世話が焼けるもんだ」
うん、実に似合っている。が、そんな表情をするためにそれを着るのはいかがなものかと思うよ。
「来たぞ、グレモリーさん。君の友人たる人間様のご登場だ」
「き、岸波、君……?」
あららー、遂に涙まで流し始めた。ありゃ、拭わないとな。
首を左右にゴキゴキと音を立てながら柔軟をする。さて、どこから手を付けるか。
「何故人間がここに!?」
「誰が呼んだんだ!」
周囲が騒がしくなってくる。うるせえ、今の俺は機嫌が悪いんだ。
「何をしている!そんな人間などとっとと追い出せ!」
「は、はい!」
誰の命令かは分からないが、一声受けて警備員が俺を囲いだす。
「さて、物は相談だ。死にたくなければ失せろ」
「何を言っている!」
警備員が襲い掛かってくる。じゃあ、これは正当防衛だな。
俺は右足を燃え上がらせる。
「歯ぁ食いしばれ!!」
俺は警備員の胸に赤く燃え、光と熱を放つ足を入れ、思い切りヤクザキックで蹴りとばした。蹴られた警備員は吹き飛ばされた後、ピクピクとしか動いていない。
「な!?貴様、本当に人間か!?」
「何千年も前からそうだ。俺はただの人間だ」
襲ってきたそっちが悪いだからな。と思いつつ、俺は警備員たちを無力化していく。
あばらを折り、足を砕き、頭蓋を揺らす。出来る限り殺さないように。これ以上グレモリーさんを悲しませないようにするのが、今回の俺の役目だからな。
あっという間に俺を囲う者はいなくなった。さて、こっからが本番だ。どう調理してやろうか、あの不死鳥。
グレモリーさんの所まで歩いていく。誰も俺を止めようとしない。じゃあ、何かあってもお前ら同罪だからな!!
結局何も妨害はなく、グレモリーさんの前まで着いた。
「悲しい花嫁さん。その涙、拭いに来たぞ」
「岸波君……!」
「えぇい貴様……!」
「やぁ、少し遅かったかな?」
何か今にもぶちぎれそうな男を余所にしていると後ろから声をかけられた
「あんた、誰……何?!」
後ろを振り向くとそこにはすっっっげー見覚えのある顔があった。おいおいおいおい、あんた……
「サーゼクス様、これは一体!?」
「私が用意した余興だよ」
「余興ですと……!?」
もう1000年経っているはずだぞ?どうして生きている?てか、なんでここに?まさか、あんた種族的な意味で悪魔だったのか!?
「お兄様……」
グレモリーさんの言葉に耳を疑った。え、お兄さん?この人が?あの前例作って夢見させた男がこいつ?はっはーw
笑えん。驚きの余り笑えん。世界、狭すぎだろ。ってことはまさか支取さんはあのツインテの女の子の妹とか?いやー、まさかそんなことあるわけ……可能性としては出てきたな。
「リアス・グレモリーの、リーアの夫となる君の力をちゃんと皆に知ってもらいたくてね。ただ、他の悪魔との戦うとなればメンツが関わるし、かといってもう一度リーアたちと戦わせれば君の勝利はまぐれ扱いになってしまう。そこで、リーアたちを鍛えた彼の出番というわけだ」
「しかし、このような人間ごときが」
へぇーグレモリーさんってお兄さんにはリーアって呼ばれてるんだ。
それにしても……ああ、楽しみで仕方ない。こいつの人間を舐め腐った顔を歪めるのがよぉ……!
「これは命令、だとしたら?」
「くっ……分かりました」
「よろしい。では準備をしよう。それとライザー君。君の眷属全員も参加しなさい」
「なっ!?いくらなんでもそれは!」
「この子は余り舐めてかからない方がいい。僕を生かしてくれた長年の勘がそう言っている。分かったかい?」
「ぐっ……!」
どうやら納得したらしい。戦いの場を用意してくれるんであればありがたいもんだ。無理に脅しをしなくて済む。
「それでいいかな、岸波君?」
「構わない。こんな奴ら何人いたって関係ない。なんならあなたも来ますか?」
「貴様、魔王であるサーゼクス様も侮辱するか!!」
「アッハッハッハ!それもいいけど、あいにく僕は今日そう言った準備はしていなくてね。またの機会にしてくれ」
「そうかよ」
ん?魔王?彼そんなに偉くなったの?すごいな。……ってことは整理すると、グレモリーさんのお兄さんはあの時の紅髪の青年で悪魔を束ねる魔王様ってことか。はぇー、すっごい。
―――
さて、俺は戦いの舞台に立っている。目の前には15人の女の子とフェニックスの野郎。相手方はもう武器を構えて万全の状態だ。
「全く、何故このようなことに……!」
何かぶつくさ言っているが気にしない。もう我慢できん!引きずりおろして細切れにしてやる!
「それじゃあ、始「ちょっと待ちな」
その前に言いたいことが色々ある。赤白ドラゴン退治の時にいた赤髪の人が審判をしてくれるそうだが、一旦止めさせてほしい。
「そこでしょぼくれてるグレモリー眷属の皆に言いたいことがある」
「構わないよ」
「それじゃあ……まず木場ぁ!!」
「っ!」
「お前、あんだけ言ったのに簡単に挑発に乗ったな!学習しろド阿呆!」
「悔しいな……」
「次、塔城!力を出し惜しんだな!何があったか知らんがその甘さがこんなことになってんだ!反省しろ!」
「う……」
「次、姫島!あんたは塔城よりもっとひどい!女王という重要なポジションなのにあの体たらくはなんだ!ふざけているのか!!お前達3人とも新参の兵士である兵藤の足元にすら及んでいないぞ!!」
「岸波君……」
「兵藤!お前は特にいうことなし!!」
「なんでぇ!?」
「以下まとめて4人!!先の戦い、良くやった。ここからは俺のターンだ」
さて、恰好をつけさせてもらった。もう退けないぞ。
「(何故だろう。彼の言葉はあの時に聞いた声にそっくりだ……)いいかな?」
「ああ、構わない」
「それでは……始め!」
「15連打ぁ!!」
俺は女性陣の腹を思い切り蹴り飛ばした。さっきの警備員の奴よりも威力は弱めているが、それでもかなり効いただろう。皆地に伏し、武器すらもまともに持てなくなっている。
「お前たち!?貴様ぁ!!」
「お前、フェニックスっつったな?本当に本当にフェニックスなんだよな?」
「そうだ!この冥界において最強の悪魔の一族だ!」
「言ったな!!それじゃあ、手加減はいらないよなぁ!」
俺は腕を顔の前でクロスし、そのまま腰へと引く。さながらレッキング・バーストのそれのように。
「うぉおおおおお!!英雄様の帰還だぁあああ!!!」
大気が、否、空間が揺れる。俺の力に必死に耐えるようにその身を震わせる。
「な、なんだ!?」
――『それでは皆様、ここで岸波大地様の決め台詞でございます』
無茶ぶりぃ!ええい、仕方あるまい!
「それでは皆様お待たせしました!ご唱和ください、我の名を!!」
俺の全身を赤が覆う。さぁ、力を貸せ。レッドゾーン!
燃えるような真紅のオーラが止むと、そこにはレッドゾーンとなった俺が立っていた。
ごめん、皆。俺、行くよ。
Side out
サーゼクスside
「ハハっ……ハハハっ……」
まさか、ね。
「あの姿は、まさか……!」
君はただの人間だと思っていた。心のどこかで人間を見下していたんだろう。
「そんな!ありえない!」
あの時君はこう言った。『悪魔は決して泣かない。誰かの為に涙を流せるのは人間の特権で、そこに翼が生えているかなんてのは関係ない』って。本当にそうなんだね。だから、こうしてリーアを助けに来た。
「う、嘘……!」
隣でセラフォルーが驚きの声を上げる。それもそうだ。彼女がどれだけ彼のことを想い続けていたのか、僕やアジュカ、ファルビウムは知っている。この冥界に彼の名がいまだに残っているのも、彼女の活動の効果が大きいのもあるだろう。
『さぁて、フェニックス』
『な、何だ?』
『1つ、グレモリー眷属を鍛えておきながらこんな体たらくにしてしまったこと
2つ、二度と表には出ないと誓っておきながらこの力を再び使うことを決めたこと
3つ、グレモリーさんを泣かせたこと』
『何を言って……!』
『俺は罪を数えた。次はお前の番だ。さぁ、お前の罪を数えろ!』
何故1000年も前の存在がこうしてリーアの同級生になっているのかなんて今はどうだっていい。その眼差しは、その真紅は何者にも屈しない強さを見せてくる。あの時と同じだ。
これは、世界が動くぞ。
サーゼクスside out
一応報告させていただきますと、アンケートの結果、主人公の眷属等の直属の部下は
『ドキッ(ンダム)!美少女だらけの大規模ハーレム生活!』
になりました。アンケートに回答してくださった皆様、誠にありがとうございました。
諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。
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無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
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逃げるな卑怯者(炭治郎並感)