ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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第3章です。原作アンチなら原作アンチらしく、その章の基となった原作巻の個人的感想でも書こうかなと思ってしまいます。思うだけです。



第3章 月光校庭のエクスカリバー
第19話  質問は別に『拷問』に変わっていない


 

 

 

 

 

 

僕はエクスカリバーを許さない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――

 

 

 

さて、あれから色々変化が起きた。

 

まず、寿水さん。彼女、会社の方で大きな仕事が出来たそうで、しばらくお家に帰れないんだとか。なんてこった、出張か。寂しくなるなぁ。

 

そして家族である両親。二人なのだが、まぁ、言ってしまえば俺と出会う前の俺の経歴についてようやく知ることが出来たってこと相違ない。だからか、リアスへの問い詰め方が尋常じゃなかった。レッドゾーンとは何者か。そもそも二天龍との戦いとは何なのか。様々聞かれた。俺とリアスはとりあえず出来る限り答えられる範囲で答えた。

 

そうそう、遥輝なのだが、レッドゾーンが何をやったのか嚙み砕いて説明した所……

 

『兄さんってノアなの!?』

 

いや、あんなスパルタ絆厨かつ『地球人は立ったぞ?』で全てを論破する地球人大好き邪神系ウルトラマンと同一視しないでほしい所があるが、あの子なりの最大限の誉め言葉だと俺には分かる。とりあえず、俺がノアと同じなことは皆に秘密にするように言った。

 

そんな感じか。こんな俺でも愛してくれる家族がいて、俺は本当にうれしいよ。しかも別に英雄視しないどころか『こんなへっぽこでぶっきらぼうな英雄がいるか』なんて言う始末。うれしい。英雄なんてタマじゃないからな。

 

そんな感じか。俺が心配したよりもずっと日常は変わらないらしい。極論、家族関係さえ変わらなければ他はどうでもいい。俺にとってあの人達はそれだけの価値がある。あ、別に寿水さんやリアスたちには価値がないって話じゃないからな?

 

で、放課後になって帰ろうとした俺は家に帰ることなくオカ研部室にいる。リアスと姫島さんに腕を掴まれて連行されたのだ。ぱいが非常に良かったっす。

 

俺は椅子に座り、出されたお茶を優雅にすする。皆不思議そうに俺の顔を覗く。

 

「ん?見世物じゃないぞ」

 

「あ、ごめんなさい。それじゃあ、本題に入るわ、岸波君」

 

「ああ」

 

こほんと息をつき、空気をリセットするリアス。

 

「今回の質疑応答なんだけど、あなたの情報を得て、私達の心を落ち着かせるっていうのもある。けれど一番はあなたへの今後の対応も関わるってことね。何せ、魔王様方を救ったその人に違いないのだから。できれば真剣に答えて」

 

「いいですとも」

 

「それじゃあ、最初の質問なのだけれど……あなたはあの二天龍の戦いで魔王だけでなくアザゼルやミカエル筆頭の三大勢力の重鎮たちを救った英雄であるレッドゾーン本人でいいのよね?」

 

わぁ……すごい前提から来た……俺そんなに信頼されてない……?いや、アーシア救出後の時の説明を思い出すにあんだけ英雄として祭り上げられているなら疑いもするか。

 

「そうだな。俺がレッドゾーンだ。ここに証明する人がいるかは別だが……」

 

そう言うと皆一斉に兵藤を見る。そういや、兵藤の神器ってあの赤いドラゴンのドライグさんが入っているんだっけ?なら証明できるか。

 

「あー、皆期待しないで。ドライグの奴、あのパーティーからずっとだんまりなんだ。多分、寝込んでる」

 

「そう……それもそうよね。まさか自分の宿主が頼りにしている先輩が自分を殺した仇敵だもの……」

 

リアスが呆れる。なんというか、ごめん。

 

「それじゃあ、次の質問だけど……本当に、どれからにしようかしら……」

 

リアスがメモ帳を取り出す。そんなに質問があったのか。

 

「まず年齢から教えた方がいいかな?」

 

「先輩、その言い方は流石に汚いっす……」

 

「岸波先輩、ネタ以前に学生ですよね……」

 

兵藤と塔城さんがネタを理解してくれた。ふざけてごめん。

 

「それにしても、ダイチさんが本当にレッドゾーンだなんて……」

 

アーシアが驚きを隠せていない様子。ごめんね、なんか夢を壊しちゃったようで。

 

「そう言えばアーシア。教会の方では先輩、っていうかレッドゾーンってどんな感じで伝わっているんだ?」

 

「あ、それ気になる」

 

ナイス兵藤。俺も気になる。教会のクソッタレ共の評価は気にしないが、アーシアがかつてどのように俺のことを教わったのかは知りたい。

 

「『かつて死の淵に立ったガブリエル様を救った真紅の戦士』『巨悪との戦いで心折れた天使様たちを奮い立たせ、先導し、共に世界を救った神の如き大英雄』、です」

 

「はぇ、まるでアーサー王みてぇ」

 

「そうね、冥界でも大体同じよ。『魔王様方をその身と心の危機から救い出し、多くの悪魔と手を取って巨悪に挑み、勝った者』……こんな感じね」

 

リアスが手帳を漁りながらそう言ってくれる。わっは、随分買ってくれてるじゃないの。

 

「それじゃあ質問だけど、これにしましょう。あなたは1000年前、確かにドライグとアルビオンを倒した。その後なのだけど、伝承……いえ、魔王様たちの話ではすぐにどこかに去って行ってしまったそうね」

 

「ああ、そうだな」

 

「率直に聞くわ。その後の歴史の空白の期間、あなたは何をしていたの?」

 

そうだな、正直に答えよう。

 

「よく分からん場所で寝てた」

 

「そう、寝ていたのですね……え、寝ていた?」

 

「うん、ぐっすり」

 

姫島さんが豆鉄砲を食らったような表情をする。

 

「何かしたり、それこそ神の真似でもして救済とかしたりとかは?」

 

「そんなことは……」

 

リアスの質問が飛んでくる。んー……あ!救済なんてもんじゃないけど、一回あったな。二度と会えないラヴィニアに出会ったこと。

 

「いや、一回だけ起きて女の子を助けた」

 

「そう、そこでも女の子なのね」

 

リアスと姫島さんの表情が一気に笑顔になるが、怖い。その笑顔、絶対に喜びのものじゃないでしょ!?喜怒哀楽の怒でしょ!?アーシアはアーシアで涙目になってるし!なんかごめん!

 

「で、その後は?」

 

「そ、その後はまたちょっとだけ寝て……十分寝たから起きて、そうしたら現代に至るって感じだな」

 

「ありがとう」

 

そう言って彼女は軽くメモをする。様になっているねぇ。流石美人。何やってもちゃんとした形になる。

 

「それからのことは……前に言っていたわね。お父様とお母様に拾ってもらったって」

 

「ああ、彼らは俺にとって恩人で、大切な家族だ」

 

「ふふっ、あなたのそういう真っすぐな所、本当に素敵だと思うわ。それじゃあ、次の質問に行くわね」

 

「どんとこい。身長か?体重か?」

 

「そういうのじゃないわ。そうね……ならこれにしようかしら」

 

リアスは俺がシコる回数とかは聞くような人ではないし、仮に聞かれても流石に答えないつもりでいた。が、とある質問でちょっとまずいことになった。

 

「そもそもあなたはどこから来たの?少なくとも私達聖書に記される者ではないって魔王様たちはおっしゃられている。そうなると他勢力から、例えば……そうね、インド神話勢力とかから来たの?」

 

これ、どうしよう?『実は他の世界からやってきました』とか『そもそも、インド神話とかで測れるような世界の外側の存在です』『例えるなら『汝、無垢なる刃』な世界の人』なんて言ったって信じてもらえるだろうか、いや無理だろ。

 

「そのことについては黙秘でいいか?」

 

「「「「「「っ!!?」」」」」」

 

超が付くほど真剣に言ってみたら、皆表情が変わってしまった。いや、そこまで改めてもらわなくてもいいのよ?

 

「せめて言える範囲で言うなら……俺はただの弱っちぃ人間だってこと」

 

「そう……なら、せめて言えない理由を教えてもらえないかしら?」

 

「話が大きすぎる」

 

「……それだけ?」

 

「それと、もう二度と戻れない世界の話だ」

 

悲しいことに思い出せる記憶にも限りがあるしな。これ以上語ることは出来ん。ごめんね。

 

「ダイチ……」

 

「ダイチさん……」

 

「岸波君……」

 

「先輩……」

 

「岸波先輩……」

 

「……」

 

皆悲しそうにこっちを見てくる。やめてよ、折角のお茶が不味くなっちゃう。

 

「さ、この話はやめだ。せめて明るい話にしよう」

 

「そ、そうね!それなら……じゃあ、あなたの好きな食べ物とかってあるかしら?」

 

「基本的に美味しいものは何でも食べる。グラタンとかうどんとか。特に好きなものは辛くて美味しいもの。最近の辛いだけの連中は認めない」

 

「辛いもの、なのね」

 

「ああ、麻婆豆腐とかハラペーニョとかも好きだし、柚子胡椒とかの類も好きだ」

 

「随分広いのですね」

 

姫島さんが感心する。せやね、我ながら見境なしな所はあると思ってるよ。

 

「あと、我が家の豚汁とミネストローネ。あれは大好きだな」

 

「豚汁、ね」

 

「……」

 

「塔城さん?どうかした?」

 

妙に神妙な顔つきをしている塔城さん。どうした?

 

「いえ、何だか岸波先輩が今あげた例が随分おじさんくさいと思って」

 

「俺もそう思う。なんなら酒のつまみだし、汁物に至っては酒飲んだ後の締めだしな」

 

前世で散々飲んできたからなぁ。その名残なんだろ。

 

「それじゃあ、嫌いな食べ物とかは?」

 

「……そう言えば特にないな」

 

基本的に何でも食べるね、俺。パクチーとかも全然大丈夫。

 

「まさに優良男児ね」

 

リアスからのお褒めの言葉をいただいた。

 

そんな風に質問は続いた。何だか1年生の1学期頃を思い出したよ。懐かしいなぁ。

 

昔を懐かしみながら、俺の優雅な午後は終わりを迎えた。

 

 

 

 

諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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