ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~ 作:ブラッキオ
教会の二人、青髪で緑色のメッシュが特徴的なゼノヴィアさんとツインテで兵藤の女であるイリナさんを少々痛い目に遭わせた後日だが、アーシアに謝罪がなされたそうだ。二人の名前は兵藤に教えてもらった。
何でも、『自分達の愚かさが大きな罪を犯す所だった』とのこと。これには俺もニッコリ。アーシアも特に問題はなく、二人を許した。いい子すぎる。よし決めた。俺、彼女の平和を乱す奴らは抹殺してやろう。
で、俺にも謝罪が来た。というか、兵藤と塔城さんに呼び出されて、サイ○リヤで謝罪された。とりあえず二人に顔を上げさせたよ。流石に人目が怖かったし。内容としてはレッドゾーンであることを知らないにせよ英雄に対して大変無礼なことをしてしまったことだ。そして自分達が道を間違える前に止めてくれたことへの感謝も述べられた。
……彼女達、本当はいい子なんだってよく分かったよ。デュエマで言うなら、オラクル教団のそれ。本当なら分かり合えるのに互いを敵と前提にしてしまうせいで分かり合えない。そしてその領域を彼女達は乗り越えた。だからこそ、余計にあのような形をとった俺が憎く思える。
その後、兵藤と塔城さんにペペロンチーノとドリアを奢って女の子に暴力を振るったことを黙らせたら4人に笑われました。
そして兵藤からある依頼が来た。『聖剣を俺達、特に木場君が破壊するから手伝ってほしい』と。木場君が相変わらず独断専行しそうだというので彼なりに着地点を見つけ、そこに落とし込んだんだとか。これにはゼノヴィアさんとイリナさんも賛同している。
勿論俺も断る要素がないので一枚かませてもらうことにした。ちな、俺の役割は『単独行動でフリードを見つけ出して拘束、情報を吐かせる』ということらしい。フリードって誰?聞いた情報によればアーシアの一件の時にいた神父らしいけど、あの時倒した神父多すぎて顔が分からんよ、兵藤。
結局、その少ない情報を頼りになんとかしていたが、針どころか糸もない釣り竿でどう魚を釣れというのかってことで、何も成果はなかった。これで釣れるなら太公望はいらない。
「疲れたぁ」
――『こいついつも疲れてんな』
俺はのんびりと一人で風呂に入っている。遥輝は父さんと入浴したので、俺は久々に浴槽を独占することが出来るぞ。今は頭を洗い終わった所だ。……寂しい。
「久々に何か歌うか」
遥輝といる時はあの子を少しでも入浴させるための気のそらし方として歌を一緒に歌っている。当然のようにウルトラマンの曲ばかりだ。最近の彼のお気に入りは『英雄』。その年齢で『英雄』にハマる?(困惑)
そういうことだ。ウルトラマンばかりじゃあれだし、違うもんも歌いたい。たまには別の歌を歌いながら入浴したいのだ。
「……せや!」
『創聖のアクエリオン』を歌おう。なんだかんだ、この世界に来たばかりの時に初めて歌ったし。
「♪~」
ご機嫌に前奏から入る。音楽製作ソフトをダウンロードして色々曲を
……ラヴィニア、大丈夫かな。幸せにやっているだろうか。いや、そもそもあの子はこの時代の子なのだろうか。もし過去の人間なら、天寿を全う出来ただろうか。
心配が出てくる。が、今の俺にはどうしようもない。今度ユノハ様辺りに調べてもらうか。
息を吸って、さぁ歌いだすぞってなった瞬間、扉を叩く音が聞こえた。遥輝か?いや、あの子はもうお布団に入っているだろうし、父さんか母さんのどっちかか?まさか黒歌、お前俺の裸体にでも興味を持ったか?ならしょうがない、見せてやろう……とはならんよ。
「失礼します」
その声と共に扉が開かれた。振り向くとそこにいたのはアーシアだった。体にタオル1枚を巻いただけのアーシアだ。なんで?
「お、お背中を流しにきました!」
「黒歌の入れ知恵?」
誰だ、彼女に変なこと言ったの。
―――
「……」
「あのーダイチさん?何かお辛いことでも?もしかして、ご迷惑でしたか?」
「あ、いや、そんなことはない」
まさかこんなことになるなんて想像してなかっただけだよ。俺は何も間違いが起きないように必死に耐えているだけで、彼女が俺の背中を磨くこと自体に苦痛はない。心は苦しいけど。
「「……」」
無音に思えるが、実際は彼女の吐息が聞こえる。かなーり、精神衛生上よくないそれが。
「……ダメですね、私」
アーシアがふとそう呟いた。
「今日、イッセーさん達と一緒に行動していて、襲撃にあったんです」
「なんだと?」
「皆さんが守ってくれたので怪我とかはないのですが、その時に思ったんです。『私は無力なんだ』って」
アーシア……君は決して無力じゃないのに……。
「ハルキちゃんと一緒に観るコスモスも、邪悪に立ち向かう戦う力を持っています。でも、私にはそれがない。救いたい気持ちだけで、誰かを救えるわけじゃない。そんな簡単なことにも気づけないなんて……」
なんかこのままだと闇落ちしそうな予感。
「なぁ、アーシア。この国には『適材適所』っていう言葉がある。何事においても適した場が存在するってな。今回のそれはアーシアの適所じゃないだけだ。それに、だ」
俺は一息置く。
「人が助けて良いのは、自分の手が届く範囲だけ。だからこそ、手が届く範囲に助けたい人がいるなら、それを全力で助ける。それが強い人間だ」
「手が届く……範囲……」
「君が自分の手の届く範囲の短さに絶望しそうになっているのも分かる。だが、それ以上手を伸ばすのは傲慢だ。君の主は、そんな傲慢を許したのかい?」
「それでも……「それでも、というのなら、誰かと手を繋げ。手を繋いで、距離の伸ばせ。それもまた、己の限界を知ってなお諦めなかった人間の強さであり美しさだ。君には、そんな手を繋ぐことが出来る友達がいるだろ?」
俺とか兵藤とか、アーシアには幸いなことにそんな人たちに恵まれている。
「手を繋ぐ……」
仮面ライダーオーズ。その主人公がその旅路で悟ったものがそれだ。
「ありがとうございます、ダイチさん」
「こんなことでも参考になれたらうれしい」
さて、俺は浴槽に入るとするか。
「アーシア、この後どうする?」
「へぇ?あ!わ、私は……その……一緒に入りたいと、思って……」
「……このままだとまずいことが起こりそうだ。俺、出るよ」
「い、いえ!私が……!」
「いいんだ、アーシア。君はゆっくりしなさい」
俺は暴発ベンゾしそうな股間をなだめつつ、浴室を出た。
「……ダイチさんの馬鹿」
何か聞こえた気がした。この体になってから耳がやたら遠くなったような気がする。
○○
結局、そのフリードとか言う奴は見つからなかった。兵藤、もっと情報よこせよと思った。『銀髪で狂ってる神父』だって。んな言われても俺の知ってる神父って皆狂ってるじゃん。事実上『銀髪』しか情報が残ってないよ……
しかも、俺は一応学生の身。毎日が自由というわけじゃないし、睡眠時間だって欲しい。とにかく時間を絞っていくことにした。ヤバい奴を探すにはやはり夜に限る。白昼堂々動く奴は……もう知らん。
待って、白昼堂々?もしかして木場君が戦ってたあいつ?確認はまた今度にしよう。
今回は黒歌と手分けをして探すことにした。彼女ったら『白音を守る』と言って張り切っていた。あと『ご主人様が呼んだらいつでも駆けつけるから』とも。守りたい人に守られるのも悪くない。これでデュエプレのどこぞの闇の国の王で過去の革命0持ちみたいに『守らねばぁ!』なんて言ったら、それこそ俺がやばい奴になってしまう。
空を見上げる。眩い月だ。だが、嫌な感じがする。月が『守るために戦え』と訴えてきているようにも思える。
「ったく、面倒な後輩共を持ったもんだ」
そんな後輩たちを愛しているのも間違いないが、今ばかりはこれを言わせてほしい。厄ネタが多すぎるだろ、この世界……。
俺は自販機で乳酸菌飲料を買って、一気に飲み干す。こんな光景を遥輝が見たら『もっと味わおうよ』とか文句を言われかねん。実際そうです、ごめんなさい。
――『のんびりしているところ悪いけど、大物が出たわよ』
お、来たか。そのコカビエルって奴か?
――『ええ、そうね。このままだとあなたの後輩ちゃんたちが相手して、そして死ぬわよ?』
ったく、しょうがない。援護に出るぞ。敵の居場所は?
――『駒王学園よ』
なーんでうちの学校は厄ネタがこうも集まってくるんですかねぇ!
俺は飲み干したペットボトルを捨てると学校へと急いだ。
諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。
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