ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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ゴルファンタジスタというキャラクターが好きで5C筆頭の多色が好きなうp主は、新編の3色ゴルファンタジスタが楽しみで仕方ないです。


頼むから王来MAXみたいな超格差社会かつ再録だけ強いなんて評判な状態にはなってくれるなよ......




第26話 そして復讐劇の幕は下りる

 

Foo^~、何とか間に合って良かった。全速力で飛ばすと周囲に何が起こるか分からんから一回空を飛んだのは我ながら英断だったな。

 

で、学校に来てみたら随分しけた奴らがいっぱい。聞けば『生きる意味を失った』とか。だからお説教した。『たかが神なんかにお前の運命を委ねるな』ってね。それでも兵藤がふざけたことを言い出したのでガチ説教してしまった。つい口も滑ってしまったし。

 

しかし、その甲斐あってか、あいつは立ち上がった。自分で抗うことを決めた。何というか、いい奴だよお前は。他の皆は疲弊に疲弊が重なっていたのか動けなかったっぽい。しょうがない、そこでゆっくりしてなさい。

 

で、色々あってコカビエルをしばき倒したとさ。

 

兵藤の奴もいい顔をしている。ただ、その他が何か表情が死に切っているっていうか……どうしたんだろ?そんなに疲れてる?いいんだよ、今なら『疲れ給う』って言っても誰も『こいついつも疲れてんな』とか言わないからさ。

 

「さ、後片付けだ。リアス、この後はどうする?」

 

「え……ええ、そうね。ここから先は……」

 

リアスがそう言いかけた時だった、空から何かがやってくる気配がしたのは。俺は咄嗟に構える。

 

「ダイチ?どうしたの?」

 

「何か来る」

 

「……っ!」

 

そう言うとリアスも魔法陣を浮かび上がらせた。空を見上げると、そこには人影が。星空を背景に降りてきた。

 

「白?」

 

「まさか……!」

 

星空の黒、闇にも飲まれないその白はこちらに降りてきた。全身は鎧で覆われており、所々に宝玉が埋め込まれている。まるで兵藤の赤ドラゴン、ドライグの籠手?赤龍帝の鎧っていうのと似ている。背中には光の翼が生えている。何て言うか……すっごいランスロット・アルビオンです。

 

……待ってアルビオン?そういや兵藤のドライグの相方がそんな名前だったよな?もしかしてこいつってその縁者?まっさかー(笑)

 

『白い龍』(バニシング・ドラゴン)……」

 

リアスがそう言う。え?バニーがなんだって?

 

「随分派手にやられたようだね、コカビエル。と言ってもこの有様じゃ聞こえもしないか」

 

男の声がする。中身はボイチェンでも使ってない限り男だろう。鎧の見た目も男性的骨格を感じるし。

 

「今代のライバル同士、今すぐにでも戦いたいが……今のお前を倒したところで何の価値もない。成長性は著しいものだから、次に会う時が楽しみで仕方ないよ……今はゆっくりしているといい、赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)

 

「え、俺?」

 

兵藤の情けない声が響く。うーん、やっぱりもしかしなくてもあの時にしばいた白ドラゴン?ドライグの兄貴みたいに神器って奴になったの?っていうか神器と神滅具ってどうやって分けてんだよ、どっちで呼べばいいか分かんねーだろ。

 

「レッドゾーン、お前もそうだ。僕ら白龍皇と赤龍帝にとっては宿敵だ。お前が望まなくとも、俺達は戦う運命にある」

 

え、何それ、怖いんだけど。そんな運命燃えるゴミで出してしまえ。

 

「気持ち悪い。そんな畑の肥やしにもならん運命、ゴミとして捨ててしまえ」

 

「そう邪険にしないでほしい。それに、僕らの運命はどうあがいても離れられないのだからね」

 

ヒェ……!

 

俺が恐怖していると俺の前に黒歌が俺を守るように立った。ごめん、情けない男で。

 

「あんた……何者かはよく知らないけど、ご主人様に付きまとうのはやめな。死ぬわよ?」

 

「黒歌。冥界の大犯罪者がこんなちっぽけな町にいたなんてね。コカビエルとも単純な力比べで拮抗するどころか超えるほどの実力者。素晴らしいね。ああ、大丈夫。今の君はレッドゾーンの庇護にある以上どうやっても誰も手が出せない。例え魔王だろうと、たかが『一貴族を殺しただけの、ただの悪魔』を殺すために今更自分と世界を滅ぼしに行くなんてしたくないだろうし。だから安心すればいい」

 

「……あんた、どこまで知ってるのよ?」

 

「さぁ?俺とて北欧のオーディンやギリシャのゼウスのような全知全能ではないからな」

 

「……けっ!」

 

黒歌が白ドラゴンの男性に悪態をつく。いや、まぁ、確かに黒歌に手を出せばそいつらは皆殺しにするつもりだけど……

 

「さて、フリードの馬鹿は回収しなければならないし、聞きたいことも山のようにある。面倒だけど、始末はその後だな」

 

そう言うと、何か倒れている神父服の男とコカビエルを拾いあげる。

 

二人を回収すると彼は空に飛び立とうとした。そんな時だった。

 

――「おい、赤いの。起きているのだろう?」

 

――「……」

 

――「おい、聞いているのか?」

 

――「……」

 

――「無視するなド阿呆。それとも耄碌したか?」

 

その声を俺は聞いたことがある。俺のことを人間じゃないってすっげー疑ってきたあの声だ。

 

――「……るせぇ」

 

――「は?」

 

――「うるせぇえええええええ!!」

 

――「あ、赤いの?」

 

――「なんだなんだてめぇはよぉ!自分だけのうのうといやがってよ!俺なんか宿主の進化に毎回レッドゾーンへの憧れが関わってるんだぞ!何なんだよぉもう!しかもそいつは俺の宿主の先輩と来た!なんかいつも近くに居やがったんだよ!それを知った時どんだけ怖かったと思ってるんだ、クソボケがぁああ!」

 

「ど、ドライグ……お前……」

 

多分俺への罵声に兵藤君が可哀そうなものを見る目をする。白ドラゴンの人も少し困惑しているようだった。

 

――「……うん、分かる。俺とてお前の気持ちも分からなくない」

 

――「黙れトカゲ!お前に俺の心が救えるか!お前に何が分かるというのだ!」

 

――「……なぁ、ヴァーリ。『あの女』と奴の持っている宝石のこと、話していいか?」

 

「長くなるか?」

 

――「まぁ、多分」

 

「なら却下だ。さっさと帰るぞ」

 

――「逃げるな卑怯者!俺は耐えた!急性のショックに耐えきった!お前は何もない!俺の勝ちだ!」

 

――「うん……ごめん……帰ろう、ヴァーリ」

 

「そうだな……いや、一応聞いておくか」

 

ドライグの兄貴と白ドラゴンの会話が終わると、男性が、多分白ドラゴンの言うことが正しいならヴァーリというのか、彼がこちらを向く。

 

「レッドゾーン。『ラヴィニア』という金髪の女を知っているか?」

 

「ラヴィニア?!なんでその名前を?!」

 

え、なんで彼女の名前を知ってるの?あの時、俺とラヴィニアしかいなかったじゃないか!え、もしかして彼女の縁者?!

 

「……アルビオン。残念だが、あの宝石は間違いなく『奴の力の一端』だ」

 

――「アッハッハッハ!喜べドライグ!俺もお前と同じだぁ!よりにもよって『禁手』(バランス・ブレイカー)の解禁が、あれがきっかけかぁ!アハハ!……おぉん!(ニャンちゅう)」

 

笑い声をあげるが、絶対にやけっぱちのそれな笑いを声に出す白ドラゴン。ごめん、俺なんかやった……よな。思いっきりやったな……どういう経緯でそうなったかは知らんけど、そこに至るきっかけは間違いなく俺だよな。

 

「それじゃあ、僕は仕事に戻ろう。兵藤一誠、そして岸波大地。近いうちにまた会おう」

 

「ま、待ちなさい!あなたは一体……!」

 

リアスの静止の声も気に留めず、ヴァーリ君は一筋の閃光となって空に消えた。

 

「行っちゃった」

 

「『白い龍』……ついに運命が交差するというの……?」

 

リアスが妙に眉間にしわを寄せている。まぁまぁ、そんな気にすることないだろ。コカビエルの処理もしてくれたんだし。気楽に行こうよ。

 

のんびりそんな風に思っていると、兵藤が木場君に近づく。

 

「やったな、色男」

 

「え、あ、ああ。そうだね、イッセー君」

 

「それにしてもこれが聖魔剣か。折れちまってるけど、それでもきれいじゃないか。中二病チックで男心揺さぶられるな。まぁ、俺達自身が『悪魔』っていう中二病の塊なんだけどさ」

 

「イッセー君……僕は「それ以上はなしにしようぜ。とりあえずさ、聖剣も、お前の仲間の仇討ちもさ、一旦終わったことを喜ぼうぜ?じゃなきゃ、いつまでもウジウジしてたら先輩に殴られるぞ?」

 

「失礼だな、俺が殴るのは外道と兵藤一誠だけって決めてるんだ」

 

「それ、俺が外道って言ってませんか?!」

 

「その通りだろうが阿呆!」

 

「先輩ひどい!」

 

俺と兵藤の漫才に次第と周りの空気が柔らかくなっていく。悪いな、兵藤。お前を利用しちまってよ。

 

「ところで、先輩。その滅茶苦茶強いお姉さんは?」

 

黒歌を指さして兵藤は俺に聞いてくる。うーん、どうしたものか。

 

「何というか、家族って奴かな?」

 

「家族……」

 

なんだか納得のいっていないご様子の兵藤。ごめん、詳しくはここでしゃべることが出来ないんだ。

 

「ご主人様、悪いけど先に帰っていいかな?」

 

「ああ、すまんな。急に呼び出したりして」

 

「いいよ、『何かあったら呼んでくれ』って言ったのは私だし」

 

黒歌は塔城さんの方を見る。彼女、少し怯えている様子だ。

 

「白音……ごめん。今はあなたに何も話せない。でも、これだけは信じて。あなたの主とご主人様は、あなたの味方だってことを」

 

そう言って黒歌は去ってしまった。

 

「わ、私は……」

 

「塔城さん、余り無理をするな。今見たのは『何か意味深なことを喋る、君の知人のそっくりさん』だ。君が何かしらの思いを抱えている人物じゃない」

 

「岸波先輩……」

 

ごめん、塔城さん。いつか話すその時まで、俺のことを敵だと思ってくれても構わない。それでも、俺は黒歌を守りたいんだ。

 

「イッセー君……」

 

「なんだ?言っておくが、俺にそっち側の気はないからな」

 

「違うよ……僕は皆に迷惑をかけた。先輩の言っていた通り、僕は簡単に最高温度まで沸騰してしまう。結果がこれだ。最後は先輩や君に頼ることになった。そんな僕に居場所なんて……」

 

余りにネガティブな木場君……いや、こいつも兵藤と同じ類か。なら君付けもいらんな。木場を見て、俺と兵藤は思わず目を合わせた。なんていうか、クソ真面目すぎないか、こいつ?

 

「先輩、どうしましょ?」

 

「ったく、そこまで俺に丸投げかよ。おい木場。そんな居場所がどうたらこうたらっていう沙汰についてはグレモリー眷属でない俺には関係ないし、兵藤もそんな気にしてない。ということでだ、リアス。この阿呆に何か言ってやれ」

 

「はぁ……そうね。私としては言いたいことは『王に心配かけさせるなんて情けない。それでも私の騎士なの?』ってことくらいね」

 

「部長……」

 

リアスの言葉に木場が顔を下に向ける。

 

「これは、実家に帰ったらあなたの師匠にしっかりしごいてもらう必要がありそうね。覚悟しなさい」

 

「うっ……うっ……」

 

「ああ、一つ言い忘れてたわ。あなたの禁手、見事だったわ。私はあなたを誇りに思う」

 

「……僕は……僕は皆を……命の恩人であるあなたを裏切った……なんて謝ればいいか……」

 

声にならない悲しみと懺悔の涙を流す木場にリアスはその頬を撫でる。その顔は慈しみにあふれていた。

 

「どこまでも情けなくて、優しい騎士さん。あなたは私の下に帰って来てくれた。私にはそれで十分よ。先に逝ってしまった仲間の思いを無駄にだけはしないで」

 

その言葉を聞いて、木場は表情を変えた。決意に満ちた顔に変わった。

 

「僕、木場祐斗はリアス・グレモリーの眷属─―『騎士』として、レッドゾーンの如き『強き者』になり、あなたと仲間の皆を終生お守りすることを、ここに改めて誓います」

 

「レッドゾーンの如きって随分大きく出たわね。でも期待して待っているわ。ね、そのご本人さん?」

 

「あいにく、今の木場に追い付かれるほど俺は老いちゃいない。それでも、茶でも飲みながらその時が来るまでゆっくり待つさ」

 

皆変わろうとした。このことは決して無駄じゃない。それを無下に出来るものか。はぁー、俺も先輩らしくいるために自己研鑽を積まんとなぁ。

 

「ふふっ……ありがとう、ダイチ。……ところで話は変わるのだけれど」

 

リアスが笑顔でそう言うと、片手にオーラを纏い始めた。あー、うん。嫌な予感がする。

 

「それはそれとして、『おしおき』は必要よね?」

 

その夜、駒王学園の王子様のケツドラムの音が夜空に響き渡ったとさ。

 

 

 

 





あと1話でこの章も終わりです。よくもまぁここまで続いたな、と思います。


追伸
最近、デュエマの環境に中指立てるスタイルの性癖ゼンカイデッキが一番楽しくて続けられるいいものではないかという結論に至りました。

諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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