ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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気温の乱高下で体が悲鳴を上げています。




第29話 夏だ!プールだ!おっ(ry

 

本日は休日出勤です。因みに先に内容を言うと、『オカ研だけのプール開き』です。木場は何か用事があるらしいのであいつだけお休みだけど。

 

土曜日なもんだから俺は遥輝とウルトラマンを見て、それからリアスとアーシアと一緒に家を出た。そう言えば寿水さん、随分と長い出張だな。ほとんど異動と変わらないんじゃないかな?一応、電話とかで体調とか聞いたり、世間話したりするが、正直ここまで長いと不安になってくる。龍巳ちゃんも心配そうにしていたし。早く帰ってきておくれ。……一応聞くけどユノハ様?あの人、何かに巻き込まれているわけじゃないですよね?

 

――『大丈夫よ、彼女はこの世界でも上澄み中の上澄み。あれを相手にして生きて帰ってこられる人間や神を探す方が難しいわ』

 

良かった。ならいいや。あの人達に何かあったら、それこそ無条件でこの世界の『選定』という業と傲慢の極みをしてしまうからな……待って神?そんなに強いのあの人?

 

まぁ、ユノハ様の例えだろう。気にしないでおこう。で、俺は遥輝とウルトラマンを見て休日を謳歌した後、家を出たのだがその道中でゼノヴィアさんとも出会った。彼女、教会を追い出されてリアスの眷属になった後は学園の旧校舎で住むこともいいって言われたそうだけど、本人が断って、今はマンションに住んでいるそうだ。

 

父さんも『仲良しの後輩なら、アーシアちゃんみたいにお菓子でも作って送りなよ?』って言う始末。いや、別に俺ってそんなにお菓子作りが得意ってわけじゃないんだけど……まぁ、ゼノヴィアさんにとっては新たな門出だろうし、そう言った祝い事の代物を送ってもばちは当たらないだろう。

 

そんなこともあり、俺達は仲良く校門前に集まり、兵藤筆頭のオカ研の皆と合流した。ただし木場は除く。彼、どうやらやることがあるとのことで、今日は欠席と相成った。うん、ここ最近兵藤×木場の噂で俺の耳まで腐りの侵略が始まっていたからそれでいいよ。

 

そんでもって俺と兵藤は服脱いでパンツ履き替えるだけでいいので、のんびりとプールサイドで待っている。

 

「暑いっすね……」

 

「そんな暑い中でよく出てきたな、兵藤。それこそ、何だ?あのよく分からん二人と一緒にエロ同人でも漁りにアキバに行けば良かったろうに。ほら最近流行ってるだろ、下北沢のお話……」

 

「元浜と松田のことっすか?最近、あいつら冷たいんすよね。相変わらず仲良くはしてもらってるんすけど、なんか、こう、嫉妬がすごいというか……あと、下北沢のってもしかしなくてもぼざろですよね?じゃなかったら嫌なんですけど」

 

「なるほどな……」

 

彼も彼なりに交友関係に悩んでいるのだな。まぁ、俺が少なくとも名前を覚えなくてもいいと思っている連中とつるむのはあれだし、彼らを拾うか捨てるかは君次第だ。

 

「そういや、先輩ってなんか趣味とかあるんすか?最近、先輩の人間離れした姿しか見てないんで、今一度人間であることを確認したいんすよ。その……ドライグのためにも……」

 

ドライグの兄貴のためにも?どうしてだろうか?まぁ、趣味くらいなら答えるか。

 

「まぁ、それっぽいのなら食べること。辛いもん好きだし。今度旨辛の何かでも食いに行くか?」

 

「あ、いいっすねそれ。暑い今の時期だからこそ辛いもの食って汗を流すってのも中々乙で」

 

「じゃ、決まりだな……あと他の趣味と言えば、それっぽいのはウルトラマンか?」

 

「ウルトラマン?」

 

「ああ、ウルトラマン。弟も見ているしな」

 

と言っても、これは前世にもあったコンテンツで懐かしむっていう側面もあるし、何より両親が勧めてくれた作品でもある。そして遥輝が大好きなもの。だからこれを趣味というのは、ちょっとおこがましい所もある。

 

「俺は、あれです。ギンガって奴を見てたっすね。ビクトリーっていうのもいて、二人体制でしたけど」

 

ギンガSか。なるほど、『金はあったが時間がない』のギンガじゃなくて『監督の趣味全開』の方か。

 

「……あれ、もう10年近く前だな」

 

「確かに今の俺が16,17って考えるとそうなるっすね……こうして世代がバレるってわけっすね」

 

「言うな、兵藤。俺とて見ているアニメで世代バレとか嫌で仕方ないから。な?もっと明るくいこう。ダンガムだって最新の見て楽しんでるだろ?完璧で究極の何たらだって」

 

「……そうっすね」

 

何か俺のせいで暗い感じになってしまった。しょうがない、ここはごり押しで明るくするか。

 

「……一応、他にもウィクロスをやっている。あれはいいぞ。可愛い女の子につられたと思ったら、遊戯王とかに並ぶゲーム性だ。『本気』になるには持ってこいだし、始めたことに後悔もないものだ」

 

「そういやコカビエルの時に言ってましたね。俺も女の子につられてやってますけど……でも、なんで遊戯王やヴァンガードじゃなくてウィクロスですか?それこそ遊戯王にはラビュリンスやドラゴンテイルもいますし、ヴァンガードなんて天下のブシ○ードですよ?」

 

確かにそうだ。否定はしない。この世界には遊戯王しかりヴァンガードもある。なんならヴァイスシュヴァルツだってある。それでも俺がウィクロスを選んだのは、言ってしまえば前世のおっぱいの縁だろうな。

 

「……おっぱいにつられた」

 

「先輩……」

 

後輩の憐みの目が痛く刺さる。うん、普段の君と何ら変わらんよな!ごめん!

 

「なんだろうな、こうして改めて言葉にすると、お前のことを笑えんよ」

 

「そんなことないっすよ。先輩がいつも俺に説教してくれたおかげで、今の俺があるんすから。『これだけははっきりと真実を伝えたかった』って奴っす。それに……」

 

「『それに』?」

 

「先輩もおっぱい好きなんすね」

 

兵藤がいい笑顔でこっちを見る。

 

……ったく、ちょっとはまともになったと思ったらすぐこれだ。全く、世話の焼ける男だ。

 

「そうさ、好きだよ。だが俺は紳士でな。そうガツガツはいかない主義なのさ」

 

「なるほど、先輩は『ムッツリ』なんすね」

 

「よし分かった。そんなに望むなら今すぐプールの藻屑にしてやる…………今度暇な時にウィクロスやるぞ」

 

「いいっすね。夏の予定がどんどん埋まっていくぜ。やったぜ」

 

「他にはソシャゲもやってる。プリコネはアンインストールしたけど」

 

そう言うと兵藤が驚いた表情をする。

 

「意外っすね、先輩。プリコネやってたなんて。あれっすか?おっぱいっすか?『ごめんユイ』って「ダメだ!」

 

「え?」

 

「ユイだけはダメだ!」

 

「せ、先輩?」

 

声を荒げながら俺は兵藤の言葉を否定する。そうなんだ、ユイだけはダメなんだ。

 

「ユイの本名である『草野優衣』。あれ、俺の母さんの名前が『優衣』だし、旧姓の『草野』と同じなんだ。何なら俺の父さんの名前は主人公のデフォネームの『ユウキ』と被ってる。あの二人の組み合わせだけは……!」

 

「……ごめんなさい」

 

「やめてくれ。謝られると悲しくなってくる…………あーもう!おい、兵藤!ヴァンガード知ってるなら今度教えろ!」

 

「は、はい!」

 

「ダイチさーん!イッセーさーん!」

 

俺がツッコミを入れていると、声が聞こえた。振り向けば女性陣がいる。

 

スク水のアーシアと塔城さん。妙にきわどい赤の水着のリアスと白の水着の姫島さん。うーん、目に毒!

 

「先輩。俺、もう死んでもいいっす……」

 

「ド阿呆、まだ死ぬな。っていうか、お前はもうすでに一回死んでるだろ」

 

ヘブンズ・ヘブン状態の兵藤を諫める。何というか、人生エンジョイしていてうらやましく思えてくる。というか、ゼノヴィアさんが見えない。どうしたんだ?

 

「ん?ゼノヴィアさんはどうした?」

 

「あの子、何か思うことがあるらしくてね。一人で少しゆっくりさせているわ」

 

なるほどな。彼女もこういった青春は謳歌出来ない人生だったろうから、湧き起こる感情をどうすればいいか分からないのだろう。それならゆっくりすればいいさ。

 

「それじゃあ、泳ぎたいけれど……イッセー、あなたに頼みたいことがあるの」

 

 

 

―――

 

 

 

リアスの頼み事。それは塔城さんの泳ぎの練習だった。プールサイドでゆっくりしている俺は練習している。ついでだが、アーシアも協力している。彼女も泳ぎを練習したいんだとか。

 

いいねぇ、青春だねぇ。

 

ギラギラと暑い太陽が照り付ける。クーラーの効いた部屋でアイスを食べるのもいいが、こうして外に出るのも悪くないな。

 

のんびりと遠くで塔城さんの泳ぎの練習に付き合っている兵藤と応援するアーシアを眺める。若いねぇ……

 

そんな風に思っていたらリアスがこちらにやってきた。正直、その恰好でこっちに来てほしくない。股間に悪すぎる。

 

「あら、随分のんびりしているわね、『英雄』さん?」

 

「リアス、俺は最初っから英雄なんて大層なものになろうと思ってないから」

 

「あなたらしいわ。隣いいかしら?」

 

「ああ、いいぞ(頼むからあっちいってくれ)」

 

隣に座るリアス。何というか、平和だ。実にこういう時間が愛おしい。

 

「……ダイチ」

 

「ん?」

 

「ありがとう」

 

突然の感謝である。うれしいが、突然言われると裏を読み取ろうとしてしまう。何か悩みでもあるのか?

 

「急にどうした?」

 

「この数か月、私の周りは大きく変わった。それもいつも悪い方向に行こうとしていたわ」

 

フェニックスの婚約騒ぎとかコカビエルのこととかか?まぁ、確かに彼女の周りでピンポイントに色々起こりすぎってのは否めない。その、なんだ?ご愁傷様です。

 

「その度に、あなたに助けられてきた。ずっと頼りにした」

 

「まぁ、友達のあんなしけた面を見せられれば嫌でも動きたくなるもんさ。気にするな」

 

「やめて、そういうとまた頼りたくなっちゃう……いいえ、『依存』しそうになってしまう」

 

ん?『依存』?ユノハ様といいなんでそんな風にとらえる?

 

「あなたがこの世界の規格に収まらないことは分かった。だからこそ、その規格外の力を、私達はあなたの善意に付け込んで利用しそうになってしまう。本当にダメね、私ったら」

 

リアス、クソ真面目すぎない?そんなにお堅いと、マジで『頼る』と『依存する』をはき違えかねんぞ?

 

「リアス」

 

「?」

 

「スマイルだ」

 

「え?」

 

「とりあえず笑え。んでもって今日の晩御飯のことを考えろ。そうすれば気持ちは軽くなる。そうしたら、正しく『頼る』ということが見えるはずだ」

 

「正しく……」

 

「それにいつぞやに言ったろ。『俺は君の味方だ』みたいなこと。まぁ、なんだ?そんなに堅苦しく悩んだ所で俺のスタンスは変わらねぇよ。君達が限界まで頑張ってもどうにもならなかったら勝手に首突っ込んでくからよ、そん時は悪く思うなよ」

 

どうせ人間なんて汚いもんだ。どこまで行ったってエゴの塊。でも、そのエゴは人から産まれた物。人が紡いだ物。なら人だって救えるさ。

 

「あなたって本当に『英雄』ね。お兄様が絶望の中から立ち直ったっていうのもよく分かるわ」

 

そう言うと、リアスは胸に手を突っ込んで小瓶を取り出した。へぇ、そこって四次元ポケットなん?(現実逃避)

 

「なら思う存分甘えさせてもらうわ。ダイチ、せっかくのこの日差しなのだし、オイル塗ってくれない?」

 

おっほww童貞にそれを任せるでござるか?

 

「……分かった」

 

「ありがと」

 

そういうといつのまにか広がっていたビニールシートの上でリアスはブラを取り外した。あーう。この世は実に摩訶不思議だ。

 

「さ、お願い」

 

小瓶を俺に渡して、ビニールシートの上に倒れるリアス。よーし、耐えろ俺。

 

俺は手にオイルを取り、人肌くらいまで温める。

 

「いくぞ、リアス」

 

「そんなに緊張しないで。笑いそうになっちゃう」

 

リアスにからかわれながら、俺は温めたオイルと共に手を彼女の背中に下ろす。

 

「ん……」

 

マッサージをするように俺は彼女の体にオイルを塗りこんでいく。

 

リアス。君のその巨乳声で艶やかなもんを出されると俺の精神が保たないんだ。ネオ・ジオンとロンド・ベル隊が協力して俺の理性が地球に落下するのを防いでくれるわけじゃないんだからさ。頼む、やめてくれ……

 

「ダイチ、うまいわね……それこそ資格取ったらマッサージ店を開けるんじゃない……?」

 

「お褒めに預かり光栄です、お嬢様」

 

「よきに遣わす……ん……ああ……いい……」

 

彼女の緊張がほぐれていく。両親のために勉強した技だが、彼ら以外もこうして救えると思うと少しうれしい。学びは決して無駄じゃなかったんだな。

 

しかしながら、リアスの肌はきれいだ。人間離れ、というか人間じゃないけど使える言葉がそれしかないので使うが、そんな肢体だ。背中もしみ一つない、驚きの白さだ。紅の髪も相まって余計にその白さを引き立たせる。

肌触りも乾燥とは無縁なしっとり肌。君、一応水道水より塩素濃いめのプールの中で泳いだよね?なのにこの感触って何者なん?

 

「こうしてると、あなたに全身を支配されているようだわぁ……」

 

おぉん!(ニャンちゅう)

 

俺が悶えている時だった。背中に何か柔らかいものが当てられた。振り向こうとすると、顔の横にひょっこりと姫島さんが顔を出してきた。

 

「あら、リアスばかりずるい。私にもオイル塗って下さらない、岸波君?」

 

あっはーん。確かな弾力。二つの大きな山。姫島さんがグニグニとおっぱいを押し付けてくる。この際木星のクズ共でも宇宙海賊でもいい。地球がダメになるかの瀬戸際なんすよ。助けて。

 

「ちょっと朱乃?今は私がダイチにオイル塗ってもらってるんだけど?」

 

リアスが起き上がる。ブラを取ってあるのでトップレスだ。生おっぱい。おーい、そこで鼻血出して沈みかけてる兵藤や。お前のご主人だろ何とかしろ。いや、何とかしてくださいお願いします。

 

「あら、リアスが怖いですわ岸波君。私はただ、普段から溜まっているものを吐き出してもらおうと思っているだけですのに」

 

ええい!冗談ではない!このままでは俺が保たんぞ!

 

「岸波君が望むのなら、胸だって揉んだり、それ以上のことをしたっていいのですのよ?」

 

「ちょっと朱乃?!」

 

わっは。やっべー。リアスも目が笑っていないようになってきた。いやー、逃げたい。

 

「……リアス、私、もう我慢しないことにしたの」

 

「……」

 

「あの夜の時からそうだけど、間違いなく今の私には彼の傍に立つ資格はないわ。でも、私は彼の傍に、隣にいて、寄り添いたいの」

 

「……朱乃、本気なのね」

 

「ええ、本気よ」

 

「フフフ」

 

「うふふ」

 

あ、姫島さんが離れた。よし、今のうちに避難だぁ。

 

「あれだけ時間があって今更何よ朱乃!」

 

「あなただって男子が全部一緒に見えるって言ってたじゃない!」

 

「ダイチは特別なの!」

 

「私だって彼が特別よ!ちょっとくらい彼を通じて男を知ったっていいじゃない!」

 

……女ってこえー。

 

 

 

 

 

 





ということで、主人公一家の名前の由来をぶっこんでみました。


諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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