ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~ 作:ブラッキオ
本日は何の日か知っていますか?そうです、なんでもない日常です。だからなんだ。今日は授業参観の日だ。真面目にやれ。
そんなこんなで始まった授業参観。まぁ、正確には『公開授業』なんすけどね。リアスは気乗りしないのか朝からどんよりとしていた。偉大な兄が来るんだもんね、そりゃしょうがないか。
余談だが、服装を整える父さんと母さんを見て遥輝が勘づいてしまい、『自分も行く』と滅茶苦茶駄々をこねました。何とか母さんが強引にその場を収めたが、明らかに不機嫌でした。今度一緒にロイ○ルホスト行こうな。何なら龍巳ちゃんや寿水さんも誘おう。ダブルデートでいいじゃないか。だから頼む、勘弁してくれ。この顔で子供連れてたら俺が親に間違えられるんだ。学校で『岸波君って子持ちなの……?』なんて噂でもされてみろ、人生終わるぞ。
授業参観だが、俺の両親はゲッソリとした表情でやってきた。何事かと思ったが、原因は分かってる。遥輝だよね。いつもありがとうございます。
そして、リアスの父兄であるグレモリーパパとサーゼクスさんが来たあの瞬間、空気が変わった。いやー、貴族パワーってすごいね。
てな感じで午前を乗り切り、俺は自販機の前でリアスと姫島さん、兵藤とアーシアとたむろしている。我が両親はサーゼクスさん達と話をしている。
「それにしても本当に良く出来てるわね」
「これなら売り物にしても文句ないな」
俺達は兵藤が英語の授業で作った紙粘土の胸像を見ている。そのモデルは、何故か俺だ。しかも半分生身で半分レッドゾーン。良く出来てる。
「あざっす!ただ、これ作った時、ドライグの苦悶の声が聞こえたんすよね」
その……俺でごめん。
「イッセー、これいくらで売ってくれるかしら?」
「え?部長もっすか?」
待って、その反応だと他の人達も買おうとしてたってこと?どんだけ酔狂なの?てか、リアス。君のそれはいくらなんでも冗談だよね?
「何かダメな理由とかあるのかしら?」
「そのー、やっぱり先輩の許可とかいるかなーって」
「だそうよ、ダイチ」
「別に売ってもいいが、こんな俺の胸像なんて買う酔狂な奴いるのか?いたとしたら中々に暇人すぎるだろ」
「うぐっ」
リアス?リアスさん?まさかマジで買おうと思ってたの?周りの皆も苦笑いしてるし。
「ミケランジェロとかそう言った類のものでもあるまいし。それはそっと仕舞うか何かしらのコネクションでも作る時に使えばいいだろ。まぁ、そんな時が来るかは知らんが」
「あはは……そうっすね。じゃあ、これは非売品ということで」
そう言って仕舞う兵藤。すると木場がやってきた。彼が言うには何でも『魔女っ子撮影会』なるものが今やっているそうだ。俺達は首を傾げた。うちの学校にそんな変人いたか?
木場が廊下の一角を指さす。気が付かなかったが、そこではやたらシャッターが切られていた。見に行ってみると、どこかで見覚えのあるアニメキャラクターの服装をした人が一人。
「あ!大地君!」
こっちにやってくるその人を俺は知っている。隠す必要もあるまい。セラフォルーさんだ。俺の知り合いと気付くと周りのみんながざわつきだす。
「この人、岸波の知り合いなの?」
そうです。ゴリゴリの知り合いです。
「てか、岸波先輩のこと下の名前で呼んでたよな?」
まぁ、それが彼女なりの距離感って奴なんでしょう。
「つまり、この人って岸波先輩の女?」
おい馬鹿やめろ。リアスたちの気配がおかしくなってきてる。
俺が危機感を覚えていると、匙君がやってきて撮影会を中止させた。ナイス匙君。後でジュースを奢ってやろう。あと、匙君が随分ため口で注意しているけど大丈夫なのか?仮にも君の主のお姉さんだぞ?サーゼクスさんのことをよく知るリアスの眷属一同(兵藤は例外)は皆すごくその辺り厳格だけど、支取さんはその辺り緩いのか?
「おい、兵藤」
「なんだよ匙」
「なんでグレモリー先輩あんなに怒りと悔しさとやるせなさが混じったような顔してるの?」
「……知らない方がいい」
「なんだよケチだな」
「(お前のとこも大概そうなんだよなぁ……)」
兵藤と匙君がなんかコソコソ話してる。いいなぁ、そっち混ぜてよ。
「何事ですかサジ。騒ぎは出来る限り簡潔に解決しなさいといつも言って……」
「あ、ソーナちゃん!やっほー☆」
「おや、セラフォルーじゃないか」
支取さんとサーゼクスさんとグレモリーパパが来た。サーゼクスさん達はどうやら両親との話が終わったようだ。
「せ、セラフォルー様。お久しぶりです」
「うん、あのパーティー以来だね、リアスちゃん☆元気にしてた?」
「は、はい。おかげ様でなんとか。今日はソーナの授業参観に?」
「うん☆ソーナちゃんったらひどいよ~。今日のこと言ってくれなかったんだもん。折角妹と大地君に会える機会だっていうのに~」
……この人、キャラすっげぇ濃いな。俺の時は何というか『うら若き乙女』という感じだけど、俺以外に対してはお好み焼きのソースのような濃さを誇ってる。
「お、お姉様。ここは私の学び舎であり、更に言えば私はここの生徒会長を任されている身。いくら身内と言えども、このような行動は余りに容認出来ないものかと……ご自重ください……」
「えーっ?!ひどいよソーナちゃん!」
何というか、随分と妹思いのお姉ちゃんなんだな。なんでか分からないけれど、ちょっとシンパシーを感じた。
「うぅ、助けてください岸波君!」
「え、俺ぇ?」
「あ、ずるいよソーナたん!大地君に助けを求めるなんて!」
「そうでもしないとあなたは止まらないじゃないですか!」
「うむ、私も『たん』付けでリーアを呼ぼうかな」
「やめてくださいお兄様。家出しますよ?」
こうして俺の高校生活で最後の授業参観が終わった。何というか、魔王って味が濃いのね。
因みにだが、兵藤作の俺の胸像はセラフォルーさんが購入した。酔狂な暇人いたよ。
―――
授業参観が終わったその日の夜、俺は布団の中で考え事をしていた。それは先ほど寿水さんに電話で言われたこと。
『私たちは何があっても、あなたという人間の味方よ。例えあなたが人間でなかったとしても』
……ユノハ様、もしかしなくても俺さ
――『(お、『この感情、まさしく恋』とか言い出すのか?ようやくか?我々は3年も)』
あの人達に依存してるのかな?
――『なんでだよぉおおお!!(カイジ)』
うぇ?!どうしたのユノハ様?!
――『いいえ、何でもないわ。そうね、あなたが依存してるのかってことね。まぁ、傍から見れば依存はしてないわ。正直な所、あなたと寿水、それに黒歌やその他諸々たちとの関係は依存とかを超えた……『愛』なんじゃないかしら?』
『愛』……
――『ええ、愛。それも『友』ではなく、『男女』としての』
えぇ……そんな、二人に?俺が?そりゃ失礼でしょ。こんな俺に男女の愛なんて勿体ない。仮にそうだとしても二人なんてもんじゃない数に?なんて奴だよ。それこそ俺は『ハーレム王』とかいうクソッタレでゴミにもならん塵芥野郎になるじゃないか。
――『自虐乙。色々ツッコミたい所があるけど、私が言えるのは『お前、女心以前に自分の心もまともに分かって無さすぎる』くらいね』
自分の、心……
――『ま、ゆっくり考えなさい。今すぐに分かれなんて言わないわよ』
うっす。
そうして俺は睡魔に身を委ねた。恋、ね。俺には分かんないよ。記憶だって欠落してるんだしさ。
主人公「この感情、本当に愛なの?」(ポンコツブシドー)
諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。
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無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
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逃げるな卑怯者(炭治郎並感)