ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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皆様はドラゴン娘デッキと王道構築済みは買えましたでしょうか?私は何とか買えました。そもそも王道デッキ2種に関しては片やそんなに興味が無かった黒単アビス、もう片方は進化設計図を目的とした赤緑バイク(アポロ)だったので、『買えてラッキー』程度でした。

今回もお説教会です。勝手な読み手と言う名のアンチの解釈ですが、原作よりも事の大きさを受け止めようとリアスも必死です。何なら、その姿を見て他眷属の皆もちょっと反省してます。




第45話 夕餉の時間

 

さて、ミリキャス君襲来から少し経って、メイドさんからお食事の時間になったことを知らされた。俺はメイドさんに連れられてダイニングルームに足を運んだ。俺が最後だったらしく、オカ研メンバー全員がそこに集まっていて、席に着いていた。

 

俺も席に案内されて、座る。目の前にはすごい量の豪華な料理。いかにも帰省を喜ぶ実家って感じ。

 

実にご機嫌な夕飯だ。この冥界には太陽はないけど、一応昼と夜の概念はあるそうだし、別に間違った表現ではなかろう。

 

あと何か色々あって、こっちで過ごした日数と人間界で経過した日数は同じらしい。だからいわゆる『浦島太郎状態』ってのにはならないんだとか。ちょっと安心した。

 

「さぁ、遠慮なく楽しんでくれたまえ」

 

リアスのお父様の一言で、夕食が始まる。さて、目の前にあるのは如何にも手間暇込められた料理たち。とりあえず、俺の席に置かれた前菜のローストビーフ……まぁ、タリアータって奴だろう、それを食べよう。

 

「いただきます」

 

一口口に運ぶ。うっわぁ……味からして値段が分からん奴だ。少なくとも普段食べてる物とはけた違いだと分かる。

 

隣に置いてあるオニオンスープを一口。これもまた俺の常識を超えてくる。これでも両親の趣味で一緒にいいとこの料理屋には行ったことはある。が、にしてもこれは美味。半端ねぇ。

 

どっかの美食屋漫画も言っていたが、ご飯の美味しさってその食材とか料理だけじゃなくて、誰と食べるかだったりどんな音楽を聴いているかとか環境にも左右される。その点、ここグレモリー邸はというと、でっけぇテーブルにシャンデリア。椅子に刻まれた細やかで美しい装飾。正直、ニ○リの椅子とビックカ○ラのLED電球が恋しくて仕方ない。要はマナーを守ろうとする余り、味があんまりしない。豪遊する時は豪遊するというのを否定する根っからの庶民気質、どうにかせんといかんとは思っていたがまさかこんな所で思い知るとは。

 

「うむ、リアスの眷属諸君にレッドゾーン殿とそのご家族、ここを我が家と思ってくれていい。冥界に来て勝手も分からないだろうしな。足りない物があればすぐに言ってくれ。すぐに手配しよう」

 

こんな俺とか兵藤達を見かねたリアスパッパがそう言ってくれる。俺は前菜とスープを胃に収めると、心を無にしながら目の前の皿に乗っているトマトとナスのパスタを取る。

 

意味もなく叫びたい。でなければこの心の混乱が収まる気がしないのだ。

 

よし、兵藤。犠牲になれ。

 

「兵藤、どうした?」

 

「あ、いえ先輩。俺、こういった場に慣れてなくて……どうすればいいか……」

 

ごめーん!やっぱお前もこっち側だよなぁ!それはそれとして俺の気晴らしに付き合え。

 

「気にしないでくれ、リアスの『兵士』、兵藤一誠君。ここは会食とかではない。肩に力を込めなくてもいい」

 

リアスのお父様がダンディボイスでそう言う。それでも奴は目をきょろきょろさせる。

 

「……兵藤、この場で一番偉いのはリアスのお父様だ。そんな彼が『気にしなくてもいい』と言った以上、こちらがああだこうだ言ったりするのはそれこそ失礼だぞ?」

 

「は、はい!」

 

自分に言い聞かせるように俺は兵藤に言う。奴も少し落ち着いたのか目の前のパスタを食べだした。

 

「それにしてもミリキャス。今日、岸波君に会いに行ったそうじゃないか?憧れの英雄にあって、どうだったかな?」

 

リアスのお父様は同席するミリキャス君にそう訊く。

 

「僕は、何も分かってない凡愚だったと分かりました」

 

「ほう……?」

 

おっと、ミリキャス君の一言でお父様の表情が変わったぞぉ?

 

「レッドゾーン様がこの家に来ると知って、いつも以上に勉学や修練に励んでいました。でも、レッドゾーン様はそれを否定しました」

 

「というと?」

 

「『それぞれに出来ることがあり、それを全力で成す』。レッドゾーン様が教えてくださったことです。僕はお父様たちが魔王という高い地位にいながらも何故彼を『英雄』と慕っているのか、そして僕がレッドゾーン様に良い所を見せようと無理なことをしていたのを理解出来ました。今の僕には手が届かないことが多い。身の程知らずにも程がありました。そんな僕でも手の届く範囲のものを全力で離さない。そんな初歩的なことをレッドゾーン様は思い出させてくれたのです。もう、何と言えばいいのか……」

 

ミリキャス君が感極まり出す。ごめん、ほんとごめん。何から謝ればいいか分からんけど、ごめん。

 

「そうだな。最近のお前の努力のし過ぎは目に余るものがあった。見ているこちらが痛く思える程にな。そうかそうか……岸波君、君に一つ貸しが出来てしまったな」

 

「貸し?はてさて、私はただミリキャス君とお話しただけです。そこから何を学ぶかは、彼自身の力に違いないですよ?」

 

そう言うとリアスのお父様は満足そうな顔をした。

 

「食えないな、君は。……そうだ、今日から、私のことをお義父さんと呼んでくれても構わない」

 

おっほ、すごいこと言い出すな。しかも字面が『お父さん』とはちょっと違う感じ。でも俺、その辺り結構厳しいのよね。

 

「すいませんがそれは出来かねます」

 

「……どうしてか教えてくれないか?」

 

「私はこの世界、そしてこの時代に来た時、飢えていました。どこにも住む家はない。口にする物と言えば公園の名も知らぬ雑草と水道水。樹皮もかじっていました。それほどに飢えていた私を、今の父母は拾ってくれた。そして自分達の生んだ実子のように育ててくれた。本当に実子である弟が生まれた後も、変わらず愛してくれた。そんな彼らを差し置いて、『父』と呼ぶのは余りにも不義理というもの。例え世界が許そうとも、私の心は許しません。何より、夫婦でもないリアスとの間柄であなたをそう呼ぶのは少し筋が通らないというもの。ですから、リアスのお父様のことを『父』と呼ぶのは、難しいものです」

 

そう言うと、きょとんとした後に納得したような顔をし、笑い始めた。

 

「全く、私はまた事を急いたようだ」

 

「あなた?物事には順序というものがありますわ。それに聞けば彼自身もリアスの気持ちに気付いていない様子。余りつつくのはそれこそ『老いた』証拠ですわ」

 

「そうだな、ヴェネラナ。……授業参観の時に君のご両親とお話してね」

 

お、あの時か。何話したんだろう。

 

「彼らに君をうちにくれないか、なんて冗談で言ったら『あの子の心が望まぬ限り、死んでも渡さない』なんて強く言われてね。君が君である所以が分かったよ。紅と赤。縁があって良いものだと思ったが……悪魔の時は永い。なのにこんなに急ぐとは、私も老いぼれたものだな」

 

深いため息を吐くリアスのお父様。何か申し訳なさを感じつつ、俺はチキンのクリーム煮を皿に取る。一応イタリアンのコースに則っているけど大丈夫か?

 

「それにしてもコースの取り方をしますね。その辺りのマナーもしっかりなさっている。あとは少し教えるだけでもいいでしょう。……岸波さん。大地君と呼んでもいいかしら?」

 

「ええ、大丈夫ですよ?」

 

リアスのお母様が距離を詰めてきた。リアス、君の家すごいね。陽キャなんてもんじゃない勢いで距離詰めるやん。

 

「しばらくこちらに滞在するのでしょう?問題ないでしょうけど、紳士的な振る舞いを身に着けてもらうためにマナーのお勉強をしてもらいます。勿論兵藤一誠さんにもね」

 

「え?!」

 

「あなたも、リアスの眷属。何より『兵士』の駒を全て使った身なのですからそれ相応のものが無ければなりません。いいですね?」

 

「は、はい!」

 

「こちらも。いい機会ですし、胸を借りるつもりで勉強させてもらいます」

 

「よろしい」

 

リアスのお母様は満足げ。すると、リアス本人が少し苛立ちながら声を上げる。

 

「お父様。それにお母様。先ほどから私の意見を聞かずに話を進めるのはどういう……」

 

すると、先ほどまでの歓迎ムードとは打って変わり、目を細めるお母様。

 

「お黙りなさい、リアス。あなたとライザーとの婚約を解消。それを私達が許しただけでも破格の待遇と思いなさい。まさか、『レッドゾーンである大地さんが相手だったから』で許されたと思っているの?だとすれば余りにも呑気すぎます。お父様とサーゼクスがどれだけ他の上級悪魔に根回しと謝罪をしたと思っているの?確かにあのパーティー前のゲームでライザーは『素人集団に負けそうになる男』とその評価を落とすことになりました。ですがそれはそれです。一部の貴族には『わがまま娘が伝説の英雄を使ってまで婚約を解消した』『無知な娘が古代の英雄を引きずり出した』なんて言われる始末」

 

ちょっと喧嘩になってきた。味のしない料理が別に意味で味がしなくなってきた。

 

「わ、私とお兄様は……!」

 

「関係ない、とでも?表向きはそうでしょう。ですが、誰だってあなたのことを魔王の妹と見ます。三大勢力が協力体制を取る今、以前のような勝手な振る舞いが出来ると思ったら大間違いです。そして何より、あなたの今後に誰もが注目するでしょう。リアス、ひどいことを言うようだけど、あなたはそう言う立場になっているの。甘えた考えは大概にしなさい、いいわね?」

 

リアス、これにはだんまり。まさかアザゼル先生の言っていたことと似たことを言われるとは思わなかったんだろうな。それにしても『伝説の英雄を使って』、か。俺、本当は余計なことをしたんじゃないかなって思える。まぁ、後悔なんてしてられない立場だからなんとも言えないけど。

 

リアスのお母様はため息を一つ吐いたあと、再び笑みを向ける。

 

「リアスの眷属さん並びに大地さんとそのご家族にはお見苦しい所を見せてしまいまたわね。ごめんなさい。それと、大地さん。わがまま娘の最後のわがままを果たすために、親としての責任を持ちます。なので、不相応かもしれませんが、お付き合いくださいね」

 

そう言うお母様の目からすっげぇ圧を感じた。悪魔の女性って皆こんな感じなの?助けて、真羅さんと支取さん。いや、あの人たちも悪魔だったわ。

 

 

 

 





それにしても、今回の再録は豪華でしたね。こんだけハードル上げたら通常弾が叩かれそうですし、なんなら夏に来るであろうBESTの系譜もとんでもないぶっ壊れになりそうな予感がします。


諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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