ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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確かあと2話程度で消した前作に追い付けたはずです。てか、それ前提で動いています。




第46話 集まれ若手

 

さて、冥界に到着した翌日。俺はリアスに連れられて魔王領とやらに来ている。グレモリー領から列車に揺られて3時間。都市部に着いた。

 

あ、アーシアはお留守番だそうです。まぁ、今回の目的は若手悪魔の会合だそうだから、関係ない彼女はさもありなんって感じだな。じゃあなんで俺は連行されてんの?

 

疑問を持ちながらも俺は駅のホームに降りた。自販機もあるしすごく近代的。

 

「ここは魔王領の都市ルシファード。旧魔王のルシファー様がおられたと言われる冥界の旧首都。日本でいう京都のような場所なんだ」

 

って木場が兵藤と俺に説明してくれる。え、なんで制服かだって?なんかこれが正装扱いだそうだ。

 

その後、木場に地下鉄に乗り換えることを告げられ、みんなに着いて行った。しっかし、この駅なんだが、人というか悪魔が沢山いるってのに随分静かなもんだ。しかもこっちをチラチラ見てくるし。

 

「騒ぎになる前に急いで地下の列車に乗り換えるわよ。専用の列車は用意してあるのよね?」

 

リアスが付き添いの黒服に訊く。何でもボディガードだとか。『そんなのいるか?』と思ったが冥界の民度を知らん上にそもそもリアスは貴族の身である以上必要なのは確かだな。

 

かくして列車に揺られること5分くらい。目的地に着いた。会合の会場がこの上にあるそうな。ボディガードさん達はここまで。俺達は地下からエレベーターに乗り込む。

 

「皆、確認するわ。何が起こっても平常心でいること。何を言われても手を出さないこと。上にいるのは将来私達のライバルとなる者たちよ。無様な姿を見せることは出来ないわ」

 

手を出さない、か。俺とてそんなヤバい会場で暴れたりなんかしないよ。

 

――『ほんとはぁ?』

 

舐めたことされたらぶっ殺す。

 

そうしてエレベーターの扉は開かれた。一歩踏み出せばそこは広いホール。使用人に会釈をして、俺はリアスに着いて行く。通路を進むと、その一角に複数の人影がある。

 

「サイラオーグ!」

 

リアスが声をかけると相手も近づいてきた。男性。同じくらいの年齢。黒髪で野性的な偉丈夫。どことなくリアスに似ている。

 

「久しぶりだな、リアス」

 

だが、その体つきは並のものじゃない。それこそ『死ぬ気』で鍛錬しなきゃたどり着けないような領域。そう感じる。

 

「ええ、久しぶり。変わりないようで何よりよ。初めての者もいるわね。彼はサイラオーグ。私の母方の従兄弟でもあるの」

 

なるほど、だからリアスに似ていたのか。

 

「俺はサイラオーグ・バアル。バアル家の次期当主だ」

 

アグニカの魂だ!……じゃねぇな。どう見てもあんな馬鹿とは同じと思えない。

 

「それで、こんな所で何していたの?」

 

「下らんから出てきただけだ」

 

「下らん?」

 

「アガレスもアスタロトも来ている。問題はゼファードルだ。着いた早々ゼファードルとアガレスがやり合い始めてな。見れば分かるさ」

 

めんどくさそう、というか嫌悪をにじみ出させるサイラオーグさん。

 

瞬間、爆音と共に建物が大きく揺れる。敵襲か?馬鹿め、こんな所に来るとは。全員細切れにしてやる。

 

「ちょ、ちょっとダイチ?!」

 

俺は音のなった方へ足を進め、扉を開ける。

 

扉の向こう側のホールの中央には二つのチームがにらみ合っていた。一方は邪悪な感じがするいかにもチンピラで小物って奴ら。もう片方は女の子を先頭に普通というか真面目な感じの人達。この人達か、原因は。敵襲ではなさそうだが、それとは別にヤバそうだ。

 

「ゼファードル、こんな所で戦いを始めるの?馬鹿なの死ぬの?死にたいの?あなたを殺しても上に咎められないかしら?ないなら殺すわよ?」

 

「はっ、言ってろクソアマ!俺が折角そっちの個室で一発仕込んでやろうってのに!あーあー、アガレスのお姉さんってのはガードが堅くていやだね!だから未だに男も寄って来ねぇから処女やってんだろ!?っったく、だから俺が貫通式してやろうってのによ!」

 

よし、最初からどうするかは決まっていたが、どうやらその判断は正しかったらしい。俺は両勢力の間に入る。

 

「はーいストップ」

 

『『『『っ!!?』』』』

 

「それ以上はお家の方たちが迷惑するから、な?」

 

最後通牒を突き付ける。これでダメならぶっ殺す。

 

「なんだ、てめぇ?下級悪魔の分際で俺にたてつくのか?」

 

「だったらどうする?てか、その下級悪魔に正論説かれて恥ずかしくないのか?」

 

「こいつ、ぶっ殺す!」

 

チンピラの拳が俺の頬に刺さる。全く痛くない。ああ、なるほど。そう言うタイプ。ならばお見せしましょう。

 

「リアス、まさか彼が!?」

 

「ええ、そうよ。彼が……」

 

「だとしたら、ゼファードルが不味いぞ!」

 

「あー、サイラオーグ。残念ね。もうダメらしいわ」

 

俺はレッドゾーンに変身する。

 

「なっ!?」

 

「え……嘘ぉ!?」

 

女の子の方まで驚いているけどまぁいい。

 

「お前、身の程知らずにも程があるぞ?」

 

「なななな?!」

 

「殺す、っつったよな?歯ぁ食いしばれ」

 

俺は思いっきりビンタを入れる。衝撃に耐えきれず、壁にぶっ飛びめり込むチンピラ。白目剥いて気絶している。

 

奴の後ろにいた連中もビビり出す。

 

「皆纏めて奈落の底へ突き落としたる。嘆き苦しみ、絶望しながら死ねや!」

 

『『ひぃいいい!!!』』

 

全員腰を抜かして座り込む。

 

「連帯責任って言葉知ってるか?」

 

そう言うと、何人か泡を吹いて気絶してしまった。情けない。この程度か。

 

「ストップよ、ダイチ。これ以上は本当に問題になるわ」

 

「お前達もだ。主の介抱をしろ。それがお前らのやるべきことだ。これから大事な行事なのだからな」

 

リアスとサイラオーグさんが割って入る。どうやらここまでらしい。あっちの馬鹿どもに関しては二人が取り締まるようなので、俺は女の子の方の確認をするか。

 

「ケガはないかい、お嬢さん?」

 

「……」

 

「おーい、大丈夫?」

 

「やっと会えた」

 

「え?」

 

何かこの眼鏡のお嬢さんが呟く。

 

「ダイチ……?」

 

リアスがご機嫌斜めの様子。どうやらこの子は彼女の知り合いで、この光景がナンパに見えたようだ。ごめん。

 

そんな風に思っていると支取さん達もやってきた。

 

「おい、兵藤。これ先輩がやったのか?」

 

「そうとも言う」

 

「なんだよ、その嚙み切らない言い方」

 

「要するに先輩が新しい女の子にフラグを立てただけだよ、匙。しかも眼鏡っ娘だ」

 

「なるほど、爆速で理解できる言い方感謝する。……てか岸波先輩、どんだけ女好きなんだよ。うちの副会長にも手を出しているようだし、もしかして眼鏡フェチか?」

 

「匙、それ以上喋ると殺しますよ?」

 

「ひぇ……」

 

「いやぁ、あの人眼鏡っつーよりおっぱい大好きな人なんだよなぁ」

 

「え、そうなの兵藤?」

 

「ああ。あの人かなりの大きなおっぱい好きだぞ」

 

「……」

 

「(なぁ、兵藤。俺、こんなにもうれしそうな副会長を見たことないよ)」

 

 

 

―――

 

 

 

「私はシークヴァイラ・アガレス。大公、アガレス家の次期当主です」

 

大広間はあの後、駆けつけたスタッフたちによって元通りになった。で、俺達はさっきのチンピラ集団……グラシャラボラス家の者を抜いてテーブルを囲んでいる。眷属の人達は主の後ろに構えているという構図はどこも一緒だ。レッドゾーン状態を解除した俺も席に座る。何かリアスの隣で。

 

そして目の前の女の子がシークヴァイラさん。実に『オタク趣味を会社に隠しているOL』って感じの人だ。ツイッ○ーで漫画にしたらプチバズりするぞ。

 

「ごきげんよう、私はリアス・グレモリー。グレモリー家の次期当主です」

 

「私はソーナ・シトリー。シトリー家の次期当主です」

 

見慣れた二人が挨拶をする。

 

「俺はサイラオーグ・バアル。大王、バアル家の次期当主だ」

 

リアスに聞いたが、サイラオーグさんは若手の中でも特に注目されているようだ。実際、実力もあるとのこと。

 

「僕はディオドラ・アスタロト。アスタロト家の次期当主です」

 

ごめん、さっきから見てたけどこいつだけは無理。ゲロ以下の臭いがプンプンする。見た目をどれだけ取り繕うとその臭いが隠せてない。この場じゃなかったら世のため人のため殴り殺していたかもしれないくらいに無理。名前も憶えたくない。

 

「グラシャラボラス家は先日お家騒動があったそうだ。次期当主とされていた者が不慮の事故で亡くなったばかりだ。先ほどのゼファードルは新たな次期当主の候補ということになる」

 

なんてことだ。だからあんなのしか用意できなかったってわけか。そもそも若手悪魔の括りなら来てるだろうしな。ゲロ以下も似たようなもんじゃないのか?

 

しかし、悪魔の業界も忙しいもんだ。俺もそういうのに巻き込まれるのはごめんだぜ。

 

……で、シークヴァイラさんの熱視線が俺に向いているのは気のせいじゃない、確実に向いている。何が彼女を動かしているんだ?

 

「ダイチ、あなたも挨拶して」

 

リアスに促され、俺は席を立つ。

 

「私の名前は岸波大地。世間では『レッドゾーン』の名で通っている。『英雄』なんて呼ばれることもあるが、私はそんな大それたものになろうと思ったことはない。だから『英雄レッドゾーン』ではなく、『リアス・グレモリーとソーナ・シトリーの友人である岸波大地』として通してくれ」

 

俺は再び席に着く。あー、落ち着かない。主にシークヴァイラさんの視線が気になる。

 

その後は談笑しようと思った矢先で使用人がやって来てお話会は中断、いよいよ会合とやらが始まるそうで、俺も一緒に会場へと案内された。

 

 

 

 

 





リアスパパ「違うよ岸波君。もっと相手を見下すようにしながら......『皆纏めて奈落の底へ突き落としたる。嘆き苦しみ、絶望しながら死ねや!』」


諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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