ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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グロンギ語ASMRなるものを知ってしまった今日この頃。



第1章 旧校舎のディアボロス
第5話 噛み締めろ、普通の生活を


 

ちゅんちゅんと鳥が鳴く。朝だ。前世では憂鬱だったが、今ではそうじゃない。幸せを感じている。日々の日常に感謝。なんて素敵ないつもでしょう。

 

俺はスッと起き上がり、ベッドから出る。殺風景にも思えるがよく見ると漫画やらが置いてある等身大の高校生な部屋。それがマイルーム。

 

「大地?起きてる?」

 

「ああ、起きてるよ。今行く、『母さん』」

 

俺はこの大きな家の2階から下に降り、リビングへと行く。

 

そこには俺とは似てない女性2人と男性が1人、子供が1人いた。

 

「おはよう、大地」

 

「おはよう、父さん。それと母さんと遥輝と……寿水さんも」

 

男性の名前は『岸波結希』さん。そして女性の方が『岸波優衣』さん。マジで一文無しだった10年以上前の俺を拾ってくれたご夫婦だ。普段は父さんが家事をこなしながらパートをしているが、つらいのは確定なので頻繁に俺も家事をしている。母さんはいわゆる『企業のお偉いさん』というもので、色々忙しいのだ。

 

あの時、俺の噂を聞いたらしく一緒に警察に行ったのだが、『戸籍無し』のやべーガキだと知ったお二人は俺を引き取ってくれた。どこぞの馬の骨かも知らない奴なので、俺から『遺産は一切継ぐつもりはない』『居場所さえくれれば、それに対して報いる』とご実家に言ったら『なんて目をしている』『子供にこれを言わせるか』なんて言われたのは割愛させてもらう。

 

その後、色々あって検査の結果6歳の体だったらしく、小学校1年生からやり直すことになり、長い長い時を経て今に至る。その間にも『遥輝』という弟が生まれ、幸せいっぱいだ。

 

そしてもう一人、寿水さんだが、この人はご近所さんにして遥輝の幼稚園の友人である龍巳ちゃんの叔母にあたる人だ。叔母とは言うが、年齢は20代で全然若い。うちの遥輝が生まれるのがちょっと遅かっただけというか龍巳ちゃんが生まれるのが早かったというか。

 

母さんが疲労と熱中症で倒れていた所を助けてくれてからご縁がある。今は龍巳ちゃんを溺愛しすぎて家を追い出された結果、うちの近所に引っ越してきた。そんなご縁があったために母さんの誘いで夕ご飯の時だけうちに転がり込んでいるのだ。今朝はなんだろうか、と思っているとその手元に紙袋があるので何かおすそ分けに来てくれたんだろうな。

 

「大地ちゃん、どうしたの?」

 

「何でもないですよ、寿水さん」

 

若干鮭狂いな所があるが、それ以外はちょっとパワフルな美人さん。

 

「兄さんおはよう!」

 

「おう、おはよう遥輝」

 

椅子に座った遥輝が元気に挨拶してくる。いつも通りのきれいな黒髪でよし。可愛いもんだ。でも、最近は大好きなウルトラマンに感化されて『にぃに』じゃなくて『兄さん』って呼ぶようになったのは少し悲しいぞ。夜な夜な俺が泣いているのも気づくまい。

 

あと一緒に風呂に入っている時にベリアロクの物まねを無茶ぶりしないでくれ。ニッチすぎるんだよ。

 

「にゃぁー、あ、おはよう、ご主人」

 

「おはよう、黒歌」

 

遅れてやってきた黒髪のスタイル抜群の女性。この方は黒歌。悪魔だ。猫又だが、悪魔だ。

 

始まりは俺がフルマラソンをして自分を追い込んでいた時だった。怪我をしている黒猫が物陰にいたんで拾って帰ったら、突然人間の姿になったのだ。驚きの余り家族全員固まったが、怪我が怪我だったもんだからとにかく治療を優先した。

 

といっても、彼女は病院にいけない。何故かというと彼女はいわゆるお尋ね者って奴で過去に『仙術』って奴の人体実験から妹を守るために事故かつ正当防衛とはいえ人を殺めてしまったそうだ。この時に悪魔であるということを知った。『いや、君どっちかと言えば猫又なのでは?』と聞いたら面倒な説明をされたので記憶の彼方に飛ばした。

 

その後、出ていこうとした黒歌だが、うちの家族はかなり肝っ玉が据わっているのか、家族の感覚が狂っているのか分からないが、そのまま居座らせたのだ。というか、俺が交渉した。その後、寿水さんも来て大混乱。どうやら悪魔関係について詳しく、彼女のことも知っているそうだ。本当ならその場で殺されても文句は言えないらしいけど、俺の説得と裏の事情を知ってもらって、なんとか矛を収めてくれた。可愛い女の子の為なら俺はいくらだって体を張るし、プライドだって捨ててやる。

 

そうして、うちの家族として彼女は受け入れられて今に至る、というわけだ(パラガス)

 

因みに彼女、普段は寿水さん共に一緒にどこかで働いているそうだ。どこでまでとは教えてくれないが、彼女曰く『今までからは想像できないくらい幸せ』と言ってくれるくらいには今の生活に満足している様子。でも、よく下着姿どころか上半身丸出しで俺にくっついてくるのはいただけない。つらい。

 

因みにだが、その働き先での給料は前世での俺の給金に並ぶかそれ以上のものだ。泣いていいっすか?

 

そんなファンタジーな日常が我が家の日常です。

 

そう言えば、いつぞやに黒歌に雰囲気というか気配が似たとあるご夫婦がやべー集団に追われていたから助けたこともあったな。確か、正臣さんとクレセリアさんだっけか?引っ越し直前であんなのに狙われて可哀そうに。そのご友人っぽいけどやたら『クレセリア様』って呼んでいた人たちも無傷でなんとかしたけどさ。今頃元気にしているかなぁ?

 

「大地、お味噌汁よそってもらえるかな?」

 

「おk、父さん」

 

今日の朝ごはんはカブとワカメの味噌汁と白ごはん、鯵の開きに昨晩の余りのきんぴらごぼうだ。

 

「ごちそうさまでした」

 

「ごちそうさまでした。さ、遥輝。片付けて着替えるわよ!」

 

「うん!」

 

母さんと遥輝が一足先に片付けを始める。

 

「さて、俺もいただくか。いただきます」

 

何でもないけど個性的な日々。俺はそんな『いつも』に感謝をし、噛み締めるのであった。

 

え、年上お姉さんとのハーレム?うるせえ!俺にはそんなの、荷が重いんだよ!そういうのはないからな!遠くにいる知り合いの女の子とかいるけど、そっちもそう言うのはないからな!

 

 

 

―――

 

 

 

髪型セット完了。イケメン顔を台無しにしないためにも、髪をきめる。え、それは自惚れがすぎる?はい、すいませんでした。ただ、この黒髪赤メッシュから『ソニックのシャドウ』とは言われることがある。遥輝は『ウルトラマンベリアル』と言う。

 

しかしながら、身長が185もあると鏡の前に立つのも苦労するゾ。まぁ、そのおかげもあって我ながら惚れ惚れする姿を見ることになるのだが。

 

「スゥー……はぁー。さてと、行ってきます!」

 

「いってらっしゃい、大地ちゃん」

 

「いってらっしゃいにゃ、ご主人」

 

そんな感じで俺は登校する。

 

4月。それは全ての始まり。黒にも白にも進む、いや進まなければならない、不安定で力強い時期。俺は高校3年生。受験が待っている。と言っても『家から近い』ってだけで選んだ我が母校たる元お嬢様学校『駒王学園高等部』はかなりハイレベルな高校で、その中でもそれなりに上の方に俺の成績は上にあるので心配は余りしていない。が、慢心はしないようにしよう。

 

ぶっちゃけ就職でもいいんだが、親に泣きつかれた以上進学するしかあるめぇよ。

 

てなわけで朝から我が実家のある駒王町を歩いていく。いい。実に平穏だ。この平穏を壊そうものなら、例え人類であろうと滅ぼしてやる。……そういや、この10数年レッドゾーンになってないけど、禁断パワーもあるし俺ってマジでこの世界滅ぼせるんだよな。

 

『大いなる力には大いなる責任が伴う』。忘れちゃいけない。むやみに振るうことだけは絶対にあってはならない。持っているだけなら飾りと変わらないが、強大な力などそれでいいのだ。

 

歌でも歌っていれば、気が付きゃ学校だ。この世界、前世にあったアニメとか曲がほとんど無いせいで少し寂しい。

 

昇降口へと入ると声をかけられる。

 

「おはようございます、岸波君」

 

「おはよう、鹿島さん」

 

我、クソタッパがデカくて圧がすごいが、こうしてクラスメイトの可愛い女の子である鹿島さんにも挨拶もされる。彼女なんてバレンタインにはチョコもくれたし、この世界の人は優しくてうれしい。

 

ただし、新入生は話が違う。マジでビビった目でこっちを見てくる。ごめんね。

 

「おはようございます、岸波君」

 

「おはよう、木村君」

 

「おはよう、岸波さん」

 

「おはよう、鷲尾さん」

 

教室に進めば、こんな感じでちゃんと声をかけられる。見た目はどれだけいかつかろうと、話せばわかってくれる人が多くて助かるのだ。

 

さーて、俺はあること言いたい。それは『この学園、ひいてはこの世界の巨乳率』だ。別に貧乳や普通乳がいない訳じゃないが、俺が出会う人が片っ端から巨乳しかいねーのである。てか巨乳超えて爆乳だ。マジでどうなってんだこの世界。股間に悪すぎる。さっき挨拶してくれた鹿島さんだってそうだ。すっごくボインボインなのだ。

 

バカなことを考えつつ、俺は教室に入って、自分の席に座る。窓際の最後列という昼寝に最適な場所だ。寝たことは一度もないし、実はこの場所って教師にすごく見られやすい場所なんだけど。

 

さて、1限目は……数学か。俺の嫌いな教科だ。これと英語のために命がけで勉強していると言っても過言じゃない。

 

そんな風に考えていると廊下の方が騒がしくなってきた。あー、『あの人達』が来たのか。来たって言っても、クレーリアさんのように人種としての人間って感じがしない人達なんだけど、気にしすぎか。お茶でも飲んでゆっくりしてよう。

 

そしてこの教室に入ってきたのはいつぞやのイケメンの如き美しい赤、いや紅の髪をした女性と深い夜のようなきれいな黒い髪をした女性。どっちも規格外のお胸をしている。乳とケツとタッパのデカい女性がタイプです、ってわけじゃないけど流石に暴力的なまでの美とエロスを誇っているせいで狂いそうになるのがあの二人。

 

「おはよう、岸波君」

 

「おはようございます、岸波君」

 

「ああ、おはよう。グレモリーさんと姫島さん」

 

リアス・グレモリーと姫島朱乃。紅髪と黒髪の二人の名前だ。かれこれ1年生の頃からの付き合いになる。

 

二人そろって『二大お姉様』なんて呼ばれていたりする。それはそうと言いたくなる。

 

いやぁ、ね。マジで美人。俺みたいなのとは話すのもおこがましいくらいだよ。

 

「どうかしましたか?」

 

姫島さんがそう聞いてくる。いや、マジで見惚れてた。不愉快にさせてしまったんだろうな。申し訳ない。

 

「いや、君に見惚れていて。不快にさせたなら申し訳ない」

 

「フフフッ、そうですか。別にあなたなら不快には思いませんから大丈夫ですよ?」

 

……いかんぞ、姫島さん。そう言うのは男には毒だよ。

 

「あら朱乃ったら余裕のないこと」

 

「リ ア ス?」

 

「あら、怒らせちゃった。助けて岸波君?」

 

「えぇ……」

 

こんなやり取りも随分やったもんだ。しかしそれも今年で最後。存分に楽しませてもらおう。

 

「あら、助けてくれないのかしら?」

 

「あいにく女性の扱いは苦手なんでな……」

 

「うふふ、からかってごめんなさいね」

 

「全くリアスったら……」

 

「そもそも何も言い出さないし進展しようとしないあなたにも問題が「リアス、あまり余計な事言うとその口縫い合わせるわよ?」

 

その笑顔が怖いよ、姫島さん……。

 

春の陽気に包まれて、俺の最後の青春が幕を開ける。ああ、俺は猛烈に『人間』を謳歌している。

 

 

 

 





この話を投稿した時点で行っているアンケート結果が余りに拮抗しているので、多くの票を集めるためのちょっとした補足

女所帯になればなるほど...
・ある意味D×Dらしくなる。というか、原作イッセー君の目指す所がここだし。
・女所帯がどうとかこうとかに関してはソーナ・シトリーとライザー・フェニックスなど原作キャラたちがどうとでもなると証明済み。
・大人のお姉さんと絡みあーう主人公が多く見れる。
・うp主の癖が分かる。
・どっからパクってくるか悩んだ末にうp主が苦しむ。
・そもそも、そうしようとした結果前作は消すに至った。

男が入るほど...(と言っても最大値の割合で5:5。半分以上を男にすることはない)
・眷属,御使い枠がうp主にとって楽に埋めることが可能。というのも、出来る限り早めに予定は組みたい人間なのであらかじめ決まっているとすごい気持ちが楽になる。
・パクってくるキャラに幅が出る。デュエマと特撮を中心にパクる当作品から予想外のキャラがパクられる可能性がある。
・女体化とか横暴なことをしなくていい。恋姫とか元が既に女体化なのは知らん。
・野郎とかいう不純物と感じるものが入る。
・『女性だけに戦わせるのは気が引ける』という方々にも安心。

要するに
女だらけになる→変な方向ではあるが原作リスペクトが篤くなる。但し、原作の良くないところも出てくる可能性がある。
男が増える→うp主が楽になる。但し、いくら取り繕うとしてもこれは個人の勝手である。
って感じです。


アンケート回答は自由です。が、回答があればうp主がある程度方針を決めやすいというのも確かです。出来れば原作3巻くらいまでか50~100票くらい集まるまでアンケートをとりたい気持ちではいます。どしどし回答ください。

御使い側は全員女性にするつもりです。男の天使なんて原作だけで充分や(冷酷)


諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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