ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~ 作:ブラッキオ
今回は『兵士』集めの回です。
うp主の性癖ゼンカイです。
さて、俺は朱乃が淹れてくれた紅茶を一口飲んで、再び書類に目を通し出す。
ん?この人は……ユノハ様、この人どう?
――『端的に言えば『ヒート・ドーパント並の小技も出来るメタル・ドーパント』。採用、大いにあり』
『ルイーザ・フローリオ』シスター服を着たイタリア人の紅轟教団団員。
持ち味は『肉体を鋼鉄の如き堅牢さと馬鹿力にする聖棍トリロバイトを扱え、それにふさわしい実力を持っていること』、か。
正直言って、欲しい。小手先も出来るなら『兵士』もいいな。『戦車』もいいが、今は有能な『兵士』が一人でも多く欲しい。
一つ気になる点を挙げるなら、俺の中の駒……ではなく、カードが騒いでいるということ。なるほど、今度はお前らがこの子を眷属、じゃなくて御使いってのにしたいか。だが、残念。またの機会にお願いします。
「よし」
俺はルイーザさんの書類を分ける。
「ルイーザを選ぶなんてセンスあるね、ごす」
「ごすはやめろ。俺はシリウスシンボリじゃない。で、センスってのは?」
「この子、教団内でも上澄みの方よ。それとおっぱいがすっごいデカい」
「なぁ、黒歌。お前のその巨乳推しなんなの?まるで俺が性欲ド直球のヤバい奴みたいじゃん」
「え、ご主人様、大きいおっぱいの女の子がいいんじゃないの?」
「え?それがしもタンニーン殿以外はそれを基準にしているのですが?」
「……」
眷属二人からひでぇことを言われる。これ以上言うとセクハラになりかねないので、俺は黙って書類に目を通す。
その後は結局ピンと来なかった。っていうか、全員実力者すぎて迷った結果、採用を流した。高学歴が就職難民になる理由が分かった気がする。いくら優秀でも、優秀すぎるとこっちが合わせるのが大変になってしまうのだ。どれだけ馬鹿だろうと、群れに合わせられる奴が正義ってわけだ。
次行こう。
『レナ・スチュアート』
はい、今どっかの『お前の様子の方がおかしい定期』の娘さんを思いついた人は挙手。俺もだ。
彼女は王族の人間であり、お父様は紅轟教団北欧神話部門と深いつながりがある剣士だそうだ。
魔法も使えるそうで、リアスみたいなぶっぱも出来るし、エンチャントも出来るそうだ。ま、魔法剣二刀流乱れ打ち……!オメガ狩り!
――『強いわよ、この子。それも優しい子だし、あなたにピッタリよ』
ユノハ様がそう言う。
よし、採用。
「この子も採用だな」
「で、またおっぱいなの、ご主人様?」
紙を分ける俺に対して黒歌が非情な言葉を投げかけてきた。
「うるせぇええ!そうですよ!俺は大きなおっぱい大好きですよ!『デカパイダイスキ!きしなみさん』でもういいよ!こうなったら兵藤も道連れだ!てめぇは『乳龍帝』とか『おっぱいドラゴン』を名乗りやがれ!」
「いやですよ!てか、何すか『乳龍帝』に『おっぱいドラゴン』って!そんな馬鹿なものが通るわけがないじゃないっすか!いくら何でも無茶だ!そんなことしたら本当にドライグが死んじゃう!」
――「失礼だな、相棒。死ぬんじゃなくて消滅するわ。何だよ、そんな恥の塊みたいなあだ名。さしずめ白いのは『尻龍皇』か?やだね、そんなの!死んでもごめんだわ!」
俺は黒歌のいじりに反抗する。兵藤も道連れになってくれない模様。悲しいな、俺、『王』っぽくないのかな?そんなタマじゃないけどさ……
「黒歌殿。いくら我々の主殿が可愛い反応をしてくれるとて、いじりすぎは良くないですぞ」
「にゃはは、ご主人様が可愛いからちょっとやりすぎちゃった」
紙に目を通して行き、最後の一枚。それに目を通した時、俺の中で何かが叫んだ。
「っ!」
「大地様?」
「ご主人様、どうしたの?」
苦しみ、悲しみ、怒り、憎しみ。様々な感情が湧きあがったが、それら以上の温かな愛が俺の心を包んだ。何というか、『生の感情がむき出しになる』。そんな感じ。
『セリス・エリュシオン』金髪の女性だ。
魔法を吸収し、自分のエネルギーに変換出来、余った魔力は放出出来るのでオーバーロードはしない。そんな力を『教会』連中によって後付けされたいわゆる強化人間と言う人。最近、三大勢力の和平もあって天界側からの謝罪と償いもあったそうだ。名前も相まってFF6のセリスやな。
「エリュシオン殿でございますか」
「幽さん、知っているのか?」
「ええ、勿論」
そう言うと幽さんは語り出した。
何でも彼女の保護者は朱乃が語った最強の最上級悪魔『ディハウザー・ベリアル』氏その人。彼女自身は聖剣使いの適正があり、ディハウザーさんがかつて戦利品として回収したという聖剣の『エリュシオン』に選ばれた。その剣は研究によればデュランダル並かそれ以上とされている、いわゆる『歴史から抹消された』系だそう。
それに選ばれた上、ゲーム最上位の悪魔に鍛えられたこともあり、冥界どころか三大勢力内ならトップだそうだ。
今まで誰の眷属にもならなかったのはディハウザーさんガードがあったからだそうで、幽さんがディハウザーさんに別の人を紹介してもらうつもりで行ったら、セリスさんを紹介されたらしい。これには幽さんもビックリ。
うん、そんな経緯ならディハウザーさんと幽さんのメンツのためにも仮眷属にしないといけないじゃん。
ただ、話は終わらない。ディハウザーさんからの仮眷属の条件……というか、お願いで『今回のゲームで正式に採用してあげて欲しい』とのこと。しかも、セリスさんの同意付き。
どうしてだろう。何か裏があるとは分かるが、そんなに嫌な予感がしない。聞けば、ディハウザーさんは悪魔だが『聖人君主』って言葉が似合うと幽さんは言う。それほど真面目な人だというのに、こうした強引な手段。まるでディハウザーさんは何かに急いでいて、そのための周囲の片付けをしているという感じも……いや、邪推はやめよう。
そんな条件で幽さんは受けてきたんだ。要は『うちの娘をよろしく』ってことでしょ?断りたいけど、こっちにはそんな余裕はないし、何よりセリスさんを紹介した二人のメンツが関わる。はぁ……つらい。
そういうわけで、セリスさんは俺のところに紹介されたってわけだ。
腕があることは分かった。ただ、なんだろうな。俺はこの人に妙な懐かしさを覚える。
どうしてだろう。俺の欠落した記憶に何か関係でもあるのか?ユノハ様、どういうことっすか?
――『知らないわ』
……?どうしたんだろう。いつものキレッキレの言葉がないぞ?そんなにヤバい記憶だったのか?
まぁ、考えても仕方ない。今は眷属集めだ。この子にも『兵士』になってもらおう。なんか『兵士』って『女王』になったり『戦車』になったり忙しいそうだし、オールマイティな彼女ならいけるだろ。採用。
「ご主人様、またおっぱい?」
「何が大地様をそこまでおっぱいに駆り立てるのでございますか?」
「……」
眷属二人の言葉に俺が涙しながら机に突っ伏していると、扉が開かれた。そこにいたのはアザゼル先生だった。
「アザゼル先生、どこ行ってたの?」
「心配するな、リアス。俺は俺で『聖書に記されていない名前』で『グリゴリ幹部と互角の実力者』をこっちの筋で探して、ようやく見つけて連れてきただけだ」
「アザゼル先生!」
よし、『兵士』の枠がもう一個埋まりそうだ!しかもアザゼル先生のお墨付き!最高じゃないか!
「リアスもだが見て驚けよ。おい、入れ」
「失礼します」
そう言って入って来たのは女性だった。いや待て、我々はこの女性を知っている。いや!このまなざしとこの顔とおっぱいを知っている!
「ゼノヴィアとかは知らないだろうから自己紹介を頼む」
「はい、アザゼル……朝倉和泉、グリゴリにてアザゼルの部下をしています。ハーフの堕天使です」
「あ、朝倉さん……!」
「お久しぶりです、岸波さん」
とんでもない人が来た。まさかの朝倉さんである。ま、マジか……
「朝倉が?アザゼル先生、これはどういう?」
リアスが至極真っ当な疑問をアザゼル先生にぶつける。するといつものにやけ面をし出すアザゼル先生。
「なーに、こいつは強い。伊達に俺の直属の部下をしていたわけじゃない。お前らが束になっても勝てるかどうかってレベルだ」
「なんですって?」
「そうだぜ、岸波。お前が揚げ物を分けた女はそれだけ強い女だ」
「ええ、半分はサタナエルの血ですから」
アザゼル先生が我が子を自慢するように言うと朝倉さんが言葉を繋げる。へー、サタナエルって人の娘さんなのか。サタナエルは俺もwikiで見たことがある気がする。
ただ、その言葉を聞いた瞬間に皆の顔が難しそうな顔に変わった。アザゼル先生もアザゼル先生で『やっちまったな』って顔してるし。
「おい、和泉。何もそこまで言わなくても……」
「信頼を得るためです。仕方ないことでしょう。そちらにもサタナエルが何をしたかは伝わっているはずです。そんな男の子供ですが、出来ることがあれば全身全霊で腕を振るいましょう」
ああ、そういや言ってたな。『お父さんは裏切り者だ』って。その辺りなのかな?アザゼル先生の方を見る。俺の考えを察し、解説してくれる。
「こいつの親父、サタナエルは神器の研究者だった。が、奴のやり方は強引すぎた。何せ、死人が大量に出たからな。俺達はそれを弾劾し、結果奴はグリゴリを裏切った」
「そんなことがあったのね。でも、アザゼル先生のその様子だとそれだけじゃなさそうじゃない」
リアスがツッコむと、アザゼル先生もそれにすっごい嫌そうな顔で答えた。
「サタナエルはグリゴリを出た後、『禍の団』のメンバーになりやがった」
……はい?
皆してきょとんとする。え、裏切りってそういう?でも、当時はまだ『禍の団』云々はなかったわけであって、え?
「だよな、そうもなろう。だが、こいつは何も悪くない。寧ろ、母親をヤリ捨てされた末に生まれたガキだ。バラキエルとかとはわけが違う」
「……」
朱乃が憎々し気にする。ああ、相当根深いな。こんなこと言うのもあれだが、朱乃のお父さんのバラキエルさんを呼び出した上で俺が禁断の力でも使って朱乃のお母さん魂を一時的に蘇生して、話し合わせた方がいいんじゃないかな……?そもそもそんなことが出来るかどうか知らんけど。
「言っておくが、俺がこいつを選んだのは同情でもなんでもないぞ。マジで強いからな。グリゴリも幹部の席が悪い意味で開いているから、こいつに座らせるのもアリなんじゃないかって思うくらいには、な。余程危険でない限り、産まれた子供に罪はない。サタナエルももう死んだも同然と聞いている。どうだ、岸波?悪い条件ではないはずだ」
なるほどな。確かに後々にああだこうだなるよりもこうして先に言ってもらえればこっちも腹を括れる。腕も堕天使の頂点であるアザゼル先生がそれほど褒めるのだ、強いに決まっている。
一応聞いておこう。ユノハ様、俺、この子を仮眷属にしたんですけど文句はないっすよね?
――『ええ。この子、堕天使の中ならそれこそ上も上よ?なんなら、コカビエルなんてもんじゃない』
おk。
「一応聞くよ、朝倉さん。俺の仮眷属になったら、多分今までの生活には戻れない。それでもいいか?」
「勿論です。私も、レッドゾーンがかつて言った『人間』として足を進めることを決めましたので」
よし、その言葉、真実と受け取った。
「分かりました。それでは今回は『兵士』としてあなたには活躍してもらいます。『騎士』などと違い、文字通り私の手足となり動く存在、その役目をしっかりと果たしてください」
「はい。それと、私のことは『和泉』で結構ですよ、大地君?」
俺は妙に騒ぐ『兵士』を叩き出し、朝倉さんに手渡す。その時の笑顔に、不覚にも目を奪われてしまった。
「岸波」
「はい、なんでしょう」
「こいつ、事務仕事はすごく丁寧で上手だし、料理も上手くて器量よしだ。どうだ?」
「高校生にそれはどうだもクソもあるかよ」
アザゼル先生のハラスメントを受け流す。すると、先生は一枚の紙を取り出した。
「今日はシェムハザの手伝いで来れなかった奴だ。こいつもこいつで実力者だし、いい女だ。選ぶ価値はあるぜ?」
「だから何で皆して女性ばかりを……」
俺は紙を受け取り、目を通す。
「『ティファニア・ニルヴァレン』」
「おや、その方は……」
「幽さん知っているのか?」
少し驚いた様子の幽さん。
「ええ、はぐれ悪魔殺しや堕天使殺しとして悪魔業界でもそこそこ有名ですよ、その女性は。それがしも紹介したかったのですが、調べたらなんとグリゴリ所属。しかもシェムハザ殿の直属の部下。いくらグレモリー家の特権を借りたとしても、現状ではおいそれと手が出せなかったわけです」
「そりゃ、災難だったな。折角和平を結んだってのに、まだそういう日陰は根深いものがあるもんだな。そんな事情なら俺の出番だな。こいつは元々アルマロスの教え子でな、俺がシェムハザに護衛として紹介した女だ。その実力はあいつらからも認められている」
出た、アザゼル先生の頼れる大人ムーブ。今後も助けられそうだから今のうちに拝んでおこう。
書類に目を通す。どうやら槍を扱うそうだな。魔術に関してもそこそこ詳しいとのこと。エルフの血族だそうだが、それをエルフ属性とか書くのは無視する。
「どうだ?乳もデカいからお前好みだと思ったんだが」
それで俺が即決すると?
「なんで、皆して俺をおっぱい星人にしたがるんだ……」
「いや、事実だろ」
「だーっ!もう!分かったよ!どうせ俺の魂はデカいおっぱいに縛り付けられてるよ!採用!」
やけくそで言ってしまったが、実力も申し分なさそうだし、いいだろ。ね、ユノハ様?
――『モーマンタイ。デカチチも相まってあなたの嫁に良し』
こいつら覚えてろよ。
さて、この子も『兵士』として……ん?お前、そんなにやりたいのか?そうか、ならお前にやらせる。任せたぞ、『兵士』。
かくして、俺の眷属周りはかなり潤沢なものとなったのであった。待っていろゲロ以下野郎、二度と立てないようにしてやる。
何故か筆が乗った結果、書き溜めが次の章まで行きました。しばらくは安泰です。
などと言うか!近々連投してやるぞぉおおお!!
という謎のやる気に満ちています。
ルイーザさんに関してですが、名前を少々変えてしまっているので分かりにくい人の為への説明をすると、織田信奈の野望の某フロイスさんです。うp主が片っ端から巨乳キャラを検索しては性癖にグッと来た人を採用している感じです。
諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。
-
無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
-
逃げるな卑怯者(炭治郎並感)