ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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ある程度の解説会。一応『どんな見た目か』『どのキャラをモチーフにしているか』ということがある程度分かるように情報をちりばめてあります。
これ以上喋ろうとすると余計なことまでゲロっちゃうような気がするので余り気が乗らないです。




第63話 顔合わせ 

 

さて、俺は今、実家の地下室にいる。リアスの手によって大改装された我が家だが、その際にシェルターにもなる地下室が作られた。今後はここを拠点にテロ対策が講じられる可能性もあるとのこと。

 

そんな場所で、俺は今、仮眷属の候補者の皆さん達と顔合わせをしている。本眷属の二人も一緒である。なんならアーシアも『私の為に戦ってくれる方々に挨拶をしたい』とのことで同席。

 

今回の仮眷属の皆様と俺達で向き合って面接のような形になっている。まぁ、机と椅子だけの簡易的なもんだけどな。

 

「さて、皆様。本日はお忙しい中で、お集まりいただきありがとうございます」

 

「転移を使えば別にすぐに来れるじゃない。それにご主人様の頼みならすぐに来るわ」

 

「そうだとしても様式だよ、黒歌。という訳で早速本題に入りたいと思います。今回はただの顔合わせです。ついでに皆様の実力を測れるようなことがあればよいなと思っています。よろしいですか?」

 

そう言うと、皆さんは首を縦に振り、肯定してくれた。

 

「さ、堅苦しくやるのはここまで。じゃ、いつも通りやっていくわ。それじゃあまず……の前に、だ。アーシア、君から言いたいことがあるんだっけ?」

 

「はい、ダイチさん。時間は大丈夫ですか?」

 

「構わないよ」

 

「それでは手短に」

 

アーシアが席を立つ。

 

「皆さん、こんにちは。私がアーシア・アルジェントです。忙しい中、集まっていただき、ありがとうございます。今回の戦いについてですが、きっかけは私です。何かあったその時は、どうかダイチさんでなく、私を責めてください。お願いします」

 

そう言い、一礼をして席に戻る。

 

「それでは、本題に入るか。一応言葉じゃないと伝わんないこともあるしな。今回は駒の譲渡とちょっとした談義だと思ってね。あと、俺は『岸波大地』。レッドゾーン様なんて仰々しいもんじゃなくていいよ。こっちもそっちを苗字じゃない方で呼ぶから。それじゃあ……寿水さん」

 

「はい」

 

俺は寿水さんの名前を呼ぶ。こうして会うのも久しぶりだ。再会のきっかけは最悪だがな。

 

「特に話すこともないよね。俺とあなた。長い時間一緒にいたし」

 

「そうかしら?私はいくらでも話すことはあるわよ?」

 

ちょっと惚れそうになっちゃった。ええい、進めるぞ。

 

「今回、『紅轟教団』(レッドゾーン・ブリゲード)から多数出張してもらっているんだけど、黒歌によればその中でも寿水さんって相当な実力者だって聞いてる。てか、『紅轟教団』最強って。だから重要なポジションに置きたいんだけど、いいっすかね?」

 

「ええ、勿論よ。アーシアちゃんを守りたいんでしょ?ちょっとお姉さん妬けちゃうけど、頑張るわよ」

 

「ありがとう。それじゃあ、早速」

 

俺は体から『女王』の駒を取り出す。すると、勝手に駒が寿水さんの所までふよふよと浮かびながら飛んで行った。皆さん、奇妙なものを見る目をしている。

 

「ごめんなさい、気持ち悪くて」

 

「ちょっと驚いただけよ。大地ちゃんが駒を改造したのはこちらの耳にも届いているし。何より、大地ちゃんのことなら、お姉さん受け入れちゃうから」

 

「はは、そりゃありがたいです。それじゃあ寿水さん。あなたには俺の『女王』。右腕であり、心臓になってもらいます。お願いできますか?」

 

「……」

 

突然黙り込む寿水さん。え、嫌だった?

 

「大地ちゃん」

 

「はい」

 

「その言葉、お姉さんだから許されたけど、他の女の子にやるなら結婚を決めたくらいの子にしなさい」

 

「うっす」

 

「とりあえず、大地ちゃんの『女王』、承ったわ」

 

なんかよく分からない注意を受けた。セクハラに捉えられたのかな?なら申し訳ない。でも、今のどこにセクハラ要素が……?

 

「ご主人様」

 

「どうした、黒歌?」

 

「今度、女心の勉強ね」

 

……?そうか。まぁ、リアスとかとのコミュニケーションにも生かせそうだし、いいな。

 

それじゃあ、NEXT。

 

「次……流石に驚いたよ、天音さん」

 

俺はその人を見る。周防天音さん。こんなこと言ったら完全に『お前は何を言っているんだ』案件なのだが、彼女はここにいるべきじゃないと思う。だってよ、一般人なんだぜ?

 

「それは私の方、大地」

 

お互い真剣なまなざしで向き合う。しばらく間を置き、なんだか馬鹿らしくなってきたのか、ふと少し笑いが込み上げてきた。

 

「お互い知らないこともあるもんだ。ま、それも人間ってもんだ」

 

「そうね。人生なんて何があるか分かったもんじゃない、だっけ?」

 

俺がかつて彼女に言った言葉を返される。そうだな、その通りだ。

 

「さて、特技とかそう言った方だけど……履歴書の『ブロッコロ&カーヴォロネロ』と『グランデ・シンミア』っていうのは?」

 

「武器かしら?『紅轟教団』のお客様からもらったの。ブロッコロとカーヴォロネロがショットガンで、『グランデ・シンミア』がバイクね」

 

へぇー、そんなものが。

 

――『この子、あなたの想像しやすいように言うなら、ベルゼブモンみたいな戦い方をするわよ』

 

あ、そんな感じなのね。

 

「なるほど、そう言うこと。ありがとう。……積もる話も多いけど、それはまた今度にしよう。その時は、父さんと母さん、遥輝を連れてお邪魔させてもらうよ」

 

「ええ、そうして。サービスするから」

 

俺は『戦車』の駒を彼女の下に送り出す。さ、チェックメイト・フォー関係は終わった。次は『兵士』関係だ。なんだが……

 

「おい、お前ら。誰が出てきていいっつった……」

 

何か知らんけど、ルイーザさんとレナさんの所にカードが飛んでいった。器用に動くもんで、ほおずりまでし出す始末だ。

 

「あれが大地様の深層心理という奴ですか?」

 

「根っからの女好きなのね」

 

「誤解だ……ったく、戻ってこい」

 

俺が手をかざして戻るように念じるが、一切動きを見せず。おじさん困るんですけど。ねぇ、ユノハ様。本当にこいつらって俺の言うこと聞くように出来ているの?

 

――『ええ、勿論。だからこそ、運命の相手を見つけた時の執着のし方はすごいわよ?』

 

(クソでかため息)

 

もういい。話が進まん。しばらく預かっていてもらおう。

 

「お二人とも、そいつらを預かっていてもらえますか?てか、持ってて。俺の駒とカード、相当じゃじゃ馬なもんで」

 

そう言うと、二人とも許可してくれた。ありがてぇ。

 

「んじゃ、次……ティファニア・ニルヴァレンさん」

 

「は、はい!」

 

緊張しているのか、声が裏返った。大きなおっぱいもブルンと揺れる。実にゼロ使のティファニア。そんな肩を張らなくていいんだよ?

 

「一応、書類も読んであるから、大体のことは伝わっているけど、まぁ、聞いておこう。あなたはルーン系統にも通じている槍使い……それも結構な魔の槍の使い手、ってことを聞いている。そんなあなたは何というか、グリゴリ幹部とすごい関わりがあって、なおかつ彼らからも認められている。こんなこと言うのもあれだけど、あなたの背負うものは決して軽いわけでもなく、小さくもない。ましてや、俺の仮眷属になれば三大勢力の和平の代表例としても扱われるだろう。二度と元の生活には戻れない。それでも、いいかい?」

 

そう問うと、彼女は首を縦に振った。

 

「大丈夫です。私、いつかこんな日が来たらいいなと思っていたので。実際になってしまった今、緊張してます。けど心は変わりません」

 

強い意志を感じる言葉をいただきました。ほなら、仮眷属にしましょ。俺は『兵士』の駒を彼女の下へ送り出す。

 

「仮とはいえ、『兵士』。頼みましたよ」

 

「承知しました」

 

さて、それじゃあ次行こう。

 

「次、ルイーザ・フローリオさん」

 

「はい!」

 

ルイーザさんが立ち上がる。ゆさっとおっぱいが揺れる。いかんいかん、セクハラはあかんよ。

 

「今回は寿水さん同様に『紅轟教団』(レッドゾーン・ブリゲード)からの参加、心より感謝申し上げます。いや、マジでありがとう。マジで猫の手が一個二個じゃ足りないんだ」

 

「い、いえ、そんな!私は私の力をレッドゾーン様 「ん?」 あ、いえ……き、岸波さんが必要として下さるだけでも……!」

 

ありがてぇ……その言葉が身に染みる……

 

「とりあえず、一つ訊きたいことが。ルイーザさん、シスター服なわけだけど、もしかして『教会』側?」

 

ちょっとした分かれ道。これ次第では彼女への警戒心も高めないといけない。

 

「いいえ。私のこの恰好はあくまでも『過去の自分が信仰していたもの』へのちょっとした未練です。今は、特に主への強い信仰とかはないです」

 

「そこまでバッサリ言っちゃうのね……」

 

「ええ、我らの主がいなくとも、我々が進んでいけるのです。シャリエル様とアガリエル様のおかげです。そもそも私、教会が嫌いですし」

 

「そうかそうか。それにしてもシャリエルとアガリエル、か。今度そっちの皆様とも顔合わせしないとな」

 

俺のことを慕ってくれて、それで世界を良い方向に導こうとしている。そんな彼らにぜひとも会ってみたい。彼らともお話をしてみたい。

 

「それでは、私の方からシャリエル様達にお伝えしましょうか?」

 

「ああ、頼めるならそうしてもらいたい。その、悪魔と堕天使の方もいるんだろ?だったら彼らにもお願いしたいんだけど、いいかな?」

 

「はい、勿論です!」

 

「ありがとう」

 

さて、新たな予定も出来たことで、次の方行ってみよう。

 

「NEXT、レナ・スチュアートさん」

 

「はい」

 

物腰が非常に柔らかいお方だ。あとそのおっぱい。

 

「あなたはお父様が『紅轟教団』のヨドンっていうお方と仲が良くて、戦術は二刀流が主なものと聞いている」

 

「はい、そうですね。あと武器に関してはこれでしょうか?」

 

そう言うと二振り剣を取り出した。聞けば最新式じゃじゃ馬神刀だとか。その二振りの名は『天雷旋風神』と『大海王』。FF5のあめのむらくもと正宗っぽい。

 

「ああ、それと。こんなのも持っています。ヨドン様のお手製です」

 

そう言って見せてくれたのはガントレット。名前は『カイザーナックル』だそう。いよいよ乱れ打ちが熱くなってきたな。

 

「見せてくれてありがとう。あなたは……そのなんだ?『悪く言えば器用貧乏』ってのも通じない万能な人って聞いている」

 

小手技から剣技まで何でもござれ。そんな人って印象。

 

レナさんは出した物を仕舞いながら答える。

 

「そんなことないです。私にも出来ないことはあります」

 

「うん、まぁ、そうだよね。人間ってそういうもんだし。で、だ。今回なんだけど、そう評されたあなたには文字通り『兵士』としての活躍を希望したい。これは俺の自論なんだけど、レーティングゲームにおいて重要なのは、『女王』だけじゃなく『兵士』もだって考えている。いかんせん、作戦の足回りになるからな。そこを任せることになる。そしてあなたの前評判から来る大きな期待もある。大丈夫かな?」

 

そう訊ねると、彼女は肯定した。

 

「大丈夫です。前評判に完全には応えきれるわけじゃないと思います。けれど、私は私が出来る全力を尽くし、何より足を引っ張る真似はしないようにします」

 

「期待しています」

 

今話して分かった。彼女ええ子や。真面目で優しい。ぶっちゃけこんな汚い世界にいるべきじゃない程に。でも生まれた以上は仕方ないだろう。その輝きを失わないでくれ。

 

「ありがたいお言葉をいただいたというところで、それじゃあ次いきましょう。朝倉和泉さん」

 

「はい」

 

朝倉和泉。アザゼル先生の妙な嫁入りプッシュを受けたお方。

 

「まぁ、さっき言ったことがそのままなんだけど、あなたの場合、アザゼル先生っていうグリゴリの頂点が上司になる。その肩にのしかかるものは耐えがたいものだろう。それでも、俺に着いてくるかい?」

 

彼女は元より大きなプレッシャーの中で生きていた。こんな俺のことなんて屁でもないだろうが、それでも聞いておきたい。だってよ、俺のせいでことが大きくなった原因の『紅轟教団』ってものから派遣されてきた人が何名もいるんだよ?いやでも、俺の存在の大きさを理解させられるよ。

 

「はい。その辺りはもう覚悟してますから。アザゼルからも、『うちを辞めて岸波に仕えろ』って言われてますし」

 

「先生……」

 

あんた何言ってんねん……

 

「はぁ……ったく……今度一緒に買い食いにでも行きましょう」

 

「はい!」

 

朝倉さんの元気な返事を聞いて、俺は『兵士』の駒を送り出す。

 

さて、次が問題だ。

 

「さて、次なんだが……セリス・エリュシオンさん」

 

ある意味今回一番の爆弾が来たわけだ。

 

「話はお父様……っていうか保護者のディハウザーさんから聞いているかな?」

 

「今回の仮眷属の後に正式に眷属になることは承知している」

 

そう静かに答えるセリスさん。マジで頭が痛い。他の仮眷属の皆も驚いている様子だし。

 

「嫌なら断っていい。俺としては今回の『ゲロ以下野郎撃滅ゲーム』の手伝いだけでもいいんだ。それ以上を求めてない……はっきり言う。俺は誰かの自由を奪うような真似はしたくない。それも可愛い女の子のなんて余計にだ」

 

「か、可愛い?!」

 

「はい、出た。レッドゾーン様お得意の女たらし」

 

「黒歌殿、我々もそれにたらしこまれたのですから、例え事実でも余りきつい言い方はよくないですぞ?」

 

「分かってるわよ。それでも妬いちゃうのが女ってもんでしょ」

 

「分かりますぞぉ!それがしとて腸煮えくり返ってますからな!」

 

眷属二人の声が怖いです。助けて兵藤。

 

『いやですぅ!』

 

静かな時間が続く。彼女とて人間だ。迷いもあるだろう。それを咎めるつもりは一切ない。

 

「正式な契約は別に断ったっていい。俺が約束に反したってことにすればいいから」

 

「ごすぇ……」

 

「そうすると、我々にも風評被害が出るのですが……」

 

「あっ……えっと……その……やっぱ、今の無しで」

 

そうじゃん、俺!何軽々しく言っているんだよ!俺には養わないといけない家族がいるんじゃん!

 

「そのー、言っておくが、別に俺の眷属になる=俺の女になるってことじゃないからな?どっかのフェニックスみたいな野郎になるつもりはないぞ?」

 

「どうせ皆あなたに堕ちる」

 

「何をほざくかレッドゾーン」

 

「おーい、眷属二人。聞こえているぞー?」

 

全く、可愛いもんとは思うがその言葉はどうにかならんのかね、うちの眷属は?

 

そんな風に待っていると、セリスさんが口を開いた。

 

「私は、あなたの眷属になります」

 

「ほう。それは、『自分の意思』かい?」

 

「この思いは、誰かに決められたものじゃない」

 

うーん、すっごいセリス味。やめてよね。俺はロックじゃないんだよ。

 

「そうか……じゃあ、『兵士』の駒を渡すね」

 

俺は彼女に駒を送り出す。

 

「一応聞いておく。心して聞いてくれ。

1つ。これを使えば、もうこの世界の者とは違う存在になる。それでもいいなら使え。

2つ。俺の眷属になるということは、それ相応の責任が伴う。それを果たせない場合は、それなりの報いを受けることを覚えておけ。

3つ。これは自由を奪うものじゃない。俺よりもっといい人物を見つけたらそっちに行けばいい。俺は止めないし、それを祝う。

 

分かったかい?」

 

俺は黒歌と幽さんの時にも言ったことを繰り返す。そう言うと、彼女は意を決したようにこちらを向いた。

 

「はい……!私は、あなたと未来永劫一緒にいます……!仮でなく、正式な眷属にして!」

 

「み、未来永劫?」

 

「でしょうね」

 

「でしょうな」

 

どうやら強い覚悟をしたようだ。そうかそうか。なら良し。少なくとも覚悟できてないのは俺の方だけだ。

 

「それじゃあ、眷属化します」

 

俺はセリスさんに近づく。彼女の胸元に浮いている駒に手をかざすと、スッと中に入っていった。

 

『兵士』、正式採用。あぁ、気が重い。俺ももっとビッグにならないと。

 

その後は外に出て、アザゼル先生の用意した練習場で俺をサンドバッグにして腕試しをした。書面通りの戦術や特技だったが、驚いたのはそのパワーとテクニック。こんなこと言うのも失礼だが、全員が塔城さん以上の火力と木場以上の速度を持っていた。申し訳ないことを言うなら、彼らなんてもんじゃない。化け物ぞろいじゃねえか。

 

 

 





余談ですが、今回のディオドラ戦では『何故最初に無理してまで主人公の声を決めたのか』ということへの答えと言う名の描写の類を書くつもりです。

諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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