ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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GWパワーでもういっちょ。




第67話 はたらく眷属様

 

黒歌side

 

「行っちゃった」

 

ぶちぎれご主人様が私達に軽い指示をしてそのまま走って行ってしまった。私達眷属はその場に残されてしまった。

 

「レッドゾーンは随分強引じゃの」

 

オーディンのおじいちゃんがご主人様をそう評する。私達はそれに同意した。

 

ま、茫然としていても仕方ない。さっさと言われたことをしちゃいましょう。

 

「寿水、どうする?とりあえず、残党狩りをするのが私達の目的だけど」

 

「ええ、そうね。とりあえず二人一組になりましょうか」

 

「個別で動けばいいのではないでしょうか?」

 

幽が寿水の提案に反論をする。確かに個別で動いた方が絶対やりやすい。なんだかんだ言って、私達って我が強いからね。

 

「そうしたいのは山々よ。でも、相手も何かまだ抵抗する手段を隠しているか分からないわ。『念には念を』って奴よ」

 

「それもそうですな。奴らとて策もなく突っ込んできたわけでもないでしょうし」

 

それに、二人一組なら何かあった時に片方を切り捨てて生存することも出来る。誰も言わないけれど、皆分かっている。にゃー、随分面倒なこと。

 

「それじゃあ、早速分けるわよ。最初はエリスちゃんと幽ちゃん」

 

「分かった」

 

「仮とは言え、『女王』の命とあらば」

 

「レナちゃんとティファニアちゃん」

 

「承知しました」

 

「了解です」

 

次々と名前を呼んでいく寿水。

 

「黒歌ちゃんと和泉ちゃん」

 

「よろしくお願いします」

 

「当たり前よ」

 

私は堕天使の娘っ子となのね。ま、相手がどうであれご主人様のために戦うまでのことよ。

 

「天音ちゃんとルイーザちゃん」

 

「よろしくお願いします」

 

「こちらこそお願いします」

 

……ん?待って、よくよく考えたらさ、人数足りなくない?

 

「寿水殿、一つ伺いたいのですが、このままでは寿水殿が単騎になってしまいますぞ?」

 

幽の言う通りだ。私達眷属の数は奇数。つまり2で分けると一人余る計算になる。寿水が言い出したことなのに自分だけ一人になるのはどうなんだろう……って思った。けど……まぁ……ね?

 

「大丈夫よ、幽ちゃん。私、強いから」

 

「ですが、実力がまだ計り知れない以上……」

 

「大丈夫よ、幽。寿水、クッソ強いから。少なくとも『紅轟教団』(レッドゾーン・ブリゲード)の中では誰にも負けない」

 

寿水のことは問題ない。だって彼女、教団の中で最強だもの。比喩とか無しに。

 

「黒歌殿がそうおっしゃるのであれば今回は引きましょう」

 

「ありがとうね、幽ちゃん」

 

「……ちゃん付けは慣れないですな」

 

「残念ね、慣れることにゃ」

 

幽の悲哀をぶった切る。オーディンのおじいちゃんが後ろで光の槍を投合している。

 

「そちらの準備は終わったかの、ヨドンの弟子の娘っ子よ?」

 

「弟子じゃないですよ。それと、話は終わりました」

 

「そうかの。それじゃあ、頑張るがよい。老いぼれはこの辺のベンチか何かでのんびりしておくわい」

 

オーディンがそう言う。私達はご主人様が走った方を向く。

 

「さて、皆。行きましょうか」

 

皆頷く。ここからが本番だ。

 

 

○○

 

 

こうして二人一組で突撃した。遠くからバイクの音が聞こえるんだけど、それがご主人様のものなのか、さっき虚空からバイクを生やしてきた天音のものなのか分からない。

 

そんな中で戦ってみて分かったことがある。『もしかして私の仙術、器用貧乏じゃね?』って。

 

いやね、隣でハッスルしている和泉のサポートで仙術を使ってみたり、攻撃に使っていたりしているんだけどね、どうも尖ったものが無いって言うかなんて言うか……

 

『僧侶』の駒のおかげで魔力の残量はとんでもないことになっているのは分かる。そのおかげで無尽蔵のパワーを得ているのも確か。でも、もう一押し欲しいというか……あれにゃ、『漫画的な必殺技が欲しい』って所。

 

今度ご主人様と相談してみよう。その時に出た案次第では白音も使えるかもしれないし。今後ゲームをやるなら代名詞になる一発芸はあっても損はないでしょ。

 

「おのれ、せめてはぐれくらいは!!」

 

「はぐれ……もしかして私?」

 

何か遅れた情報の奴がこちらに突っ込んできたので魔力を固めた玉で消し飛ばす。呆気ないわね。こんなこと言うのもあれだけど、こんな奴らに魔王たちは苦しめられているの?

 

サーゼクス・ルシファーって言ったらバアルを潰せるだけの滅びの力の持ち主だったはず。セラフォルー・レヴィアタンだってその魔力は膨大だって聞くし。うーん、あるとすればあいつらがご主人様並かそれほどでもない中途半端な感じに甘いだけか。その線だろうな。ガルザも『あいつらはそんな奴らだ』って言ってたし。

 

「黒歌さんをはぐれなんて、随分情報が遅れているのですね」

 

「にしても遅すぎるってもんでしょ……」

 

和泉の至極真っ当な言葉に呆れる私。そんな情報戦の遅さで現魔王に勝つつもりだったの、こいつら……

 

遠くで大爆音が聞こえた。その方向の空を見ると、一筋の光が走っていた。いや、飛びながら段々と消えていく。さしずめ『逆流星』って所かしら?

 

「あれは……」

 

「あれ、寿水がやったんだと思う」

 

「最上さんが?」

 

あの人の持っている武器はヘファイストスと紅轟教団の悪乗りで作った挙句、使い手が今までいなかった武器……いや、あれを武器って呼んでいいのかな?そんな代物をあの人の全力で振るわれたらそりゃ消し飛ぶわよ。てか、お空に飛んでいけるだけの体があるだけ幸運じゃないの?死に際に随分幸運を使ったのね、敵さんも。

 

「寿水、見たことないくらいに怒ってるから、ああなるのはさもありなんって感じにゃ」

 

「そうなのですね。私もまだまだ未熟ということですか……」

 

こいつ真面目か?(ジョルノ並感)

 

ご主人様の所には本当に色んな女の子が集まるものね。

 

「ああはなれないにゃ。才能が違いすぎる。それに……」

 

私は次の敵の気配を察知して、警戒をする。

 

「ご主人様なら『持ち味を生かせ』って言うに決まってる!」

 

私は仙術を吐き出す。それは洗練されていき、『闘気』となる。

 

襲い掛かって来た敵の顔面に拳を入れる。相手の骨が折れる感覚が手を伝う。ま、消し飛ぶから何も問題ないにゃ。

 

鼻歌交じりに拳を振るう。ご主人様が見たら『シンフォギアかな?』なんて言いそう。それはリアスの方が似合うと思うの。

 

それにしても、和泉の攻撃は迷いがない。アザゼルの部下とは聞いているけど、それにしたって仕事をこなしすぎだ。もしかして……

 

「ねぇ、和泉?」

 

「何でしょうか、黒歌さん?」

 

「ご主人様……岸波大地のこと、男として好き?」

 

そう言うと和泉の顔が瞬間湯沸かし器のように一瞬で真っ赤になる。ああ、この子もね。

 

「わわわわ、私は!」

 

「いいにゃ。分かるよ、あんな男、滅多にいないもんね」

 

アザゼルからこっそり聞いたのだが、和泉はどうやら人生に迷っていた時にご主人様に出会って、答えを見つけれらたそうだ。うーん、ご主人様の馬鹿!女たらし!

 

「そ、それはそうですが……私では身分が……」

 

「それ言い出したら、私なんて元でも殺人犯にゃ。ご主人様、そう言うところ全く気にしないし、むしろ悪く言う奴にはこっちがドン引きするほどに食って掛かるタイプよ?」

 

パーティーでのちょっとした話を言うと、ちょっと考え込む和泉。こんなこと言うのもあれだけど、今回の仮眷属の皆、それに幽もセリスもご主人様に惚れている。長い付き合いから来る寿水ならともかく、皆一目惚れだろう。何せ、『ハブられ者の自分達を最初から偏見無しで見てくれる』っていう男だからね、ご主人様は。花の乙女には毒が過ぎるにゃ。

 

「和泉、よく聞いて。ご主人様はすごい深い闇を抱えているの。それも簡単には癒せない程に。もしかしたら一生それを抱えることになる。いいえ、あの人のことだから一生抱えるつもりよ。それの詳しい内容も私達は知らないけど、あの人にとっては何よりも大切な女の人が関わっている。きっと私達は一番になれない。それでもあの人の隣にいたい?」

 

「私は……」

 

ごめんね。あなた、とても有能だってアザゼルから聞いてるの。この戦いが終わったら、ご主人様がその能力目当てでスカウトしてもおかしくない。だからこそ、今のうちに聞いておきたいの。その覚悟を。

 

「私はどうなのか分かりません。あの人と一緒になれたとして、その後あの人にどんな感情を持つのかなんてこと、分かりません。でも、ただ一つ言えるのは、あの人を支えたい。その心が癒せないとしても、彼を支えることは出来ると思うんです」

 

おぉ、完璧な答案。ちょっとドン引きしちゃった。

 

「合格ね」

 

「はい?」

 

「おめでとう、和泉。あなたもご主人様の女の一人よ」

 

「え……え?!」

 

「つらいわよー、ご主人様の女ってのは。周りの期待もそうだけど、それ以上にあの人の女たらしっぷりを隣で見続けることになるもの。腸が煮えくり返るわよ?」

 

そんな愚痴を和泉に言う。

 

単騎で突撃したアホのご主人様へ。

あなたの新しい女が沢山出来ました。ふざけるな。たまには独占させろ。エッチな方面でいい思いさせろ。

PS:お風呂上りのあなたの姿と匂いは正直言って私のありもしない股間が勃起します。

 

 

黒歌side out

 

 

 





評価基準に『見たことがない、唯一無二なもの』と書かれている以上低評価は『仕方ない』と思いつつも『いくら何でも容赦なさすぎだろ』と思ってしまいます。

諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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