ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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原作7巻に突入です。よくここまで行けたな、と思うばかりです。それも偏に皆様の応援のあってこそです。今後ともこんな駄作とお付き合いください。




第7章 放課後のラグナロク
第70話 新たな日常と新たな敵


 

どうも岸波大地です。最近ですが、父親の仕事がパートの専業主夫じゃなくてちょっと帰宅時間の早い一般事務だということを知りました。無知って怖いね。

 

さて、ゲロ以下野郎との戦いも新たな不安を抱えながら終わった。かくして俺の平穏は守られたってわけ。アザゼル先生によれば旧魔王派ってのももう壊滅し、精々シャルバってのが気にかかるだけで問題はないってとのこと。

 

体育祭も無事に終わり、平和な日常に戻る……とはいかなかった。

 

まずだが、俺の声変わりの件。声が変わっちゃったせいで、夏休みにやったレコーディングをもう一度することになった。サーゼクスさん曰く、以前のは『降臨ver.』、今のは『真の姿ver.』として売り出すらしい。商魂たくましい。

それとこの声になった後にセラフォルーさんに初めて会った時に言われた声の感想が『エロさが減った代わりに爽やかさが増えた』『悪の皇帝みたい』って言われました。ひでぇ。

……声が変わっても皆今まで通り接してくれた。うれしいもんだ。両親も『理由は聞かない』『年相応になっていいじゃないか』なんて言ってくれたし、遥輝に関しては今まで以上にベリアロクの真似を要求してきた。

 

次、眷属のこと。駒とカードをまだ誰も返しに来てくれない。そんなに悩むことありますぅ?!俺だぞ、俺?!俺の眷属でいいの……いや、これ以上は幽さんたちに失礼だ。やめよう。

 

次いこう、次。次なんだが、兵藤一誠モチーフの特撮が始まった。タイトルは『グレートドラゴン!せきりゅーてー』。内容もかなり教育番組的な要素もあるようだ。ただ、特撮シーンはガチで、俺んちの地下室にて皆で鑑賞会をした時は語彙力がなくなった。この作品だが、OPEDを俺は手掛けた。思いっきりアバレンジャーのOPとキョウリュウジャーのをパクったけど。案の定セラフォルーさんには大うけ。ただ、俺が嘘の過去でドラゴンに散々なことをされたのを覚えていたのか、ドラゴン讃美に聞こえるこれらの歌へ少し疑問を持っていたらしいけど、『それはそれ、これはこれ』だと伝えると納得してもらえた。ちなみに劇中歌や劇中曲はサーゼクスさんが作っている。めっちゃクオリティが高いです。が、筆が乗りすぎたようで子供番組関係の先駆者であるセラフォルーさんに何度もやり直しを要求されたそうだ。もう全部魔王様方だけでいいんじゃないかな?

 

次。俺の嘘の過去についてだが、近日に本になって発売されるようだ。サーゼクスさんがそう言っていたのだ、間違いない。そうか、処刑の日がもうすぐ来るのか。どうやら、その時に記者会見をするようだ。俺のパクったアクエリオン達も本とほぼ同日に発売するんだとか。わぁ……わぁ……(恐怖の涙)

本のタイトルだが、色々迷った結果、『轟熱伝』っていうのにした。最初は俺が忌み嫌う意味も込めて『禁断伝』とかその辺りにしようかと思ったけど、こんな俺の嘘を求めてくれる人がいる以上、そういう人の想いを無下にしたくないので、このような結果となった。苦しいです。

 

次、ドキンダムのこと。ユノハ様の急ぎの調べによると、どうやらあいつは俺の別人格とも呼べるものだそうだ。だから、どっかのガンダムマイスターみたいに思考と反射のうんたらかんたらも出来るし、イマジンみたいな感じで乗っとることも可能だとか。今の所はそんなもんらしい。本人にも聞いたらそうだとさ。あと、基本的には表には出るつもりはない。ポテチ貪ってコーラキメながら俺の人生を見るだとよ。それと、レッドゾーンとブラックゾーンは俺の気分次第でどちらにでもなれるとのこと。性能はブラックゾーンの方が少し上らしいけどね。ただ、禁断の力を使うならどのみちブラックゾーンになる必要があるみたい。

 

最後。セリスさん筆頭に眷属と頻繁に会うようになった。俺んち住みの黒歌はともかくとして、残りの二人も人間界で短期間過ごすこととなったようだ。いい機会と思い、親睦を深める意味でデートだったりした。皆それぞれ個性的で、なおかつ知らない面もあって楽しかった。ただ黒歌よ、お前の胃袋の大きさは分からない。なんでそんなに食えるの?

 

さて、俺としては全く明るくない話はここまで。ここからは本当に明るくない話。

『禍の団』(カオス・ブリゲード)連中の新たな一派が台頭した。名は『英雄派』。その名の通り、過去の偉人・英雄たちの子孫やその魂を継ぐ者たちやそれに従う者の集まりだ、ってアザゼル先生が言っていた。中二病患者集団かよ。……いや、確か幽さんがそんな感じだったっけ?じゃあ、幽さんのパチモンか。

ただ、その患者共がかなり危険思想であり、神器の禁手化をするためにはどんな手段も選ばない奴らだそう。現にリアス達が対処している英雄派も、リアスという大きな存在に当てることで禁手化を促す。そのためには死ぬことも辞さないという連中だとか。馬鹿か。

 

また厄介な奴が増えたと思う。どうしてこうも面倒ごとが起こるんだよ……

 

俺は天を見上げる。きれいな青空である。全く嫌な程に青い。

 

今、俺は駅前で待ち合わせをしている。それはというと、『岸波大地にやってほしいこと』っていうのをうちで暮らしているリアス,アーシア,朱乃に聞いた所、皆口をそろえて『デートしろ』って言ったためである。ただし、一日で3人まとめてやるのは流石に衛宮士郎が過ぎるので日を分けてやることにした。リアスとアーシアはもうしたので今日はラストの朱乃の番だ。因みにだが、体育祭の後に鹿島さんとサバーニャさん、後輩のエクシアさんともデートをしました。何で皆俺とデートしたがるの?こういうのって兵藤とか木場の役目でしょ?

まぁ、求められた以上は仕方ない。応えるまでだ。

 

時計を見る。待ち合わせの10時になろうとしている。駅で待ち合わせなんてせずに、家で待てば効率はいいんだろうが、デートっていうのはそういうもんじゃないだろ。

 

「大地君!」

 

「お、来たか。朱乃」

 

朱乃がやって来た。フリル付きの可愛らしいワンピース。普段の妖艶な感じや前に見た巫女服とは違って、実に年相応なものだ。それに普段と違って髪を下ろしている。こんなにもすごい美人とデートか。実に俺は運がいいな。

 

「今日は随分可愛らしいな」

 

「あら、普段はそうじゃないみたいな言い方ですわね?」

 

「普段の君は『可愛い』と言うよりも『綺麗』と言った方が似合うからな。俺からすればどちらであれ、デート出来ることが幸運だよ」

 

「あら、うれしい」

 

他愛ない会話。実にいい。ただ、一点。俺が元既婚者ってことを除けばだがな。どんな結婚生活を送っていたのかも分からんが、結婚していた以上は……いや、待て、俺とはもしかしたら『契約結婚』って奴の可能性もある。そうなると愛なんてないだろうし……そもそも、俺死んでるからそういうの意味なくないか?いや、でも……

 

――『いいからデートに集中しろ、カス』

 

あっはい。

 

ユノハ様の言う通りだ。前世がどうであれ、今を大切にせねば。そう言う意味でも、朱乃をおろそかにするのは良くない。

 

で、さっきから妙な視線を感じる。その視線を横目に見ると、そこにはなぜかオカ研メンバーがいた。え、なんで?兵藤と木場も何かいるし。

 

「あら、浮気調査にしては随分な大所帯ですわね」

 

「浮気ってな……」

 

実際前世も含めたらそうだろうけどさ……

 

「さ、行きましょう?」

 

朱乃が俺にくっついてくる。うーん、柔らかい。

 

俺は感情を制御しながら街へと繰り出したのであった。

 

デートを始めて数時間。俺の知らない朱乃がそこにはいた。

 

服のブランドショップに行けば、『これ似合う?』とか『こっちの方がいいかな?』なんて言ってくる。こうも彼女の明るい所を見ると、普段のあれはキャラ作りなんじゃないか、もしくは心に持っている堕天使への暗い思いを隠す仮面なんじゃないかって思っちゃう。確かにそれは不安だ。彼女の弱さにつながるからな。でも、そんな一面を俺に見せてくれるってのは、かなりうれしい。それだけ俺は彼女にとって特別になれたんだって思える。

 

その後もクレープを食べたりしたしさ。ほんと、『学生』って感じだ。ゲーセンにも行ったし、水族館にも行った。リアスとアーシアの時も似た所には行ったが、被ってはない。リアスはリアスが行きたい所が決まっていたのもあって、すごく助かったし、何より彼女を知れてうれしかった。アーシアに関しては思い出巡りしながら、最終的に公園に行ってアーシアに頼まれて俺がデートに持っていったリコーダーでウルトラマンの音楽吹いていた結果、子供たちへの演奏会が始まったんだけど。しかも、それを見てアーシアも『私も楽しかった』って言うし。ええ子や。

 

「深海魚って変な顔の子が多いわね」

 

「まぁ、それも進化の末だ。彼らの生きるための足掻きって奴だろ」

 

水族館を出た後、俺達はのんびりとしていた。風が気持ちいい。無茶ぶりされた時用にリコーダーも持ってきているし、一曲吹くか。

 

「大地君?」

 

「何、気持ちよくなったから一曲行くだけさ」

 

俺は、心地よい風に吹かれながら一発『創聖のアクエリオン』を吹いた。前世で吹いていたから覚えているかなぁって思ったら、マジで覚えていたパターン。

 

「こんなものか」

 

そう言うと拍手が起きた。朱乃が拍手してくれた。

 

「素晴らしいですわね」

 

「なんてことないさ。ちょっとした趣味だよ。皆には内緒だ」

 

まぁ、そこで聞いているのであれば別なんですけどな!

 

「うふふ、そうしましょう」

 

俺がリコーダーをしまうと、朱乃が俺の手を掴む。

 

「リアス達を撒いちゃいましょう!」

 

そう言って俺は彼女と走った。小路を曲がり、走って走って、リアス達を撒いた。

 

たどり着いたのは……ラブホ街だった。いや、これはまずい。教師にでも見つかって見ろ。互いに辛い思いをするだけだぞ。

 

「朱乃、ここはまずい。別の場所に……」

 

そう言うと、彼女は俺の服の裾を掴む。

 

「いいよ」

 

ん?

 

「大地君が入りたいなら、私は……いいよ?」

 

俺がダメなんだよ!分かってくれ、朱乃!

 

助けて兵藤!お前、ヒーロー何だろ!助けてよ!

 

俺が必死の抵抗を試みている所にその声はかけられた。

 

「ほっほっほっ、『英雄色を好む』とはよく言うが、まさか昼間からとはの」

 

そこに現れたのは魔法使いみたいなおじいさんとスーツ姿の女性、あとガタイの良い男性。

 

女性はロングの銀髪でとっても美人だ。

 

そしておじいさんの方だが、俺は知っている。

 

「オーディンさん」

 

「久しぶりじゃの」

 

北欧神話の主神その人……ではなく神だ。

 

「オーディン様!こ、このような場所をうろつくなど……!主神なのですからもっとキチンと……!」

 

「ええいうるさいの、ロスヴァイセは。お主、勇者をもてなすヴァルキリーなのじゃから、こういう風景も見慣れておかんか」

 

「そうですよ!どうせ私は色気のないヴァルキリーですよ!あなたたちもお昼からこんなところにいちゃいけませんよ。ハイスクールの生徒なら勉強しなさい勉強を」

 

全くもってしてその通りです。というわけで帰らせてください。お願いします。

 

「おい、ロスヴァイセ。女の方はともかく、男の方は誰か分かっておるのか?」

 

「何って、日本のハイスクールの……」

 

「そやつ、レッドゾーンじゃぞ」

 

「……え?」

 

ロスヴァイセと呼ばれた人がオーディンさんの言葉に宇宙猫になる。まぁ、そうだよな。こんな奴が英雄だとか呼ばれているとか思わないよな。

 

そんな風に思っていると、ガタイの良い男性に朱乃が詰め寄られていた。

 

「朱乃、これは一体どういうことだ?」

 

「あなたには関係ないでしょ!それよりもあなたがどうしてここに!」

 

随分嫌がっている。朱乃がここまで嫌がるって早々ないぞ?

 

「それは今はどうだっていい!とにかくお前はここを離れろ。いくら相手がレッドゾーンとはいえ、お前にはまだ早い」

 

その男性が言っている言葉……妙に悪意がない。寧ろ善意しか感じない。それと深い悲しみ。自分への憎悪。

 

……まさか?

 

「すいません、朱乃が嫌がってます。それとなんですが……」

 

「あ、朱乃だと……?!……いかんいかん!……何の用だ、レッドゾーン?」

 

「もしかして……あなたはグリゴリ幹部のバラキエルさん?」

 

「ああ、そうだ。この子の父親だ」

 

こうして、俺の連続デートは終わった。そして新たな厄介事が転がり込んできた。全く、世話が焼ける。胃が痛くなるよ。

 

 

 

 





ネットでちらっと眼にしたのでRevF期のSRを調べたらよく叩かれる十王篇なんてもんじゃなかった件について。あそこってマジで最高レアリティ(ドギラゴン剣やドルマゲドンXなど)ありきだったんすね......


追記
リコーダーとオカリナの区別がつかない馬鹿がいたらしいです。皆様は体調をしっかり整えて毎日をお過ごしください。

諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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