ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~ 作:ブラッキオ
最近思ったこと
黒緑バロムが環境にいますね。
別にバロムやデーモン・コマンド全体が長期的に強くなったんじゃなくてバロム・ナイトメアが現時点の環境的に強いだけなのでは?(無知無知)
オーディンさんらの来日から数日経った。今、俺は彼らに誘われて夜の遊覧に赴いている。
スレイプニルって知ってるよね。そう、あのスレイプニル。あれの馬車に俺は乗っていた。
スレイプニル。流石は神話生物なだけあって、空を走っている。その巨躯もあって、馬車も大きい。お外には木場とゼノヴィアさん、紫藤さんと超上機嫌なバラキエルさんが護衛として飛んでいる。
実はアーシアもオーディンさんのご厚意で同乗させてもらっている。今さっきまで質問攻めされていた。
「しかし、レッドゾーンが異世界の存在とは。その上、その異世界の巨悪を体内に封印しておるとはの。どうりでわしの『目』でも何も見えない。いや、それどころかどす黒い悪意しか見えんわけじゃ」
「奴は今ゆっくりしている上、『愛』とか『慈しみ』を知ったから問題ない、と自分でほざいてはいますけどね」
俺は馬車の中でオーディンさんに自分のことを話していた。
異世界から来たこと。そしてその異世界で死んだこと。以上を2回やったこと。
それを聞いた時、オーディンさんは何だか難しい顔をしていた。まぁ、信じられるわけもないだろう。
そう思っていた時期が僕にもありました。なんかすんなり信じられました。あんたの万物を見通す目は
――『おい、俺は心優しい男だぞ。なんだその言い方は』
すまん、話の帳尻を合わせるためだ。
――『面白い』
ちょろい。そんな時だった。馬車が急停車した。
「何事ですか?!」
「さぁな!ただ、こういう時はろくでもないことしか起きない!」
ロスヴァイセさんの疑問にアザゼル先生はいやな答えを出す。ほんと、何なんだよ。
窓を開けて外を見ると、皆戦闘態勢になっている。馬車の行く先には一人の男が浮かんでいた。
その男を見たロスヴァイセさんは驚き、アザゼル先生は舌打ちをする。どうやらオーディンさんの言っていた面倒な連中の人らしい。
「初めまして、諸君。我こそが北欧の悪神、ロキだ!」
ロキ。北欧神話を知る人なら知らない人はいないだろう、トリックスターポジションの神だ。
「オーディンさん、知り合いですか?」
「腹立たしいが、その通りじゃの、レッドゾーン」
オーディンさんとそんなやり取りをしているとアザゼル先生が外に出ていく。どうやらお話を聞いてくるご様子。
「これはこれはロキ殿、奇遇ですな。何か御用で?この馬車にはそちら側の主神たるオーディン殿が乗られている。それを知っての行動ですかな?」
「いやなぁに、その我らの主神殿が我らの神話体系の反感を無視して我ら以外の神話体系に接触するのが耐え難くてね。我慢できずにこうして邪魔しにきたのだよ」
まるでコカビエルみてぇだな。お前もコキュートスで冷凍刑にされるか?
「それは随分大きく出たな、ロキ」
アザゼル先生がキレる寸前になるとロキは笑う。まぁ、伝承通りならそう言う奴だよな。
「本来は貴殿らとは会うつもりはなかったのだが、仕方あるまい。オーディン諸共我が粛清を受けろ」
「お前が他神話体系に接触するのはいいのかよ」
「滅ぼす、ならな。和平というのが実に気に入らん。我らの領域に土足で踏み入って聖書などという下らん本を広げたのがそちらなのだからな」
「ああ、なるほど。そういう奴か……その辺はミカエルか死んだ神に言えよ……」
アザゼル先生が怒りを抑えて呆れに入る。
ちょっと気になったことがあるので、オーディンさんに訊こう。
「オーディンさん」
「なんじゃの、レッドゾーン?」
「
「そんなわけあるか。奴も奴とてプライドはいっちょ前じゃ。テロリストのような下郎とはつるまぬ。仮にそのようなことがあれば、わしの胃に穴が開くわい。そうなったらヴァルキリーや勇者たちを総動員してでも潰してやるわ」
オーディンさんも呆れる様子。つまりこれはロキの独断ということになる。これが、北欧神話の抱える問題って奴か。
外のアザゼル先生も同じようにオーディンさんに訊く。全く、困った奴だ。俺も俺とて呆れていると、オーディンさんが口を開く。
「わしらは元々狭い世界じゃった。外ではなく内を中心にしていた。故にあのような何もものを知らぬ奴も多い。レッドゾーン。お前の力を示せば変わるだろう。あの聖女の娘の時によく分かったわい。おぬしのそれは
俺を神々のドンパチと同類に扱うのですか、オーディンさん……
「わしとて最初は『知識欲が止まらん』なんて思って外と接触しようとしていたが……おぬしがいるとなれば話は別じゃ。わしらの意思とは関係なく『神々の黄昏』を起こされたらたまったもんじゃない。だからこそ、それを防ぐ意味でもお前達とは和平を結ばねばならん。アザゼルのボンから聞いたぞ。おぬし、場合によっては聖書の勢力を滅ぼしてでも平和を維持するつもりらしいの?」
そう言うと、馬車の中の勝手知ったる皆が苦笑いしている。ロスヴァイセさんはあたふたしている。
「『家族の危機』『大切な人達の危機』。それだけは防がねばならない。そのためならどんな手段も選ばないってだけです」
「そうか。それならよい。おぬしの逆鱗に触れる馬鹿など、流石にこの世におらんじゃろうしの」
そう言ってひげをさするオーディンさん。
「『体系の維持』。今までは聖書の連中の強引な布教がそれの敵じゃったが、今は違う。体系を揺るがすはそのとんでもない力を持った『レッドゾーン』。それが目下の敵……いや、天敵とも呼べる。それに喰われぬために和平を結ぶ。それはどこの勢力も同じく望む所じゃよ。まぁ、ゼウスのような柔軟な奴らはともかくとして、シヴァや帝釈天のような脳みそまで戦い好きな奴らやハーデスのような古臭い奴は知らんがの」
どうやらどこも俺のせいで迷惑を被っている模様。申し訳ないが、謝るようなことはした覚えはないので頭は下げないぞ。コンビニのアルバイトとかなら別だけどな。
「ロキ様!主神に牙を剥くなど、いくらあなたと言えども越権行為です!しかるべき公正な場で異を唱えるべきです!」
いつの間にか鎧姿になっていたロスヴァイセさんがロキに異を唱える。が、奴は聞いてない。
「木っ端のヴァルキリーは黙っていてもらおうか。オーディンに訊いているのだからな。オーディンよ、まだこのような北欧神話をないがしろにする行為を行うつもりか?」
オーディンさんにそう訊ねるロキ。それに対してオーディンさんは割と即答気味に平然としながら答えた。
「そうじゃが?少なくともお主のような奴らと話をするよりもサーゼクスやアザゼルのボンたちと話している方がボケ防止になってよいわ。日本の神道も知りたいしの。あちらもユグドラシルに興味があるようじゃから、それを起点にした異文化交流のいい機会じゃろうが。その程度も分からんか、凡愚」
余りにこっぴどく罵るオーディンさんにロキも苦笑した。
「そうかそうか。ここまで愚かだったとはな、オーディン。ならここで黄昏を始めよう!」
ロキが叫ぶとそよ風が起きた。なんか皆警戒モードに入っている。え、もしかして今のそよ風に何かあったの?
皆戦闘に入るために外に出ていく。残ったのは俺とアーシア、オーディンさんだ。
「なぁ、レッドゾーンよ」
「はい、なんでしょう?」
「おぬし、神殺しをすることは可能かの?」
神殺し?まぁ、ゴッド連中なら何度轢き殺してきたか。ただし、ヘヴィとG・イズモのトライ・リンク。お前らはダメだ。
「まぁ、神がどの程度によるかによりますが、出来ますよ?」
そう言うとオーディンさんは眉間にしわを寄せて思案し出す。
「やはり、和平は優先じゃの。場合によっては我々だけでなく人間界の存続のために、人間界への介入もやむなし、か。所で、レッドゾーンよ。
オーディンさんはどうやら相当ロキにまいっている様子だ。俺は外のロキを見る。うーん、そんなに時間もいらないな。
「3分。カップラーメンにお湯を注いで待っていれば、その間に片付けますよ」
「おぬしの規格外さが分かったわい。全く奴め、相手の力量も分からぬまで成り下がったか……」
そう悪態をついていると外の様子が変わった。覗いてみるとでっかい狼がいる。
「お前ら!あのデカい狼には手を出すな!」
アザゼル先生がそう叫ぶ。
「ロキ……狼……なるほど、『フェンリル』か」
「聡いの、レッドゾーンよ。そうじゃ、あれこそ我ら北欧神話を代表する神殺し。神喰狼のフェンリルじゃよ」
世界一有名であろう神殺し。それがフェンリルだ。まぁ、俺にとってはゴッドイーターのイメージが強いんだがな。
「どこからどう見ても可愛いワンちゃんにしか見えないんですけどね。なるほど、そんなビッグネームまで来るとは」
「(フェンリルを子犬扱いか。強さもすぎれば傲慢となるのぉ。いや、こやつにとっては事実か)」
外の皆が逃げ惑う。どうやらフェンリルの強さは本物らしい。
ちょっと試したくなってきたな(グラップラー並感)
「ちょっと行ってきます」
「ダイチさん?!」
「安心しろ、アーシア。俺は死なない(ヒュンケル)」
俺はレッドゾーンに変身して空を飛ぶ。どうやら兵藤が逃げ遅れたのか、奴に向かってフェンリルが突撃しているので、そこに横やりを入れさせてもらう。
俺は、兵藤を噛み砕こうとした口に挟まり、フェンリルの口が閉じないようにつっかえ棒となった。
「先輩?!」
「いいからさっさと逃げろ!」
俺の言葉を受けて、飛んでいく兵藤。
「ハハハッ!これはこれは、聖書の愚かな連中に崇められている英雄ではないか。随分無様だな!」
「なぁ、アザゼル先生!この狼、二度と俺に逆らえないようにしても構わないか?!」
俺はロキを無視してこいつへの対処の程度を聞く。
「殺すなよ!そいつも『神々の黄昏』では重要なファクターだ!」
「了解!」
俺は強引にフェンリルの口から抜け出す。どうやら今までこんなことが無かったようで、フェンリルも戸惑っているようだ。
さて、このご時世だ。イッヌを殴ったなんて知られたら通報されかねん。ここは妥協してトリコ式威嚇術、要するにオーラを放って黙らせるとしよう。
俺は早速体からオーラを発しようとした。が、どうにも聞かん坊なボディらしく、怒り状態のイビルジョーみたいな口からどす黒いオーラを吐き出すだけの形となってしまった。
「(ビクッ)」
でも、どうやらこれでも効果はあるらしい。フェンリルが完全に怯えきっている。
「どうしたフェンリル!?何故動かん!?」
「所詮は獣。自然界の上下には勝てないというわけか」
アザゼル先生が解説を入れる。俺は少しずつフェンリルに近づく。が、それと同じタイミングで後退りするフェンリル。
「クソッ!レッドゾーンめ!」
そう悪態をつくロキ。さて、どう調理したもんか。そう考えていると空から一筋の白が。
そいつには見覚えがある。それは俺達とフェンリルの間に降り立った。
「これはこれは、白龍皇か」
「初めまして悪神ロキ殿。俺は白龍皇ヴァーリ、ここでお前を屠らせてもらう」
ヴァーリの奴だ。何をしにここに?
そんな疑問を感じていると、ロキはにやけだす。
「二天龍を見れただけでも満足だ。レッドゾーンのこともある。今日は一旦下がらせてもらおう」
そう言うと、奴とフェンリルの周りの空間が歪みだす。
「だが、この国の神々との対談の日、また邪魔させてもらう!オーディン!その日が主神の最期の日と知れ!」
そう言って姿を消した。
どうやら、『禍の団』とは別の方向でめんどくさいことになったようだ。
俺はオーラを収め、天に浮かぶ月を見る。きれいだな。全く、こんなめんどくさい夜が続くのはごめんだ。
ゴッドイーターは3から入って2RBとリザレクションをやりました。
作品とか世界観とか狩りゲーの中でもかなり好きなんですけど、レイジバーストでのロミオの最終的な扱いとか3の『うまくいった鉄華団』味が強いこととか、その3でのブラストのリストラとか色々文句はあるんすよね。
諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。
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無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
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逃げるな卑怯者(炭治郎並感)