ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~ 作:ブラッキオ
乳神ってなんだよ(困惑)
おっぱいの精霊。うん、おっぱいの精霊ね。おっぱい。
ユノハ様、これ何?
――『この物語におけるあなたが生きている世界とは別世界の存在。アンチが叩く原因の一つであり、後にやってくる脅威のきっかけ。はっきり言うわ。何こいつ?こんなのを読むのに私は金を出したの?ふざけんな、クソッタレ』
おぉう、久々の強火アンチ。でも、聞き捨てならないこともあった。後に来る脅威のきっかけ。それに別世界の存在。一体何者?とりあえず、考えるのは後にして、だ。
「おい、兵藤。変なもん呼び出してんじゃないよ」
責任のなすりつけだ。いくら俺が異世界から来た存在でもこんなのと関わるのは御免だ。
「ははっ、先輩もご冗談がきつい。先輩が呼び出したんでしょ?おっぱいへの執念で」
「女性限定の読心術のパイリンガルなんてもん作ったお前に惹かれたんだろ」
『どちらにもです』
「「クソぉおおお!!分かってたよ!!」」
現実はなんて非情なんだ。こんな愚の極みみたいなのが出てくるなんてよ……
――『原作だともっとひどいわよ。場違いなんてものじゃないわ』
辛辣すぎるユノハ様。俺もその辛辣さが欲しい。いっそ、この状況に文句を言えるだけの勇気があればよかったのに。
『私は全てのおっぱいを司る神、乳神様に仕える精霊です。あなた達のおっぱいへの欲望が共鳴し、私を呼び出したのです』
「(呼び出して)ないです」
『よく聞きなさい、ドラゴンの子、そして異世界からの来訪者』
「俺の話を聞いてくれよ……」
俺の声は届かない模様。なんというか、ユノハ様がどれだけいい神様だったのか思い知らされる。
「い、今先輩のこと……」
『我々も異世界の存在。あなたの『異端さ』はよく伝わります。……いいですか、二人とも。おっぱいを求める者に乳神様は慈悲深いご加護を与えてくれます。きっと役に立つでしょう』
……なんかムカつくな、こいつ。さっきから人の話を聞かないくせに慈悲だなんだと。殴り飛ばしてやろうか?
「あ、そういうの結構です」
「俺も同感」
『……理由は?』
兵藤と俺が答えると、おっぱいの精霊は怪訝そうに質問してくる。とにかくここから元の世界に返してくれ。
「俺、自分の力で強くなりたいんだ。そういう段階をジャンプ出来るのって、なんだかんだ言って死ぬほど欲しい。けど、それに頼っていたら、いつか大切な一歩を踏みしめなくなると思う。仮にそう言った力がもらえたとしても、俺の才能を伸ばすとか増やすものじゃないと嫌だ。だって俺の努力が否定されたみたいだし。だから、あんたらの力はいらない」
兵藤、お前……
――『あ、言っておくけど、あなたの特典はそもそも適合出来ないとチートにすらならないピーキーなものだから。使いこなせているのもあなたの才能。だから気にしないで』
俺が自分に失望しそうになっていた所にユノハ様が驚愕の真実を語る。そんな裏事情があったのね。
――『当たり前よ。転生してもその心を失わない者にしか微笑まないわよ、私は』
あんた、最高の神だよ。
「俺も兵藤に同意だ。それに、あんたらの力にデメリットがあったっておかしくない。そんなもの使えるか」
俺も俺で啖呵を切る。
『なるほど。やはり乳神様が見込んだ二人なだけあります。いいでしょう。今回は私も退きましょう。押し売りになるのもいけませんからね。それでは』
そう乳神の使者が言うと、光が俺達を包み、気が付くと採石場跡地に戻っていた。
「先輩……あれって……」
「一応聞くか。タンニーンさん!」
俺はこういうのに詳しいであろうタンニーンさんに声をかける。
「なんだ、レッドゾーン?さっきの光はなんだったんだ?」
「それは後で。それより、乳神って知ってます?」
そう言うと戦場が凍り付いた。いや、スコルとハティは元気に飛び回っている。
「おい、レッドゾーン。冗談だろ?」
「いや、冗談じゃない。な、兵藤?」
「タンニーンのおっさんも知らないのか、乳神っての?」
「リアス嬢!!!!レッドゾーンとお前の『兵士』が壊れた!!!!!!」
「そんなに欲求不満だったの、あなた達……?!」
タンニーンの信じられないものを見た様子とリアスが絶望しかけた顔が見える。待って、本当なんです。信じてください。
――「タンニーンよ、マジなんだ!本当に乳神ってのがいるんだ!さっきそれに仕える精霊ってのに会った!本当なんだ、信じてくれ!」
「おいレッドゾーン!何もドライグをそこまで壊す必要はなかったろう!」
「俺、何もしてない!」
――「なんでだよぉ!!」
ええい、もういい!こうなったらミョルニルを起動する!ロキへ八つ当たりだ!
「もういいよ!あとでアザゼル先生に言うもん!兵藤、ミョルニルを起動しろ!俺に策がある!」
「はい!」
兵藤がロキの方を向き、ミョルニルを構える。強い光が放たれると同時に兵藤の顔が変わる。
「お、重い……!」
ユノハ様から色々聞いている。邪念のある奴には馬鹿ほど重く感じるっていうのがこのミョルニルのレプリカだって。ならこうしてやろう。
俺は片手に禁断の力を纏わせる。おい、手伝えよドキンダム。
――『仕方ない』
制御面は奴に任せる。俺は兵藤の背中に向かって貫手をした。
「ぐぉ!せ、先輩?!」
「今から俺の中の禁断の力を注入する」
――「……は?」
「邪念に反応する?だったらそのセンサーがバグっちまうほどの邪念を送ってやるよ!」
これはユノハ様と考えた策。このままでは兵藤はミョルニルを使えない。それではロキを倒せませんね。というわけで、俺の出番。禁断の力でちょちょいと『根性』と『才能』をブーストさせる。ついでにミョルニルが二度と味わうことのないような憎悪と怒りを味合わせてミョルニルセンサーをバグらせる。そうすることで兵藤でもミョルニルを使えるってわけだ。
あと、これはユノハ様が言うには『ついで』だそうだが、もしも俺がこの世界から別の世界に飛ばされた時に帰ってこられるようにする道しるべとかピン的な役割を持つそうだ。『え、それってラヴィニアに渡したネックレスじゃダメなの?』って思ったけど、どうやら念には念をって奴らしい。
兵藤の体が赤黒いオーラに包まれる。
「お、おお!ミョルニルが段々軽く……!」
――「え、何これ?あたし聞いてない!」
「これはお前の才能を一時的に伸ばすもの。今だけならヴァーリの奴を超えたっておかしくない。そんなヤバい代物だ」
俺はそう説明する。さっきかっこいい啖呵を切った兵藤を馬鹿にすることはしない。これはちょっとした俺からのプレゼントって奴だ。
「ほう、神格とは違う何かを感じるな。今回の赤龍帝は面白いものだ」
ロキがそう言うと影から量産型ミドガルズオルムが再び出てきた。まだいんのかよ。スコルとハティをけしかけよう。
そう思った次の瞬間、黒い炎が地面から湧き出て、ミドガルズオルム達を包み込んだ。いや、縛るように包んでいる。それにスコルとハティも巻き込まれてしまっている。
「この漆黒のオーラ……ヴリトラか!!」
タンニーンさんがそう言う。ヴリトラ……つまりようやく合流ってわけか。匙君。
『聞こえますか、皆さん。私はグリゴリ副総督のシェムハザです。匙君のトレーニングが終わったのでそのまま転送しました。ただ、ちょっと気合が入りすぎたようです』
耳に着けていたイヤホンマイクから声が。シェムハザという人だそうだ。シェムハザって確かアザゼル先生の部下やったよな?
「な、何をしたんすか?」
兵藤が訊くとシェムハザさんが答える。
『ヴリトラの神器を全部くっつけました。今の彼は文字通りのフルパワーって奴です。
へぇ、そんなことが。お前すごいな、兵藤。
『匙君の意識はあります。ただ、ヴリトラが目覚めたばかりで暴走しています。ドライグ経由なら話せると思いますので、語りかけてください!』
「分かりました!」
ドラゴンって不思議なもんだね。俺もドラゴンみたいなことが出来れば面白そうなんだけどな。まぁ、それに対する代償とかデカそうだし、そう言うのを考えると要らないけどね。
さて、そろそろ兵藤への禁断パワー注入も終わるな。
俺は兵藤の様子を見た。どうやら今抜いても大丈夫そうだな。俺はそっと手を抜く。
「兵藤、話はついたか?」
「ええ、大丈夫っす!匙も匙で元気そうでした!」
「よし!」
俺は兵藤の背を叩く。
「神を黙らせて来い」
「はい!」
さ、後輩を送り出したし、スコルとハティを助けるか。
「とりあえず、炎を消してみるか」
俺は二頭の所に行く。遠くからは気づかなかったが、苦しそうだ。大丈夫、今解放するからな。
俺はまずスコルを縛る炎に触れる。すると、匙君の変化したヴリトラが暴れ狂う。気にしてられるか!
『兵藤!なんだこれ!怖い!怖いよ!助けて!』
――「はっはー、ヴリトラの小僧め!俺の思いを味わいやがれ!」
「……今度カウンセリング行こうな」
俺は片手にオーラを纏わせる。そして、それを一気に放った。スコルを縛っていた炎はもうない。
「?」
スコルも奇妙そうにしている。さ、ハティもだ。
俺はハティも同様に解放する。炎という縛りから解放されて、二頭ともご機嫌だ。
「いくぞドライグ!」
――「応よッ!」
『Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost!!』
『Transfer!!』
赤龍帝の力っていう倍加をし、それをミョルニルに譲渡する。あいつにしか出来ない芸当だ。
巨大なものとなったハンマーがロキに打ち込まれる。周囲に雷が発生する。その雷が止むと、ロキは崩れ落ち、地面に落下していった。
兵藤がこちらを向いてサムズアップする。全身を覆っていた禁断のオーラも今は無い。
「あの馬鹿がよ」
俺はそれにサムズアップで返した。
こうして我々の戦いは終わった。神を黙らせたな。よくやったぞ、兵藤。
はい、これで兵藤の中には禁断の力が入りました。自然消滅するものですが、影響がないとは言っていません(フラグ)
諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。
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無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
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逃げるな卑怯者(炭治郎並感)