ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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はい、原作8巻です。とりあえず、程々にふざけ倒します。それ以外言葉が見つからない......(ジョニィ並感)



第8章 自業自得のペイン・ゲイナー
第80話 一生ネットの晒し者


 

この星もあと数時間の命だ。コントロールが効かなくなったお前は、もはや俺の足手まといになるだけだ。かわいそうだがブロリー、この星と一緒に死ぬがいい。

 

――『寝言は寝てから言いなさいよ』

 

そんなこと言われましてもね、眠れないんですよ。ちょっと前にアザゼル先生が実験で兵藤を増やして、更にUFO型の性欲分離器なるものでガチャガチャやった結果、本物以外暴走したから俺を駆り出して滅ぼしたことを思い出し苦笑いしても眠れないんです。

 

え、何で俺が眠れないかって?別に性欲の暴走でもなければ、最近アザゼル先生から教わっている『ハーレム野郎の在り方』ってものが気になっているわけでもない。

 

それはね、現在23時であと1時間後に俺のカバーアルバムはともかくとして『創聖のアクエリオン』と『君の神話~アクエリオン第2章~』が世に解き放たれるからだよ。俺の黒歴史が世に解き放たれようとしているのだ。こんな苦しみと絶望に苛まれることがあるか?いや無い。

 

――『そもそも、てめぇがあんなしょーもない過去を作ったのが原因だろ。内容に関してはユノハもノータッチだし、言い訳がきかないぞ』

 

ドキンダムまでいじめてくる。ひでぇ奴らだ。

 

聞けばリアス達もCDを予約しているとのこと。オカ研の皆もそれぞれ予約しているんだとか。うわーん!周りに買う人が多すぎます!(アリス並感)

 

あ、あと俺のお給金のことですが、桁が間違いにしてはあまりに多かったです。具体的に言うと0が7個以上ありました。うそでしょ……

 

まぁ、これで幽さん達を養える……って思った矢先なのだが、幽さんはどうやらグレモリー家でも相当有能故の地位を築いていたようで、『今すぐよこせ』『おかのした(即答)』っていうことが出来ないそうだ。以前のロキの時のテロ対応もそれが原因の一つだって。だからもうしばらくはグレモリー家で働くってのと、そもそも幽さんの貯金も大概なそうなので心配はいらないそうだ。セリスさんも同様とのこと。

 

俺は時計を見る。あぁ、苦しい。時計の針が刻むことを止めない。頼む、俺を殺してくれ……。名誉も大金もいらない。全てを0にしてくれ……

 

 

Side out

 

 

イッセーside

 

 

お昼休み。俺はのんびり音楽を聴きながら教室で飯を食っている。至って普通の日常だ。ただ、その音楽が、ちょっとしたどころでない刺激を与えてくれている。

 

「これ……マジか……」

 

「すげぇな……」

 

今は松田と浜本、桐生、ゼノヴィア、イリナ、アーシアと一緒に先輩の歌を聞きながらご飯を食べている。

 

そう、今聞いている音楽は先輩のカバーした曲だ。ラインナップを見たが、何というかアニオタに優しい仕様になっているというか、むしろアニオタにしか伝わんないんじゃないかって感じのラインナップになっている。

 

ただ、そのチョイスがどれも先輩の過去への想いを想起させてしまう。先輩も『どうせなら俺の趣味を全開にしたかった』とか『裏なんてないさ』なんて言っているけど、どうしても先輩の苛烈な過去がよぎってしまう。

 

「岸波先輩、何でも出来るって思ってたけど、まさか歌まで歌えるなんてね」

 

「だろ?桐生の言うこと、すげー分かる。あの人何が出来ないんだ?」

 

桐生の言葉に同感しかない。マジで天才だよな、あの人。

 

「それにしても先輩がお前に試聴させるなんてな」

 

「お前最近先輩に可愛がられすぎじゃないか?」

 

松田と元浜がそう言う。分かる。俺も正直ダイチさんのことを知らなかったら不思議で仕方なかった。

 

「まぁ、俺もそう思うよ。なーんで俺なんだろうなー?」

 

いくら俺とダイチさんが似ている……というかドッペルゲンガーとか平行同位体とかのレベルでそっくりだとは言え、俺だぞ?しかも先輩の仇とも言える赤いドラゴン付随。意味分かんねーよ。まぁ、それに甘えちゃっている俺も大概だけどさ。

 

「まぁ、いいじゃないか。岸波先輩もそういう所があるんだろ」

 

「ゼノヴィア?」

 

「私も、あの人に正してもらったしな」

 

ああ、それってプールの時のことか。ま、そうだよな。人なんだ、色々あってしかるべきだよな。

 

そんな風に呑気にしていると、カバー曲のトラックが終わる。

 

「あ、終わった」

 

「いいもん聞かせてもらったぜ、イッセー」

 

「いいもんすぎて女子に殺されそうだけどな」

 

松田と元浜の好評を聞きながら、次の曲を探す。あ、これは……

 

「どうしたの、イッセー君?……あっ」

 

固まった俺を不思議がってイリナが覗き込む。スマホを見て、言葉に詰まる。ゼノヴィアも覗き込んできた。うーん、流してもいいかな、これ……?

 

「ああ、『これ』か」

 

「なぁ、ゼノヴィア。これ流してもいい奴かな?」

 

『これ』。それ即ち『創聖のアクエリオン』。先輩が奥さんのことを想って歌詞を書き上げ、そして作曲もし、歌い上げた曲だ。

 

「どうしたイッセー。そんなにもったいぶって」

 

「エロ動画でも間違えて入れていたか?」

 

「ちげーよ。先輩のオリジナル楽曲だよ」

 

そう言うと教室の空気が変わった。他の女子たちがこっちを見てくる。

 

「え、何それ。すげー気になる」

 

「面白そうだな、それ」

 

「岸波先輩、オリジナルも作れるのね」

 

人間3人にそう言われる。でもこれって流していいものなのだろうか。うーん……

 

そんな風に思っていた時だった。教室の入り口の方から声が聞こえた。

 

「イッセーとゼノヴィアはいるかしら?……って、どうしたのこの空気?」

 

我らがリアス・グレモリー部長だ。そうだ、部長なら何か答えをくれるかもしれない。

 

部長は教室に入り、こちらに近付いてくる。

 

「あら、どうしたの皆。そんな顔して……」

 

「部長、これのことなんすけど、これって他の人が聞いてもいいものなんすかね?」

 

そう言って俺はスマホを部長に見せる。画面に映る『創聖のアクエリオン』の文字を部長は見ると、考え込む。少し時間を置いてほほ笑む部長。

 

「別に彼も人の世に出すつもりじゃないでしょ?なら、感想を聞く意味でも聞いてもらったらいいんじゃないかしら?」

 

「まぁ、そうっすよね。じゃあ、流しますか。おい、お前ら。これ聞いたとしても、何があっても先輩の所に突撃するなよ?あの人、そう言うところナイーヴだから」

 

「お、おう……」

 

「いやまぁ、そりゃそうだろうよ」

 

「そんなナンセンスなことしないわよ」

 

ちゃうのよ。これ、先輩にとってすごい重い意味を持つのよ。分かってくれ……なんて言えないよなぁ……。こいつらは『こっち側』の人間じゃない。おいそれとは言えない。

 

「それじゃ、流すぞ」

 

そうして俺は『創聖のアクエリオン』を流す。

 

教室が静まり返り、外の喧騒と先輩の歌声が耳に入る。何でもないお昼時。先輩の感情を具現化したものが流される。

 

3分くらいして音楽が止まる。

 

「こんなもんだ。どうだった?」

 

人間3人はすごい複雑そうな表情をしている。

 

「いや、なんつーか……」

 

「うーん……これ、聞いて本当によかったのか?」

 

松田と元浜は『知ってはいけない先輩の胸の内を知った』みたいな反応。だよね、俺も最初はそう思った。実は無理して曲を手掛けたんじゃないかって思った。けど、先輩は否定した。実はこの『創聖のアクエリオン』は何年も前から温めていたものだって言うのだ。先輩、あんたそれほどまでに奥さんのこと……

 

「これ、本当に岸波先輩が作ったもの?」

 

桐生が質問するのでそれにうなずく。

 

「少なくともオカ研の皆は知っている」

 

ゼノヴィアがそう答える。

 

「なんていうか、『愛する人への激重感情を爆発させたラブレター』って感じね」

 

桐生がズバッと言う。桐生、お前の言いたいことはすごい分かる。普通ならそう言う反応だよね。でも、先輩の過去を知っちゃうと『これくらいなら』って納得しちゃうんだ。

 

俺の勝手だけどさ、この曲って『先輩の後悔と懺悔。それらでも塗りつぶせない奥さんへの愛』と言う面が強いと思う。でも、俺には『奥さんのアクエリオンさんも岸波先輩を今も愛し続けている』っていう想いも偶然だろうけど描かれているって思う。そう言う風に感じるのもきっと先輩と先輩の奥さんが互いに『君が僕の翼だ』なんて思っていたからなんだろうな。文字通り比翼連理って奴なんだろう。

 

「それにしても、この曲の歌詞、ド直球ね」

 

「あ、桐生もそう思うか?」

 

「ええ、そうよ。てか、あの岸波先輩にこんなにも『愛している』って想いを文字に起こさせるなんて、一体どんな女なの?」

 

「さ、さぁ……?」

 

ゼノヴィア、アーシアの教会3人組は気まずそうな顔をし、部長も苦笑する。イリナは分かっていない様子。

桐生よ。それ、先輩の奥さんに向けてのものです。

 

これ聞いた感想をオカ研の皆で言い合ったけどさ、アーシアの言った『愛されるのも大変なんですね』って言葉に部長と朱乃さんが首がもげるほどに頷いていたのが今でも印象に残っている。部長も部長で『奥さんの代わりになるつもりはないけど、それにしてもここまで大きい愛を受けられるのは嬉しいだろうと思う反面ちょっと怖いと思う』なんて言ってた。

 

ただ、気になったのがアザゼル先生の先輩いじり。いつも以上に『ラヴィニア』って名前を出していた。それに対して先輩も悶絶していたし、何があったんだろうか。

 

『お前、幼女にあの曲聞かせたのか……』

 

『うごごご……!!』

 

ま、人には掘り下げられたくないことの一つ二つくらいあるだろ。無理に聞くこともなかろう。

 

あー、俺もいつか先輩みたいに奥さんを貰えるような男になりたいなー!

 

イッセーside out

 

 

 





幼女ラヴィニアの前でアクエリオンを歌ったおまわりさん案件。こいつ幼女にプロポーズみたいな歌を歌ったのか......()

諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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