ハイスクールD×D×R~禁断の使徒が頑張るRe:ライフ~   作:ブラッキオ

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ウマ娘への初課金で当てた☆3は通常オグリキャップでした。




第86話 稲荷ワン

 

イッセーside

 

新幹線内で俺とゼノヴィア、イリナはアーシアが作ったおにぎりを食べた。中身は色々あったが、インパクトに残っているのは『ツナマヨ昆布』と『鮭味噌マヨ』。せ、聖女様と呼ばれたアーシアがそんな業の深いもんを作るなんて……!

 

あと、元浜と松田からエロビデオ鑑賞会に誘われたが、断った。俺、実はやることがいっぱいなんだ。男としてというより、世界の存亡のために。これから起こるかもしれない『あること』に備えて、アーシアを守るんだ。これはゼノヴィアもイリナも木場も知っている。知らないのはアーシアだけ。うーん、アーシアも知っておくべきと思いたいけど、あの子は気負うだろうし言わない方が吉だよね。

 

そんな雑多なこともあり、俺達は京都駅のホームにいる。憧れの京都だ。桐生の先導で俺達は改札の方へと向かう。

 

そんな道中、痴漢事件が起きた。のだが、どうやら一人の男性が一本背負いで犯人を投げ飛ばして、警察が来るまで時間稼ぎをしていた。京都も治安がいいのか悪いのか分かんないねー。

 

「痴漢ね。皆も気を付けてね」

 

「お前は大丈夫だろ、桐生」

 

「桐生が言っても説得力がない」

 

「はい、そこのクソ野郎ども、後で覚えておけよ」

 

教会3人組も初めての光景でテンションが上がっている。そんな光景を見ながら馬鹿二人の悲しいであろう末路を想像した。

 

「えーっと、ホテルが集合場所で、駅周辺にあると……今出てきたのが、西改札口。バス停方面に出て、右方向に……」

 

桐生も班のリーダーとしてまとめてくれている。しかし……京都だ。実に京都だ。先輩ならイリス云々を語るだろうな。『史上最強の腹パン』とか『壁ドンならぬ駅ドン』とか言われてるあれ。正しくガメラのことを言っているのか、それとも『らき☆すた』の方を言っているのかは不明だろうけど。

 

……ドライグさん、一応聞きたいんだけどさ。

 

――「馬鹿言うな。お前の言う『イリス』とやらの進化能力などありはせん。あったら今頃、俺達自身が世界諸共死んでるわ」

 

だよな。ちょっと安心した。もしも、イリスのあれがドライグさんに備わっていたら、それこそ俺は死んだ方がマシだろ。いや、死んでも神器が誰かに引き継がれるならいっそ生きて監視されていた方がいいか。

 

桐生も桐生で行先を把握したようで、俺達はあいつに着いて行くことにした。

 

京都駅から数分歩いた所にあったホテル。その名は『京都サーゼクスホテル』。近くには『京都セラフォルーホテル』もあるって。……いや、あんたらどんだけ京都を占領してんねん!?

 

まぁ、そのおかげでこんなにもいいホテルに格安で泊まれているんだから、うれしいと言えばその通りだ。

 

入口のボーイさんに学生証を見せて、中に入る。いやぁ、実に豪華なもんだ。松田と元浜、桐生は圧倒されている。ロビーから少し進んだ先にはホールがあり、そこには駒王学園生徒たちがいた。

 

時間が少し経つと、クラスごと班ごとの点呼が始まる。全員ホールの床に座り、先生たちの注意事項を聞いている。

 

アザゼル先生とロスヴァイセさんもいる。何やら話し込んでいる様子。

 

お、ロスヴァイセ先生が前に出た。

 

「百円均一ショップは京都駅地下のショッピングセンターにあります」

 

……なんかとんでもない話が始まったぞ?

 

「何かあったらそこで買い足すように。お小遣いは計画的に使いましょう。学生の内から豪快なお金の使い方をしていたらろくな大人になりませんよ」

 

始まるロスヴァイセさんの講義。先生、それ絶対に部長さんの前で言わないでくださいね……。

 

百均への熱弁にアザゼル先生も参っている様子。ああ、これってロスヴァイセさんの独断なんすね。ご愁傷様です。

 

ただまぁ、ロスヴァイセさんは美人で真面目ってのもあって、生徒たちからの人気も高い。皆から『ロスヴァイセちゃん』なんて言われて親しまれているし、この熱弁も悲しいことにいつものことだから皆気にしてない。

 

ヴァルキリー先生の熱い講義が終わると別の先生へバトンタッチされた。

 

前に立つ先生の最終確認を聞いた後、ホテル内での注意や午後の行動についてなどを聞いて、俺達は解散した。

 

各々ホテルのキーを受け取っていく。基本的に二人一組だが、実は俺は余り者故に一人部屋なのだ。やったぜ。俺は何故かアザゼル先生から直接キーを受け取り、自分の部屋に行く。

 

そこで待っていたのは八畳一間の和室。古いテレビに丸テーブルなど、最低限なもの。しかも置いてある物も全部古い。

 

「いやぁ……いいね」

 

悲しむかって?怒るかって?馬鹿か。俺はな、夏の合宿で文字通りの地獄を見たんだ。野山の土の上で雑魚寝。気が付くと目の前で火を噴こうとするドラゴン。そんな生活に比べたら、こんなにも環境の整った部屋があるか。……正直、他の部屋の豪華さが妬ましいとは思うよ。それでもあの時に比べたら全然いい。寧ろ他が洋室なことを考えると、日本人の俺にはこの和室が一番だ。

 

その後やって来たロスヴァイセさんから俺がこの部屋になった真実を聞いた。何でも、修学旅行の間は俺の部屋が作戦会議室になるんだとか。その部屋の確保も、ちょうど一人だった俺という好都合な存在がいたってわけだ。あ、なるほどね。

 

その後、元浜松田がやって来た。地図を開いて、予定にはない伏見稲荷大社に行かないかなんて言ってたので、アーシア達も誘って行くことにした。

 

 

――

 

 

京都駅から一駅。稲荷駅を降りて、伏見稲荷大社の前までやって来た。皆楽しんでいる。かく言う俺もテンションが上がっている。

 

神社の中にも部長のくれたパスがあるからすんなり入れた。ただ、ちょっと視線を感じた。やっぱり監視はするのね。まぁ、俺達は悪魔と天使。異質にも程があるってもんか。

 

進んで本殿。更に歩いて稲荷山へ登る階段。ついに千本鳥居の所まで来た。俺達はそれを見ながら、山登りすることになる。

 

道中元浜が息を荒げることになった。俺も昔ならそうなっていただろうけど、今は違う。何せ元龍王に鍛えられたからな。アーシアも合宿で鍛えたのか、体力が有り余っているくらいだしな。ありがとう、アザゼル先生。

 

しかし、山か。頂上まで行きたくなるな。

 

「わりぃ、俺、ちょいとばかり先にてっぺん行ってくる」

 

皆にそう告げ、俺は先に駆けあがる。

 

頂上らしく所に行くと、そこには古ぼけたお社が一つ。周りには人がいない。

 

他にも道があったし、間違えたかな?しっかし、周りが木々でうっそうとしているからか、ちょっと暗いな。

 

他に人もいない。風で木々がざわめく音も聞こえる。とりあえず、お社に手を合わせて下山するか。

 

お社でパンパンと手を合わせる。

 

『ハーレム王になるに相応しいくらいの強さが欲しい。だから、もっと強くなれますように』

 

なーんて邪念の籠った願いを半分、真剣な強さへの願いを半分込めて念じた。

 

よし、皆と合流だ。

 

俺はその場を後にしようとした時、声が聞こえた。

 

「もしや、そなたは……」

 

突然の声にビックリし、俺は周りを見渡す。気が付いたら囲まれていた……んなことあるか。俺だって馬鹿じゃない。気が付いていたさ。『人はいない』が『人じゃないのはいる』。それくらいタンニーンのおっさんとの訓練で身に着けた気配の察知術で分かる。

 

俺はとっさに赤龍帝の籠手を出す。

 

「神前なんだ、血を流すのは良くないだろ」

 

そう言うが、あちらは物怖じしない。

 

少し身構える俺の前に、一人の少女が現れる。きれいな金髪に金色の瞳。背格好からして小学校低学年と言ったところか?巫女装束も妙に様になっている。

 

だが、その気配は人のものじゃない。それに見た目でもはっきりと分かる。

 

狐の耳だ。普通、人間にはないものがその子にはある。猫耳は普段から見慣れているが、そうじゃないのを見るのは初めてだ。

 

そんな女の子だが、まるで何かに縋るかのように俺に語りかけてきた。

 

「『岸波大地』を知っているか?」

 

……え?

 

「『岸波大地』、という男を。人間の身でありながら妖怪を完膚なきまでに叩き伏せる稀代の英雄を、今を生きる源頼光を知っているか?」

 

「知ってるも何も、俺の先輩だし、すっげー世話になってるけど……」

 

そう言うと、その子は希望を見出したのか、目を輝かせ、瞬時に顔をうつむかせる。

 

「イッセー君!」

 

「イッセー!」

 

「イッセーさん!」

 

後ろから声が聞こえる。教会3人組だ。どうやら俺に追い付いた様子だ。

 

「これは一体どういうことだ?」

 

「私達、許可は貰っているのよ?」

 

ゼノヴィアとイリナがそう口にする。俺もそう思っていたんだよ。

 

「なぁ、教えてくれよ。確かに俺達は悪魔と天使だけど、ここに入る許可は貰ってる。何で俺達を囲むんだ?」

 

そう聞くが女の子はうつむいて答えない。

 

少し間をおいて顔を上げるが、俺には答えてくれない。

 

「そうか……そうか……。すまない、いきなり無礼なことをした。皆の者、一旦撤収じゃ。ここで接触しても埒が明かないだろう。次はちゃんとした所を通す。……希望が見えてきたのじゃ」

 

彼女がそう言うと、周りの人外たちは一斉にいなくなった。

 

俺はあの女の子が岸波先輩の名前を知っていたのを疑問に思ったが、それ以上に嫌な予感がした。先輩、もしかしたらマジでろくでもないことが京都で起きるかもしれません。

 

 

イッセーside out

 

 

 






諸事情によりこの作品の全データが吹っ飛んで継続投稿のやる気も吹っ飛んだうp主です。HSD×Dから逃げるのも癪なせいか、リブートも本格的に視野に入って来た次第です。心機一転のリブートをするか、それともこの作品を意地でも続けるかアンケートと取りたいです。因みに、リブート後だと主人公の眷属は完全ハーレムでない方がやりやすそうなので、完全ハーレムでなくなります。とりあえず12章は意地でも書ききります。

  • 無理スンナ。リブートしたらしたで読むで
  • 逃げるな卑怯者(炭治郎並感)
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